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投稿者:藤吉功
冬晴れの森歩き、「繭」がゆらゆらと風に揺れていました。 カイコガ科クワコは白色(写真1枚目)、ヤママユガ科ウスタビガは黄緑色(写真2枚目)です。食草となる木々の葉が茂っている夏から秋にかけて幼虫から繭(蛹)となり、変態を遂げた成虫は産卵で命を繋ぎ終え、その抜け殻が”ここに居たよ-”と、名残を留めています。ちなみに、クワコはヤマグワの枝先に数個が、ウスタビガはヤチダモに2個もぶら下がっていました。 一方、この季節、とりわけ夕暮れ時からヒラヒラと盛んに飛び回るのは、シャクガ科のオスたちです。翅の退化したメスたちが発するフェロモンを頼りに、命のリレーに懸命です。陽が傾き掛けた頃、クマイザサに翅を休めるチャバネフユエダシャクと思われる個体(写真3枚目)です。
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