投稿者:やっぱりセルが好き!
今年も残すところ一月足らず。本当に早いですね。
12月師走と言えば(日本だけですが)第九!12月中に日本全国で一体何回の第九が演奏されるのでしょうか?
セルの第九の素晴らしさは、全ての楽章を通してのバランスの良さと見通しの良さ。
私に「なるほど第九というのはこういう曲なんだ」と解った気にさせてくれたのがセルせした。(Robert Shawの合唱指揮による4楽章のバランスの良さは本当に素晴らしい!)
米EPICはBOX2枚組でカップリングは8番。英COLUMBIAはバラ2枚組で、ジャケットデザインは同じですがカップリングが異なります。
Side4はワーグナーのマイスタージンガー序曲とトリスタンとイゾルデの前奏曲と愛の死。
ワーグナーがベートーヴェンに心酔し【初演以降評価が今一つだった第九を念入りな準備の下にドレスデンで蘇演した事により第九の評価が定まった】
というのは有名な話ですが、このカップリングは最高です!
『歓喜の歌』の高揚感をマイスタージンガー序曲で更に高め、最後は愛の死で全ての音が消えてゆく‥
私がこのレコードを愛してやまない理由です。本当に聴く度に感動!
録音を行った60-61シーズン後も、62-63・64-65と定期公演に取り上げているのですが、残念ながらLive音源は残されていない様ですね。