北海道ボランティア・レンジャー協議会
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昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年11月19日 06:35:09 No.595 【返信】

ツチハンミョウ科メノコツチハンミョウのご紹介です。メタリック・ブルーが印象的な昆虫で、「メノコ土斑猫」とはアイヌ語が学名に付いたもの。オスは、全長約18mmで、触角の中ほどが瘤状に(写真1枚目)。メスは、全長約34mmとビッグサイズ(写真2枚目)。雌雄をカプセルに入れて観察すると、その違いがよく分かりました(写真3枚目、シートは5㍉方眼、別個体)。
なお、刺激すると関節より黄色い液を出し、皮膚に炎症を起こすので要注意!
昨日、3か月振りとなった野幌の森歩きでの出会いでした。




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年11月17日 06:23:11 No.594 【返信】

窓枠で越冬の第2弾は、クヌギカメムシ科ヨツモンカメムシ。主に、オヒョウやハルニレなどの樹上生活。越冬場所を求めて姿を現しました(写真1枚目)。その名のとおり背中に4個の紋があります。お腹側(写真2枚目)と、翅を立てた横顔も(写真3枚目)。
さて、ヒグマの出没で3か月間に亘り”立入自粛要請”が続く野幌の森界隈。いよいよ本日をもって解かれそう。しかし、捕獲・DNA鑑定となった4年前に比べ、何ともスッキリしません。鈴を鳴らし、警戒おさおさ怠りなく!ですね。




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年11月15日 07:43:58 No.593 【返信】

平地にも雪が降り、すっかり寒くなりました。陽だまりに咲くキク科の花たち、これらは”返り花”と言えるでしょうか。一輪だけのセイヨウタンポポには、ハナアブとセイヨウオオマルハナバチがしがみついていました(写真1枚目)。こちらは、ケカナダアキノキリンソウ(写真2枚目)、さらにトゲトゲはアメリカオニアザミでしょうか(写真3枚目)。ハナアブを除き、みんな外来種ですね。



昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年11月13日 08:00:18 No.592 【返信】

窓枠で越冬を試みる昆虫たち。その第1号は、テントウムシ科でも数多いナミテントウの仲間。紅色型&十九紋の消失型でしょうか(写真1枚目)。種名にこだわらず、斑紋と色彩の変化などを楽しみましょう。ヨコから見ると意外にスマート(写真2枚目)。更にお腹側からだと、短い触角と脚の様子に何故か親近感も(写真3枚目)。この種は、アブラムシを食べる”益虫”。春まで、そっとしておきます。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年11月11日 07:00:17 No.591 【返信】

越冬地への渡りの途中、水面に羽を休める水鳥たち(写真1枚目)。手前から、カモ科マガン(全長72cm)、ハクガン(同67cm)、オオハクチョウ(同140cm)と、奥にはサギ科ダイサギ(同90cm)の姿も。何かに驚いたのか、一斉に飛び立ったのはマガンとハクガン。その群舞は圧巻です(写真2枚目)。こちら、ハクガンの弧を描いた飛翔にも魅せられました(写真3枚目)。ちなみに、マガンは天然記念物。ハクガンとともに北海道レッドリスト[鳥類編]掲載種です。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年11月09日 06:17:29 No.590 【返信】

不安定な空模様での”鳥見”から。渡り途上のガン・カモ類の観察中、上空を横切る大きな鳥の気配。珍客、ツル科ナベヅル(全長100cm)の優雅な飛翔シーンでした(写真1枚目)。一方、岸辺の茂みには、猛禽が潜み、サーッと飛び立ちました(写真2枚目)。お馴染み、タカ科トビとオオタカです。後者は、雌雄ほぼ同色で、全長はオス50cm、メス56cm。さすがに眼光鋭く、威圧感が半端ないですね(写真3枚目)。なお、水鳥たちの光景は、次回ご紹介します。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年11月07日 06:26:53 No.589 【返信】

嬉しい野鳥との出会いから。キバシリ科キバシリ(写真1枚目)は、木の幹を下から上に登ることを繰り返しながら移動。昆虫類やクモを採食。羽色が、樹皮に似た見事な保護色です。キツツキ科アカゲラ(写真2枚目)は、赤く細長い舌が垣間見えました。カラス科亜種ミヤマカケス(写真3枚目)は、秋の深まりとともに里に下りてきたようです。ドングリなどを樹木の穴や地中に隠す(貯食)習性が。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年11月05日 06:13:52 No.588 【返信】

エナガ科亜種シマエナガのご紹介です(写真1枚目)。紅・黄葉も、終盤。木立の見晴らしが良くなるにつれ、カラ類やエナガなどが目に付くようになってきました。小灌木の梢を飛び交う姿にしばし釘付け(写真2、3枚目)。もうじき里にも初雪の季節。しっかり寒さ対策をしてバードウオッチィングはいかがでしょう。
なお、野幌の森は、8/18の「ヒグマ注意報」発令・立入自粛要請(道庁、11/17まで再延長中)に伴い、各種自然観察会などが軒並み中止です。




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年11月03日 06:45:58 No.587 【返信】

グンバイムシ科プラタナスグンバイ(3.7mm)のご紹介です。北アメリカに生息するカメムシの仲間。21世紀になって、初めて国内(愛知県下)での生息が発見された外来種。モミジバスズカケノキ(通称:プラタナス)に寄生。葉の汁を吸われて白くなる被害から、害虫扱い。陽だまりでプラタナスの幹を観察すると、確かにいました(写真1枚目)。黒い布に移し、白い軍配虫をパチリ(写真2枚目)。お腹側は、害虫だけに”腹黒い”(写真3枚目)なんて、失礼ですね。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年11月01日 07:20:52 No.586 【返信】

南の越冬地への長旅を前にした野鳥たち。ヒタキ科ルリビタキ(写真1枚目、全長14cm)は、亜高山帯で繁殖。春と秋の束の間、平地で美しい姿を見せてくれます。ウグイス科ウグイス(写真2枚目、全長♂16cm、♀14cm)は、笹藪などにいて、繁殖期のさえずり以外ではあまり目立ちません。珍しく梢にその姿も、相変わらず動きが速い。ホオジロ科ホオアカ(写真3枚目、全長16cm)は、灌木の先端に羽を休める幼鳥のようです。



昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年10月30日 07:28:37 No.585 【返信】

晩秋の陽射しに憩う昆虫たち。シジミチョウ科ベニシジミ(写真1枚目)は、年3回の発生。幼虫で越冬。タテハチョウ科ヒメアカタテハ(写真2枚目)は、年1回の発生。こちらはこのまま成虫で越冬。ミツバチ科セイヨウオオマルハナバチ(写真3枚目)は、ヨーロッパ原産の外来種。ハウス栽培では受粉に有益な昆虫も、逃げ出して野生化。全道に生息域を拡大し、在来種を駆逐するなど、生態系に様々な影響があるため、「特定外来生物」に指定され、すっかり”お尋ね者”です。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年10月28日 06:19:28 No.584 【返信】

野鳥たちの秋の渡りも、はや終盤のようです。この程、石狩調整池(石狩市生振)にてシギ科のウズラシギ(写真1枚目、全長21.5cm)、オオハシシギ(写真2枚目、全長29cm)、ハマシギ(写真3枚目、全長21cm)を観察しました。何れも”旅鳥”で、この時期は冬羽。ちなみに、ハマシギは準絶滅危惧種(2017年、北海道レッドリスト[鳥類編]改訂版)です。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年10月26日 06:17:50 No.583 【返信】

アトリ科イスカ(全長17cm)のご紹介です。秋の深まりとともに、群れをなして平地の針葉樹や植栽されたハイマツに飛来(写真1枚目=橙赤色が印象的なオス、写真2枚目=黄色みのある灰色主体のメス)。先端が交差した特徴のあるクチバシを器用に使い、松かさから種子を採食する姿が(写真3枚目)。ちなみに、クチバシの交差は、個体によって左右まちましでした。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年10月24日 06:24:04 No.582 【返信】

ニシキギ科ツルウメモドキの果実です(写真1枚目)。山野に自生するつる性の木本も、その環境によっては小灌木の風情で、艶やかなオレンジ色の仮皮種が顔を覗かせる前は、まるで”柿”のようです(写真2枚目)。
季節がすすみ、荒涼とした石狩の海浜草原で、ひときわ光彩を放っていました(写真3枚目)。




果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年10月22日 07:21:59 No.581 【返信】

果実の鮮やかな紫色が印象的な、クマツヅラ科のコムラサキ(写真1枚目)とムラサキシキブ(写真2枚目)です。前者の果実は、枝に沿ってズラリと並んでいます。どうやら基部から熟すのか、早くも野鳥についばまれたようで(種子散布)、花軸とガクが遠目には白い小花のようです。
黒い果実をつけるのは、クロウメモドキ科クロウメモドキ(写真3枚目)。かつては、野幌の森でもみられたようです(歴代植物調査、1972年の記録が最後)。撮影は、一昨日と同じ樹木園にて。




果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年10月20日 09:52:48 No.580 【返信】

バラ科カリンのご紹介です。中国原産の落葉樹で、果実(写真1枚目)は、熟すと明るい黄色になります。マルメロ(セイヨウカリン)とよく似ていますが、葉の縁に細鋸歯があります。果実は硬く、生食ではなくカリン酒や砂糖漬、のど飴などに利用。6月中旬にはピンクの美しい花を付けました(写真2枚目)。ちなみに、昨年は豊作でした(写真3枚、11月中旬目)。いずれも、市内の試験研究機関・樹木園にて。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年10月18日 06:05:32 No.579 【返信】

ヒタキ科マミチャジナイのご紹介です。中央区の円山軽登山で、サルナシ(コクワ)の茂みに小集団を発見しました。秋の渡りの途中、腹ごしらえでしょうか。観察していると、一羽が反対側の開けた枝に飛び出し、凜々しくまた可愛い仕草を見せてくれました(写真1~3枚目)。
なお、野幌の森界隈では、直近10/14のヒグマ目撃情報を受け、昨日、道庁から11/17まで「ヒグマ注意報」が再延長されました。立ち入り自粛要請のため、自然観察はまたしても長期のお預け継続です。




果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年10月16日 07:17:34 No.578 【返信】

アオイ科イチビ(本欄8/26)を一株持ち帰って観察を続けました。茎は丸く、根際の直径1cm、高さ130cm。先端部30cmほどで枝分かれして次々と花を付け、10数個の果実が。一塊の果実を開くと、平たい袋状のものが12個。中からポチッと一粒のタネを取り出し、1時の方角に置いてみました(写真1、2枚目)。環境が変わっても、簡単に枯れることのない逞しさ(写真3枚目)に、”耕地雑草の草魂”を見た気がしました。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年10月14日 06:33:44 No.577 【返信】

ナス科オオマルバノホロシの果実が真っ赤に熟しました(写真1枚目)。不揃いな果実を見ると、まるで家庭菜園も終盤のミニトマトを連想しますね(写真2枚目)。参考まで、花の写真ふたたび(写真3枚目)。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年10月12日 05:38:35 No.576 【返信】

ブナ科のドングリ(堅果)です。知床で、ヒグマの深刻なエサ不足とのニュース。例年、この時期に道庁からドングリ調査の結果が出ますが、今年はどうでしょう。夏以降、森のミズナラ(写真1枚目)やコナラ(写真2枚目)を気に掛けていましたが、個人的な感覚では不作か凶作。唯一、外来種で植栽されたアカナラは、2年がかりで果実をつけることもあってか、それなりの様子(写真3枚目)。ヒグマの出没に拍車が掛からなければ良いのですが。



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