北海道ボランティア・レンジャー協議会
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昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年09月01日 05:30:25 No.551 【返信】

バッタ科フキバッタを林縁の開けたエリアで観察。ミカドフキバッタ・別名:ミヤマフキバッタ(写真1枚目)は、翅が退化して飛べない代わり、後ろ脚でジャンプが得意。ウッドチップの散策路で産卵行動をはじめました(写真2枚目)。
一方、ハネナガフキバッタは、翅が腹部よりも長く、飛ぶ能力が。素早く数メートルも先の枯葉に飛び移り、警戒顔でした(写真3枚目)。




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月30日 05:29:51 No.550 【返信】

シジミチョウ科ツバメシジミのご紹介です。翅の長さ約16㎜。幼虫の食草はハギやクサフジなど。道内では、年に2回発生。ひらひらと舞い続けたのち、翅を立ててウラの模様を見せてくれました(写真1枚目)。オモテは、オスが青紫、メスは黒褐色(写真2枚目)をしています。
酷暑続きも、こうした斜光のシルエット(写真3枚目)に季節の移ろい、”晩夏”を感じました。




広報9月のお知らせ 蔵谷 投稿日: 2023年08月29日 12:38:14 No.549 【返信】

北海道ボランティア・レンジャー協議会
広報からのお知らせです。

8月に行われた観察会の報告をホーページへ掲載しております。
ご参加された方も残念ながら行けなかった方も是非一度ご参照ください。

8月10日 夏の森の観察会
8月20日 苫小牧緑ヶ丘緑ヶ丘公園観察会②
https://voluran.com/report/report-2023.html

この時期ならではの花や昆虫など沢山観察できましたよ。
また、苫小牧緑ヶ丘緑ヶ丘公園観察会はメディアにも取り上げられ感謝です!

さて9月は
・「秋の花でにぎわう森を歩こう」観察会
 日程 2023年9月9日(土)
 時間 9:50~11:30
 集合場所 野幌森林公園自然ふれあい交流館
 コース エゾユズリハコース 
 内容 テーマ「秋の花観察」
を予定していますが、現在、ヒグマ注意報が発出しているため
中止になる場合があります。最新情報でご確認ください。

http://www.kaitaku.or.jp/nfpvc.htm

●土曜はすごく暑い日でしたが、少しだけふれあいコースを
歩いてきました。炎天下のなか、トノサマバッタ、ナツアカネ、
ヤマゲラ、キビタキなどの幼鳥は涼しい場所を探しながら活動。
ヤマハギやオオアワダチソウは太陽をしっかり浴び花真っ盛りの様子です。


写真は トノサマバッタ/キビタキ/オオアワダチソウ




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月28日 05:20:09 No.548 【返信】

コンパクトな翅が自慢?の昆虫から。お尻のハサミが目立つハサミムシは、翅が退化して飛べない種もありますが、野山の草花や石の下などで見かけるクヌギハサミムシ科キバネハサミムシは、前翅が黄褐色のベストタイプ(写真1、2枚目)。その下の後翅は、1/10以下に折りたたまれているそう。拡張倍率、昆虫界NO.1とも称される翅を瞬時に広げて飛び立つシーンが見たいものですね。
一方、湿り気のある草地には、ハネカクシ科エゾアリガタハネカクシ(写真3枚目、ケースに回収し撮影、体長7-8mm)。残念ながら後翅が退化して飛べない種。うっかり触れて体液が皮膚に付くと炎症を起こすので、要注意です。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月26日 13:39:40 No.547 【返信】

畑の除草作業で、今年もありました。アオイ科イチビです(写真1枚目)。インド・西アジア原産の一年草。茎はとても丈夫な繊維質で、綱・糸・粗布をとるため栽培されていた歴史のほか、最近では輸入飼料などに混入して渡来しているとも。
黄色い花は、径15mmほど(写真2枚目)。果実は平たい袋状で、10数個が丸く並んで壺のようです(写真3枚目)。中に種子が数個ずつあり、20年の時を経ても発芽能力があるとか。”雑草”という名の植物はありませんが・・、手強い。




果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月24日 05:19:30 No.546 【返信】

ウコギ科トチバニンジンと、”トチ”繋がりでトチノキのご紹介です。
トチバニンジンは、風通しのよい林床に生育する多年草。鮮紅色の果実が目を引きます(写真1枚目)。葉は、掌状複葉と呼ばれ3~5枚が輪生します(写真2枚目)。和名「栃葉人参」は、トチの葉と形が似ていること、根が朝鮮人参に似ていることに由来するそうです。
トチノキも、掌状複葉と呼ばれる5~7枚の小葉からなる大きな葉が特徴の落葉広葉樹で、黄褐色の果実が重たげです(写真3枚目)。秋には熟して3つに割れ、栗色の艶やかな種子を落とします。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月22日 05:20:16 No.545 【返信】

キキョウ科ツルニンジンのご紹介です。明るい林内などに生育するつる性の多年草。木やササなどに巻きついて2-3mも伸びます。花は、3cm前後のつり鐘形。いくつも蕾が控え、次々と開花します(写真1枚目)。覗くと、小さな羽虫が受粉のお手伝い(写真2枚目)。花が散った後はこんな姿です(写真3枚目)。ちなみに、和名「蔓人参」は、つる性で根が朝鮮人参に似ていることに由来するそうです。



花と果実とヒグマ 藤吉功 投稿日: 2023年08月20日 05:39:21 No.544 【返信】

野幌の森から、花と果実とヒグマの話題です。
ウルシ科ヌルデの花が咲きました(写真1枚目)。花期が遅いことと、込み入った深緑の上、7-8mにひっそりと咲いているので、素通りしてしまいそうです。雌雄異株、奇数羽状複葉(小葉が葉軸の左右に並び、先端に1枚小葉がある)の繋がりで、ニガキ科ニガキの果実です(写真2枚目)。
実は、一昨日の夜に道庁から「ヒグマ注意報」が発出されました。野幌の森にヒグマ?・・、78年振りに羆が出没した令和元年(6/10-9/5駆除)に続き、またもや「入園自粛」のお触れ(写真3枚目)。クマさんにとっては鳥獣保護区も、森歩きにとっては”苦い”記憶、再び-です。




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月18日 05:25:46 No.543 【返信】

久々、午後の森で出会った野鳥たちです。エナガ科亜種シマエナガ(写真1枚目)は、目の周りがまだ赤い(成鳥は黄色)ことから、幼鳥。クイナ科バン(写真2枚目)は、ため池の水面を蹴って逃げる?ところ。全身まだ地味系(成鳥は黒。額から嘴が赤く先端は黄色)につき、こちらも当年生まれの幼鳥のようです。一方、夕立後のささやかな水たまりでは、ムシクイ科センダイムシクイたち+シジュウカラ、ハシブトガラが仲良く給水タイム(写真3枚目)でした。



花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月17日 06:32:51 No.542 【返信】

ツリフネソウのご紹介です。山地のやや湿った木陰や道端などに生育する一年生の植物(草本)。7~8月は、黄色いキツリフネ(写真1枚目)、8~9月は淡紫色のツリフネソウ(写真2枚目)。「つり船」形をした花のぶら下がる位置の違いにも注目を。
なお、後者のツリフネソウは。過去のフィールド経験では紅紫色が多いようでした(写真3枚目、参考:胆振管内撮影)。野幌の森に咲く個体は、シロバナツリフネソウに近いかも知れません。




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月14日 07:17:37 No.541 【返信】

ヘリカメムシ科キバラヘリカメムシのご紹介です。この種は、ニシキギ科の植物がお気に入り(食草)のようです。カメムシの特徴の一つ、細長い針状の口を突き刺して養分を吸い(写真1枚目)、カップルもツリバナの果実にて(写真2枚目)。さらに、幼虫たちの姿も(写真3枚目)。
カメムシといえば、特有の匂いの元となる液体を放つため、昆虫の中で嫌われ者の代表格でしょうか。不快な思いをされた方、ごめんなさい。
なお、カメムシの仲間は多くの昆虫に見られる”サナギの段階”がありません。卵→幼虫→成虫と成長すること、不完全変態です。




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月12日 05:32:48 No.540 【返信】

森林性の昆虫、カミキリムシ科から3種をご紹介します。
ルリボシカミキリ(写真1枚目)は、一昨日の自然観察会でガイド中に現れたもの。主に、広葉樹の伐採木や枯れ木で見られるようです。幼虫は、ハルニレ、カエデ、ヤナギ類。
ノコギリカミキリ(写真2枚目)は、針葉樹の幼木で見かけたもの。こちらも主に、伐採木で見られるようです。幼虫は、マツ科。
ゴマダラカミキリ(写真3枚目)は、偶然、建物の窓に取り付いたもの。主に、ヤナギ類で見られるようで、幼虫もヤナギ類。
これらは、夏休みの昆虫採集でも人気者のようですね。




陸産貝類 藤吉功 投稿日: 2023年08月10日 06:46:09 No.539 【返信】

本日は、野幌森林公園「夏の森観察会」(自然ふれあい交流館と共催)。昨日、雨上がりの蒸し暑い中、小さな”カタツムリ”たちが印象に残りましたのでご紹介します。
オカモノアラガイは、半透明。成体で殻径14㎜、殻長22㎜ほど。ハーフサイズの若い個体です(写真1枚目)。
エゾマイマイは、成体で殻径約40㎜。フキの葉に、とても可愛い赤ちゃんを見つけました(写真2枚目)。
オオキビガイは、成体でも殻長6㎜ほどと小形。横から見ると円すい形の渦巻きです(写真3枚目)。
これらは「腹足類」と呼ばれ、滑るように移動。卸し金のような口で植物などを刮げ取るように食べます。森林の薄暗く湿った環境に生息する陸産貝類-。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月08日 05:30:41 No.538 【返信】

キジカクシ科タチギボウシのご紹介です。
湿地に生育する多年草で、花期は7-8月と長いようです。道内には、花が淡紫のタチギボウシと山地の草原生で葉が大きく花茎も1mを超えるオオバギボウシ、濃紫色で高山性のクロバナギボウシの3種が。遠目には、正直種名はよく分かりませんが、楽しく愛でています(写真1~3枚目)。和名は「立擬宝珠」。先端の蕾をして、橋の欄干(柱)などに装飾される擬宝珠を連想した?




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月06日 05:36:38 No.537 【返信】

キク科アメリカオニアザミのご紹介です。鬼のような手強いトゲをまとい、茎は高さが2mにも達し、紅紫色の花をつけます(写真1、2枚目)。種には、タンポポのような綿毛がついており、風に乗って拡散します(写真3枚目)。とにかくトゲが鋭く、エゾシカなども食べないようで、在来種の生育場所を占有し、駆逐してしまう勢いです。このため、生態系被害防止外来種に指定されています(環境省)。オオハンゴンソウと同じように、花をつける前に根こそぎ抜き取り焼却処分するのがベストのようですが、悩ましいですね。



昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月04日 05:23:17 No.536 【返信】

最近遭遇したハチ、3種です。スズメバチ科コアシナガバチは、体長14mmと小形。農作物収穫用コンテナにシャワーヘッド型の蛹室をつくり、最初の働き蜂を育てる女王蜂の姿がありました(写真1枚目)。アオムシを狩って肉団子を幼虫に与えるようです。
コガタスズメバチは、見た目がよく似たオオスズメバチに比べると”コガタ”ですが、体長24~27mmとあなどれません。初夏、女王バチが徳利型の巣で育てた働き蜂をして、ソフトボール大の立派な巣が出来上がりました(写真2枚目)。
近郊の農道で、ミツバチ科セイヨウミツバチと思われる飼育箱を目にしました(写真3枚目)。奥にカボチャ畑が広がっていましたので、花粉交配(受粉)用でしょう。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年08月02日 05:13:41 No.535 【返信】

シソ科から、2点のご紹介です。
エゾナミキは、湿地に生育する草丈30~40cmの多年草。花の形状が、浪のうねりのようですね(写真1枚目)。和名は、「蝦夷浪来」です。
チシマオドリコソウは、湿った草地に生育する草丈25~50cmの1年草(写真2枚目)。ピンクの花から踊り子をイメージ・・。舞うのはモンシロチョウ(写真3枚目)、受粉がすすみます。和名は、「千島踊子草」です。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年07月31日 05:11:50 No.534 【返信】

ナス科オオマルバノホロシのご紹介です。
山地の林内や荒れ地に生育する多年草で、茎が分枝して四方に枝が伸び、ややつる性に近くなります。葉腋から花軸を伸ばし淡紫色の花をつけます(写真1枚目)。花冠は5つに裂けて反り返り、黄色い葯が花柱を取り囲みます(写真2枚目)。果実(液果)は、だ円形で赤く熟すと美味しそうです(写真3枚目、10月下旬)が、有毒とされます。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年07月30日 05:23:39 No.533 【返信】

シソ科エゾイヌゴマのご紹介です。原野などの湿ったところに生える高さ40~70cmの多年草(写真1枚目)。茎が四角柱で全体に毛があります。花は薄紅色。マルハナバチたちが訪れて受粉がすすみます(写真2、3枚目)。和名は「蝦夷犬胡麻」、果実がゴマに似るも食用にならず役に立たないから・・。残念なネーミングですね。



花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年07月29日 05:26:33 No.532 【返信】

ミソハギ科エゾミソハギのご紹介です。日当たりの良い湿地に生育する多年草。茎は直立し、高さ1~2mに。よく枝分かれした葉腋に紅紫色の花が穂状に集まってつきます(写真1枚目)。遠目にも美しい花、望遠でぐっと近寄ってみました。いかがでしょう(写真2枚目)。
こちらでは、キリギリス科ツユムシがもぐもぐタイムのようです(写真3枚目)。春、若葉が食用になる・・に納得です。和名「蝦夷禊萩」の由来も調べてみましょう。”禊”がみそです。




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