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投稿者:藤吉功
トクサ科フサスギナをニセコ山系・大谷地の群生地に訪ねました(写真1枚目)。 フサスギナは、氷河期から種を繋ぐ分布域の限られた夏緑生のシダで、北海道レッドリストで絶滅危急種(Vu)に指定されています。 雪解けとともに、地中を伸びる地下茎から栄養茎と胞子茎の二形の茎を立てます(写真2枚目)。お馴染みの「スギナ」の胞子茎・ツクシの場合は、いつの間にか枯れて見えなくなってしまいますが、フサスギナは成長に従い栄養茎のように枝を輪生します。まだ、栄養茎も成長途上でほっそりしています(写真3枚目)が、夏にはどちらの茎も文字どおりフサフサと茂ります。
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