ジョージ・セル談話室


| トップに戻る | 検索 | アルバム | 管理用 | ▼掲示板作るならRara掲示板 |

セルの第九Live
みーぼー 投稿日:2022年12月18日 13:28 No.491
 少し遅れましたが、セルの第九Live音源情報です。
 浅野様の情報のDisco Archivia368、375は第2期の販売リスト(DA351~388)に有ったものです。
丁度10年前になりますが、倒産の噂の最中に注文、送金してみましたが品物は届きませんでした。
その後、シンシナティ響の第九の情報は全く見聞きしません。
第1期販売の作品はすべてリスト(DA326~350)通りの音源でしたので、シンシナティ響の第九も実在する
ものと確信する次第です。
 次のブロッサム杮落としの第九につきましては、当時のプログラムに二日後の21日にFM放送予定が記載
されています。第九のLiveですから、その後も何度か全曲放送が有ったと思われます。
確認できる放送としては2014年2月16日にWCLVで、第4楽章のバリトン独唱途中から終わりまでの約17分間
が放送されております。もちろんステレオでの放送でした。
また一昨年まではクリーヴランド管のHP内のSoundwaveで第4楽章の冒頭3分程聞くことが出来たのですが、
現在は見当たりません。
ご参考まで。


浅野修 投稿日:2022年12月18日 16:44 No.492
みーぼー様、はじめまして。

貴重な情報ありがとうございます。

私は、リストを何年か前にネットで見ただけで、音源は何も持っていないのですが、

みーぼー様は、第1期の音源はお持ちなのでしょうか。

セルのLive録音はたくさん聴きたいです。


やっぱりセルが好き! 投稿日:2022年12月19日 04:09 No.493
ミーボー 様 

貴重な情報有難う御座います。

やはりWCLVが放送していたのですね。録音が残っている事がはっきりしました。

92~95年頃CS-PCM CLASSIC7で放送されたWCLV提供のLive録音は(デジタル放送なので当然ですが)
音質も素晴らしく、
当時エアチェックマニアの方からDATテープにダビングして頂いた10数公演の録音は私の宝物です。

WCLVがセルの録音をまとめてCD化してくれないものでしょうか? 期待!!!


やっぱりセルが好き! 投稿日:2022年12月19日 04:16 No.494
みーぼー 様

お名前をミーボーとカタカナ表記で投稿してしまいました。
失礼しました。御容赦下さい。


みーぼー 投稿日:2022年12月22日 17:04 No.495
 以前書かせて頂いたことがありますが、Disco Archiviaは音源毎に音質面での個体差が大きく一般的に
お勧めできる代物ではありませんでした。
希少な音源として第1期を購入、第2期は倒産時期でしたので試しに10枚だけをオーダーしましたが結局
届きませんでした。その中で2種類の第九をオーダーしておりました。

 やっぱりセルが好き! さん仰せの通りWCLVがCD化か、それが無理でも積極的に放送して欲しいですね。
最近のWCLVはめっきりセルのLive放送の回数が減って来ているのが気がかりです。
お持ちのCLASSIC7の録音とおそらく同一音源を私も愛聴しておりますが、現在となっては希少音源ですね。
 ラジオ・フランスはLiveだけでなく頻繁にセルの放送をしますし、昨年暮にはDeutschlandfunk Kulturで
65年ヨーロッパツアーに於ける6月7日ベルリンフィルハーモーニーでのLiveの模様を丸々放送。初放送か?
カラヤンの本拠地での 「エロイカ」 はオケもセルも力が入っており、第4楽章最後のアップテンポは他の
CLOとセルのエロイカのLiveとは全く異なるものです。
本家のWCLVにも是非、件の第九やメンデルスゾーンの「イタリア」の放送を期待しております。
R・コンラッドにメールしようか!(笑)
失礼を致しました。


やっぱりセルが好き! 投稿日:2022年12月23日 04:24 No.496
みーぼー 様

本当にメールしましょうか?(笑) WCLVには多くの録音が残っている筈ですし、  
内容も素晴らしいのでCD化すれば引き合いは多いと思うのですが‥

66年のブルックナー3番・同年の「死と変容」67年フランクルとのK482等本当に名演だと思います。

予約販売(多少高価になっても!)無理ですかね?

65/6/7のLive録音が放送された事は初めて知りました。現在でも音源入手は可能なのでしょうか?宜しければ御教示下さい。


みーぼー 投稿日:2022年12月26日 21:48 No.502
 やっぱりセルが好き!さんのご指摘のようにWCLVには多く(多分すべて)の録音が残っている筈です。
内容も素晴らしくCD化を望みますが、コマーシャルベースという点で実現が厳しいのかも知れませんね?

 さて、昨年放送のベルリンでのLive録音について出すが、
長年、音源交換や放送、その他の情報共有をさせていただいております方々との関係上、現時点での音源
公開は難しい状況です。
放送情報のお知らせのみで、ご希望にお応えする事が出来ず誠に申し訳ございません。
失礼を致しました。


やっぱりセルが好き! 投稿日:2022年12月27日 05:05 No.504
みーぼー 様

WCLVの録音は既に(それなりの音質で)幾つかの怪しげな?レーベルからCDorCD-R化されて出ていますが
(CLASSIC7の放送をCDorCD-R化したものもあるのではと思います)
やはり本家のWCLVに全てをセットにしてCD化を期待したいですね。デジタル化しているでしょうから音質劣化の心配は無いのかも知れませんが‥

昔と異なりCD時代になってからは、思いがけない録音がぽろっと出て来たりしますので、
ベルリンLive録音についても期待して待ちたいと思います(笑)


みーぼー 投稿日:2022年12月29日 00:35 No.506
やっぱりセルが好き!さんへの質問です!
 WCLV音源を放送したClassic7のデジタルか、その他FM横浜等のアナログか、その音質の違いを判別
出来る耳は持ち合わせていないのですが、、 一連の放送音源はとにかく素晴らしい音質と思います!
 にも関わらず元音源とは異なり、海賊版など劣悪なCD、VD-Rは後を立ちません。裏を返せばそれだけ
需要が有るということなのでしょう。Classic7の音源はVirtuoso、"000"Classics 、ILLUMINATION 等の
海賊版音源になっている模様です。

 ところで先に やっぱりセルが好き! さんが、あげておられたチェコ・フィルとの ”第九”の音質
についての質問ですが、、、
数年前、この ”第九”はST-LAURENT STUDIO (海賊版?)レーベルで販売されていましたが、中身の音質が
不明で購入に二の足を踏んでおりました。
ただ同日、”第九” の前に演奏した ”コリオラン序曲” の音質は素晴らしく、おそらく”第九”の原音も
優良な音質と確信しております。この ”コリオラン序曲”は現在もYou Tubeで聴けます。
ご紹介のORGANUM(?)レーベルの、音質の程度は如何でしょうか?
フィルハーモニア版、ウィーンフィル版との比較でも構いませんので、お聴きいただいた印象をお聞かせ
頂けるとありがたいのですが、、
宜しくお願い致します。


やっぱりセルが好き! 投稿日:2022年12月31日 05:13 No.510
みーぼー 様

音質良好 ジョージ・セル/チェコ・フィル ベートーヴェン交響曲第9番
1959年「プラハの春」音楽祭ライブ
オルガヌム110144AL
ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付き」(チェコ語歌唱)
ドラホミーラ・ティカロヴァー(ソプラノ)、ヴィエラ・クリロヴァー(アルト)、
イヴォ・ジーデク(テノール)、ラディスラフ・ムラーズ(バリトン)
ジョージ・セル指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団・合唱団
1959年6月3日、プラハ・スメタナ・ホール
モノラル ライブ
※ジョージ・セルが「プラハの春」音楽祭に参加、チェコ・フィルを指揮した際の記録。音楽祭最終日の閉会コンサートではベートーヴェン第9の演奏が行われるが、当時の慣例としてチェコ語による歌唱となっている。ドイツ在住ロシア人コレクターからの提供音源で、音質の良さからエアチェックではなく放送局保管音源のコピーと思われる。チェコ(録音当時はチェコスロバキア)は、スプラフォン・レーベルを代表されるように東欧諸国の中では録音技術が優れており、放送局のライブ録音も当時の西側諸国に劣らないと言われるが、当ディスクのオリジナル音源の状態も、ヒス・ノイズも極小で各セクションのバランスも良好。当時のライブ録音としては十分に優秀な状態。ただし、放送録音らしいと言うか、良い意味での演出は皆無で、会場で鳴っている音を「とりあえず収録しました」という印象で、高域や低域を無理に伸ばさない中域主体の音作り。音楽祭ライブという祝典的雰囲気、ベートーヴェン第9のスケールの大きさなどは感じさせず、こぢんまりとまとまってしまっている感は否めなかった。
ディスク化に当たっては、周波数バランスを中域主体からフラット・バランスへ修正、併せて周波数レンジも拡張、また中・高域に若干のピークがあったため修正。第4楽章声楽部分にリミッターがかかっていたため音量の調整等、いくつかの補正を行った結果、ベートーヴェン第9らしいスケールの大きな響きを復元することができ、一般的な鑑賞には不満のない状態となった。
ジョージ・セルは母親がスロバキア人であり、第二次世界大戦前、プラハのドイツ歌劇場の音楽監督に就任するなど当時のチェコスロバキアとの縁は深く、チェコ・フィルとは、英HMVにレコーディングを行うほか(ドヴォルザークの「新世界から」、カザルス独奏によるチェロ協奏曲はよく知られている)、しばしば客演も行った。戦後は、セルが活動の拠点をアメリカに移したため、チェコ・フィルとの関係は薄れたが、それでも1959年の当公演、1963年ザルツブルク音楽祭において共演している。
当公演の演奏は、セルが音楽監督を務めていたクリーヴランド管との演奏と基本路線と同様だが、セルはチェコ・フィルに対してクリーヴランド管ほどのアンサンブルの精緻さは求めておらず、引き締まった機能美よりも、中欧の団体らしい木質的な暖かさ(チェコ・フィルの弦や管の渋さが理由か)、鄙びたローカルカラーが感じられるところが興味深い。また第4楽章のチェコ語歌唱も、当時はそれが常識だったためか違和感なく聴ける。なお、当公演では、交響曲第9番の前に「コリオラン」序曲が演奏されており、こちらは以前、海外でCD化されていた。
ちなみに当公演時のエピソードではないと思われるが、ある時、セルとチェコ・フィルのリハーサル休憩の際、楽員の一人が同僚にチェコ語の方言?で、セルのことを「仏頂面だからなあ」と言ったところ、すかさずセルが「そんなことないさ」と同じ方言で返したという。楽員は、セルをハンガリー系または独墺系と認識しており、チェコ語が理解できるとは思わなかったのだろう。セルは東欧やロシア語も含めてヨーロッパ諸国の十数カ国語が堪能だったと言われ、公開レッスンでもヨーロッパ各地から集まった学生が様々な言語で質問しても、通訳を介さずに学生の使った言語で回答していたという。第二次世界大戦前の独墺系の指揮者は、ドイツから旧オーストリア・ハンガリー帝国領内、さらにはロシアまでの広大な地域の歌劇場間で転職を繰り返しながら、より高いポストにステップアップしていくことが通常の出世ルートだったから、各地の言語を習得することは必須だったのだろう。
ジョージ・セルは当ディスク以外に、ベートーヴェンの交響曲第9番を1961年米コロンビアにクリーヴランド管とスタジオ録音したほか、1968年にニュー・フィルハーモニア管、1969年にウィーン・フィルとライブ録音していた。

「マエストロ・ガレージ」というHPを覗いてみて下さい。
CDではなくCD-Rです。このレーベルの製品紹介は添付の様に非常に詳細で、参考資料になるレベルと思います。
説明が非常に丁寧なので好感を持ち海賊盤?と思いながらも手を出してしまった訳ですが‥
モノラル録音ですので後のステレオ録音との比較は厳しいかも知れませんが、個人的には十分鑑賞に堪え得るレベルだと思います。

正規録音と異なりLive録音=海賊盤?問題は悩ましいですね。
昔話になりますが私と同様に(エアチェックマニアで有名だったN氏から)ダビングDATテープを入手したある人物から、
「CD化して販売しようと思うので解説を書かないか?」と誘われた事もありました。

最近ではチェリビダッケのブルックナー8番(リスボンLive)が話題になっている様ですが、何時になっても変わらないなと思っています。

CLASSIC7とFM横浜の比較‥ N氏からダビングして頂いた中でシベリウス2番が2種類あります。

1966/10/15⇒CLASSIC7(当日プログラムはシュテファン王序曲・ト短調・シベリウス2番)
1970/1/8 ⇒FM横浜(ローマの謝肉祭序曲・シューマン チェロ協奏曲・シベリウス2番)

演奏は文化会館Liveを思わせる70年が熱量?の差で66年よりも優れていると思うのですが、
音質的には66年が上かな‥(強奏部のクリアさ)

やはりWCLVに全ての録音をCD化してもらうしかないですね(笑)

※シューマン・チェロ協奏曲のソリストはリン・ハーレルです。


みーぼー 投稿日:2023年01月01日 13:02 No.513
 やっぱりセルが好き!さんへ
詳細なレポート、聴き比べの感想などありがとうございました。
海賊版(?)CD-Rでも音質はかなり良好なものと理解致しました。今後の参考にさせて頂きます。
 ご紹介のシベリウスの交響曲第2番は演奏会場、録音状況での差異はあるものの、どの演奏も
基本のアプローチが昔から一貫していて素晴らしいです! 希少なLive録音をお持ちなのですね。
今年もセル情報、宜しくお願い致します。




10件以上レスがつけられない設定になっています。新しいスレッドを作成してください。