北海道ボランティア・レンジャー協議会
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花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年03月30日 21:39:39 No.411 【返信】

まだ3月ですが、例年に無く季節は足早にすすんでいるようです。
アキタブキは、山菜として摘み取られるフキノトウの頃をいつしか過ぎ、蜜を求めてハナアブなど昆虫たちが賑やかです(写真1枚目)。
フクジュソウも陽射しを求めてパラボラアンテナを広げています(写真2枚目)。
エゾニワトコの冬芽も瞬く間に芽吹きはじめ、花の蕾がギッシリとのぞいています(写真3枚目)。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年03月29日 10:47:08 No.410 【返信】

カバノキ科の仲間は、雪解けの頃、葉の展開前にいち早く花を咲かせるものが多く、ツノハシバミもその一つです。
野幌の森では、歴代植物調査の記録を見てもこの種は確認されていないため、例年、ボラレンが初夏の自然観察会でお邪魔する三角山(札幌素西区山の手)に遠征し、所々残雪が残る登山道で観察が叶いました。
まだ咲き始めのようで、その数は少なく、枝先に展開途上の雄花・尾状花序と、雌花の赤い柱頭が芽鱗から控えめにのぞいていました(写真1枚目)。
観察した株には、ふっくらとした冬芽の様子(写真2枚目)などから、今後に期待できそうです。
ちなみに、果実(参考、写真3枚目、先がくちばし状の果苞:7月撮影)は、近縁種のヘーゼルナッツ(セイヨウハシバミ)似にて、熟すと食べられるようです。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年03月25日 22:15:38 No.409 【返信】

「花粉症」-ご多分に漏れず、クシャミと鼻水の季節到来です。全国的にはスギ花粉ですが、北海道ではシラカンバやハンノキなど、カバノキ科の樹木から飛散する花粉が主なアレルゲンのようです。
カバノキ科ケヤマハンノキの華々しい尾状花序(写真1枚目)が遠くからでも存在感がありますね。
枝先をアップで見る(写真2枚目)と、赤い雌花と尾状に伸びた雄花序には花粉がたっぷりのようです。
別の梢の先端(写真3枚目)には大きく膨らんだ冬芽と、直ぐ下の側芽と葉痕が可愛い表情をしていました。




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年03月24日 19:26:32 No.408 【返信】

強風下、ザクザクの残雪に足を取られながらの森歩き、留鳥たちの変わらぬ姿にほっこりしました。
キツツキ科オオアカゲラ(写真1枚目)は、枯れ木に取り付いて盛んにホリホリ。採餌とも営巣の準備とも見て取れそうな行動でしたよ。
カラ類と称されるシジュウカラ科シジュウカラ(写真2枚目)、ハシブトガラ(写真3枚目)なども、恋の季節を迎えたようで、風の音に負けない賑やかなさえずりが耳に残りました。




果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年03月22日 18:40:24 No.407 【返信】

暖かい陽射しの中、残雪の森歩きで目にした”赤い果実”たちです。
アカネ科ツルアリドウシ(写真1枚目)は、いち早く雪が解けた林床でドングリの帽子(殻斗)と仲良く並んでいました。
ミカン科ツルシキミ(写真2枚目)は、覆い被さっていた雪の重みでクマイザサもまだ立ち上がっていません。
ユリ科マイヅルソウ(旧分類、写真3枚目)のそばには、わずかにシャーベット状のものがありました。




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年03月21日 14:25:11 No.406 【返信】

初夏を思わせる陽気に、札幌では、昨日平年より2週間も早く、観測史上最速で”積雪ゼロ”が報じられました。まだ、3月中旬ですが-。
さて、久々ご紹介するのは、野幌の森歩きで目にした昆虫たちの痕跡から、風雪に晒され蛹室が露わになったスズメバチの巣(写真1枚目)、今なお幹にしっかりとつかまったままの姿をとどめるセミの抜け殻(写真2枚目)、木々の梢に付いたマユ・クワコのカラ繭(写真3枚目)です。
葉が茂っている季節にはなかなかお目にかかれないこれらの痕跡?に巡り会えることも、残雪の森歩きの楽しみです。




動物シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年02月22日 23:05:58 No.405 【返信】

この冬の野幌の森は、積雪1mほどです。深雪で歩きにくいためか、入込者の比較的少ない中央線を、幅広の歩くスキーですすみました。
するとどうでしょう。木立の中に、エゾシカたちの姿(写真1枚目。あごひげはオスの成獣)がずいぶんと目につきました。
かつて、この森のシカたちは、支笏湖方面など南に移動して越冬するといわれていましたが、温暖化の近年では、厳冬期も堂々と遣り過ごすようです。ここは鳥獣保護区の指定もあり、シカたちにとっては”安全地帯”なのでしょう。
下草類が雪に埋もれてエサの乏しいこの季節は、まだ倒伏せず雪上に出ているササ類(写真2枚目。葉がすっかり食べられている)を筆頭に、立木のハルニレやオヒョウ、イチイなどの柔らかい枝先や樹皮を幹周スッポリと剥ぎ取る食害が深刻(写真3枚目。樹皮を剥がされた樹木とメスの成獣)で、これらは早晩立ち枯れしてしまいます。
シカも個体数が増えすぎると、色々と悩ましい事態を招きますね。




果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年02月13日 17:28:33 No.404 【返信】

カエデの果実に綿帽子が-。夜半の淡雪が優しく重なり、何とも印象的な梢(写真1、2枚目)です。ほぼ無風状態で、次第に晴れ渡ってきました。そのハウチワカエデとおぼしき冬芽も、ひときわ青空に映えていました(写真3枚目)。暦の上では立春も過ぎ、冬芽も心なしか膨らんできた感がありますね。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年02月10日 20:57:39 No.403 【返信】

久々、野幌森林公園で天然記念物のクマゲラを観察しました。
大沢口駐車場に着くや、「キョーン、キョーン..」とクマゲラ特有の鳴き声が響きました。
遊歩道を進むと、40-50m先の林内で”かくれんぼ”でもするかのごとく、カラマツの根際に大きな食痕が目に入り、オス個体の頭が見え隠れ(写真1枚目)です。
しばし屈んで観察を続けると、トントンと少し上に登り”大見得?”をきり(写真2枚目)ました。パートナーにご馳走があるよ-とでも叫んでいるようでした。
クマゲラの全長が46cmといわれますので、ホリホリは50cmを超えているようですね。
その後、再びかくれんぼ状態で採餌・ホリホリに励んでいました(写真3枚目)よ。
ここ、野幌森林公園では、来る3月12日(日)に「クマゲラ一斉調査」が計画されています。詳しくは、北海道博物館のホームページをご覧下さい。あなたも、クマゲラ一斉調査に参加しませんか。




「円山登山観察会」報告掲載のお知らせ 蔵谷 徳洋 投稿日: 2023年01月15日 10:29:56 No.402 【返信】

北海道ボランティア・レンジャー協議会
広報からのお知らせです。

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当会ホームページへ
1月9日(日)に円山で開催された「円山登山観察会」の報告を掲載させていただきましたので
是非下記よりご覧ください。

http://voluran.com/report/report-2022.html#円山登山観察会

掲示板の新着投稿がメールで受け取れます。ご興味のある方は是非下記へメールのご登録を。
https://rara.jp/i_mail/voluran

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 正月太り解消のため出かけた、森歩きで見かけた生き物の写真も一緒に掲載させていただきました。
2時間程度の時間でしたが多くの鳥たちと出会うことができましたよ。
順にキクイタダキ、オジロワシ、シマエナガ(●▲●)です。
 是非防寒をしっかりして冬の森へも足を運んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに正月太りは全然解消できていません..。




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年01月12日 20:04:19 No.401 【返信】

青空を背景に、雪景色に染み入る真っ赤なナナカマドの果実が、いよいよ食べ頃になってきたようです。
ヒタキ科ツグミの小さな群れが取り付き、美味しそうに啄む光景(写真1~3枚目)がありました。当分の間、ツグミのほかヒヨドリやシメなど野鳥たちの空腹を満たしてくれそうです。




謹賀新年2023 藤吉功 投稿日: 2023年01月03日 16:54:43 No.400 【返信】

2023明けましておめでとうございます。本年も、当ボラレン掲示板をごひいきに、宜しくお願い申し上げます。
今年最初の森歩き、お正月らしい光景から凧揚げ(写真1枚目、いまどきのカイトですが)、思いがけずひょうきんな行動を披露してくれたゴジュウカラ科ゴジュウカラ(写真2枚目)、「雪の妖精」として人気沸騰のエナガ科シマエナガ(写真3枚目)です。最近は、高木の枝先を混群で通り過ぎるケースが多かったシマエナガ。珍しく、低い位置でツタウルシの果実にしがみつく愛らしい横顔を垣間見せてくれました。




観察会の準備 藤吉功 投稿日: 2022年12月27日 21:20:44 No.399 【返信】

年明け早々のボラレン主催、自然観察会「円山登山観察会」(2023年1月8日(日)10:00-12:30、札幌円山公園・八十八か所登山口、集合・解散)に備え、空模様を見ながら本日、個人的に脚を伸ばしました。登山道は、登り1Km、下り700m、さらに山裾1Kmで出発地点に戻る計2.7Kmで、低山用の”簡易アイゼン”を装着しました。
天然記念物・円山原始林(大正10年3月3日指定)にあって、先ずは「樹名版」が目に付きました。明治の初めから、北海道庁などによって守られてきた森だけに、カツラやハリギリなどの巨木が見事です。
また、鳥獣保護区だけあって?、野鳥たちも賑やかで、シジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、コゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ、クマゲラ(写真1枚目)、ヒヨドリ、ツグミ、ヒレンジャク(写真2枚目:アズキナシとアカミヤドリギの果実が共演)などを観察したほか、キタキツネが登山道を横切る光景も..。
山頂(225m)からは、眼下に札幌市内の大パノラマが広がり、遠く野幌森林公園、いよいよ解体工事が始まった”北海道百年記念塔”も望むこと(写真3枚目)ができました。




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2022年12月20日 22:10:21 No.398 【返信】

野幌の森歩きから記念塔広場に抜け、ふと見上げると、天然記念物のタカ科オジロワシの若鳥が一羽、悠然と滑空(写真1-3枚目)していました。
オジロワシは、翼を広げると2mを越える大型の猛禽類で、成鳥になるまでには5-6年ほどかかると言われます。
北海道内では、主に冬鳥(一部、留鳥・繁殖も)として観察の機会が多いものの、北海道レッドリスト<鳥類編>で、タンチョウやクマゲラと並ぶ”絶滅危惧Ⅱ類”(Vu/絶滅の危機が増大している種)とされています。




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2022年12月19日 20:11:35 No.397 【返信】

すっかり雪景色の森歩き。今日は、留鳥のキツツキたちとの出会いがありました。キツツキ類は、両足と尾羽の”三点支持”で樹木に取り付き、嘴をノミのように振り下ろして、中に潜む虫や幼虫などを採餌する光景が一般的ですね。
アカゲラのオス個体(写真1枚目)は、後頭部の赤色が特徴です。ぐいっと踏ん張りながら、幹を上へ上へと少しずつ移動していました。
オオアカゲラのメス個体(写真2枚目)は、頭頂部の赤色はありません。地上20m程の枯れ枝で、コツコツと西日に輝いていました。
オオアカゲラのオス個体(写真3枚目)は、頭頂部の赤色が目立ちます。採餌音?を頼りに双眼鏡を向けると、枯れた幹で採餌に夢中の横顔が印象的でした。




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2022年12月12日 20:42:55 No.396 【返信】

野幌の森歩きで出会った野鳥たちです。
エナガ科シマエナガ(写真1枚目)は、この季節になるとカラ類などと混群を形成し、木々を移動しながら採餌をしているようです。集団で行動することによって、ハイタカなどの天敵をいち早く発見できるメリットがありますね。
ホオジロ科カシラダカ(写真2枚目)は、当地では旅鳥とされ、本州方面では冬鳥として観察できるようです。まだ、積雪の少ない林縁の枯れ草に潜んで採餌をしていたのでしょう。気配を察し、不意にカラマツに飛び上がり警戒顔でした。
キツツキ科コゲラ(写真3枚目)は通年観察できる留鳥です。「ギイー」という独特の鳴き声に梢を見上げると、ツタウルシの果実をゲットしました。




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2022年12月10日 20:29:44 No.395 【返信】

冬晴れの森歩き、「繭」がゆらゆらと風に揺れていました。
カイコガ科クワコは白色(写真1枚目)、ヤママユガ科ウスタビガは黄緑色(写真2枚目)です。食草となる木々の葉が茂っている夏から秋にかけて幼虫から繭(蛹)となり、変態を遂げた成虫は産卵で命を繋ぎ終え、その抜け殻が”ここに居たよ-”と、名残を留めています。ちなみに、クワコはヤマグワの枝先に数個が、ウスタビガはヤチダモに2個もぶら下がっていました。
一方、この季節、とりわけ夕暮れ時からヒラヒラと盛んに飛び回るのは、シャクガ科のオスたちです。翅の退化したメスたちが発するフェロモンを頼りに、命のリレーに懸命です。陽が傾き掛けた頃、クマイザサに翅を休めるチャバネフユエダシャクと思われる個体(写真3枚目)です。




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2022年12月04日 21:42:49 No.394 【返信】

野幌の森も、いよいよ白銀の世界になりました。今日は、新雪を踏みしめ北海道野鳥愛護会主催の「探鳥会」に参加する機会を得ました。その中から、野鳥3種をご紹介します。
アトリ科ウソ(写真1枚目)は、個人的には今季初見でした。雪雲に覆われた高木・ヤチダモの先端に飛来してくれました。
こちらの幹には、キバシリ科キバシリです。タイミング良く、樹皮に潜む虫か卵を咥えた(写真2枚目)ようです。
キツツキ科では、コゲラ、アカゲラ、オオアカゲラのほかヤマゲラの姿(写真3枚目)がありました。その視線の先には、アカミヤドリギの果実も印象的でした。




果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2022年11月28日 20:16:33 No.393 【返信】

降雪間近の森歩き、遊歩道脇でひっそりと黒い小さな果実をつけるモチノキ科ハイイヌツゲ(写真1枚目)がありました。雌雄異株とされ、果実を付けている個体はあまり多くはないようです。
ツゲ科フッキソウの白い果実とのコラボ(写真2枚目)もありました。ハイイヌツゲの先には「虫こぶ」のイヌツゲメタマフシ、フッキソウの先端には来春に備えた「花芽」も確認できますね。
ちなみに、6月上旬には白い小花が可憐(写真3枚目)です。




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2022年11月26日 15:59:30 No.392 【返信】

雪の足音が迫る森歩きで目撃した昆虫たちです。
初めは、アオイトトンボ科オツネントンボ(写真1枚目)です。一見、弱々しく見えますが、この種は、逞しくも成虫で越冬する、その名も”越年蜻蛉”です。
林床の枯葉でモゾモゾと動く金属光沢の昆虫は、ツチハンミョウ科メノコツチハンミョウ(写真2枚目)です。うっかり触ると、火傷のような炎症を引き起こす毒液を分泌するので要注意です。
季節外れの根性花?キク科セイヨウタンポポには、ハナアブ科シマハナアブ(写真3枚目)が訪れていました。この寒空に、貴重なご馳走ということですね。




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