北海道ボランティア・レンジャー協議会
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花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年07月12日 05:32:00 No.515 【返信】

サクラソウ科オカトラノオのご紹介です。長~く伸びた花穂を”トラの尾”に見立てたことが和名「丘虎の尾」の由来とされます。6月初旬に観察した群生は、花茎もまだはっきりしていませんでしたが(写真1枚目)、いよいよ見事に”トラ・トラ・トラ・・”と開花しました(写真2枚目)。白い花びらは、5裂し、径8~12㎜ほどで、ゾウムシの仲間?が訪れていました(写真3枚目)。トラにゾウさんですか。全国的に酷暑ですが、寒いですね。



花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年07月11日 05:39:36 No.514 【返信】

スイレン科ヒツジグサのご紹介です。
昨日は、中抜きで時間が取れ、そろそろヒツジグサの季節でしょう-と、朝のうちに観察スポットに向かったところ、水面には点々と蕾しかありません(写真1枚目)。
再度、午後に観察したところ、清々しい表情で咲き競っていました(写真2、3枚目)。
和名「未草」の由来どおり、未(ひつじ)の刻~午後2時前後、に花開く水草というとこを実感したひと時でした。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年07月08日 06:48:47 No.513 【返信】

本日の自然観察会の会場「西岡水源地」は、明治43年旧陸軍の上水用に月寒川をせき止めて造られ、戦後は市民の水瓶の一つとして利用されたもの。昭和52年都市公園として開放され、憩いの場、自然観察のスポットに。折から、ハリオアマツバメが水面をかすめ、上流部に形成された湿原には、水環境に適した動植物が生きています。
下見会から花々のご紹介です。イチヤクソウ科ヒトツバイチヤクソウ(写真1枚目)は、葉がほとんど退化したことに由来します。ツツジ科シャクジョウソウ(写真2枚目)は、葉緑素を欠く”菌従属栄養植物”で、キシメジ属(きのこ類)から菌根菌を取り込んでいるとか。和名「錫杖草」は、僧・修験者が持ち歩く杖(錫杖:しゃくじょう)に似ていることに由来。サクラソウ科クサレダマ(写真3枚目)は、和名「草連玉」です。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年07月05日 22:15:44 No.510 【返信】

ラン科オニノヤガラのご紹介です。
葉のないランで、塊茎の中にナラタケの菌糸を取り込んで養分をとり成長します。円柱状の茎は、高さ1mほどに達し、つぼ状の花をたくさん付けています(写真1~3枚目)。
和名は「鬼の矢柄」。別名:ヌスビトノアシ「盗人の足」は、塊茎の様子を意味するようですが、正直、まだ見たことはありません。


石井教子 投稿日: 2023年07月07日 15:53:04 No.512
明日からの観察会楽しんで来て下さい


花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年07月06日 23:50:34 No.511 【返信】

ツツジ科アクシバのご紹介です。林縁に生える落葉小低木で、花は葉脇から垂れ下がります。1週間ほど前に観察した際は、まだつぼみでした(写真1枚目)。
いよいよ開花すると、花冠が4つに裂けて渦巻き状にクルクルッと反り返り、葯は長い線形で赤褐色、花柱は葯の間から突き出ています(写真2、3枚目)。和名表記は、「灰汁柴」です。
科の分類は異なりますが、先日本欄でご紹介したウリノキの花を連想しますね。明後日、7月8日(土)10時~12時の予定で開催するボラレンの「西岡水源地自然観察会」でも観察できそうです。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年07月04日 05:11:58 No.509 【返信】

ヤマゴボウ科ヤマゴボウのご紹介です。中国原産の草本で、高さ1.3mほどに達し、葉と対生して10~15cmの花軸が立ち上がっています(写真1枚目)。
密に付いたつぼみは、基部から先端へと順に開花し、ハナアブやモンシロチョウなど昆虫たちが訪れています(写真2枚目)。
花の径は8㎜ほどで花びらはなく、5枚のがくが花びらのように見え、薄紫色の葯が印象的です(写真3枚目)。
ちなみに、有毒植物ですがコボウに似た根は薬用となるそうです。※撮影地:野幌近郊。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年07月03日 05:26:09 No.508 【返信】

ユリ科からAPGでススキノキ科とされたエゾキスゲ~和名「蝦夷黄菅」の淡黄色も、雨の中でひときわ光彩を放っていました(写真1枚目)。類似種のエゾゼンテイカ(エゾカンゾウ)が、朝に橙黄色の花を咲かせ夕方しぼむのに対し、こちらは夕方に開花し翌日の午後までと、やはり”1日限り”です。
網走国定公園、濤沸湖とオホーツク海に挟まれた砂丘上に群生するエゾキスゲ(写真2枚目)に魅せられていると、釧網線をルパン三世ラッピング列車が走りすぎ、にわか”撮り鉄”の一コマとなりました(写真3枚目)。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年07月02日 21:50:53 No.507 【返信】

7月1日予定のオホーツク支部主催「子ども自然観察会(清里会場)」に遠征したものの、前日から降り続く雨のため止む無く「中止」に。地元の基幹産業・農作物にとっては”干天の慈雨”となったようですが・・。
さて、道中の小清水原生花園界隈で印象に残った花々のご紹介です。
ユリ科エゾスカシユリは、花びらが橙赤色で暗色の斑点があり、基部が細くすき間ができることがその名の由来のようです(写真1枚目)。風雨に煙る湿原で、ひときわ彩り鮮やかでした(写真2、3枚目)。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年06月30日 06:26:26 No.506 【返信】

ウリノキ科ウリノキのご紹介です。ウリノキ科の木本としては、唯一道内に分布か。和名で「瓜の木」とは、うり(瓜)に似た葉を付けることが由来のようです。蕾は細い筒型で長さ約3cm。花は、外側にクルクルッとそり返った白い線形の花びらと、黄色い葯、白い花柱がとても印象的です(写真1、2枚目)。
周りにはハナバチなど昆虫たちが飛び交い、これぞ虫媒花といった光景も垣間見えました(写真3枚目)。
受粉を終えると、花弁や雄しべは花柱からストンと落ちます(写真2枚目中央下)。
※本日、6月30日ボラレン主催の「三角山登山観察会」は、中止(既報)です。ウリノキをご覧いただくことも”うり”の一つだったのですが。




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年06月28日 23:54:40 No.505 【返信】

キツツキ科クマゲラのご紹介です。
来る6月30日(金)に予定していたボラレン主催「三角山登山観察会」は、札幌近郊でヒグマの出没が相次ぐ状況を踏まえ、お客様の安全を最優先に、止む無く”中止”としたところです。
本日、計画どおり念のため下見にでかけたところ、何と駐車スペースがほぼ埋まっており、強いていえば「鈴の音が引きも切らず」でしたが・・。人の往来が途絶えたわずかな時間に現れたのは”クマ”ならぬ、”クマゲラ”でした(写真1枚目)。折から、巣立ちした幼鳥たちへの給餌が続いている時期です。いつにも増して餌探しに多忙を極める母の姿に見えました(写真2~3枚目、成鳥同一個体)。




広報7月のお知らせ 蔵谷 投稿日: 2023年06月28日 12:49:43 No.504 【返信】

北海道ボランティア・レンジャー協議会
広報からのお知らせです。

 7月は暑い日が増えてきますが森の中は、緑豊かな樹木の茂みが日差しを遮ぎるため、木陰で涼しく過ごすことができますよ。
この時期にしか味わえない特別な瞬間を共有しましょう。
自然観察会では、生態系や生物相について学び、専門ガイドの案内で貴重な体験ができます。

今月の観察会の予定は

【7月予定】
●西岡水源地自然観察会
日程・時間 2023年7月8日(土)
      10:00~12:00
集合場所 西岡公園管理事所前
コース 旧水源池の周りを一周します。
内 容 樹木、野鳥などの観察ができます。
備 考 事前の申し込みは不要。
    参加費(保険料)100円。

★★今月6月に行われた、1回目の「ボランティア・レンジャー育成研修会」は
多くの方々に参加いただき大変好評に終えることが出来ました。
ご応募ありがとうございました。
 今回ご都合がつかなかった方は 2回目に参加しませんか?
是非、あなたも人と自然との橋渡し役である「ボランティア・レンジャー」に!
詳しくは野幌森林公園 自然ふれあい交流館 HPをご確認ください。

 http://kaitaku.or.jp/nfpvc.htm

開催期間(2回目):
 ②2024年3月9日(土)~10日(日)

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写)エゾフクロウ/クロツグミ/サルナシ 2023/6/25撮影




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年06月26日 23:10:56 No.503 【返信】

ラン科クモキリソウのご紹介です。高さ15~25㎝の多年生で、葉はだ円形で茎の下部に2枚が左右に広がり、縁は細かく波打っています(写真1枚目)。
花は、淡緑色の小花で、なんとも個性的な形状をしています(写真2、3枚目)。
オオフガクスズムシソウと同じく、しばし見とれてしまいました。
なお、和名は「雲切草」と書き表し、雲霧を分ける意味とか、ほかにも諸説があるようです。




育成研修会 藤吉功 投稿日: 2023年06月25日 23:12:36 No.502 【返信】

この土日で開催の「北海道ボランティア・レンジャー育成研修会」(野幌森林公園・自然ふれあい交流館とボラレンの共催)に、全道から10人が参加(写真1枚目)しました。
アウトドアゲームで思考回路を自然モードへとシフトアップし、座学や野外実習、観察会プログラム作成などに取り組みました。ハイライトは、3班に分かれてのフィールド発表。設定した参加者層にいかに自然観察の楽しさを共有できるか、一方通行にならないよう、五感をフル活用して・・と創意工夫し、初の「自然解説員」を実践しました(写真2、3枚目)。
ボラレンは、この育成研修会・修了者で組織しています。第2回目は、年明けの2024年3月9日~10日。ぜひ受講され、一緒にボラレン活動を始めませんか。申し込みは、→https://www.kaitaku.or.jp/nfpvc.htm




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年06月25日 17:21:06 No.501 【返信】

久々、野幌の森で観察したラン科植物のご紹介です。
エゾスズラン(写真1枚目)は、淡緑色のスズランに似た花を付けています。緑色の花からはアオチドリ(5月28日付け本欄)を連想しがちですが、その形状や花期が異なります。
オオフガクスズムシソウ(写真2枚目)もひっそりと咲いていました。暗紫褐色が濃く、唇弁が厚くて縁が内側に巻き込むなどの特徴(写真3枚目)があります。別名をエゾノクモキリソウとも呼ぶようですが、クモキリソウは次回掲載の予定です。




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年06月23日 23:07:09 No.496 【返信】

ムクドリ科コムクドリ(全長19cm)のご紹介です。越冬地のフィリピン界隈から夏鳥として渡来します(写真1枚目、5月中旬撮影)。営巣は、主にアカゲラ(毎年巣を新調)などの古巣を利用することが多いようです。樹上生活が中心で、昆虫類やその幼虫、この季節にはサクラの果実も好物のようです。
折から、湿地のヤナギに飛来し(写真2枚目)、素早く移動しながら昆虫類をクチバシいっぱいにゲットするや(写真3枚目)、林の中に飛んで行きました。食欲旺盛なヒナたちが待っているのでしょう。この間、わずか2分間の早業でした。ちなみに、オスの頬にはお洒落な赤褐色斑があります。




「三角山登山観察会」中止のお知らせ 蔵谷 投稿日: 2023年06月22日 08:08:47 No.495 【返信】

北海道ボランティア・レンジャー協議会
広報よりお知らせです。

 来る6月30日(金)に予定をしておりました
「三角山登山観察会」の開催を中止いたします。

理由は、近辺での熊出没情報が頻発している為、
安全を配慮しての事となります。
 参加を予定されていたお知り合いの方などがおられましたら、
ご連絡いただけますようお願いいたします。

追って当会ホームページにも、本情報を掲載する予定です。

札幌市ヒグマ情報
https://www.city.sapporo.jp/kurashi/animal/choju/kuma/syutsubotsu/index.html


花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年06月21日 05:41:25 No.494 【返信】

バラ科クロバナロウゲのご紹介です。山地の湿原や湿地に分布する高さ30-60cmの多年草で、根茎は木質で太く横に這うように伸び、かつては石狩低地帯でも広く見られたようです。
和名は「黒花狼牙」。花が黒っぽいこと、まだ実物を観察したことはありませんが、同じバラ科のミツモトソウ(和名「狼牙」)と生育環境や全体的な雰囲気が似ている(ただし、こちらの花は黄色)ことによるようです。
たしかに日陰で見ると黒っぽく見える花(写真1枚目)ですが、陽射しのもとでは美しい紫褐色で、その形状も個性的です(写真2,3枚目)。勇ましい名前とともに、脳裏に焼き付きました。




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年06月19日 23:44:14 No.493 【返信】

ウグイス科ウグイスのご紹介です。灌木の茂みから『ホーホケキョ、ケキョケキョ・・』と美しいさえずりが聞こえます。しかし、その姿はなかなか見つけられません。やっと見つけたものの、枝かぶりの証拠写真です(写真1枚目)。そうこうしていると、雲が湧いた空を背景に目一杯の美声を響かせるウグイスを発見しました(写真2枚目)。身をかがめてそっと観察していると、”なぬー?”とでも言いたげなその目が合いました(写真3枚目)。



花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年06月19日 06:12:21 No.492 【返信】

トクサ科フサスギナをニセコ山系・大谷地の群生地に訪ねました(写真1枚目)。
フサスギナは、氷河期から種を繋ぐ分布域の限られた夏緑生のシダで、北海道レッドリストで絶滅危急種(Vu)に指定されています。
雪解けとともに、地中を伸びる地下茎から栄養茎と胞子茎の二形の茎を立てます(写真2枚目)。お馴染みの「スギナ」の胞子茎・ツクシの場合は、いつの間にか枯れて見えなくなってしまいますが、フサスギナは成長に従い栄養茎のように枝を輪生します。まだ、栄養茎も成長途上でほっそりしています(写真3枚目)が、夏にはどちらの茎も文字どおりフサフサと茂ります。




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年06月18日 07:49:27 No.491 【返信】

神仙沼の水面にアオイトトンボ科オツネントンボの姿がありました。吹き抜ける初夏の風に揺らめく水生植物の葉に、命のリレーを垣間見ました。水上の忍者・アメンボもお邪魔虫?(写真1~3枚目)。



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