近畿植物同好会 掲示板
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水無瀬渓谷のジャニンジン 相良真佐美 投稿日: 2024年04月27日 13:56:43 No.1204 【返信】

4月2日に安威川ダムを見に行った時、メンバーがエドヒガンのそばでジャニンジンを見つけました。
メンバーらは「昔は京都や北摂で当たり前にあったのに、最近はほとんど見かけず珍しい」と話題になりました。

その内の一人が「記憶にある標本は丸い葉のイメージなので違和感がある」とのことでした。
後日、その人に島根大学のサイトのジャニンジンを教えてもらいました。
 島根大学の標本のサイト http://tayousei.life.shimane-u.ac.jp/harbarium/zoom.php?pht=12KAG0470351234
Cardamine impatiens L.とされたのは確かに葉は丸いです。ただラベルに、志賀隆さんがnotと追記されていていました。

それから、安威川ダムのエドヒガンの谷に数回行きましたが、タネツケバナは見かけるのですがジャニンジンは見つかりませんでした。
そのことをメンバーに伝えると、メンバー3人の方からジャニンジンの特徴である「裂片が茎を抱いている写真」を送っていただきました。
これを同定の参考にしたらいいとのことでした。
「京都の野草図鑑」(京都新聞社 1985)、「検索入門 野草図鑑⑥」(保育社 1984)でも同様に書いてありました。
また、大阪府島本町の水無瀬渓谷には昔はたくさんあったとの情報もあり、水無瀬渓谷に行くことにしました。

4月25日に行った島本町の水無瀬渓谷は、確かに自然豊かな所で、せせらぎが高槻市の川久保渓谷や金剛山の伏見林道の雰囲気でした。
乙女の滝まで歩いて、ぽつりぽつりとジャニンジンが現れました。やっと確認できました。

【注意】落石などの危険があり、乙女の滝から先は立入禁止となっています。(2021年12月16日更新)
    島本町ホームページ https://www.town.shimamoto.lg.jp/site/kankou/1426.html

帰り道で大きなテントウムシも見つけました。ハラグロオオテントウと思います。
 町田市の生き物図鑑 https://www.machidashi.net/insect/haraguro.html
 
遠くの山には初夏の風物詩のツブラジイの金色のモクモクが現れてきました。
島本町は大阪府自然環境保全地域でツブラジイなどの保護でも有名です。
 


ミズタビラコとコシジタビラコ 相良真佐美 投稿日: 2024年04月29日 17:01:06 No.1209
水無瀬渓谷では、ミズタビラコも一斉に開花を始めました。

今日、詳しい方からミズタビラコによく似たコシジタビラコという「分果の背面に環状の付属体がある」も混生していると教えていただきました。
この「背面」という意味が分かりにくいのですが、「花さんぽ」さんのサイトに分かりやすい説明がありました。
  「HiroKen 花さんぽ」のサイト https://tinyurl.com/55t5mydr
 
4月25日のはまだ若いミズタビラコだったので、在庫画像から分果の付属体を調べてみました。
調べた島本町の隣の高槻市川久保渓谷のものは、付属体がなかったので、普通のミズタビラコのようです。
5月下旬には分果もでき始めるので、そのころ再度確認に行きたいと思います。
  


相良真佐美 投稿日: 2024年04月29日 18:02:09 No.1210
大本花明山植物園の津軽俊介さんの論文に、苦労してミズタビラコとコシジタビラコを同定したエピソードが載っていました。
ミズタビラコやコシジタビラコと同定した70点の標本を見直し、同定至難な花期の標本は22点見つかったそうです。

 分類 2008 年第 8 巻第 2 号 112ページ~114ページ
 標本に学ぶ 津軽俊介(大本花明山植物園) 
 「思い込みによる誤同定の問題 ミズタビラコとコシジタビラコ」
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunrui/8/2/8_KJ00005013327/_pdf/-char/en
5月2日の島本町の植物 相良真佐美 投稿日: 2024年05月05日 20:19:52 No.1217
5月2日の島本町のツブラジイは、4月25日から一週間経過しましたが、さらに開花が盛んになってきました。真下から花を見ました。
また、島本町は広い範囲でモウソウチクの竹林がありますが、タケは太く、洛西にも劣らず直径14cmぐらいのが、普通に生えています。
JR島本駅付近の車止め(ボラード)も、名物のタケノコの形をしています。街ぐるみでモウソウチクを応援しているようです。
水無瀬渓谷や尺代には、ヤブタビラコ、ウシハコベ、ニシノオオタネツケバナ、ヤブジラミ、カキドオシ、オカタツナミソウなどが咲いていました。




ヤサカフウロ 相良真佐美 投稿日: 2024年05月03日 14:56:31 No.1215 【返信】

4月25日に水無瀬渓谷に行った後、島本町尺代にヤサカフウロが咲いているという情報をいただきました。
5月2日に、「尺代の道沿い」という情報だけでしたが、初耳なのでネットで特徴を調べ、ぐるりと回ってみました。
そうすると、道沿いにびっしりヤサカフウロが生えていました。花の色や大きさはピッタリです。葯の色も黄色です。
ヒメフウロは赤い葯で、一部には黄色い葯もあるそうですが、葉の形がヒメフウロと違います。

このヤサカフウロの詳しい情報提供を今日呼び掛けると、「近畿植物同好会会誌第35号、2012」p11-13にあると回答が来ました。
またご親切に、そのコピーも送ってもらいました。豊原稔さんの執筆でした。

 ●会誌第35号(2012年1月) 豊原 稔 「大阪府下に帰化したヤサカフウロGeranium purpureum Viliars」

とあり、詳しく島本町尺代で見つけた経緯が載っていました。地図もあり、5月2日に見てきたこととピッタリ合っていました。
記事では、「10数mの群生」とありますが、最初見つけた株から最後の株まで記録し、帰ってグーグルマップで距離を測りました。
すると群生の範囲は450m(途中生育していない個所もあります)でした。10数年経って大きく広がったことになります。
今、撮影した写真を整理していますが、珍しい変化も分かりました。またまとめて報告します。


ヤサカフウロ-2 相良真佐美 投稿日: 2024年05月03日 18:11:09 No.1216
ヤサカフウロの葯が黄色か調べていると、葯が10個のはずが、5個の物がそこそこ見つかりました。

「改訂新版 日本の野生植物 3 」(平凡社 2016)でフウロソウ科の検索表の雄蕊は、
  ■オランダフウロ属 (Erodium) 雄蕊は内外2輪に並び、外輪の5個には葯がない。
  ■フウロソウ属 (Geranium)  雄蕊は内外2輪に並び、ともに完全で稔性のある葯をつける。
ヤサカフウロは Geranium purpureum Viliars ですからフウロソウ属です。

ところが、フウロソウ属の解説文では「雄蕊は10個、すべて稔性をもつか、ごくまれに5個が仮雄蕊となる」と記述されています。
 
この「ごくまれ」に遭遇したようです。しかしごくまれにしては、10%ぐらい見つかります。
これは、まだ初夏の最初で、特に川上側は生長が遅いです。もう少し経てば「完全で稔性のある葯をつける」かも分かりません。
もう少し時間をかけて観察したいと思います。




ヤマトチャルメルソウとクマガイソウ 磯野久美子 投稿日: 2024年04月25日 00:05:38 No.1203 【返信】

4月20日、北畠氏館跡庭園(三重県津市美杉町上多気)にてヤマトチャルメルソウと遭遇しました。
日本三大武将庭園の一つという由緒ある庭園の中にある、16世紀に造られたという「米字池」と呼ばれる複雑に湾曲した形の池の小さな滝口の所に咲いていました。
つい先日ミカワチャルメルソウとコチャルメルソウを見たばかりなので、これらとは色や葉の形など姿が違うことがよく分かりました。

また、この滝口の傍にはヤマルリソウの群落があり、その中に2株、クマガイソウが大きな蕾をつけていました。クマガイソウは実物を初めて見たので、プリーツの入った大きな扇のような葉に感動しました。
武家の庭園なので、熊谷直実に思いを馳せて誰かが植えたものかもしれないなあと思いましたが、この庭園がある北畠神社の宮司さんのお話では、植えたという話は聞いたことがないので自生ではないかと思うとのことでした。毎年同じところに咲くそうです。

写真
1枚目:ヤマトチャルメルソウ
2枚目:ヤマトチャルメルソウ(ピンク色の丸の中)とヤマルリソウ(黄色の丸の中)
3枚目:ヤマトチャルメルソウの花(右の写真は百均マクロで撮影)
4枚目:クマガイソウ
5枚目上:クマガイソウの蕾
5枚目下:クマガイソウ周辺の様子。クマガイソウの周りはヤマルリソウの群落。ここは2枚目の写真の左側。この写真右側の延長線上にヤマトチャルメルソウの咲く滝口がある。
6枚目:北畠氏館跡庭園の米字池


ムサシアブミ、ニオイタチツボスミレ、オキナグサ 磯野久美子 投稿日: 2024年05月01日 00:10:05 No.1212
4月20日、北畠氏館跡庭園を見た後、霧山城址へ登りました。
まだ色々な桜が咲いている新緑の山は気持ちよく、見晴らしも良かったです。
ムロウテンナンショウが沢山ありましたが、ムサシアブミも見ることができました。
足元には実生の小さなスギやマツ、ヒメウズ、種子ができているヤマネコノメソウ、山頂への道の両側にはまるで盆栽のように鹿がかじったツツジ類が並んでいました。
日当たりの良い山頂付近では、ニオイタチツボスミレが色鮮やかに咲いていました。
ニオイタチツボツミレについては、紫と白のコントラストの強い華やかな色合いの花であることは大変印象に残りましたが、残念ながら、香りが私にはほとんど感じられませんでした。少し調べてみると、どうもこの香りは時間や天候によって強さが異なったりするようで、香りの全くない個体もあるようです。また、個人の感覚の差もあるとか。次に遭遇した時にはぜひその芳香を感じてみたいものです。

ところで、下山後通った山深い集落に、庭一面にオキナグサが咲いているおうちがありました。土地の人のお話では、以前はこの辺りにはオキナグサが沢山自生していたそうで、このお庭も移植したものがどんどん増えたのだそうです。しかし、今はもう自生のものは全く見られないとのことでした。

写真
1枚目:ムサシアブミ
2枚目:鹿がかじったツツジ類
3枚目:ニオイタチツボスミレ
4~6枚目:オキナグサ


クマガイソウ 相良真佐美 投稿日: 2024年05月01日 11:23:18 No.1213
磯野様

 >クマガイソウは実物を初めて見たので、プリーツの入った大きな扇のような葉に感動しました。

豊能町のクマガイソウは、保全のため大々的に公開されていませんでしたが、保護管理がうまくいっているのか、新聞で公開されました。

 産経新聞 2024/4/24 20:00 絶滅危惧種のクマガイソウが群生する大阪・豊能町で200株以上が開花
 https://www.sankei.com/article/20240424-YIFM265O7FMZNFBV7QPCMJNHFI/

添付画像は昨年4月27日の、保護柵の中のクマガイソウです。初谷渓谷には、クマガイソウの説明看板もあります。
自生していたのを初谷に移植した経緯は、産経新聞に載っています。
新聞には「大型連休中は楽しめる見込み。」とありますが、5月4日では、そろそろ萎みだしていたのもありました。

初谷渓谷は、その他楽しい生き物に巡り合えます。特に珍しい野鳥撮影に最適です。オオキツネノカミソリも初夏に開花です。


Re:クマガイソウ 磯野久美子 投稿日: 2024年05月01日 15:23:11 No.1214
相良様

情報、ありがとうございます。
初谷にこんなに沢山のクマガイソウがあるとは知りませんでした。
なんかスゴイですね!


オダマキ属(Aquilegia)と、ヒメウズ属(Semiaquilegia)の違い 藤井俊夫 投稿日: 2024年04月28日 11:45:05 No.1207 【返信】

オダマキ属(Aquilegia)と、ヒメウズ属(Semiaquilegia)の違い
Flora of Chinaより
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=10757

32 (31) Sepals white; stamens 8--14; style 1/6--1/5 as long as ovary・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Semiaquilegia
+ Sepals blue or purple; stamens numerous; style ca. 1/2 as long as to longer than ovary. (33): ・・・・・・・・・・・Urophysa、 Aquilegia

萼片は白色、雄蕊は8-14;雌蕊の長さは子房の1/6から1/5・・・・・・・・・・・・・・・・20:ヒメウズ属
萼片は青から紫、雄蕊は多数、雌蕊の長さは子房の1/2以上・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Urophysa、オダマキ属

ヒメウズ(Semiaquiregia)属は、中国、朝鮮半島、日本に、1種が分布。
オダマキ属は、北半球の温帯域に70種が分布。

注:Urophysa、2種が中国に分布。中国固有か?:萼片、花弁、雌蕊の長さの比が違うという。
*********************************************
以下の文献が見つかった
Deng-Feng Xie et al. 2021.A Combined Morphological and Molecular Evolutionary Analysis of Karst-Environment Adaptation for the Genus Urophysa (Ranunculaceae).
Front. Plant Sci., 10 June 2021. Sec. Plant Systematics and Evolution. Volume 12.
https://doi.org/10.3389/fpls.2021.667988
https://www.frontiersin.org/journals/plant-science/articles/10.3389/fpls.2021.667988/full
●abstractより。
Both molecular and morphological evidences indicated that Urophysa species evolved complex strategies for adapting to hostile karst environments
分子生物学的、形態学的に判明した事象は、Urophysaが植物の生育に不利なカルスト(石灰岩質)の環境に適応して複雑な適応進化を行ったとある。
(結局、よくわかっていないのではないか?:単なる矮性化の極端な例ではないのか?。これで属を分けるのか?)
*********************************************
Aquiregia(70種)から、Semiaquiregia(1種), Urophysa(2種)を分ける必要や、明確な違いがよくわからない。
Semiaquiregia, Urophysaを認める立場だと、どちらも東アジア固有属となり、属レベルで絶滅危惧の評価が必要になるのでは?
ヒメウズは、日本では雑草だ!!
(Semiaquilegia属は、牧野富太郎の記載)
Semiaquilegia Makino:First published in Bot. Mag. (Tokyo) 16: 119 (1902)

蛇足
刺身に使う、ワサビは、以前は日本固有属とされていた(Wasabia japonica).花序軸に葉(苞葉か?)が有るか無いかでEutremaと区別されていた。
Wasabia:ワサビ、ユリワサビ、オオユリワサビの3種が日本に分布。
平凡社の旧版:日本の野生植物までは、Wasabiaを使っている。
Wasabia: Matsum.First published in Bot. Mag. (Tokyo) 13: 71 (1899)松村任三がWasabia属を記載している。

ヒメウズは、最近では、Eutrema japonicumとされ、約7種が北半球に広く分布する属とされる。
(改訂版:日本の野生植物は、Eutremaを採用している)
ワサビ属(Wasabia)も、Eutremaに統合されている。
Eutremaの和名は、ワサビ属としているので、新旧の概念の違いが混乱を招く可能性がある。
学名の出典や採用した図鑑を明記しないと、ややこしくなる。
*********************************************
昨日は、大阪自然史博で50周年記念シンポがあった。

●長居植物園・自然史博物館 50周年記念シンポジウム~植物園・博物館のある街づくり~
YOU TUBEで、見逃し配信をやってます。
https://www.youtube.com/watch?v=3eKfL22zllo
すいません、一部訂正です(●の部分) 藤井俊夫 投稿日: 2024年04月28日 11:53:37 No.1208
ヒメウズは、最近では、Eutrema japonicumとされ、約7種が北半球に広く分布する属とされる。●(Eutrema japonicumをSemiaquilegia adoxosoidesに訂正)
(改訂版:日本の野生植物は、Eutremaを採用している●Semiaqilegiaに訂正)

●狭義のワサビ属(Wasabia)も、Eutrema(●広義のワサビ属)に統合されている。

Eutremaの和名は、ワサビ属としているので、新旧の概念の違いが混乱を招く可能性がある。
学名の出典や採用した図鑑を明記しないと、ややこしくなる。
*********************************************
Re:オダマキ属(Aquilegia)と、ヒメウズ属(Semiaquilegia)の違い 磯野久美子 投稿日: 2024年04月30日 08:53:48 No.1211
藤井様

いつも最新の情報をありがとうございます。
また、色々な視点をお示しいただき、大変勉強になりました。


NHK教育の「趣味どきっ!」で、以下の番組が再放送されます。道草さんぽ 藤井俊夫 投稿日: 2024年04月10日 13:35:12 No.1174 【返信】

●道草さんぽ・春 (2)植物園さんぽ(再放送)
4月16日(火) 午後0:15 〜 午後0:45

●道草さんぽ・春 (3)街中さんぽ
4月16日(火) 午後9:30 〜 午後10:00

2023年4月の再放送です
https://www.nhk.jp/p/syumidoki/ts/5N8N91PYV7/schedule/

昨日、何気なくNHK教育をつけると、第2回目の再放送をやっていました。
多田多恵子が小石川植物園で解説を行っていました。
道草さんぽ・春 (2)植物園さんぽ
毎週火曜日の午後9時半からー。再放送は一週間後の昼にある。全9回あるらしい?

見逃し配信
https://www.nhk.jp/p/syumidoki/ts/5N8N91PYV7/episode/te/24G9J7WR9J/
Re:道草さんぽ 磯野久美子 投稿日: 2024年04月14日 21:18:39 No.1190
去年の放送もおそらくその前の放送も全部じゃないかもしれませんが見ましたし、今年もまた同じ放送を見ていますが、テキストまで買ったりはしていませんでした。
しかし、先程本屋さんで目に留まり、パラパラめくってみたら、すごいてんこ盛りで楽しくて、思わず買ってしまいました!
あとはこの番組で使っている百均マクロがあれば良いだろうなあと思うのですが、これ、最初の放送の時に探しましたが、うちの周りのどこの百均でも「もう置いてません」と言われました。残念です。
百均マクロがダイソーの通販で売っています。 藤井俊夫 投稿日: 2024年04月18日 12:44:08 No.1193
商品名:スマートフォン・レンズセット
https://jp.daisonet.com/products/4549131890549

ダイソーの百均売り場で探してはどうでしょうか?
店舗検索
https://www.daiso-sangyo.co.jp/shop

スマホで、二次元バーコードを読み取って、在庫検索ができる。
https://www.daiso-sangyo.co.jp/app

通販で、スマホマクロレンズで検索すれば多数出てきます。
2000円から3000円のものばかりです。

通販siteごと(価格が異なる)で、接写の比較したsite
https://photobook.ikuji-park.com/sp-macro-lens.html
やっぱり、2000円以上の価格帯が、きれいに撮影できるようです。

追伸
 以前、20倍のルーペを使ってみたことがあるが、うまくいかなかった。
ランキング 1位~100位 相良真佐美 投稿日: 2024年04月18日 13:18:40 No.1194
「スマホ用マクロレンズ」のランキング 1位~100位というのがあります。価格はバラバラです。
 このランキングを信頼してもいいかどうかも分かりませんし、本当に使い物になるどうかは全く分かりません。

 ●YAHOOショッピッグ https://tinyurl.com/d6ye4cub
  
Re:百均マクロ 磯野久美子 投稿日: 2024年04月18日 14:53:21 No.1195
藤井様、相良様

情報、ありがとうございます🍀
ダイソーの東京エリアの店舗にはあると分かりましたので、大阪でもあるかもしれません。また、探してみます。
私のスマホは安物でカメラの性能自体がよろしくないので、高価なレンズはもったいないと思って、今まで買わずに来ました。
百均で見つかればラッキーです。
Re:百均マクロ 磯野久美子 投稿日: 2024年04月18日 22:13:40 No.1196
ありがとうございます!
おかげ様でゲットできました。
普段の行動範囲内のダイソー3店に電話で聞いたら、どの店にもありました!
ありがたい事に取り置きもしてくれました。
試してみたら、なかなか良いです。
価値ある110円だと思います。

ヒメウズの花が果実になったので、写してみました。
(4月18日撮影)
写真1:スマホでそのまま撮影
写真2:百均マクロを取り付けて撮影


Re:百均マクロ 磯野久美子 投稿日: 2024年04月19日 08:52:25 No.1198
昨夜室内で撮ったヒメウズの同じ果実を、今朝室外で少し下側から写してみました。

相良真佐美 投稿日: 2024年04月20日 09:30:51 No.1199
ヒメウズ(姫烏頭)はトリカブト類の塊根を思わせることから名前が付きました。
トリカブト類の塊根は漢方薬で利用され、母根の部分を烏頭(ウズ)、子根の部分を附子(ブシ)と呼び、それぞれ効能が違います。
ヒメウズ1種からなる単型属のヒメウズ属です。(日本の野生植物2)

果実は袋果で2~4個で、トリカブト属に似ています。同じキンポウゲ科のカワチブシとイブキトリカブトの写真です。

【注意!】伊吹山の登山情報
 2023年7月12日の大雨により、米原市上野口からの伊吹山登山道が大規模に崩壊しました。
 麓から伊吹山の入山は禁止されており、季節やルートにかかわらず、上野口側の麓からの登山は現在できません。
 伊吹山ドライブウェイの方は無事で、冬季閉鎖が終わり2024年4月20日(土曜日)午前8時から開通です。


Re:ヒメウズ 磯野久美子 投稿日: 2024年04月27日 17:46:01 No.1205
相良様

ヒメウズの説明、ありがとうございます。
ヒメウズについては、近植にもまだ入っていない随分前に、鞍馬の神社で初めて遭遇し、とても小さいのに、オダマキそっくりの花のその造形美に大変驚き、以来、特別な気持ちを抱いている植物の一つです。
ヒメウズ属ということですが、Wikipediaによるとオダマキ属に含めることもあるようで、なんとなくちょっと嬉しいです。
Re:道草さんぽ・春(4)低山さんぽ 磯野久美子 投稿日: 2024年04月27日 18:03:27 No.1206
「道草さんぽ・春(4)低山さんぽ」(4月23日放送)でコチャルメルソウが出て来ました。
講師の多田多恵子さんのお気に入りの花だそうで、「すてきな花」と仰ってました。
魚の骨のような花弁は、夜に訪れるキノコバエがとまる足場になるそうで、口が長くないキノコバエは魚の骨を足場にすると丁度うまくごはんが食べれるとのことでした。
藤井さんが紹介して下さったモノグラフにも同様の写真が載っていましたが、その著者、奥山先生の撮られたキノコバエがとまっている写真も放送で見る事ができました。

なお、「(4)低山さんぽ」は4月30日(火)午後0:15~0:40に再放送があります。


砂浜に咲くスミレたち 植村 修二 投稿日: 2024年04月22日 11:59:29 No.1201 【返信】

 先週<2024年4月16日>、近畿植物同好会の5月丹後半島宿泊観察会最後の下見に私も参加しました。

 2日間の全コースは無理なので、今回は山の植物を中心。ようやく雪解けで植物も姿を表し、開花し始めた時期に最終確認することが目的だったようです。いいコースだと私は思います。

 担当の赤松富子さんや協力者の澤田 徹さんがいろいろ事前に検討くださったので、午後早く、近畿植物同好会の観察会コースの下見は終了しました。

 「さて、これからどうしようか?」となった時、私は「イソスミレを見たい」とつい口に出してしまいました。井波一雄氏の『日本産スミレ図譜』に丹後半島が分布域になっていたからです。赤松さん、澤田さんによると今もあるらしく、そこには、『海岸性のスミレ』、アナマスミレもあるとのこと。

 しかし、今いる場所からは遠いのですが、澤田さん、「日没までには着くだろう」と、車を飛ばしてくれました。移動中、天気は悪くなる一方、現地に到着した時には雷が鳴っていました。

 以下のイソスミレの画像は、土砂降りになる前に急いで撮影しました。


アナマスミレの画像です。 植村 修二 投稿日: 2024年04月22日 12:03:22 No.1202
 アナマスミレは、日本海側に分布しているスミレの海岸型です。



茨木市の安威川ダム完成 相良真佐美 投稿日: 2024年03月11日 09:14:52 No.1121 【返信】

 3月の茨木市広報誌に「安威川ダムが3月に完成した」とあったので3月10日に見てきました。
 完成はしているようですが道路は通行止めで、4月23日が一般公開のようでした。そばの大門寺の境内から撮影しました。
 安威川ダムは、亀岡市を起点として神崎川まで流れる一級河川の安威川に、ロックフィルダムという、石や岩を積み上げる工法て造られました。
 以前に安威川の氾濫で大きな被害が発生し、1988年にダム建設が新規建設採択され、紆余曲折の後、2015年着工し9年経ちました。採択されてから36年です。
  
 着工の数年前から、住民説明会がたびたび実施され、環境アセスメント、水没する住民の代替地、工事用土砂の採集や廃棄地などの説明がありました。
 質疑応答で私は「何年ごろの完成予定?」と質問しました。反対運動もあり、担当者たちは困った顔で「未定です」と回答したのを覚えています。

 12年前の秋に、たくさんの野生植物が水没するということで、説明見学ツアーがあり、抽選で選ばれ参加しました。
 着工すれば、ここは一般の人は入れません。「これが10数年後には、全部水没するのか・・・」と感慨深かったです。
 災害から人命を守るには仕方がないといわれれば、そうなのですが、水没する植物を想像すると残念な気持ちでした。
 
 ■安威川ダムニュース Vol.10 (2024年3月号)
  https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/594/00016740/vol.10.pdf
  
  


供用開始しました 相良真佐美 投稿日: 2024年03月26日 10:26:20 No.1143
茨木市のホームページに3月25日(月)14時、ついに供用開始とあり、13時半ごろ入口に並びました。1番乗りでした。
https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/toshiseibi/hokubuseibi/menu/aigawadam/63871.html

開始まで茨木市の職員の人といろいろ話しました。車作の川沿いにキツネノカミソリの自生地があるのですが、水没はしていないとのことでした。
積んである石は趣のある種類を交互に並べ、さらに石の形と色はたまらない味を出しています。どこから運んだか?と聞いたら、分からないとのことでした。

職員の人が「せっかく並んでもらったから、フライングで開けます。」と13時59分に入れてもらいました。
安威川ダムの天端道路を歩くのは、一般人では第一号でした。安威川ダムの地図の赤破線は、全部歩きました。
どんよりとした曇り空で撮影するには発色が今一つでしたが、大きな水をためた貯水池は感慨深かったです。

水没を免れた自生の樹木も暖かくなるのを待っているようでした。樹木は暖かくなれば、一気に華やかになると思います。
アセビが咲き、ソヨゴに黄色い新葉がでていました。また、造成した土手などには、ナルトサワギクが広がっていました。
この地域は、動物ではキツネ、シカ、サル、リス、ノウサギなどが生息し、自然豊かな場所です。


サクラ開花 相良真佐美 投稿日: 2024年04月03日 10:53:08 No.1160
4月2日、親しいメンバーに安威川ダムを紹介するため、ダム周辺を一緒に歩きました。

午前中は、大門寺の境内の植物を見て昼食後、ダムに移動して天端道路を歩き、対岸に渡り周回道路歩きました。
対岸の山林にはヤマザクラが咲いていました。みんな歓声を上げ「これだけ見られるのは、今の時期しかなく、いいタイミングの日」と大喜びでした。

少しずつ色が違うので、ヤマザクラだけではなく、いろいろの種があるようですが、周回道路からは遠すぎて確認できませんでした。
そばまで近づく降り口を探すと、一週間前はロープを張って立ち入り禁止だった降り口が解禁され、樹木の下まで行けることが分かりました。
ただ、観光客が歩く雰囲気ではなく保守用の道だと思います。そこから見上げて望遠で確認すると、萼筒がぷっくりと膨れたエドヒガンでした。
そばのカスミザクラは、やはり早すぎ開花はしていませんでした。

気候がとてもよく、ダムの全景を満喫してもらい、みんな満足してもらえました。


スミレ類も開花 相良真佐美 投稿日: 2024年04月03日 20:24:11 No.1163
4月2日、安威川ダムの周辺や、大門寺の境内などで、スミレ類の開花が見られました。

ヒゴスミレ   白い花で葉が深く切れ込むので区別できます。
ヒメスミレ   全体に小型で、距の赤い斑点で区別できます。
アリアケスミレ 花弁に紫色の筋があり、葉は幅が平行な長楕円状披針形が特徴です。
タチツボスミレ 咲き始めました。


エドヒガンの谷にシカ出没 相良真佐美 投稿日: 2024年04月08日 14:19:58 No.1169
 4月7日、エドヒガンの様子を見に、また安威川ダムに行きました。5日前に比べ葉が展開していて、遠くから見ると全体的にくすんだように見えました。
 そのエドヒガンの谷の対岸で、突然ガサガサと音がし、シカが現れました。目を合わすとシカも驚いたのか、上の方に登って逃げました。
 その後、「キョーン」という鳴き声が、何度も谷に響きました。

 ダムの休憩ベンチのそばの花壇にはオオシマザクラの若木が植栽されていました。
 ちょうどソメイヨシノの両親のエドヒガンとオオシマザクラを両方とも見たことになります。

 ダム周回道路の盛土の壁面にはナルトサワギクが侵入していました。どんどん広がっていく勢いでした。


エドヒガンからカスミザクラへ 相良真佐美 投稿日: 2024年04月20日 16:53:07 No.1200
4月19日、安威川ダムへ行きました。この一月半で5回目です。非常にいい天気でカッターシャツ一枚でしたが少し歩くと汗ばみます。
大門寺の境内からダムを見下ろすと、4月2日の山々のサクラ類はほとんど散っていました。
エドヒガンの谷へエドヒガンの様子を見に行ったのですが、すでに葉桜でした。エドヒガンの大木になると樹皮が縦に裂け剥がれるのを確認しました。

ただ、エドヒガンと交代してカスミザクラが開花していました。4月7日の時は、全く咲く兆候も確認できなかったのですが、10日ほど遅咲きで開花していました。
ソメイヨシノなどの派手なサクラの後の貴重なサクラです。

このエドヒガンの谷(本当は茨木市の隣の高槻市区域でした)で、シカの出現を30分ほど息をひそめて待ちました。
シカの鳴き声のような鳥の声が通過するだけで出現せず、静寂が続きました。
シカがいた対岸に移動して調べましたが、シカが食べないオオバノイノモトソウばかりで、食べるものが見つかりません。
半日居ましたが人が全く通らず、湧水が流れ、コケたちも豊富で、近場の穴場となりそうです。




「虎に翼」とヒメウズ 磯野久美子 投稿日: 2024年04月16日 22:54:22 No.1192 【返信】

「らんまん」で朝ドラを見る習慣がついてしまいました。さすがに毎日見る時間はないので、「ブギウギ」からは週1のダイジェスト版で見ていますが、今期の「虎に翼」、タイトルロゴ(菱形の雲のような形のマーク)を縁取る草花の絵が可愛いと思いました。
https://www.nhk.jp/g/blog/gdqk20-bk2/
NHKのガイド本によると、グラフィックデザイナーの三宅瑠人氏&岡崎由佳氏が、身近な野草の花々をあしらった唐草模様を制作することで、市井の人々への共感を忘れなかった三淵嘉子さん(主役の猪爪寅子のモデルとなった日本初の女性弁護士)の思いを表現されたのだそうで、中央上から右回りで、マツバウンラン、ツルニンジン、カントウヨメナ、ヘクソカズラ、ノブドウ、ツユクサ、イヌタデ、ニワゼキショウ、ヒメウズ、スミレ、スズメノエンドウ、オオイヌノフグリとのこと。うまく特徴を捉えて描かれているなあと思います。
ちょうど、うちのベランダにも去年菅島で採った種子を蒔いたヒメウズが咲いた所なので、ちょっと嬉しく思いました。(4月7日撮影)
当時の法服には胸元に唐草模様が刺繍されていることにも目が留まりました。




京都府立植物園でコケ調査 相良真佐美 投稿日: 2024年04月14日 11:24:38 No.1189 【返信】

4月13日に苔類のコケ調査で京都府立植物園に行きました。
今年2月に京都大学大学院理学研究科の小林亮平さんらは「京都府立植物園のセン類」という論文を発表しました。
2年間に植物園を23回調査して、蘚類のコケ120種を確認し、11種の京都府新産を記載しました。

第2弾として、苔類のコケ調査の1回目のスタートです。小林亮平さんと道盛正樹さんを中心に、論文はお二人でまとめるそうです。
目標は35種の苔類・ツノゴケ類を見つけるということでした。

集まった調査メンバーは、植物園から腕章を借り、研究のために採集の許可をもらいました。これで園内自由に動き回り観察できます。
調査は大体のエリアを決めて、各自自由に苔類を調査しました。普段入れない倒木・腐木なども裏側まで調べます。
ただ腕章をつけていると、来園者から「枝垂れ桜はどこですか?」など間違えて植物園の問い合わせされることが時々ありました。

苔類のコケから寄り道して、イチリンソウ、ニリンソウ、イカリソウ、オドリコソウ、モチノキ、カスミザクラなどが開花していました。

苔類では、自分では見当もつかない種が3種ほど見つかり、今日からスピード勝負の検鏡です。
苔類は油体という物質が葉身細胞にあり、その形も同定の参考になります。ただ生細胞なので3日(冷蔵庫保管で1週間)までが勝負です。
しんどいですが、わくわくもします。


蘚類の似たもの4種 相良真佐美 投稿日: 2024年04月16日 21:27:35 No.1191
蘚類で胞子体が出ている種に出会いました。この形の種は紛らわしいです。そばにいた小林亮平さんに尋ねると「アオギヌゴケでは」とのことでした。
早速、持ち帰って検鏡です。胞子体の蒴(さく)の口には蒴歯というものがあり、本数や歯の形で同定の参考になります。
確認した結果、やはりアオギヌゴケでした。このアオギヌゴケ科は似たものが多く、初心者泣かせです。現場ではルーペでもちょっと無理です。
当日採集した4種の蘚類を撮影し、枝葉の画像をスケッチしました。覚えるにはスケッチが一番頭に入ります。

4種の特徴 (枝葉の長さ 1.5~2mm、葉身細胞の幅 0.005mm)
 アオギヌゴケ (アオギヌゴケ科)  葉が細長く、中肋は葉頂を突き抜ける。
 ハネヒツジゴケ (アオギヌゴケ科) 中肋は途中で止まり葉頂まで届かない。葉はしわが寄るときがある。葉身細胞は細長い形。
 オカムラゴケ (ウスグロゴケ科)  中肋は途中で止まり葉頂まで届かない。葉身細胞は菱形。和名は岡村周諦博士に由来。
 クサゴケ (ハイゴケ科)      中肋は二股で短い。




「淡墨桜」周辺の植物 磯野久美子 投稿日: 2024年04月13日 20:28:49 No.1184 【返信】

「淡墨桜」の周りは広々とした公園になっていて、子供連れなどで賑わっていました。
遊歩道があり、根尾西谷川の川べりまで下りて行けました。湿地を好むというカツラの木がそこここにあり、小さな丸い若葉が可愛かったです。また、遊歩道を歩いていると、斜面が濡れているような所もありました。
そういった所でヒメヒダボタンとコガネネコノメソウの大群落と遭遇しました。
ヒメヒダボタンは苞葉が黄色いので、草むらで咲いていたりすると、遠くから見ると、まるでタンポポか何かが咲いているかのように見えました。
コガネネコノメソウの花は小さいけれど、陽の光に映えて、まさしく黄金色に輝いていました。
また、同じエリアで、ミカワチャルメルソウ(1枚の花弁が7~11裂)とコチャルメルソウ(1枚の花弁が7~9裂)が並んで咲いていました。両者は色や葉の形など見た感じが全然違っていました。
案内して下さった東海の植物に詳しい山脇和也さんに、岐阜県にはチャルメルソウ属の植物はこの2種のほかにはタキミチャルメルソウしかないことも教えていただきました。タキミチャルメルソウはハリベンチャルメルソウとも呼ばれ、花弁が針のようで魚の骨状にはなっていないか、せいぜい十手のように3裂しているだけであるとのことです。岐阜県にチャルメルソウ(ミカワチャルメルソウの変種。1枚の花弁が3~5裂)はないのだそうです。
同じエリアには、スミレサイシン、タニギキョウ、セントウソウ、ミヤマカタバミも咲いていました。
遊歩道沿いにはミヤマキケマン、ムラサキケマン、キランソウ(ジゴクノカマノフタという名前の方が私は好きですが)、シハイスミレ、タチツボスミレなどが咲いていました。コウヤボウキと思われる新芽も美しかったです。

写真(撮影日:いずれも4月6日)
1枚目:展望台からの風景(右奥に淡墨桜二世、その手前が淡墨桜、左に根尾西谷川)
2枚目:ヒメヒダボタン(葯が黄色)
3枚目:ヒメヒダボタン(群落)
4枚目:ヒメヒダボタン生育地(2か所)(下の写真の左側の赤丸の中はコガネネコノメソウ)
5枚目:コガネネコノメソウ
6枚目:コガネネコノメソウ


「淡墨桜」周辺の植物(つづき) 磯野久美子 投稿日: 2024年04月13日 20:31:46 No.1185
写真を追加します。

1枚目:ミカワチャルメルソウ
2枚目:コチャルメルソウ
3枚目:ミカワチャルメルソウの花(黄色の矢印の6つの花弁は9裂)、緑色のはコチャルメルソウの花
4枚目:ミカワチャルメルソウ(左の赤丸の中)とコチャルメルソウ(右の赤丸の中)
5枚目:スミレサイシン
6枚目:タニギキョウ、コウヤボウキ


ネコノメソウ、チャルメルソウの文献 藤井俊夫 投稿日: 2024年04月14日 10:45:21 No.1187
1.チャルメルソウ属のmonograph
奥山雄大。2015.日本産チャルメルソウ属および近縁種(ユキノシタ科)の自然史。Bunrui 15(2): 109-123。
https://www.kahaku.go.jp/research/researcher/papers/117922.pdf
大和葛城、金剛山系の、従来「オオチャルメルソウ」とされていた植物は、別種の「ヤマトチャルメルソウ」としている。
(学名は記載していないので仮称です。早く命名記載してほしいものです)

2.ネコノメソウ属のmonograph
MICHIO WAKABAYASHI and HIDEAKI OHBA. 1995. A Taxonomic Studyof Chysosplenium fauriae Group (Saxifragaceae), with Description of a New Species. Acta Phytotax.Geobot. 46 (1):1-27
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunruichiri/46/1/46_KJ00001079075/_pdf/-char/ja
【藤井注:originalの図版は、カラーです】

これらの仲間は開花時の標本(生株の花)と、上記文献が無いと、歯が立たない。
Re:ネコノメソウ、チャルメルソウの文献 磯野久美子 投稿日: 2024年04月14日 11:08:00 No.1188
藤井俊夫様

モノグラフ、ありがとうございます。


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