北海道ボランティア・レンジャー協議会
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きのこシリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月29日 06:40:48
No.601
【返信】
森で出会った“きのこ”から。ツチグリ(写真1枚目)は、成熟すると胞子を飛ばすため地表に姿を現し、まるで海の生物・ヒトデ。偶然の仕業か、先端に落ち葉が-。
ホコリタケ(写真2枚目)も熟すと、頭のてっぺんに胞子を飛ばす小孔が開きます。
こちらはアシナガタケでしょうか(写真3枚目)。細長い柄と、先端に広がる“かさ”が印象的でした。
昆虫シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月27日 07:01:17
No.599
【返信】
降雪間近の森歩きで出会った昆虫から。タテハチョウ科ヒオドシチョウ(写真1枚目)は、鮮やかな翅を開いて日光浴。外縁の青色が特徴。年1回の発生で、成虫で越冬します。
こちらは、卵で越冬するシャクガ科フユエダシャクの仲間のようです。夏の間は蛹で過ごし、晩秋から成虫に。翅があるのは、オス個体だけ。夕暮れからひらひら飛び交い、フェロモンを頼りにパートナーを探します。陽だまりの個体(写真2枚目)はさておき、枯葉の上では見事な保護色(写真3枚目)ですね。
宮本健市
投稿日: 2023年11月27日 16:46:25
No.600
「シオヤアブ」ムシヒキアブ科
体長22~27mm
大きな羽音を出して飛ぶので良く目立つ。
名前の由来は雄のお尻に白い毛があり塩の
ようだから。ひょうきんな顔をしているが
恐ろしいハンターで昆虫を捕らえ(時にスズメバチ)髪の毛の奥にある硬い口吻で突き刺し一瞬で神経を切断し溶解液を注入して体液を吸う。背中にこぶを持ち顔は千と千尋の神隠しに登場するボイラーマンの(爺)にどこか似ている。右が♂️お繋がりで飛ぶ。
花々シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月25日 06:34:39
No.598
【返信】
野幌の森も、今朝は一面の銀世界に。ここ数日、季節外れの陽気に誘われたか、フキノトウが(写真1枚目)。タイトル倒れ?の一枚ですが、ふっくらした蕾も(写真2枚目)。「雪の布団を被って、春まで待ってね。」の心境でした。
さて、こちらは思いがけない“森の造形”(写真3枚目)。時々、ご紹介できればと思います。
果実シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月23日 05:44:42
No.597
【返信】
小春日和、野幌の森歩きで目にした果実から。メギ科メギ(写真1枚目)は、赤く熟した果実が鈴なりでした。今シーズンは、猛暑の影響からか多くの草木が影響を受ける中、例外もあるのですね。バラ科アズキナシ(写真2枚目)は、少しばかりの果実を見せてくれました。ヤドリギ科アカミヤドリギ(写真3枚目)。ヤドリギたちも、例年に比べて実成が少ないようです。そうした中、小振りながら精一杯の果実を垣間見、嬉しくなりました。
果実シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月21日 06:31:25
No.596
【返信】
種名に「ツル」のつく果実のご紹介です。アカネ科ツルアリドオシ(写真1枚目)は、真っ赤に熟し、頂部に2花の跡が残っています。ニシキギ科ツルマサキ(写真2枚目)は、例年に比べ実成がとても少ないようです。ミカン科ツルシキミ(写真3枚目)は、枝が低く這うのでツルとみられたそうです。ちなみに、ツルアリドオシは草本、ツルマサキとツルシキミは木本。どちら様も常緑性です。
昆虫シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月19日 06:35:09
No.595
【返信】
ツチハンミョウ科メノコツチハンミョウのご紹介です。メタリック・ブルーが印象的な昆虫で、「メノコ土斑猫」とはアイヌ語が学名に付いたもの。オスは、全長約18mmで、触角の中ほどが瘤状に(写真1枚目)。メスは、全長約34mmとビッグサイズ(写真2枚目)。雌雄をカプセルに入れて観察すると、その違いがよく分かりました(写真3枚目、シートは5㍉方眼、別個体)。
なお、刺激すると関節より黄色い液を出し、皮膚に炎症を起こすので要注意!
昨日、3か月振りとなった野幌の森歩きでの出会いでした。
昆虫シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月17日 06:23:11
No.594
【返信】
窓枠で越冬の第2弾は、クヌギカメムシ科ヨツモンカメムシ。主に、オヒョウやハルニレなどの樹上生活。越冬場所を求めて姿を現しました(写真1枚目)。その名のとおり背中に4個の紋があります。お腹側(写真2枚目)と、翅を立てた横顔も(写真3枚目)。
さて、ヒグマの出没で3か月間に亘り”立入自粛要請”が続く野幌の森界隈。いよいよ本日をもって解かれそう。しかし、捕獲・DNA鑑定となった4年前に比べ、何ともスッキリしません。鈴を鳴らし、警戒おさおさ怠りなく!ですね。
花々シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月15日 07:43:58
No.593
【返信】
平地にも雪が降り、すっかり寒くなりました。陽だまりに咲くキク科の花たち、これらは”返り花”と言えるでしょうか。一輪だけのセイヨウタンポポには、ハナアブとセイヨウオオマルハナバチがしがみついていました(写真1枚目)。こちらは、ケカナダアキノキリンソウ(写真2枚目)、さらにトゲトゲはアメリカオニアザミでしょうか(写真3枚目)。ハナアブを除き、みんな外来種ですね。
昆虫シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月13日 08:00:18
No.592
【返信】
窓枠で越冬を試みる昆虫たち。その第1号は、テントウムシ科でも数多いナミテントウの仲間。紅色型&十九紋の消失型でしょうか(写真1枚目)。種名にこだわらず、斑紋と色彩の変化などを楽しみましょう。ヨコから見ると意外にスマート(写真2枚目)。更にお腹側からだと、短い触角と脚の様子に何故か親近感も(写真3枚目)。この種は、アブラムシを食べる”益虫”。春まで、そっとしておきます。
野鳥シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月11日 07:00:17
No.591
【返信】
越冬地への渡りの途中、水面に羽を休める水鳥たち(写真1枚目)。手前から、カモ科マガン(全長72cm)、ハクガン(同67cm)、オオハクチョウ(同140cm)と、奥にはサギ科ダイサギ(同90cm)の姿も。何かに驚いたのか、一斉に飛び立ったのはマガンとハクガン。その群舞は圧巻です(写真2枚目)。こちら、ハクガンの弧を描いた飛翔にも魅せられました(写真3枚目)。ちなみに、マガンは天然記念物。ハクガンとともに北海道レッドリスト[鳥類編]掲載種です。
野鳥シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月09日 06:17:29
No.590
【返信】
不安定な空模様での”鳥見”から。渡り途上のガン・カモ類の観察中、上空を横切る大きな鳥の気配。珍客、ツル科ナベヅル(全長100cm)の優雅な飛翔シーンでした(写真1枚目)。一方、岸辺の茂みには、猛禽が潜み、サーッと飛び立ちました(写真2枚目)。お馴染み、タカ科トビとオオタカです。後者は、雌雄ほぼ同色で、全長はオス50cm、メス56cm。さすがに眼光鋭く、威圧感が半端ないですね(写真3枚目)。なお、水鳥たちの光景は、次回ご紹介します。
野鳥シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月07日 06:26:53
No.589
【返信】
嬉しい野鳥との出会いから。キバシリ科キバシリ(写真1枚目)は、木の幹を下から上に登ることを繰り返しながら移動。昆虫類やクモを採食。羽色が、樹皮に似た見事な保護色です。キツツキ科アカゲラ(写真2枚目)は、赤く細長い舌が垣間見えました。カラス科亜種ミヤマカケス(写真3枚目)は、秋の深まりとともに里に下りてきたようです。ドングリなどを樹木の穴や地中に隠す(貯食)習性が。
野鳥シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月05日 06:13:52
No.588
【返信】
エナガ科亜種シマエナガのご紹介です(写真1枚目)。紅・黄葉も、終盤。木立の見晴らしが良くなるにつれ、カラ類やエナガなどが目に付くようになってきました。小灌木の梢を飛び交う姿にしばし釘付け(写真2、3枚目)。もうじき里にも初雪の季節。しっかり寒さ対策をしてバードウオッチィングはいかがでしょう。
なお、野幌の森は、8/18の「ヒグマ注意報」発令・立入自粛要請(道庁、11/17まで再延長中)に伴い、各種自然観察会などが軒並み中止です。
昆虫シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月03日 06:45:58
No.587
【返信】
グンバイムシ科プラタナスグンバイ(3.7mm)のご紹介です。北アメリカに生息するカメムシの仲間。21世紀になって、初めて国内(愛知県下)での生息が発見された外来種。モミジバスズカケノキ(通称:プラタナス)に寄生。葉の汁を吸われて白くなる被害から、害虫扱い。陽だまりでプラタナスの幹を観察すると、確かにいました(写真1枚目)。黒い布に移し、白い軍配虫をパチリ(写真2枚目)。お腹側は、害虫だけに”腹黒い”(写真3枚目)なんて、失礼ですね。
野鳥シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年11月01日 07:20:52
No.586
【返信】
南の越冬地への長旅を前にした野鳥たち。ヒタキ科ルリビタキ(写真1枚目、全長14cm)は、亜高山帯で繁殖。春と秋の束の間、平地で美しい姿を見せてくれます。ウグイス科ウグイス(写真2枚目、全長♂16cm、♀14cm)は、笹藪などにいて、繁殖期のさえずり以外ではあまり目立ちません。珍しく梢にその姿も、相変わらず動きが速い。ホオジロ科ホオアカ(写真3枚目、全長16cm)は、灌木の先端に羽を休める幼鳥のようです。
昆虫シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年10月30日 07:28:37
No.585
【返信】
晩秋の陽射しに憩う昆虫たち。シジミチョウ科ベニシジミ(写真1枚目)は、年3回の発生。幼虫で越冬。タテハチョウ科ヒメアカタテハ(写真2枚目)は、年1回の発生。こちらはこのまま成虫で越冬。ミツバチ科セイヨウオオマルハナバチ(写真3枚目)は、ヨーロッパ原産の外来種。ハウス栽培では受粉に有益な昆虫も、逃げ出して野生化。全道に生息域を拡大し、在来種を駆逐するなど、生態系に様々な影響があるため、「特定外来生物」に指定され、すっかり”お尋ね者”です。
野鳥シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年10月28日 06:19:28
No.584
【返信】
野鳥たちの秋の渡りも、はや終盤のようです。この程、石狩調整池(石狩市生振)にてシギ科のウズラシギ(写真1枚目、全長21.5cm)、オオハシシギ(写真2枚目、全長29cm)、ハマシギ(写真3枚目、全長21cm)を観察しました。何れも”旅鳥”で、この時期は冬羽。ちなみに、ハマシギは準絶滅危惧種(2017年、北海道レッドリスト[鳥類編]改訂版)です。
野鳥シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年10月26日 06:17:50
No.583
【返信】
アトリ科イスカ(全長17cm)のご紹介です。秋の深まりとともに、群れをなして平地の針葉樹や植栽されたハイマツに飛来(写真1枚目=橙赤色が印象的なオス、写真2枚目=黄色みのある灰色主体のメス)。先端が交差した特徴のあるクチバシを器用に使い、松かさから種子を採食する姿が(写真3枚目)。ちなみに、クチバシの交差は、個体によって左右まちましでした。
果実シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年10月24日 06:24:04
No.582
【返信】
ニシキギ科ツルウメモドキの果実です(写真1枚目)。山野に自生するつる性の木本も、その環境によっては小灌木の風情で、艶やかなオレンジ色の仮皮種が顔を覗かせる前は、まるで”柿”のようです(写真2枚目)。
季節がすすみ、荒涼とした石狩の海浜草原で、ひときわ光彩を放っていました(写真3枚目)。
果実シリーズ
藤吉功
投稿日: 2023年10月22日 07:21:59
No.581
【返信】
果実の鮮やかな紫色が印象的な、クマツヅラ科のコムラサキ(写真1枚目)とムラサキシキブ(写真2枚目)です。前者の果実は、枝に沿ってズラリと並んでいます。どうやら基部から熟すのか、早くも野鳥についばまれたようで(種子散布)、花軸とガクが遠目には白い小花のようです。
黒い果実をつけるのは、クロウメモドキ科クロウメモドキ(写真3枚目)。かつては、野幌の森でもみられたようです(歴代植物調査、1972年の記録が最後)。撮影は、一昨日と同じ樹木園にて。
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