ジョージ・セル談話室


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20世紀最大の指揮者の一人、ジョージ・セル。彼の音楽について語り合いましょう。
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ニューイヤーコンサート? やっぱりセルが好き! 投稿日: 2023年01月05日 04:44:16 No.514 【返信】

明けましておめでとうございます。今年も宜しく御願い致します。

新春はやはりウィンナーワルツという事でこんなレコードを引っ張り出して来ました。

このレコードを聴いていると、セルが微笑みながら指揮をしてオケメンバーも「たまには親分の趣味に付き合ってやるか!」と
笑顔で演奏しているシーンが目に浮かびます(決してそんな事は無かったとおもいますが)

ボスコフスキー等とは全く異なるアプローチですね。私は大好きですが‥

もう1枚はウィーンフィルとの録音(1934年) ベームとのカップリングが素敵なレコードです。

ウィーンフィルが本当?のウィーンフィルであった頃の演奏。良いですね~

戦後クリップスが振っていた頃がウィーンフィルが本当のウィーンフィルであった最後ではなかったかと思います(あくまで私見です)

現在のウィーンフィルは‥

マゼールの登場は確か80年が最初。セルがあと10年長生きしていてくれれば‥


KINO 投稿日: 2023年01月05日 22:40:05 No.516
セルのウインナワルツ、今年も聴きました。ヨーゼフの作品(うわごと、オーストリアの村つばめ)に特に共感が示されている気が致しますが、いかがでしょうか?もっとヨーゼフの作品を録音して欲しかったですね。そう言えば今年のウィーンフィルはヨーゼフ特集でしたね。天体の音楽やうわごと、オーストリアの村つばめも演奏して欲しかったです。
ed 投稿日: 2023年01月06日 10:59:54 No.517
みなさま、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

セルが好き!様、ありがとうございます!
お陰様で、只今朝の朝食に全集から引っ張り出してきて聴いております♬
素晴らしい演奏ですね!
こうも、ウィーンを日本で感じることができるとは思いませんでした。ステキです。

KINO様
ヨーゼフの作品は私も只今知ったのですが、このうわごと、と村つばめにウィーンの春を感じてしまいました〜!!
目の前を光の粒子が飛び交っております笑
ちょっと見てみると、この「うわごと」を聴いた兄のヨハンが「弟の方が才能がある、私には人気だけだ」
みたいなことを言ったとか。
私もこの作品を一聴して、すごい!ストリングスの高鳴りがたまらない〜!!と思わず目がハートになってしまいました。

ニューイヤーコンサートなんかでよく聴いていたワルツのはずなのですが、
今回こうして聴いてみると、なんか次元が違いますね。
自分が盲の状態だったものがなんだか啓けてきそうな気配すら感じさせます。

人生、ワルツを楽しめるか、どうか、ですね!!
セルが好き!様ご紹介してくださってありがとうございます!!
浅野修 投稿日: 2023年01月07日 23:59:16 No.518
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

皆さんの書き込みを見て久しぶりにSzellのウインナワルツ聴きました。

いつもピチカートポルカを聴いて、Szellの謹厳な指揮ぶりと、その要求に応え必死に演奏する楽員の光景を想像してしまいます。

弦楽器のピチカートは、チャイコの4番の3楽章をどうしても思い出します。

ロンドン交響楽団のSzell未承認のCDでなく、クリーブランド管弦楽団とのすさまじい合奏の3楽章です。

今年こそ、コロナが落ち着き少しでも世の中が良い方向になりますように。

失礼しました。
やっぱりセルが好き! 投稿日: 2023年01月08日 03:44:52 No.519
【郷愁】という言葉がありますが、生まれ育った欧州に対する想いは晩年になり益々強くなったのではないでしょうか?

エリカ・モリーニとの良好な関係も同郷?だった事が大きかったのでしょう。

ご紹介したウィンナーワルツやセルが「ムッターランド(母国)の音楽」と呼んだドヴォルザークやスメタナを聴く度に、
セルの欧州に対する郷愁を感じます。

そんなセルの想いを感じさせるレコードを又ご紹介したいと思います。


セルの第九Live みーぼー 投稿日: 2022年12月18日 13:28:28 No.491 【返信】

 少し遅れましたが、セルの第九Live音源情報です。
 浅野様の情報のDisco Archivia368、375は第2期の販売リスト(DA351~388)に有ったものです。
丁度10年前になりますが、倒産の噂の最中に注文、送金してみましたが品物は届きませんでした。
その後、シンシナティ響の第九の情報は全く見聞きしません。
第1期販売の作品はすべてリスト(DA326~350)通りの音源でしたので、シンシナティ響の第九も実在する
ものと確信する次第です。
 次のブロッサム杮落としの第九につきましては、当時のプログラムに二日後の21日にFM放送予定が記載
されています。第九のLiveですから、その後も何度か全曲放送が有ったと思われます。
確認できる放送としては2014年2月16日にWCLVで、第4楽章のバリトン独唱途中から終わりまでの約17分間
が放送されております。もちろんステレオでの放送でした。
また一昨年まではクリーヴランド管のHP内のSoundwaveで第4楽章の冒頭3分程聞くことが出来たのですが、
現在は見当たりません。
ご参考まで。
浅野修 投稿日: 2022年12月18日 16:44:20 No.492
みーぼー様、はじめまして。

貴重な情報ありがとうございます。

私は、リストを何年か前にネットで見ただけで、音源は何も持っていないのですが、

みーぼー様は、第1期の音源はお持ちなのでしょうか。

セルのLive録音はたくさん聴きたいです。
やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年12月19日 04:09:43 No.493
ミーボー 様 

貴重な情報有難う御座います。

やはりWCLVが放送していたのですね。録音が残っている事がはっきりしました。

92~95年頃CS-PCM CLASSIC7で放送されたWCLV提供のLive録音は(デジタル放送なので当然ですが)
音質も素晴らしく、
当時エアチェックマニアの方からDATテープにダビングして頂いた10数公演の録音は私の宝物です。

WCLVがセルの録音をまとめてCD化してくれないものでしょうか? 期待!!!
やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年12月19日 04:16:10 No.494
みーぼー 様

お名前をミーボーとカタカナ表記で投稿してしまいました。
失礼しました。御容赦下さい。
みーぼー 投稿日: 2022年12月22日 17:04:36 No.495
 以前書かせて頂いたことがありますが、Disco Archiviaは音源毎に音質面での個体差が大きく一般的に
お勧めできる代物ではありませんでした。
希少な音源として第1期を購入、第2期は倒産時期でしたので試しに10枚だけをオーダーしましたが結局
届きませんでした。その中で2種類の第九をオーダーしておりました。

 やっぱりセルが好き! さん仰せの通りWCLVがCD化か、それが無理でも積極的に放送して欲しいですね。
最近のWCLVはめっきりセルのLive放送の回数が減って来ているのが気がかりです。
お持ちのCLASSIC7の録音とおそらく同一音源を私も愛聴しておりますが、現在となっては希少音源ですね。
 ラジオ・フランスはLiveだけでなく頻繁にセルの放送をしますし、昨年暮にはDeutschlandfunk Kulturで
65年ヨーロッパツアーに於ける6月7日ベルリンフィルハーモーニーでのLiveの模様を丸々放送。初放送か?
カラヤンの本拠地での 「エロイカ」 はオケもセルも力が入っており、第4楽章最後のアップテンポは他の
CLOとセルのエロイカのLiveとは全く異なるものです。
本家のWCLVにも是非、件の第九やメンデルスゾーンの「イタリア」の放送を期待しております。
R・コンラッドにメールしようか!(笑)
失礼を致しました。
やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年12月23日 04:24:25 No.496
みーぼー 様

本当にメールしましょうか?(笑) WCLVには多くの録音が残っている筈ですし、  
内容も素晴らしいのでCD化すれば引き合いは多いと思うのですが‥

66年のブルックナー3番・同年の「死と変容」67年フランクルとのK482等本当に名演だと思います。

予約販売(多少高価になっても!)無理ですかね?

65/6/7のLive録音が放送された事は初めて知りました。現在でも音源入手は可能なのでしょうか?宜しければ御教示下さい。
みーぼー 投稿日: 2022年12月26日 21:48:06 No.502
 やっぱりセルが好き!さんのご指摘のようにWCLVには多く(多分すべて)の録音が残っている筈です。
内容も素晴らしくCD化を望みますが、コマーシャルベースという点で実現が厳しいのかも知れませんね?

 さて、昨年放送のベルリンでのLive録音について出すが、
長年、音源交換や放送、その他の情報共有をさせていただいております方々との関係上、現時点での音源
公開は難しい状況です。
放送情報のお知らせのみで、ご希望にお応えする事が出来ず誠に申し訳ございません。
失礼を致しました。
やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年12月27日 05:05:35 No.504
みーぼー 様

WCLVの録音は既に(それなりの音質で)幾つかの怪しげな?レーベルからCDorCD-R化されて出ていますが
(CLASSIC7の放送をCDorCD-R化したものもあるのではと思います)
やはり本家のWCLVに全てをセットにしてCD化を期待したいですね。デジタル化しているでしょうから音質劣化の心配は無いのかも知れませんが‥

昔と異なりCD時代になってからは、思いがけない録音がぽろっと出て来たりしますので、
ベルリンLive録音についても期待して待ちたいと思います(笑)
みーぼー 投稿日: 2022年12月29日 00:35:08 No.506
やっぱりセルが好き!さんへの質問です!
 WCLV音源を放送したClassic7のデジタルか、その他FM横浜等のアナログか、その音質の違いを判別
出来る耳は持ち合わせていないのですが、、 一連の放送音源はとにかく素晴らしい音質と思います!
 にも関わらず元音源とは異なり、海賊版など劣悪なCD、VD-Rは後を立ちません。裏を返せばそれだけ
需要が有るということなのでしょう。Classic7の音源はVirtuoso、"000"Classics 、ILLUMINATION 等の
海賊版音源になっている模様です。

 ところで先に やっぱりセルが好き! さんが、あげておられたチェコ・フィルとの ”第九”の音質
についての質問ですが、、、
数年前、この ”第九”はST-LAURENT STUDIO (海賊版?)レーベルで販売されていましたが、中身の音質が
不明で購入に二の足を踏んでおりました。
ただ同日、”第九” の前に演奏した ”コリオラン序曲” の音質は素晴らしく、おそらく”第九”の原音も
優良な音質と確信しております。この ”コリオラン序曲”は現在もYou Tubeで聴けます。
ご紹介のORGANUM(?)レーベルの、音質の程度は如何でしょうか?
フィルハーモニア版、ウィーンフィル版との比較でも構いませんので、お聴きいただいた印象をお聞かせ
頂けるとありがたいのですが、、
宜しくお願い致します。
やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年12月31日 05:13:49 No.510
みーぼー 様

音質良好 ジョージ・セル/チェコ・フィル ベートーヴェン交響曲第9番
1959年「プラハの春」音楽祭ライブ
オルガヌム110144AL
ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付き」(チェコ語歌唱)
ドラホミーラ・ティカロヴァー(ソプラノ)、ヴィエラ・クリロヴァー(アルト)、
イヴォ・ジーデク(テノール)、ラディスラフ・ムラーズ(バリトン)
ジョージ・セル指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団・合唱団
1959年6月3日、プラハ・スメタナ・ホール
モノラル ライブ
※ジョージ・セルが「プラハの春」音楽祭に参加、チェコ・フィルを指揮した際の記録。音楽祭最終日の閉会コンサートではベートーヴェン第9の演奏が行われるが、当時の慣例としてチェコ語による歌唱となっている。ドイツ在住ロシア人コレクターからの提供音源で、音質の良さからエアチェックではなく放送局保管音源のコピーと思われる。チェコ(録音当時はチェコスロバキア)は、スプラフォン・レーベルを代表されるように東欧諸国の中では録音技術が優れており、放送局のライブ録音も当時の西側諸国に劣らないと言われるが、当ディスクのオリジナル音源の状態も、ヒス・ノイズも極小で各セクションのバランスも良好。当時のライブ録音としては十分に優秀な状態。ただし、放送録音らしいと言うか、良い意味での演出は皆無で、会場で鳴っている音を「とりあえず収録しました」という印象で、高域や低域を無理に伸ばさない中域主体の音作り。音楽祭ライブという祝典的雰囲気、ベートーヴェン第9のスケールの大きさなどは感じさせず、こぢんまりとまとまってしまっている感は否めなかった。
ディスク化に当たっては、周波数バランスを中域主体からフラット・バランスへ修正、併せて周波数レンジも拡張、また中・高域に若干のピークがあったため修正。第4楽章声楽部分にリミッターがかかっていたため音量の調整等、いくつかの補正を行った結果、ベートーヴェン第9らしいスケールの大きな響きを復元することができ、一般的な鑑賞には不満のない状態となった。
ジョージ・セルは母親がスロバキア人であり、第二次世界大戦前、プラハのドイツ歌劇場の音楽監督に就任するなど当時のチェコスロバキアとの縁は深く、チェコ・フィルとは、英HMVにレコーディングを行うほか(ドヴォルザークの「新世界から」、カザルス独奏によるチェロ協奏曲はよく知られている)、しばしば客演も行った。戦後は、セルが活動の拠点をアメリカに移したため、チェコ・フィルとの関係は薄れたが、それでも1959年の当公演、1963年ザルツブルク音楽祭において共演している。
当公演の演奏は、セルが音楽監督を務めていたクリーヴランド管との演奏と基本路線と同様だが、セルはチェコ・フィルに対してクリーヴランド管ほどのアンサンブルの精緻さは求めておらず、引き締まった機能美よりも、中欧の団体らしい木質的な暖かさ(チェコ・フィルの弦や管の渋さが理由か)、鄙びたローカルカラーが感じられるところが興味深い。また第4楽章のチェコ語歌唱も、当時はそれが常識だったためか違和感なく聴ける。なお、当公演では、交響曲第9番の前に「コリオラン」序曲が演奏されており、こちらは以前、海外でCD化されていた。
ちなみに当公演時のエピソードではないと思われるが、ある時、セルとチェコ・フィルのリハーサル休憩の際、楽員の一人が同僚にチェコ語の方言?で、セルのことを「仏頂面だからなあ」と言ったところ、すかさずセルが「そんなことないさ」と同じ方言で返したという。楽員は、セルをハンガリー系または独墺系と認識しており、チェコ語が理解できるとは思わなかったのだろう。セルは東欧やロシア語も含めてヨーロッパ諸国の十数カ国語が堪能だったと言われ、公開レッスンでもヨーロッパ各地から集まった学生が様々な言語で質問しても、通訳を介さずに学生の使った言語で回答していたという。第二次世界大戦前の独墺系の指揮者は、ドイツから旧オーストリア・ハンガリー帝国領内、さらにはロシアまでの広大な地域の歌劇場間で転職を繰り返しながら、より高いポストにステップアップしていくことが通常の出世ルートだったから、各地の言語を習得することは必須だったのだろう。
ジョージ・セルは当ディスク以外に、ベートーヴェンの交響曲第9番を1961年米コロンビアにクリーヴランド管とスタジオ録音したほか、1968年にニュー・フィルハーモニア管、1969年にウィーン・フィルとライブ録音していた。

「マエストロ・ガレージ」というHPを覗いてみて下さい。
CDではなくCD-Rです。このレーベルの製品紹介は添付の様に非常に詳細で、参考資料になるレベルと思います。
説明が非常に丁寧なので好感を持ち海賊盤?と思いながらも手を出してしまった訳ですが‥
モノラル録音ですので後のステレオ録音との比較は厳しいかも知れませんが、個人的には十分鑑賞に堪え得るレベルだと思います。

正規録音と異なりLive録音=海賊盤?問題は悩ましいですね。
昔話になりますが私と同様に(エアチェックマニアで有名だったN氏から)ダビングDATテープを入手したある人物から、
「CD化して販売しようと思うので解説を書かないか?」と誘われた事もありました。

最近ではチェリビダッケのブルックナー8番(リスボンLive)が話題になっている様ですが、何時になっても変わらないなと思っています。

CLASSIC7とFM横浜の比較‥ N氏からダビングして頂いた中でシベリウス2番が2種類あります。

1966/10/15⇒CLASSIC7(当日プログラムはシュテファン王序曲・ト短調・シベリウス2番)
1970/1/8 ⇒FM横浜(ローマの謝肉祭序曲・シューマン チェロ協奏曲・シベリウス2番)

演奏は文化会館Liveを思わせる70年が熱量?の差で66年よりも優れていると思うのですが、
音質的には66年が上かな‥(強奏部のクリアさ)

やはりWCLVに全ての録音をCD化してもらうしかないですね(笑)

※シューマン・チェロ協奏曲のソリストはリン・ハーレルです。
みーぼー 投稿日: 2023年01月01日 13:02:09 No.513
 やっぱりセルが好き!さんへ
詳細なレポート、聴き比べの感想などありがとうございました。
海賊版(?)CD-Rでも音質はかなり良好なものと理解致しました。今後の参考にさせて頂きます。
 ご紹介のシベリウスの交響曲第2番は演奏会場、録音状況での差異はあるものの、どの演奏も
基本のアプローチが昔から一貫していて素晴らしいです! 希少なLive録音をお持ちなのですね。
今年もセル情報、宜しくお願い致します。


Xmasアルバム? やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年12月16日 04:27:21 No.490 【返信】

ひょっとするとセルのレコードの中で最も入手困難な1枚かも知れません(笑)

これも昔、米国の業者からおまけで貰ったレコードです。この手のレコードにありがちですがジャケットから取り出した時は埃&キズで、
針を下ろすのをためらう程酷い状態だったのを憶えています。

BARBRA STREISAND(まだ現役?)・TONY BENETT・BROTHERS FOUR等懐かしい当時の歌手達の中にセルの不気味?な笑顔が‥

ジャケット・レーベルにもGOOD YEARのロゴ入り。一般販売されたのではなくGOOD YEARがCOLUMBIAに依頼して作製し、
Xmas時期に顧客にプレゼントしたレコードでしょうか。

このレコードに収録されているのは2曲だけですが、ひいらぎかざろう・もろびとこぞりて・パタパンの3曲が録音されたのは67/5/12。
この年のXmasシーズンに配布されたのでしょう。

ポップス歌手達の中に何故セル・COが入っているのか?
この様な曲であればルイスレーンがポップスオーケストラと録音すれば良いのに‥
小曲3曲だけをわざわざ5月に正規録音したのは何故?

等々考えれば不思議なレコードですが、ここでセルの車好きを思い出しました。
もしかするとセルとGOOD YEARには特別な関係があったのかも?

少し早い?ですが今年の投稿はこれが最後になります。
この1年有難う御座いました。皆様良い年をお迎え下さい!




4種の第九! やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年12月07日 02:59:17 No.483 【返信】

今年も残すところ一月足らず。本当に早いですね。

12月師走と言えば(日本だけですが)第九!12月中に日本全国で一体何回の第九が演奏されるのでしょうか?

セルの第九の素晴らしさは、全ての楽章を通してのバランスの良さと見通しの良さ。
私に「なるほど第九というのはこういう曲なんだ」と解った気にさせてくれたのがセルせした。(Robert Shawの合唱指揮による4楽章のバランスの良さは本当に素晴らしい!)

米EPICはBOX2枚組でカップリングは8番。英COLUMBIAはバラ2枚組で、ジャケットデザインは同じですがカップリングが異なります。
Side4はワーグナーのマイスタージンガー序曲とトリスタンとイゾルデの前奏曲と愛の死。
ワーグナーがベートーヴェンに心酔し【初演以降評価が今一つだった第九を念入りな準備の下にドレスデンで蘇演した事により第九の評価が定まった】
というのは有名な話ですが、このカップリングは最高です!
『歓喜の歌』の高揚感をマイスタージンガー序曲で更に高め、最後は愛の死で全ての音が消えてゆく‥
私がこのレコードを愛してやまない理由です。本当に聴く度に感動!

録音を行った60-61シーズン後も、62-63・64-65と定期公演に取り上げているのですが、残念ながらLive音源は残されていない様ですね。


やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年12月07日 03:48:27 No.484
CO以外との第九は3種残されています(全て伝記本に記述があります)

①59/6/3 チェコフィルとの『プラハの春音楽祭』終幕演奏会。

セルにとって20数年ぶりのチェコ訪問。伝記本では【感傷旅行】と表現されていましたが、万感胸に迫るものがあったのではと思います(伝記本301頁)
4楽章は伝統的にチェコ語で歌われており、演奏終了後は「ツェル!」(Szellのチェコ語発音)の大歓声が4楽章以上の長さで続いたとの事。

②68/11/12 (ニュー)フィルハーモニア管弦楽団とのBBCによるLive録音。

COがセルのオケならフィルハーモニアOはクレンペラーのオケ。そこに乗り込んでベートーヴェンしかも第九を振るのですからセルも気合十分!
演奏終了後の熱狂的な拍手と歓声がそれを表している‥と思っていたのですが、セルによれば「オケの状態は非常に酷かった」(伝記本442頁)
クレンペラーの下で当時の(ニュー)フィルハーモニアOの実力はどうだったのでしょうか?

③69/6/22 ウィーンフィルとのLive録音。

セルによれば「ソリスト4人は素晴らしかったが、オケは‥特に木管にムラがあった」
セルは当時ウィーンフィルよりもベルリンフィルを評価していた様です(伝記本448頁)

フルトヴェングラーの様に10種以上とはいきませんが、セルの第九を4種も聴く事が出来るのは幸せですね。

これ以外にセルの第九の音源が残されているのであれば是非御教示下さい。


浅野修 投稿日: 2022年12月13日 19:57:35 No.487
やっぱりセルが好き!様

ご無沙汰しております。

音源は持っていないのですみませんが、数年前に見たサイトにDisco Archiviaのリスト

Disco Archivia 368
George Szell Conducts in Cincinnati Sym.
Beethoven:Sinfonie n. 9 - May 1969
Lee, Hobson, Berberian, R. Lewis

Disco Archivia 375
George Szell Conducts in Stereo
Beethoven:Consecration of House
Beethoven:Sinfonie n. 9
Curtin, Hobson, Haefliger, Paul

がありました。

368は不明ですが、375は記載内容から1968年7月19日ブロッサム音楽祭開幕演奏会のよう

です。伝記のP4332,433。ベートーヴェン作品演奏リスト。

Disco Archiviaのサイトは無くなっているようです。

失礼しました。


やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年12月16日 03:08:15 No.489
浅野 様

御教示有難う御座います。
ブラッサムMusicCenterのオープニング演奏会。確かに第九は相応しい!
これだけのイベントですからWCLVが実況放送しなかったのですかね?是非聴いてみたいものです。

話は変わりますが、67/1/5のBrahms2番・第一楽章の提示部反復は私も理解不能です。
翌日の正規録音では反復無し。同プログラムの7日は録音が残っていない様ですが‥どうだったのでしょうか?


シューマン交響曲4番 やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年11月12日 02:27:23 No.468 【返信】

来日公演の為に用意されたプログラムはA~Fの6種類。
ただE・Fはブーレーズのプログラムなのでセルが振ったのはA~Dの4種類。
複数回(+曲目の重複)もありますが、シューマン交響曲4番が含まれるCプログラムは5月23日の一回のみ。

この日を聴かれた方はおられますか?シューマンの交響曲は如何でしたか?演奏時間はやはり25分位でしたか?

以前ぜん様の問い掛けに孫弟子様がセル以外は不要!とされる曲目をリストアップされていましたが、
私にとってシューマンの交響曲(特に4番)はそれに当たります。

セルのお気に入りは何番だったのでしょうか?
伝説的なルガーノLiveやベルリンフィルとの録音も残されている2番もですが、
定期公演で取り上げた回数は4番が一番多かった様です。

69-70の最後のシーズンに組み入れたのは来日公演の為の準備だったのでしょうか?
70年1月15・17・18日のプログラムはWaltonのHindemith Variations・Mozartのヴァイオリン協奏曲3番(Edith Peinemann)そしてシューマン4番でした。

来日公演の演奏に最も近い!何処かに録音が残っていないのか?聴きたい!!!


やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年11月12日 02:56:18 No.469
伝記本 付録 A 『シューマン生誕150年記念に』(NYタイムズ日曜版〈1960・3・13〉と短いですが
グラモフォンのインタビュー記事〈1969年8月号〉を読めば、
セルのシューマンのオーケストレーションに対する考えを理解する事が出来ます。

セルが最も嫌ったのは【冗長】でした。
多くの(殆んど?)演奏時間が30分程度に対してセルの4番の演奏時間は25分!程度。
これが不要なものを削ぎ落としセルが極めたシューマン4番なのでしょう。

セルの4番を聴き込むと他の演奏は全て冗長(特に第一楽章)に聴こえてしまうので困ったものです。


やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年11月12日 03:36:06 No.470
セルのシューマン4番の正規録音は3種類。

ベートーヴェンの4番やスラヴ舞曲と共にCOとの最初の録音となった47年録音は10inchの単独と
ラインスドルフの1番とのカップリングの2種類が発売されました。

新しい音楽監督を迎えオケメンバーは頑張っているのですが‥
就任早々からセルが行った総入れ替えとも言えるメンバーチェンジ。
この録音に参加したメンバーの中で生き残る?事が出来たのは何人いたのか。
聴いていて少し切なくなる録音です(演奏時間はこの時から25分程度)

55年のMUSIC-APPRECIATION-RECORDは正規録音と言っても会員頒布用で一般販売はされなかった様ですが、緊張感に満ちた素晴らしい演奏です。
55年なのでモノラル盤だけと思っていたのですが、何と!ステレオ盤が存在する様なので探している所です。


やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年11月12日 03:49:30 No.471
最後の60年ステレオ録音。

米EPIC盤はベートーヴェン8番とのカップリング。
英・仏COLUMBIA盤は1番SPRINGとのカップリングです。

この演奏の素晴らしさをどう表現すれば良いのでしょうか?

私にとって《セルのシューマン4番》と《完璧》は同義語です!


やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年11月12日 04:35:08 No.472
セル以外(セルとセット)でシューマン4番を聴くのは‥

私も年齢的にレコ芸・名曲名盤世代ですので、当時評論家達が絶賛していたフルトヴェングラーの洗礼を受けました。
セルとは異なりあるがままをより巨大に激しく!
フルトヴェングラーの演奏を燃え盛る炎とすればセルの演奏は閉じ込められたクリスタルの
中で青白く燃える炎。が私の長年のイメージです。

昔はフルトヴェングラーを聴いた興奮・熱気を冷ます為にセルを聴いたのですが、
今はセルを聴いて凍てついた心を溶かす為にフルトヴェングラーを聴く様になりました。

米EPIC⇒仏COLUMBIA⇒英COLUMBIAの順に聴き、最後にフルトヴェングラーを聴くのが
私のシューマン4番の聴き方のルーチンです。

このレコードの(多分最初の)所有者の方はフルトヴェングラーの大ファンだったのでしょうね。
当時のグラモフォンレコードのジャケットはレーベルカラーのイエロー地に文字だけの統一デザイン。
そこにわざわざ切り抜き写真の貼り付け+見開きジャケットの内側を見るとレコードを聴いた
日付が書き込まれています。

前の所有者の方はどの様な気持ちでこのレコードを聴かれていたのでしょうか?
あれこれ想像するだけで楽しくなって来ます。

「聴く楽しさと持つ喜び」私がレコードを愛する理由のひとつです。


孫弟子 投稿日: 2022年11月22日 05:48:57 No.479
久しぶりに覗いたら私の名前がありましたので、ご参考になるかどうか。
70年の来日前の雑誌の対談で、当時クリーブランド管弦楽団に研究生として行った指揮者の故荒谷俊二がセルのシューマン(確か4番だったかな)の特色を語る記事がありました、お持ちでなければ探して掲載します。

なお私は学生のころ、この曲を73年に若き小林研一郎さんの指揮他で何度も飽きるほど演奏したことがあり、実際飽きてあまり好きではありませんが、選ぶならセルに限る(ただしフルトベングラーの方法論には賛同)の範疇になります。
やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年11月26日 03:28:12 No.480
孫弟子様 荒谷氏の記事、読んだ記憶はあるのですが手元にはありません。是非掲載を宜しく御願い致します。

小林さんの指揮で演奏された事がある‼ 凄いですね。
小林さんはこの曲を指揮するに当たってどの様な指示を出されたのでしょうか?
是非とも御教示下さい。
孫弟子 投稿日: 2022年11月27日 08:58:55 No.481
荒谷俊治さんでした、お名前を間違ってはいけませんね、それと記事は来日前のものとは違って9年後のこれで、かなりの分量があります(しかしシューマンは数行のみでした)。「LP手帳」は充実した雑誌でしたね、特にこのような名指揮者の特集はディスコグラフィも入っていて宝物でした。私はスキャナーを所有していませんのでそのうち機会がありましたら掲載を検討します
小林研一郎さんの件は、当時は学園紛争のピークでしたが私の学校ではどこ吹く風でしたのでNHK大阪はこれ幸いと、ド素人の私たち凸凹大学交響楽団を単独出演させてくれました、テレビなので指揮者だけでも立派な人をと選んでいただいたのですが、演奏は解釈に及ぶようなレベルではなくまとめるので精一杯でした、そんななかで先生のバイブルはやはりフルトベングラーだったようで、たとえばフィナーレの最後のトロンボーンの音を変更したり、休止や強弱などの素人でもできる指示はいただきました。放送録音も、練習録音もあるのですが、これは公開できる類のものではありません。


やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年11月28日 04:57:09 No.482
孫弟子様 有難う御座います。対談形式の記事だった事は記憶にありますので、多分この
【LP手帖】のコピーをどなたかから頂いて読んだのだと思います。

改めて思い付く所を捜してみたのですが見つかりませんでした。機会がありましたら掲載の
御検討宜しく御願い致します。

以前の投稿でも書きましたが万博の年、私は小学3年生。残念ながら未だクラシック音楽に
夢中になるには早過ぎる年齢でした。
もう少し早く生まれていればセルの実演を聴く事が出来たのに‥等とバカな事・叶わぬ夢を
考えたり致します。

今後共種々御教示の程宜しく御願い致します。

P.S ペンギンさんはどうされているのかご存知ですか?
KINO 投稿日: 2022年12月25日 22:21:00 No.500
70年1月15日の演奏はこちらで聴けるようです。

やっぱりセルが好き! 投稿日: 2022年12月27日 04:43:33 No.503
KINO 様

情報有難う御座います。このCDorCD-R?は知りませんでした。
探してみたいと思います。無いと思っていても残っているものですね!


ドイツ語ですが kj30D 投稿日: 2022年10月04日 00:16:05 No.458 【返信】

https://www.deutschlandfunk.de/der-ungarisch-amerikanische-dirigent-george-szell-vor-125-jahren-geboren-100.html

ジョージセルの軽い略歴ナレと
セル本人の声が数秒?入ってますね
ドイツ語は自分はわかりませんが
セルのドイツ語トーキングは
自分は今まできいたことがありませんので
ちょっと感動しました


「レコード誕生物語」 kj30D 投稿日: 2022年10月01日 12:21:04 No.451 【返信】

自分が今年購入した本に「レコード誕生物語」っていう、
音楽の友社発行のムックがありまして、
その中に、シゲティの3回目録音のブラームス(フィリップス)のヴァイオリン協奏曲が生まれるまでのお話が書かれているんですが、その過程の話に自分は衝撃を受けましたね

セルの106BOXのブックレット(またはシゲティセットのブックレット)に、
「シゲティとセルが録音したモーツァルトのバイオリンソナタは1955年8月29日にコロムビアから発売されましたが1957年11月15日に販売カタログから除外されました」っていう記述の実情を見たようで、自分は少し悲しくなりました。

たしかに自分もそれまで、VanguardからCDで出ていたのを買って聴いてはいたのです
なぜ現在ソニーからではなくVanguardからの発売なのか、の真相に近づいたような気がしました

「レコード芸術」誌で連載はまだ続いてるので
ムック2冊目がいつか出ると思います


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