北海道ボランティア・レンジャー協議会
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野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年02月07日 07:41:55 No.638 【返信】

水辺の鳥から、カモ科ヒドリガモ(全長49cm、緋鳥鴨)のご紹介です。雪に覆われた日本海側から、太平洋側にプチ遠征。穏やかな流れのある淡水域にその姿がありました。草食性のベジタリアン(写真1枚目)。普通は夜間に行動するようで、日中はマガモなどの集団とともに、うたた寝で体力温存(写真2枚目)。オス個体の横顔は茶褐色で、額から頭頂部にかけてクリーム色が特徴。仲睦まじい“つがいの姿”も-(写真3枚目)。



森の生き物シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年02月05日 07:11:51 No.637 【返信】

昨日、暦の上では「立春」。ふかふかの新雪に印された痕跡から、生き物たちの行動を推理する森歩きも楽しいもの。左から来たエゾユキウサギの足跡とクロスするのは、恐ろしい捕食者・キタキツネ(写真1枚目)。もし、鉢合わせなら事件です。こちらでは、どんな行動が想像されますか(写真2枚目)。この枝には、左側2つの古傷と、右側にスッパっと切り取られた食痕。ウサギさんには、きっと美味しいご馳走なのでしょうね(写真3枚目)。ところで、野生下では天敵から逃げ延びるためにも、常に身軽にする必要が?・・こうした場所には、ぽちっと可愛い落とし物も-(写真2枚目の右側にも1コ発見)。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年02月03日 06:24:19 No.635 【返信】

天然記念物のクマゲラ(全長46cm、我が国最大のキツツキ)です。“ドラミング”は、硬く乾いた樹幹や枝などを丈夫な嘴で連打。とびきり存在感のある重低音が森いっぱいに響き渡ります(写真1枚目)。次は、もぐもぐタイム。樹上10数mで大きく穿った採餌痕(写真2枚目)。こちらは、立ち枯れの樹幹で、樹皮の下などに潜む虫探し。バサッと剥がれ落ちました(写真3枚目)。
なお、野幌の森で3月10日(日)第38回「クマゲラ一斉調査」が行われます。今月16日から、北海道博物館のHPなどに実施案内が掲載、募集が行われる予定。遊歩道のほか、普段は立ち入ることのできない森に分け入ることも-。首尾良くクマゲラ観察ができますように。


春日順雄 投稿日: 2024年02月03日 10:19:50 No.636
1枚目の写真。目がくっきり。ピントがいい。私も鳥狙いをしたことがあったが、目がくっきり出ないと値打ちがないと言われたことがしばしばだった。


冬芽葉痕シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年02月01日 07:10:04 No.634 【返信】

春を待つ樹木たち。スイカズラ科ミヤマガマズミの冬芽は、鱗芽で対生。枝の脇についた側芽と、その下に3つの維管束跡が目と口のようにも見える葉痕(写真1枚目)。野幌の森では、5月の連休あたりから芽吹きがはじまります(写真2枚目)。枝先の冬芽“混芽”からは、若葉が広がり花の蕾たちも(写真3枚目)。初夏に咲く白い花々や秋の真っ赤な果実、はたして今シーズンは?



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月30日 07:10:23 No.633 【返信】

野鳥たちにとっても“厳冬“の日々。留鳥のオオアカゲラが取り付いたツタウルシには、冬鳥、ツグミの姿も(写真1枚目)。例年だとこの季節、冬鳥たちにとってナナカマドが貴重な食糧の一つですが、異常気象の影響からか、既に未成熟のものも残り僅か。採餌に訪れた横顔もどこか寂しげ(写真2枚目)。一部が留鳥としてこの地に留まるヒヨドリにとっても、ひもじい思いは一緒のようです(写真3枚目)。



冬芽葉痕シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月28日 07:05:58 No.632 【返信】

春を待つ樹木たち。ブナ科ミズナラの冬芽は、鱗芽。枝先につく“頂芽”の周りに頂生側芽が輪生し、それぞれ小振りな葉痕も(写真1枚目)。枝の途中につく“側芽”は、互生。季節がすすみ、芽吹きの新緑は目に優しい色合い(写真2枚目)。初夏、葉脇につく雌花序も、尾状に垂れ下がる雄花序も黄緑色と控えめながら、見上げる青空に映えます(写真3枚目)。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月26日 07:20:44 No.631 【返信】

アトリ科ベニヒワ(全長12cm)のご紹介です。冬鳥として渡来し、主にカンバ類やハンノキ類、カラマツなどの種子を採食するようで、今シーズンの初見は、シラカンバでの“モグモグタイム”(写真1枚目)。中には、トレードマークの赤い前頭部に種子を付けているものも(写真2枚目)。願わくば、青空の下で観察したいシーンでした(写真3枚目)。



冬芽葉痕シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月24日 06:54:30 No.630 【返信】

春を待つ樹木たち。スイカズラ科エゾニワトコの冬芽は、鱗芽で対生。少しスリムな葉芽と、花の蕾を抱いて丸みを帯びた混芽。葉を落とした跡の“葉痕”は、どこかヒツジ顔を連想しました(写真1枚目)。ところで、「冬芽」は、一日にしてならず。秋の落葉前、葉脇にしっかりと準備が整っていました(写真2枚目)。4月下旬には、いち早く芽吹き、花の蕾も日ごとに大きくなります(写真3枚目)。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月22日 06:50:08 No.629 【返信】

野幌の森では、積雪が80cmほどに達し、草本類はほぼ雪の下。折から雪が舞う中、傾きかけたエゾゴマナとおぼしき花殻がキラキラ輝いていました(写真1枚目)。ポツンと立ち上がったササには、ツル植物のヤブマメが風に揺れ(写真2枚目)、多量の種子を風に乗せたオオウバユリの花殻も凜と冬空を見上げ踏ん張っていました(写真3枚目)。雪解けの春が待ち遠しい森歩きです。



森の生き物シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月20日 07:01:36 No.628 【返信】

ドカ雪から一転、気温が緩み締まり雪となった森で、キタキツネ(イヌ科アカギツネ亜種)の姿がありました。こちらも抜き足差し足、ソーッと観察していると、余裕のアイコンタクト(写真1枚目)。いま彼らは、恋の季節。あたたかそうなモフモフの毛並みが見事ですね(写真2枚目)。このあと、木陰でジャンプ一番、鼻先から雪の中に飛び込む“ハンティング・シーン”も。エゾヤチネズミ(写真3枚目)にとっては、恐ろしい捕食者です。



冬芽葉痕シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月18日 07:28:04 No.627 【返信】

春を待つ樹木たち。エゴノキ科ハクウンボクの冬芽は、裸芽で互生。それぞれ主芽と副芽がセットで、主芽にアクシデントがあった場合に備えているようです(写真1枚目)。芽吹きは、少しゆっくりの5月中頃(写真2枚目)。6月中頃にかけて、木いっぱいに白い花をつけます。その様子があたかも白雲のようであることから“白雲木”と呼ばれます。



冬芽・葉痕シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月16日 06:55:50 No.626 【返信】

春を待つ樹木たち。バラ科シウリザクラの冬芽は、鱗芽で互生。葉痕を小顔に見立てると、まるで“とんがり帽子”、あるいは唐辛子“鷹の爪”を連想?(写真1枚目)。4月中頃の芽吹きはじめはピンク系から鮮やかな紅色(写真2枚目)。成木になると樹高20mにも達し、5月下旬から6月にかけて穂状に白い小花をたくさん付けます(写真3枚目)。



冬芽・葉痕シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月14日 06:52:34 No.625 【返信】

春の訪れを待つ森の樹木。梢に目を向けると、個性的な冬芽と葉痕たちが-。スイカズラ科オオカメノキの冬芽は、裸芽で対生。葉芽は、紡錘形。花芽は、まるい蕾の両脇に葉芽がつき、まるで耳ピョーンのウサギさん(写真1枚目)。秋に葉を落とした跡・葉痕も様々な表情を醸していますね。季節がすすみ新緑の頃には、葉芽と花芽が展開する様子(写真2枚目)、初夏にはアジサイに似た花(写真3枚目)と、観察の楽しみは続きます。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月12日 07:54:39 No.624 【返信】

キツツキ科クマゲラのご紹介です。この季節の採餌は、朽ちた立木や樹皮の下などに限られ、厳しい季節。好物のムネアカオオアリやキクイムシの幼虫などが上手く見つかれば良いのですが。
ところで、本日の札幌の日出は7:04AM(~日没4:20PM)と、“光の春”に向かって日中の時間が長くなりだしました。クマゲラたちも、繁殖シーズンに向け、そろそろスイッチが入る頃でしょうか。採餌の合間に「キョーン・・」や「コロコロコロ・・」の鳴き声、ドラミングを耳にするようになってきました(写真1、2枚目はオス個体、3枚目はメス個体)。観察には絶好の季節到来です。




雪上の虫たち 藤吉功 投稿日: 2024年01月10日 07:26:56 No.623 【返信】

穏やかな空模様の森歩きでは、意外にも雪上の虫たちが目に付きます。種名はともかく、クモ類の一種(写真1枚目)、こちらはハエの仲間(写真2、3枚目)でしょうか。先日ご紹介したクモガタガガンボは、雪や氷の環境に適応した生活史の昆虫とされるのに対し、これらは、暖かい季節に活動するイメージですが、どっこい冬も活発に生き抜く逞しさ。真相やいかに。



活動報告 藤吉功 投稿日: 2024年01月08日 06:09:26 No.622 【返信】

昨日は、新春恒例の「円山登山観察会」。出発時に『円山原始林は、国の天然記念物(大正10年指定)etc・・』の甲斐あってか、これまた天然記念物の“クマゲラ”というお年玉が(写真1枚目)。メモリアルな樹々たちを見上げ(写真2枚目)、あまりにも果実が少ないことに、昨今の気候変動を実感。降りしきる湿り雪に、山頂からの大パノラマはお預けも、シャッターをお願いした登山客さまの素敵な感性で、パーッと弾けました(写真3枚目)。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月06日 07:41:18 No.621 【返信】

科名が一文字の野鳥、ウ類から。穏やかな港で、ピョコンと顔を出したのは留鳥のヒメウ「姫鵜」。まるで“潜望鏡”のようです(写真1枚目)。アユ漁の鵜飼いでお馴染みのウミウやカワウたちよりも嘴から頸にかけてスリムで、全長73cmとひとまわり小振り。突然、海水面を蹴りながら滑るように飛翔(写真2、3枚目)。幼鳥は褐色みがあるようですが、成鳥になると緑色光沢のある黒色が映えます。
※明日、1月7日(日)は、「円山登山観察会」(ボラレン主催、10:00-12:30円山公園八十八か所登山口集合・解散)。札幌を一望、大パノラマも楽しみましょう。




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月04日 08:52:45 No.620 【返信】

ガガンボ科クモガタガガンボのご紹介です。道内には、チビクモガタガガンボとニッポンクモガタガガンボが分布しているようです。雪上に大きさの異なるものをいくつか観察しますが、正直、よく分かりません。危険に遭遇したのでしょうか、脚の欠損したオス(写真1枚目)とメス(写真2枚目)個体です。拡大すると意外に毛深く、背中にポチッと翅の名残が対で確認できますね(写真3枚目、別個体)



昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年01月02日 08:15:20 No.619 【返信】

初夢で、美味しそうなリンゴが!ナラメリンゴフシ(写真1枚目、5月下旬撮影)と呼ばれる「虫えい」(虫こぶ)~植物に昆虫が産卵寄生した結果、出される分泌物質などで異常?な発育を起こしたもの、です。カラーの夢って大丈夫?
いったいどんな姿かと常々不思議に思っていた暖気の12月下旬、雪上にタマバチ科タマバチの仲間を発見(写真2枚目)。イコールか否かは判然としませんが、こうして、寄生する木の新芽にたどり着き、命をつないでいるのですね。
こちらの梢には、花殻のような褐色の虫えい。ミズナラメコガタニセハナフシ(写真3枚目、4月下旬撮影)。中央に幼虫室があって、そろそろミズナラメコガタニセハナタマバチの成虫が現れる頃とか。
ともあれ「虫えい」は、寄生する昆虫の種類により、宿主も異なりできる形も出現時期も様々のようです。




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2023年12月31日 07:08:08 No.618 【返信】

カモ科ホオジロガモのご紹介です。「頬白鴨」と書き表すとおり、冬羽(繁殖羽)のオスは一目でそれと分かります(写真1枚目、全長47cm)。頭部の緑色とクチバシ・背中の黒、胸からお腹の純白が晴天下で際立ちます(写真2枚目)。こちらは、ようやく巡り会えたメス(写真3枚目、全長40cm)。クチバシの先や目(虹彩)の黄色、暗褐色をした頭部の色味などが曇天下で不鮮明な点、ご容赦願います。



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