ジョージ・セル談話室


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20世紀最大の指揮者の一人、ジョージ・セル。彼の音楽について語り合いましょう。
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常連の浅野氏から64年にコンセルトヘボウ管と演奏した
シベリウス交響曲2番のライブをもらって聴くことが出来ました。
当時欧州の放送局は仏放送以外モノラルが多く、同時期のフルニエとの
ドン・キホーテはモノなので当然こちらもモノだと推測しながら
再生してみたところ、何とステレオで驚きました。
といっても65年のクリーブランド管とのコンセルトヘボウライブもステレオなので意外ではないのですが、この頃からオランダではステレオ中継も混在するようになってきたのかと考えます。
 さて演奏の方、一言で言うと物凄くテンションが高く、血の気が多すぎて北欧の
シベリウスが解けてしまっているのでフィリップスに録音した同曲と随分違います。
筋肉質的で金管に強いアクセントを打ち込み前へ前へと進みます。勿論第2楽章は抒情的に推移していますが打ち込みは強いものです。
また終楽章はフィナーレに向かってじわじわと盛り上がって壮大な勝利を確信するかの如きクライマックスを築きます。
まるで今現在のロシアに対するウクライナ国民の心情を反映しているかのようす。
勿論そんな事はないのですが聴いてるこちらが勝手にイメージしてしまうような演奏とも言えます。

聴き終えた後、充実した時間を持てた事を浅野氏に感謝です。
結論としてこれはシベリウスを聴くと言うよりセルの心技共に充実期にあった
彼の眼光紙背に徹する厳しく強い表現意欲が優先された演奏で
日頃クリーブランド管で優先されるアンサンブルはコンセルトヘボウ管に任されているようです。


みなさんに聞いてみたいことがありました。 ed 投稿日: 2023年04月03日 22:20:46 No.569 【返信】

みなさま、こんばんは。
年齢とともにクラシックの聴ける範囲が広がっていくようで、さらに言葉にならない奥深さも感じられるようになって、
幸せな日々を過ごしています。

みなさんのセル好きを伺っていると、同じ曲目でも随分と録音年代やレーベルの違いなどで印象が違うなど、ほとんどマニアの領域という感じで、セル愛が文字から伝わってくようで見ていると圧倒されてしまいます。
実はちょっと聞いてみたいことがずうっとありまして、
みなさんはセル以外ではどなたの指揮者のファンだったりするのですか?
他にもこんな人のクラシックをずうっと聴いているよとか、
私が愛する指揮者、愛聴盤などがあれば是非この機会に一度お伺いしたく思いました。

私は朝比奈のブルックナーNo.8(94)とマタチッチNo.7(67)
ヴァントのベートーベン(北ドイツ)やモーツアルト:ピアノソナタ&コンチェルト(Robert Casadesus; George Szell: Cleveland & Columbia Symphony Orchestra)
辺りを定期的に欲してしまいます。最後はカサドシュとセルですね!自分でもびっくりです。

よろしくお願いします。
セルもっと大好き 投稿日: 2023年04月19日 15:41:11 No.573
自分に於けるセルはカリスマであり、それ以外で好きな指揮者はいませんが、曲によってはセルを超える演奏があります。
例を挙げるときりがないのですが、ベートーヴェンの交響曲で言えば、7番はベーム指揮ウィーン・フィル盤(学生の頃、半年間この演奏ばかり聴いていました)、4番ならムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル盤、そして2番であれば、面白いところでラインスドルフ指揮ボストン響など…になるでしょうか。但し全集はと聞かれたら、迷いなくセルの全集になろうかと思います。
ed 投稿日: 2023年04月26日 09:04:50 No.575
孫弟子さん、セルもっと大好きさん、コメントありがとうございました。
セルは完璧主義者だと言われますが、私は最初それを聞いた時正直抵抗がありました。
ひょっとして、冷たい音になっているのではないかと。
でもモーツァルトやヴェートーヴェンなんか、あるいはシュトラウスのワルツなんかを聴いた時、
音の豊かさに何度も再発見があったことを覚えています。
今ではこの全集を買ってとても誇りに思っています。

他にフルトヴェングラーを若い頃に聴いて衝撃を受けたとする人が多くいらっしゃるようなので、
次回は聴いてみようと思いました。
ここの方達はフルヴェンを好きな方はいらっしゃらないでしょうかね。

またの機会に。
またいろいろと、たくさん教えてください。
よろしくお願いします。


65年ヨーロッパツアーの「エロイカ」 みーぼー 投稿日: 2023年04月03日 17:50:54 No.568 【返信】

 Deutschlandfunk Kultur放送録音が視聴可能との、浅野修様の情報を拝見し喜ばしい思いをして
おりました。
ご紹介直後から、Apple Musicのサイト内の ”Remastered 2023”の文字がずっと気になっていて、
視聴してみました。
 抽象的な表現ですが、Deutschlandfunk Kulturの録音音源と比べ、モノラルではありますが音の
広がり、残響、弦楽器の音の分離具合など大変聴きやすい音になっていて驚きました。
浅野様、ご紹介感謝申し上げます。
浅野修 投稿日: 2023年04月09日 14:02:55 No.570
みーぼー様、スレありがとうございます。

Deutschlandfunk Kulturの録音音源は、ステレオだったのですか。気になるところです。

また、セルの「英雄」のライブ録音のデータを書きます。毎度すみません。

1957.2.22/23 レコード録音  クリーブランド管 

1957.8.9 ライブ録音   ベルリン・フィル ザルツブルクライヴ

1963.7    ライブ録音(未聴)ニューヨーク・フィル 定期ライブ?

1963.8.4 ライブ録音   チェコ・フィル  ザルツブルクライヴ

1965.6.7 ライブ録音   クリーブランド管 ヨーロッパツアー、ベルリンライブ

1967.5.11 ライブ録音   クリーブランド管 定期ライブ

1970.5.7   ライブ録音   クリーブランド管 クリーヴランドでのラストコンサート

1970.5.16 ライブ(隠し録り?)セル&クリーヴランド管来日公演 大阪ライブ(Ⅰ,Ⅱ)

失礼しました。  
 
みーぼー 投稿日: 2023年04月11日 02:02:23 No.571
 浅野様ありがとうございます。

 ご質問についてですが、残念ながら19650607のベルリンでの放送音源はモノラルです。
1950年代から外来オーケストラやイタリア歌劇公演をステレオ録音していたNHKとは大違いで、
欧米のステレオ録音事情は10年遅れましたね。
ザルツブルク音楽祭でさえステレオ録音開始が1968年からだったと思います。

 セルの「英雄」録音データにつきましては、当方も概ね同様の視聴をしております。

その他として、
 来日直前の19700507の演奏ですが、同じ曲目で7日、8日の録音がございます。
3年ほど前にこの談話室にてお伝え致しましたが、2020年5月にWCLVで放送された5月7日の     
ステレオ音源と、現在もYoutubeにUpされて7日と記載のあるモノラル音源とは全くの別演奏です。
Youtubeの音源は5月8日の演奏日と推察しております。

また、
 1963年11月22日にケネディ大統領が暗殺され、当日NYフィルの演奏会が中止になりました。
翌日の19631123マチネーの演奏会では、予定されたプログラム1曲目の ”レオノーレ 第3番”を
”「英雄」の第2楽章”と入替えて追悼演奏しています。
当日はオープニングに際し ”各曲演奏後に拍手をしないで”とのアナウンスあり。
最後の「運命」の演奏後も静寂の中でお開きとなりました。
全曲演奏ではないのですが記録として記載致しました。

 セルの「英雄」の演奏会全てを把握しておりませんが、
59年、62年にコンセルへボウ
62年と68年にロンドン響
64年にチェコ・フィル
69年にモンテカルロ管
などが有るようです。
(クリーヴランドとの演奏は把握していません)

 特に19680919のロンドン響はBBCに、19670813のクリーヴランド管とのザルツLiveは
ORF (オーストリア放送協会)に、いずれもモノラルでしょうが優秀な録音が残されていると
確信しています。
19640905のチェコ・フィルとモントルーでのオール・ベートーヴェン・プログラムは同日2曲目の
Vn協奏曲の瑞々しい録音が残されています。「英雄」もラジオ・フランスに眠っていそうです。
それぞれCD発売か、どこからかの放送音源の出現を心待ちしております。
但し、一番の心待ちは19700516の大阪Live後半の第3、4楽章のUpですね!

失礼致しました。
浅野修 投稿日: 2023年04月24日 10:47:14 No.574
みーぼー様、こんにちは。

みーぼー様の「19640905のチェコ・フィルとモントルーでのオール・ベートーヴェン・プログラムは同日2曲目のVn協奏曲の瑞々しい録音が残されています。」の録音ですが、
Apple Musicのサイトにプラハ・フィルとして有るようです。

○Beethoven Violin Concerto in D Major, Op. 61 (Live Recording, Montreux 1964)
ジョージ・セル, Prague Philarmonic Orchestra & ナタン・ミルシテイン
1.Beethoven Violin Concerto in D Major I. Allegro ma non Troppo (Live Montreux 1964) 2214
2.Beethoven Violin Concerto in D Major II. Larghetto 930
3.Beethoven Violin Concerto in D Major III. Rondo Allegro 855

初めは、Prague Philarmonic Orchestraの表記で、気が付きませんでしたが、セルの唸り声が聞こえるほどの録音で分かりました。「英雄」があれば聴きたいですね。

1965.06.07のベルリンLIVEですが、e-onkyo musicのサイトに、他のセルのライブも含めて、flac 48kHz24bitでDL購入出来るようです。

なお、1964.モントルーのBeethovenのVnCについて、興味のある方はこのレスのメッセージの送信を使ってメール下さい。セルの唸り声が聞こえるほどの臨場感のある録音です。

1965の英雄は、みーぼー様の仰る通り凄いです。

失礼しました。


65年ヨーロッパツアーに於ける「エロイカ」 浅野修 投稿日: 2023年03月09日 06:58:02 No.567 【返信】

おはようございます。

情報提供です。

みーぼー様が、以前スレされておりました、
『昨年暮にはDeutschlandfunk Kulturで
65年ヨーロッパツアーに於ける6月7日ベルリンフィルハーモーニーでのLiveの模様を丸々放送。初放送か?
カラヤンの本拠地での「エロイカ」はオケもセルも力が入っており、第4楽章最後のアップテンポは他の
CLOとセルのエロイカのLiveとは全く異なるものです。』

のLiveが、”Apple Music”で聴けるようになっております。(音質、ALAC(Apple Lossless Audio Codec))

Weber, Barber & Beethoven Orchestral Works (1965.6.7 Berlin Live_Szell & CLO &John Browning)
1. Weber;Oberon, J. 306: Overture (Live) 9:55
2. Barber;Piano Concerto, Op. 38: I. Allegro appassionato 13:00
3. Piano Concerto, Op. 38: II. Canzone. Moderato 7:15
4. Piano Concerto, Op. 38: III. Allegro molto 6:21
5. Beethoven;Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55 "Eroica": I. Allegro con brio 15:30
6. Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55 "Eroica": II. Marcia funebre. Adagio assai 16:09
7. Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55 "Eroica": III. Scherzo. Allegro vivace 5:51
8. Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55 "Eroica": IV. Finale. Allegro molto 12:30

聴いてみてください。

失礼します。


セル シューベルト9番ACOライブについて ノルアドレナリン 投稿日: 2023年02月09日 14:13:12 No.553 【返信】

このところ談話室を見てシューベルトの9番について書き込みが多いので久しぶりにACOライブを聴いてみました。前より装置のレベルが上がっているので特長が良く分かります。この録音は数年前にメモリーズからも発売されていますが、それを聴いたときはあまりわかりませんでした。その後偶々スウエーデン放送のP2ライブで放送されたので聴いたところライブ特有の熱気があってとても良い演奏で気に入りました。で、今回改めて聴いたところ、これはそんじょそこらのライブとは桁が違う、まるでフルトヴェングラー1947の運命、ミュンシュパリ管の幻想、ブラームス交響曲1番と並ぶ程の比類なき高みに到達した数少ない演奏に聴こえて仕方ありません。熱気だけでなくセルの気迫と楽員の一丸となって突き進む心技一体の演奏は何が起こっているのか冷静ではいられない演奏。これに比べれば68年?ライブも70年CDもとても静かな演奏でいわゆるシューベルト9番のイメージに合う演奏ですが、この類い稀な演奏を私は何十年と聴いてきた中でも先に述べたフルトヴェングラーやミュンシュと同列に並べて聴き続けていきたいと思っています。



こんにちは。Szellの演奏ではありませんが。

2022年9月3日ベルリン音楽祭、フランツ・ウェルザー・メスト指揮クリーブランド管弦楽団の演奏会のLive録音がNHKの「らじる★らじる」の聞き逃しサービスで1月23日(月) 午後9:10まで配信しています。

曲目は

リーム:作曲「変容 第3」
             (11分31秒)
リーム:作曲「変容 第2」
             (15分50秒)

シューベルト:作曲「交響曲第8番 ハ長調」
             (55分27秒)

(管弦楽)クリーブランド管弦楽団、(指揮)フランツ・ウェルザー・メスト

~2022年9月3日、フィルハーモニー、ベルリン(ドイツ)~

新しいベーレンライター版の演奏とのこと、提示部の反復有りのようです。

48kbpsの速度とのことで、ベルリン・フィルハーモニーのホールの音が聴き取れるのかは疑問ですが。

WCLVのLive録音のセベランスホールと比べてみて下さい。

失礼します。
浅野修 投稿日: 2023年01月19日 06:17:51 No.530
tomari様、レスありがとうございます。

お聴きになりましたら、ぜひご感想をお願いします。

アナウンスでも新べーレンライター版の演奏でテンポが速いと言ってました。

そのあたりの事もよろしくお願いします。
浅野修 投稿日: 2023年01月20日 09:49:33 No.534
tomari様、ありがとうございます。

私は、海外の放送局はWCLVくらいしか分かりませんので、これからも情報よろしくお願いします。

新べーレンライター版の事は書き出しの言葉で、楽譜の違いではなくて、速いテンポとか、ホールの違いとかの事の感想(批評)です。

私は、”らじる★らじる”を録音しただけで、ほとんど聴いていないので、1楽章のテンポが速いのと提示部が繰り返していたくらいしか分かってません。これから、楽章単位でファイルを切り出してWAVEの形式で保存して聴きます。

また書き込みます。
浅野修 投稿日: 2023年02月05日 05:19:58 No.549
tomari様、ありがとうございます。

シューベルト:作曲「交響曲第8番 ハ長調」について書き込みさせて頂きます。

NHKのアナウンスで、新べーレンライター版の事と特に第1楽章のテンポが速い(旧来はゆったりしたテンポで演奏されていた。)と言っていたので、第1楽章Andanteの序奏を聴いてテンポが速いと判断してしまいましたが、提示部からはそんなに速くないと思いました。

比較視聴しましたSzellの1957年レコード録音第1楽章(https://www.youtube.com/watch?v=n9tNqKQs4EE スコア付)は提示部を反復しているようですので、どうしてウェルザー・メストの演奏が約2分も長いのか分かりません。(私はスコアが読めません。)Szellの他の楽章のスコア付は”schubert symphony 9 score”でyoutubeで検索してみてください。

手元にあった、WCLVの2022.8.27クリーブランドでのLive録音、2022.9.3ベルリンでの今回のNHK放送のLive録音、1957.11のSzellのレコード録音のデータ(各楽章時間)を記します。

2022.8.27クリーブランドLive 実測(15'40 13'07 14'33 12'30 )

2022.9.3ベルリンLive     実測(15'35 12'59 14'10 12'22 )

1957.11のSzellのレコード録音 (13'33 13'38 9'08 10'30 )

第3楽章は反復箇所が何箇所も有るようです。また、テンポ・ルバートが目立つ箇所が沢山ありました。意図は分かりません。テンポは速くは無いようです。

全体的には、十分弾きこんだ堂々とした印象の演奏だと思いました。私の事ですから当てにはなりませんが。

また、音の印象は、WCLVの128KbpsとNHKの48Kbpsの放送品質の違いと、セベランス・ホールとベルリンフィルハーモニー・ホールとの違いかもしれませんが、クリーブランドの方が低音が豊か(悪く言うとだぶつき気味)、ベルリンフィルハーモニー・ホールの音は予想通りといった感じ、若干響きが薄いかな。

ベルリンフィルハーモニーでの演奏の方が私は好みです。

とりあえず、こんな感じです。また思いが変わりましたら書き込みします。

失礼しました。
やっぱりセルが好き! 投稿日: 2023年02月08日 04:11:42 No.551
tomari 様

「セルの演奏は長く感じるところが無い」本当にそうですね。

以前投稿しましたがセルが最も嫌ったのは【冗長】

単に反復を実施するかどうか等の演奏時間ではなく《必要な全ての音はあるべき場所に納まっている。それだけ!》

これこそがセルの音楽の素晴らしいさだと思います。


Szellの初期のステレオ録音の会場について 浅野修 投稿日: 2023年01月14日 10:28:01 No.521 【返信】

Szellの初期のステレオ録音の会場について、例えば、[CD21]の「英雄」ですが、初期のCDからずっと”Severance Hall”と記載されていて、何の疑いもなく信じていました。ある時、[CD23]の「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」と「ドン・ファン」が”Masonic Auditrium”だと知りました。これはロマン派の曲だからここで録音したのかなと思っていました。
ところが、COLUMBIA 106CDを買ったら、[CD24]のハイドン交響曲第97番”Severance Hall”以外の初期ステレオ録音は”Masonic Auditrium”が会場と判明して、ヘッドフォン再生で注意して聴くと、残響が長いことが分りました。
Szellの伝記によれば、1958年の夏、パイプオルガンを壁に埋め込む改修工事が行われ本当にデッドなホールとなって(推測含む)、改修後の最初の録音が[CD29]ドヴォルザーク交響曲第8番とのことで、以降は”Severance Hall”の録音となったようです。
[CD24]のハイドン交響曲第97番は、改修前の”Severance Hall”の唯一のステレオ録音なのかもしれません。(モノラル録音は多数有るようです。)
改修後の”Severance Hall”での録音は、Szellの目指した音楽がサウンドとしてハッキリ聴こえてきて、Cleveland Orchestraの凄さはすごく分かるのですが、余りにも完璧すぎてどこか堅苦しさを感じる事も有ります。
人それぞれ好みもあり感じ方は異なると思いますが、サウンド的に残響が適度に有るホールでの録音の方が私には聴きやすく安心感が有ります。
Live録音には、コンセルトヘボウ・ホールやボストン・シンフォニー・ホール等有りますので、また次回にスレしようと思います。

「参考まとめ」

録音会場データ
[CD21]
ベートーヴェン交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
[録音]1957年2月22-23日 Masonic Auditrium
[CD20]
ブラームス交響曲第1番ハ短調Op.68
[録音]1957年3月1-2日 Masonic Auditrium
[CD23]
R.シュトラウス交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
R.シュトラウス交響詩「ドン・ファン」Op.20
R.シュトラウス交響詩「死と変容」Op.24
[録音]1957年3月29日  Masonic Auditrium
[CD24]
ハイドン交響曲第97番ハ長調  Severance Hall
ハイドン交響曲第99番変ホ長調 Masonic Auditrium
[録音]1957年10月25-26日 
[CD22]
シューベルト交響曲第9番ハ長調D.944「グレート」
[録音]1957年11月1日  Masonic Auditrium
[CD27]
ブラームスピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
~ レオン・フライシャー(ピアノ)、
[録音]1958年2月21-22日 記載なし(Masonic Auditrium)
[CD26]
チャイコフスキーイタリア奇想曲Op.45
ボロディンだったん人の踊り
R=コルサコフスペイン奇想曲Op.34
ムソルグスキー歌劇『ホヴァンシチナ』より前奏曲「モスクワ河の夜明け」
[録音]1958年2月28日、3月1日 記載なし(Masonic Auditrium)
[CD28]
J.シュトラウスII喜歌劇「こうもり」序曲[録音]1958年3月1日
オーベール歌劇「フラ・ディアヴォロ」序曲[録音]1957年11月2日
モーツァルト歌劇「フィガロの結婚」序曲[録音]1957年10月25日
スメタナ歌劇「売られた花嫁」序曲[録音]1958年3月15日
ロッシーニ歌劇「どろぼうかささぎ」序曲[録音]1958年3月15日
ベルリオーズ序曲「ローマの謝肉祭」[録音]1958年3月15日

記載なし(Masonic Auditrium)
モーツァルト歌劇「劇場支配人」序曲[録音]1966年1月28-29日

シーズンオフに改修工事行われる。

[CD29]
ドヴォルザーク交響曲第8番ト長調Op.88
[録音]1958年10月25,31日、11月1日 Severance Hall
[CD30]
ウォルトン管弦楽のためのパルティータ
[録音]1959年1月21日 Severance Hall
マーラー『交響曲第10番嬰ヘ短調』よりアダージョ(クルシェネク版)
マーラー『交響曲第10番嬰ヘ短調』よりプルガトリオ(クルシェネク版)
[録音]1958年11月1日 Severance Hall

失礼しました。
やっぱりセルが好き! 投稿日: 2023年01月16日 03:56:50 No.524
セルが亡くなった後、後任となったマゼールとCOの最初の録音は72年Prokofievのバレエ音楽
「ロミオとジュリエット」(全曲)
優秀録音で有名なレコードですが、初めてClevelandにやって来たDECCAの録音チームが、
Severannce Hallを嫌いMasonic Auditriumを使用した事が知られています。

DECCAはステレオ録音初期の頃、ステレオ効果を強調する為に意図的に音が左右に広がる様な
マイクセッティングをした様です。

70年代ステレオ録音技術は当然完成の域に達していた訳ですが、DECCA録音チームにとってはマイクセッティング等でSeverannce Hallよりも
Masonic Auditriumの方が好ましかったのでしょうか。

所謂【ホールトーン】はオケの特色にも非常に強い影響を与えますので興味深いですね。

セルが得意としていた「グレイト」正規録音2種以外にも幾つかLive録音が残っていますが、
私が最も好きななのは65年欧州ツアー時のコンセルトヘボウでの録音です。

コンセルトヘボウの暖かくふくよかなホールトーンと曲の広がりが上手くマッチして、
素晴らしい名演になっています。

セルがオケと共にこのホールを愛した理由を少し解った様な気にさせてくれる録音です。
浅野修 投稿日: 2023年01月16日 07:50:44 No.525
やっぱりセルが好き!様、こんにちは。

DECCAのステレオ録音の私の印象は、個々の楽器の音を、まるでそれそれに専用マイクを使って掬い取ったかのような音を、楽器の各々の位置に定位させ、音場を作り出したように感じていました。演奏会の客席で聴こえてくるようなサウンドでなく、ステレオで聴くと指揮者の位置で響いている様な素晴らしい音がする完璧なバランスでした。
DECCAのステレオ録音を非常に好きな自分と、コンサート会場ではこんな音はしないなと思う別の自分がいました。

Szellの「グレイト」について先を越されましたが、スタジオ録音とLIVE録音を含め、まとめたスレを書こうと思っております。
やっぱりセルが好き!様と同じくコンセルトヘボウでの録音が好きですが、57年のMasonic Auditriumでの録音も甲乙つけがたいです。

また、
[CD24]
ハイドン交響曲第97番ハ長調  Severance Hall
ハイドン交響曲第99番変ホ長調 Masonic Auditrium
[録音]1957年10月25-26日
の改修前のSeverance HallとMasonic Auditriumの印象もレスして頂けると有難いです。

失礼しました。


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