投稿者:やっぱりセルが好き!
セル以外(セルとセット)でシューマン4番を聴くのは‥
私も年齢的にレコ芸・名曲名盤世代ですので、当時評論家達が絶賛していたフルトヴェングラーの洗礼を受けました。
セルとは異なりあるがままをより巨大に激しく!
フルトヴェングラーの演奏を燃え盛る炎とすればセルの演奏は閉じ込められたクリスタルの
中で青白く燃える炎。が私の長年のイメージです。
昔はフルトヴェングラーを聴いた興奮・熱気を冷ます為にセルを聴いたのですが、
今はセルを聴いて凍てついた心を溶かす為にフルトヴェングラーを聴く様になりました。
米EPIC⇒仏COLUMBIA⇒英COLUMBIAの順に聴き、最後にフルトヴェングラーを聴くのが
私のシューマン4番の聴き方のルーチンです。
このレコードの(多分最初の)所有者の方はフルトヴェングラーの大ファンだったのでしょうね。
当時のグラモフォンレコードのジャケットはレーベルカラーのイエロー地に文字だけの統一デザイン。
そこにわざわざ切り抜き写真の貼り付け+見開きジャケットの内側を見るとレコードを聴いた
日付が書き込まれています。
前の所有者の方はどの様な気持ちでこのレコードを聴かれていたのでしょうか?
あれこれ想像するだけで楽しくなって来ます。
「聴く楽しさと持つ喜び」私がレコードを愛する理由のひとつです。