近畿植物同好会 掲示板
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「虎に翼」とヒメウズ 磯野久美子 投稿日: 2024年04月16日 22:54:22 No.1192 【返信】

「らんまん」で朝ドラを見る習慣がついてしまいました。さすがに毎日見る時間はないので、「ブギウギ」からは週1のダイジェスト版で見ていますが、今期の「虎に翼」、タイトルロゴ(菱形の雲のような形のマーク)を縁取る草花の絵が可愛いと思いました。
https://www.nhk.jp/g/blog/gdqk20-bk2/
NHKのガイド本によると、グラフィックデザイナーの三宅瑠人氏&岡崎由佳氏が、身近な野草の花々をあしらった唐草模様を制作することで、市井の人々への共感を忘れなかった三淵嘉子さん(主役の猪爪寅子のモデルとなった日本初の女性弁護士)の思いを表現されたのだそうで、中央上から右回りで、マツバウンラン、ツルニンジン、カントウヨメナ、ヘクソカズラ、ノブドウ、ツユクサ、イヌタデ、ニワゼキショウ、ヒメウズ、スミレ、スズメノエンドウ、オオイヌノフグリとのこと。うまく特徴を捉えて描かれているなあと思います。
ちょうど、うちのベランダにも去年菅島で採った種子を蒔いたヒメウズが咲いた所なので、ちょっと嬉しく思いました。(4月7日撮影)
当時の法服には胸元に唐草模様が刺繍されていることにも目が留まりました。




京都府立植物園でコケ調査 相良真佐美 投稿日: 2024年04月14日 11:24:38 No.1189 【返信】

4月13日に苔類のコケ調査で京都府立植物園に行きました。
今年2月に京都大学大学院理学研究科の小林亮平さんらは「京都府立植物園のセン類」という論文を発表しました。
2年間に植物園を23回調査して、蘚類のコケ120種を確認し、11種の京都府新産を記載しました。

第2弾として、苔類のコケ調査の1回目のスタートです。小林亮平さんと道盛正樹さんを中心に、論文はお二人でまとめるそうです。
目標は35種の苔類・ツノゴケ類を見つけるということでした。

集まった調査メンバーは、植物園から腕章を借り、研究のために採集の許可をもらいました。これで園内自由に動き回り観察できます。
調査は大体のエリアを決めて、各自自由に苔類を調査しました。普段入れない倒木・腐木なども裏側まで調べます。
ただ腕章をつけていると、来園者から「枝垂れ桜はどこですか?」など間違えて植物園の問い合わせされることが時々ありました。

苔類のコケから寄り道して、イチリンソウ、ニリンソウ、イカリソウ、オドリコソウ、モチノキ、カスミザクラなどが開花していました。

苔類では、自分では見当もつかない種が3種ほど見つかり、今日からスピード勝負の検鏡です。
苔類は油体という物質が葉身細胞にあり、その形も同定の参考になります。ただ生細胞なので3日(冷蔵庫保管で1週間)までが勝負です。
しんどいですが、わくわくもします。


蘚類の似たもの4種 相良真佐美 投稿日: 2024年04月16日 21:27:35 No.1191
蘚類で胞子体が出ている種に出会いました。この形の種は紛らわしいです。そばにいた小林亮平さんに尋ねると「アオギヌゴケでは」とのことでした。
早速、持ち帰って検鏡です。胞子体の蒴(さく)の口には蒴歯というものがあり、本数や歯の形で同定の参考になります。
確認した結果、やはりアオギヌゴケでした。このアオギヌゴケ科は似たものが多く、初心者泣かせです。現場ではルーペでもちょっと無理です。
当日採集した4種の蘚類を撮影し、枝葉の画像をスケッチしました。覚えるにはスケッチが一番頭に入ります。

4種の特徴 (枝葉の長さ 1.5~2mm、葉身細胞の幅 0.005mm)
 アオギヌゴケ (アオギヌゴケ科)  葉が細長く、中肋は葉頂を突き抜ける。
 ハネヒツジゴケ (アオギヌゴケ科) 中肋は途中で止まり葉頂まで届かない。葉はしわが寄るときがある。葉身細胞は細長い形。
 オカムラゴケ (ウスグロゴケ科)  中肋は途中で止まり葉頂まで届かない。葉身細胞は菱形。和名は岡村周諦博士に由来。
 クサゴケ (ハイゴケ科)      中肋は二股で短い。




NHK教育の「趣味どきっ!」で、以下の番組が再放送されます。道草さんぽ 藤井俊夫 投稿日: 2024年04月10日 13:35:12 No.1174 【返信】

●道草さんぽ・春 (2)植物園さんぽ(再放送)
4月16日(火) 午後0:15 〜 午後0:45

●道草さんぽ・春 (3)街中さんぽ
4月16日(火) 午後9:30 〜 午後10:00

2023年4月の再放送です
https://www.nhk.jp/p/syumidoki/ts/5N8N91PYV7/schedule/

昨日、何気なくNHK教育をつけると、第2回目の再放送をやっていました。
多田多恵子が小石川植物園で解説を行っていました。
道草さんぽ・春 (2)植物園さんぽ
毎週火曜日の午後9時半からー。再放送は一週間後の昼にある。全9回あるらしい?

見逃し配信
https://www.nhk.jp/p/syumidoki/ts/5N8N91PYV7/episode/te/24G9J7WR9J/
Re:道草さんぽ 磯野久美子 投稿日: 2024年04月14日 21:18:39 No.1190
去年の放送もおそらくその前の放送も全部じゃないかもしれませんが見ましたし、今年もまた同じ放送を見ていますが、テキストまで買ったりはしていませんでした。
しかし、先程本屋さんで目に留まり、パラパラめくってみたら、すごいてんこ盛りで楽しくて、思わず買ってしまいました!
あとはこの番組で使っている百均マクロがあれば良いだろうなあと思うのですが、これ、最初の放送の時に探しましたが、うちの周りのどこの百均でも「もう置いてません」と言われました。残念です。


「淡墨桜」周辺の植物 磯野久美子 投稿日: 2024年04月13日 20:28:49 No.1184 【返信】

「淡墨桜」の周りは広々とした公園になっていて、子供連れなどで賑わっていました。
遊歩道があり、根尾西谷川の川べりまで下りて行けました。湿地を好むというカツラの木がそこここにあり、小さな丸い若葉が可愛かったです。また、遊歩道を歩いていると、斜面が濡れているような所もありました。
そういった所でヒメヒダボタンとコガネネコノメソウの大群落と遭遇しました。
ヒメヒダボタンは苞葉が黄色いので、草むらで咲いていたりすると、遠くから見ると、まるでタンポポか何かが咲いているかのように見えました。
コガネネコノメソウの花は小さいけれど、陽の光に映えて、まさしく黄金色に輝いていました。
また、同じエリアで、ミカワチャルメルソウ(1枚の花弁が7~11裂)とコチャルメルソウ(1枚の花弁が7~9裂)が並んで咲いていました。両者は色や葉の形など見た感じが全然違っていました。
案内して下さった東海の植物に詳しい山脇和也さんに、岐阜県にはチャルメルソウ属の植物はこの2種のほかにはタキミチャルメルソウしかないことも教えていただきました。タキミチャルメルソウはハリベンチャルメルソウとも呼ばれ、花弁が針のようで魚の骨状にはなっていないか、せいぜい十手のように3裂しているだけであるとのことです。岐阜県にチャルメルソウ(ミカワチャルメルソウの変種。1枚の花弁が3~5裂)はないのだそうです。
同じエリアには、スミレサイシン、タニギキョウ、セントウソウ、ミヤマカタバミも咲いていました。
遊歩道沿いにはミヤマキケマン、ムラサキケマン、キランソウ(ジゴクノカマノフタという名前の方が私は好きですが)、シハイスミレ、タチツボスミレなどが咲いていました。コウヤボウキと思われる新芽も美しかったです。

写真(撮影日:いずれも4月6日)
1枚目:展望台からの風景(右奥に淡墨桜二世、その手前が淡墨桜、左に根尾西谷川)
2枚目:ヒメヒダボタン(葯が黄色)
3枚目:ヒメヒダボタン(群落)
4枚目:ヒメヒダボタン生育地(2か所)(下の写真の左側の赤丸の中はコガネネコノメソウ)
5枚目:コガネネコノメソウ
6枚目:コガネネコノメソウ


「淡墨桜」周辺の植物(つづき) 磯野久美子 投稿日: 2024年04月13日 20:31:46 No.1185
写真を追加します。

1枚目:ミカワチャルメルソウ
2枚目:コチャルメルソウ
3枚目:ミカワチャルメルソウの花(黄色の矢印の6つの花弁は9裂)、緑色のはコチャルメルソウの花
4枚目:ミカワチャルメルソウ(左の赤丸の中)とコチャルメルソウ(右の赤丸の中)
5枚目:スミレサイシン
6枚目:タニギキョウ、コウヤボウキ


ネコノメソウ、チャルメルソウの文献 藤井俊夫 投稿日: 2024年04月14日 10:45:21 No.1187
1.チャルメルソウ属のmonograph
奥山雄大。2015.日本産チャルメルソウ属および近縁種(ユキノシタ科)の自然史。Bunrui 15(2): 109-123。
https://www.kahaku.go.jp/research/researcher/papers/117922.pdf
大和葛城、金剛山系の、従来「オオチャルメルソウ」とされていた植物は、別種の「ヤマトチャルメルソウ」としている。
(学名は記載していないので仮称です。早く命名記載してほしいものです)

2.ネコノメソウ属のmonograph
MICHIO WAKABAYASHI and HIDEAKI OHBA. 1995. A Taxonomic Studyof Chysosplenium fauriae Group (Saxifragaceae), with Description of a New Species. Acta Phytotax.Geobot. 46 (1):1-27
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunruichiri/46/1/46_KJ00001079075/_pdf/-char/ja
【藤井注:originalの図版は、カラーです】

これらの仲間は開花時の標本(生株の花)と、上記文献が無いと、歯が立たない。
Re:ネコノメソウ、チャルメルソウの文献 磯野久美子 投稿日: 2024年04月14日 11:08:00 No.1188
藤井俊夫様

モノグラフ、ありがとうございます。


東近江市の水路のコケ 相良真佐美 投稿日: 2024年04月12日 23:13:31 No.1183 【返信】

4月10日、滋賀県東近江市にて午前は能登川の山麓、午後は町の中の水路でコケ観察がありました。
水路には鈴鹿山系を源とした良質な湧き水が溢れています。バイカモで有名な米原市醒ヶ井と同じ水系でバイカモも生育しています。

そには、清流によく育つウキウキゴケが盛り上がるように水路壁面にくっついていました。
以前はウキゴケと称していましたが種の混乱があり、ウキウキゴケが提唱されました(片桐・古木, 2018)。
規則的に二叉状に分枝し、鹿の角状になります。
葉身細胞の大きいフジウロコゴケや、ヤナギゴケなどが清流の水路壁面や底面に生育しています。
きれいな流水にしか生息しないカワゴケは、環境省:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)に指定されています。
これが生育しているということは清水の証明です。
コケ専門の人たちにはスルーされましたが、種子植物で特定外来生物に指定されているオオフサモが、びっしり繁殖していました。

今回は参加者は20~30種を見つけていましたが、自分の実力では数種しか見つけられませんでした。


藤井俊夫 投稿日: 2024年04月14日 10:37:05 No.1186
●片桐知之・古木達郎。2018.日本産タイ類・ツノゴケ類チェックリスト,2018。Hattoria.9:53-102.
https://hattorilab.org/pdf/Katagiri & Furuki 2018.pdf
p75に、Riccia fluitans L. ウキウキゴケが掲載されている。

●古木達郎.2020.新・コケ百選 第21回ウキゴケ科。蘚苔類研究 (Bryol. Res.) 12(4): 106‒117,
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bryologicalresearch/12/4/12_106/_pdf/-char/ja
p113に、ウキウキゴケの記載。図17-24。

注:Y-listには、まだ反映されていない。

服部植物研究所:バックナンバー
https://hattorilab.org/publication/

蘚苔類研究:バックナンバー
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/bryologicalresearch/-char/ja/


淡墨桜 磯野久美子 投稿日: 2024年04月10日 18:29:15 No.1175 【返信】

4月6日、根尾谷の淡墨桜(岐阜県本巣市)を見て来ました。
満開で、白い清楚な花でした。
看板の説明には「彼岸桜の一種(ウバヒガン)」と書いてありました。
本巣市のサイトによると「ウバヒガン」は牧野富太郎博士の命名によるものだとか。Yリストによると標準和名は「エドヒガン」となっていました。
蕾の時は薄いピンクで、満開になると白色になり、淡墨色を帯びるのは散り際なのだとか。
それにしても1500年という樹齢の巨木はとても風格がありました。
真下からも見上げたかったですが、根を守るために周囲は立入禁止でした。
背後に「淡墨二世」がいました。大正12年に植えられたとのことです。
親の木は立入禁止エリアが広くて、個々の花までははっきり見えませんでしたが、二世の枝で間近に花を見る事ができました。
近くで見ると、なんとなく桜というより梨の花みたいだなあと思いました。花弁の形や花の開き方は違うのですが、白いからでしょうか。
ガクの外側は赤みがかっていますが、内側は緑色のようで、白い花弁に緑色が透けて見えて美しいと思いました。
白っぽい空をバックに白い花を写したので、どの写真もピントがきれいに合っていないのが残念です。

写真1淡墨桜(正面から見た姿。背後の個体は「淡墨二世」)
写真2淡墨桜(二世の所から見た姿)
写真3~4淡墨桜(幹の中心部分。葉が出ている)
写真5淡墨桜(満開の様子)
写真6~8淡墨二世の花


ウバザクラの名称について 藤井俊夫 投稿日: 2024年04月11日 12:53:06 No.1176
ウバザクラは、牧野の命名ではないかもしれない。
牧野の原記載論文です。
Makino,T. 1908.Observations on the Flora of Japan.(Continued from p. 102). Botanical Magazin, Tokyo. 22(258):en113-en120。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jplantres1887/22/258/22_258_113/_pdf/-char/ja
p114-p115.に、エドヒガンの記載文があります。
以下、抜粋。
Nom. Jap. Edo-higan (nov.), Tachi-zakura.
エドヒガン(江戸彼岸)、タチザクラ(立櫻)としています。

また、エドヒガン記載文の文末に東京では「ヒガンザクラ」と呼ばれていると記述しています。

西田尚道(監修).2009.日本の樹木。学習研究社。1980円。に、牧野富太郎が乳母桜と命名したと、Wikipediaに載っている。
これを引用して、本巣市のsiteに、「ウバザクラ」と記載したものと思われます。

では、誰が「ウバザクラ」と命名したのか?
ウバザクラ:花の時期に葉(葉)が無いことを表した名前といわれる。
疑問は深まるばかりです。
ウバザクラは、江戸時代から使われていたらしい。
本草綱目や、草木図説あたりから調べないといけないらしい。


●本巣市のsite
https://www.city.motosu.lg.jp/0000000302.html

所在地:岐阜県本巣市根尾板所字上段995
普通呼称:根尾谷淡墨ザクラO
品種:彼岸桜

和名:
ムレヒガン…三好學博士
ウバヒガン…牧野富太郎博士
エドヒガン…大井次三郎博士

樹齢:1,500余年
樹高:17.3m(2019年1月測定、以下同じ)
幹囲目通り:9.4m
枝張り:東西22.4m 南北24.2m
指定:大正11年10月12日 内務省天然記念物指定(指定の事由)由緒ある桜の代表的巨樹


●兵庫県養父市大屋町樽見にもエドヒガンの大木があります。
養父市のsite
https://www.city.yabu.hyogo.jp/soshiki/kyoikuiinkai/shakaikyoiku/1/4/tarumi/6329.html

資料2 『兵庫県史跡名勝天然記念物調査報告書第4号』昭和2年(1927)3月発行
樽見の大桜(大正15年)
地上1.5メートルの幹回 5.15メートル。樹高 20.0メートル。
2020年時点で樹齢1000年を超えるともいわれる。
Re:ウバヒガン、ウバザクラ 磯野久美子 投稿日: 2024年04月11日 21:28:42 No.1177
藤井俊夫様

日本の桜についての牧野博士の論文をありがとうございました。
確かにこの中にはウバヒガンという名称は出て来ていないですね。
牧野博士ご自身がお付けになった名称なら、きっと誇りを持って記されたのではないかと思うので、藤井さんが仰る通り、牧野博士の命名ではないかもしれないですね。
とりあえず、現地にあった淡墨桜の説明板の写真を載せておきます。(写真1)
それと、現地で配られていた説明書を改めて読み直すと、エドヒガンとしか書いてありませんでした。(写真2、3)

ところで、花の時期に葉(歯)がないからウバザクラという洒落が面白かったので、ちょっとググってみました。
Wikipediaの「サクラ」の「関連語」の所には
「うばざくら(姥桜、乳母桜)は、開花時に葉がないことから歯がないを暗喩した桜の通称。または桜には見頃があることから、年配でありながら艶めかしい女性を指す古語。春の季語。」と書いてありました。
古語とか季語とか書かれているので、ウバザクラという言葉自体は誰が言い始めたか分からない俗称なのかもしれないと思いました。
ウバザクラの彼岸桜だからウバヒガンと牧野博士が即興的に仰られたのかもしれないとも思いました。勝手な推測に過ぎませんが。
デジタル大辞泉の「姥桜」には
1.葉が出るより先に花が開く桜の通称。ヒガンザクラ、ウバヒガンなど。葉がないことを「歯無し」に掛けた語という。
2.女盛りを過ぎても、なお美しさや色気が残っている女性。
と書いてありました。
和文化おもてなし講師の安達和子さんのブログ「マナー研修」には、自虐ネタで「私は姥桜だから」と言うのは謙遜しているつもりで、実は自慢していることになってしまうので気をつけなければならないと書いてありました。
私は「姥桜」と言われて喜ぶ女性がいるとは思っていなかったのですが、本来は誉め言葉なのだと知りました。


Re:ウバヒガン 磯野久美子 投稿日: 2024年04月12日 08:26:03 No.1178
昨夜は勝手な推測で大変失礼しました。
牧野博士の桜の論文は1908年に出ているのでしょうか?
ひょっとしたら、その発表後に命名されたのかもしれないと、今朝目覚めた時にふとそう思いました。
これも勝手な推測ですが。
Re:ウバヒガン 磯野久美子 投稿日: 2024年04月12日 08:40:46 No.1179
牧野博士が昭和18年(1943)に出版された『植物記』の「彼岸ザクラ」の項目の所にウバヒガンについての記述がありました。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001266/files/51368_56013.html
ウバザクラの命名者 藤井俊夫 投稿日: 2024年04月12日 12:36:48 No.1180
ウバザクラの命名者

牧野がエドヒガンを新種記載した年は、前の掲示板に示したとおり、1908年です。
牧野の原記載論文です。
Makino,T. 1908.Observations on the Flora of Japan.(Continued from p. 102). Botanical Magazin, Tokyo. 22(258):en113-en120。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jplantres1887/22/258/22_258_113/_pdf/-char/ja
*********************************************************************

牧野は、「植物記」、「続・植物記」を出版しています。
底本の親本:「植物記」桜井書店
   
植物記は1943(昭和18)年8月20日発行です。
青空文庫の最後に底本の詳細が記述されています。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001266/files/51368_56013.html
続・植物記の出版は1944年でした。
以下のsite参照。

日本の古本屋
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=507428189
牧野富太郎。1944. 続・植物記。桜井書店。

以上のことから、1908年には植物学雑誌に発表したエドヒガンの記載文しか見当たりません。

****************●ウバヒガンの初出と思われる図鑑●********************************
牧野富太郎。1940.牧野日本植物図鑑。北隆館。定価1800円。
昭和24年(1949年)発行の第7版がありました。
p436に: 

うばひがん
一名 えどひがん・あづまひがん
Prunus itosakura Sieb. var. ascendens Makino
と、あります。
これが、「うばひがん」を、エドヒガンと同じ(synonym)とした最初だと思います。

****************●以上から、次のように解釈できます●******************************

Makino.1908.では、エドヒガンに対して、イトザクラ、タチザクラとする和名を提唱し。
牧野。1940(牧野日本植物図鑑の初版本)。では、「うばひがん」とし、エドヒガン、アヅマヒガンを同一種(種内変異か?)としたことになります。
牧野.1943.では、エドヒガンを3変種などに細分し、
  それぞれ
 ①ヒガンザクラ(一名コザクラ)、
 ②ウバヒガン(一名ウバザクラ、タチヒガン、アヅマヒガン、エドヒガン)、
 ③シダレザクラ(一名イトザクラ)とした

★「うばひがん」の初出は、上記から1940年と考えます。


****************●以下は参考●*****************************************************
飯沼慾斎(原著)・北村四郎(編注)。1977.草木図説:木部(上)。保育社。8000円
上記書籍には、「シダレザクラ」の記述があります。
巻四 図五十互、博物館増補図八十六

シダレザクラ(飯沼慾斎:1782年ー1865年)
樹ヨク生長シ往々合抱ニ及ひ、幹高ク従ヘ、多くク枝ヲ分チ四方ヘ広ガリ、細條糸ノ如ク長ク垂レテ地ニ延クニ至ル、花蕊形色ハヒガンザクラト同シテ、赤軍差微ナルノミニシテ全ク同族異種ニカカル者ノ如ク、桜中ノ一奇品ト称すべし。
解説は北村四郎で、別名としてイトザクラ。エドヒガンの下垂する品種と記述している。(1977年の記述)

***************●貝原益軒の大和本草(1708-1715)●***********************************

牧野の「植物記」から抜粋

彼岸ザクラの名は早くも貝原益軒の『大和本草』に出で、その巻の十二に次の通り述べてある。
彼岸桜 其花桜花ヨリ小ニシテ桜ニ先立テ早ク開クコト旬余日花開ク時葉未レ生桜ヨリ小樹ナリ花モ小也桜ノ類也

同書、上の文に次で
ウバ桜モ彼岸桜ノ類ナリ彼岸桜ノ次ニ開ク是モ花開ク時葉ナキ故ウバ桜ト名ヅク

★この2種を牧野は「植物記」の中で同種であるとしている。
これから「ウバヒガン」という名称が生まれたのかもしれません。
彼岸桜とウバ桜の合成語?

***************●エドヒガンの地方名●********************************************
八坂書房(編)。2001.日本植物方言集成。八坂書房。16000円。には、
エドヒガン(ヒガンザクラ)の方言として以下のような名前がある。

あずまひがん:和歌山(東牟婁)
いぬざくら:愛媛、大分
こごめざくら:山口(佐波)
ちござくら:鹿児島(出水)
ひがんざくら:高知、大分、熊本、鹿児島
ひめざくら:熊本(球磨)
へこきざくら:愛知(北設楽)
へっぴりざくら:埼玉(秩父)
べんざくら:鹿児島(出水)
もーくさ:徳島(那賀)
ももざくら:神奈川、山梨、徳島
よぐそざくら:静岡(田方)
             
など【関東には、あまり分布しないのか、近畿以西の方言ばかり】
************************************************************************************
エドヒガンは、近畿地方では箕面から川西池田周辺の河川沿いのの斜面崩壊地などにみられる。
石田 弘明・浅見 佳世・黒田 有寿茂・青木 秀昌・服部 保.2009.猪名川上流域における希少樹種エドヒガンの生育立地と個体群構造。保全生態学研究。14 : 143-152。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hozen/14/2/14_KJ00005927682/_pdf/-char/ja


Re:ウバヒガンの初出 磯野久美子 投稿日: 2024年04月12日 13:26:05 No.1181
藤井俊夫様

『植物記』にある「…拙著『日本植物図鑑』には上に述べた両種を極めて明瞭に区別して書いて置いた…」の『日本植物図鑑』が1940年に出た牧野日本植物図鑑の初版本なのですね。
詳しくご説明いただき、ありがとうございました。
Re:ウバヒガン 磯野久美子 投稿日: 2024年04月12日 13:57:14 No.1182
藤井俊夫様

2枚目の写真に上げて下さった図鑑の説明文を拡大して読んでみました。
「和名姥彼岸ハうばひがんざくらノ略ニシテ」という記述もあると分かりました。
ありがとうございました。


テンダイウヤク、マツバラン、セッコク 磯野久美子 投稿日: 2024年04月03日 00:53:33 No.1159 【返信】

新宮に行くことがあり、テンダイウヤク(天台烏薬)の花に遭遇しました。
3月30日、夕方ギリギリに滑り込んだ「浮島の森(正式名:新宮藺沢浮島植物群落)」で開花しているのを薄暗い中で見た翌日、徐福公園に寄ったら公園中におびただしい数のテンダイウヤクが植えてあり、青空の下でよく観ることができました。
満開の個体と全く花がない個体があることに気がつきましたが、撮った写真を拡大して見直すと、どれも雄花ばかりのように見えます。 
公園の立て札で雌雄異株だということを知りましたが、花がついていなかった個体が全部雌株だったのかどうかは分かりません。でも、ひょっとすると、ハナノキみたいにこれも雌花の開花が遅いのか、あるいは早いのかもしれないと思いました。

テンダイウヤクは新宮の町のあちこちでちょこちょこ見ました。「新宮市の木」の一つにもなっていると知りました。あと二つはナギと熊野杉だそうです。ナギは熊野速玉大社に日本一の大樹があるからでしょうか。
あとよく見かけた木はタイミンタチバナです。クルッとカールした新芽が可愛いです。

そのほか印象に残った植物
(1)マツバラン
徐福公園のテンダイウヤクを植えてある大きな花壇のような囲いの石垣状になっている側面にはマツバランが生えていて、鮮やかな黄色の胞子嚢をつけていました。
(2)セッコク
熊野速玉大社では大きなオガタマノキの高い所にセッコクが着生していて、白い花を咲かせていて美しいでした。
(3)スミレの仲間
神倉神社のガタガタの急勾配の石段は恐ろしかったですが、足元にフモトスミレが沢山咲いていて、癒やされました。
町中の歩道の端にアリアケスミレが満開の所があり、きれいでした。スミレも見ました。
(4)サクラの仲間
神社にも山肌にも桜がもう大分咲いていてきれいでした。
今年ももう山笑う季節になったんですね。

写真
1枚目 大きなオガタマノキに着生しているセッコク(熊野速玉大社)(3月31日)
2~3枚目 テンダイウヤク(浮島の森)(3月30日)
4~8枚目 テンダイウヤク(徐福公園)(3月31日)
9枚目 タイミンタチバナ(浮島の森)(3月30日)
10~11枚目 マツバラン(徐福公園)(3月31日)


今頃咲いている桜は、クマノザクラかも? 藤井俊夫 投稿日: 2024年04月03日 11:34:15 No.1161
●和歌山(紀伊半島)のサクラ類について

ヤマザクラ、カスミザクラ、栽植のソメイヨシノのほかに、近年新種として記載されたクマノザクラが咲いているはずです。
開花期は、クマノザクラが最も早く(3月中旬から)、次にソメイヨシノ、ヤマザクラ、カスミザクラの順に咲いていくようです。
以下のsiteに模式図(ダイヤグラム)があります。
https://tiisys.com/blog/2018/03/15/post-4375/
クマノザクラの主な成育地点(map)●川沿いの崖地に生えている。
https://kozagawakanko.jp/663/
map:④の上、「滝の拝」で、2021.Mar.17に、見ています。

勝木俊雄。2020.紀伊半島南部に分布するサクラ属の新種クマノザクラの発見と保全・利用に関する指針の提案。樹木医学研究。24(1):14-15.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/treeforesthealth/24/1/24_14/_pdf
勝木俊雄。2017.サクラの分類と形態による同定。樹木医学研究。21(2):93-104. ●クマノザクラは、まだ載っていない。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/treeforesthealth/21/2/21_93/_pdf/-char/ja
Katsuki,T. 2018. A New Species, Cerasus kumanoensis from the Southern Kii Peninsula, Japan.Acta Phytotax. Geobot. 69 (2): 119–133(●原記載)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/apg/69/2/69_201801/_pdf/-char/en

クマノザクラは、川沿いの崖斜面に生えています(崖の下部)。
多分、崩壊地などに出てくる「gap spesies(先駆性樹木)」だと思います。
ヤマザクラ、カスミザクラは、崖の上部または尾根沿いに見られます。

●セレッソ大阪のホームグラウンド(ヨドコウ・桜スタジアム)にも植えていた。
熊野エクスプレスの2021年3月28日の記事
https://kumano-express.com/sakura-repo/sakura-arekore/cerezo/
ヨドコウ桜スタジアム完成直前記念イベント「ヨドコウ桜スタジアムに植樹しよう!」のアナウンス(2021.03.23)
https://www.sakura-stadium.jp/information/181/
セレッソ(Cerezo)は、スペイン語で「桜」の意味。
*********************************************************************
1枚目:「滝の拝」の看板
2枚目以降:クマノザクラ


Re:クマノザクラかも 磯野久美子 投稿日: 2024年04月05日 01:12:17 No.1164
藤井俊夫様

沢山サクラの文献をありがとうございます。
先日の新宮では、ただ、ああ桜が大分咲いて来てきれいやなあとか、やっぱり南紀は大阪より暖かいんやなあ、位しか思わず、あんまり写真も撮っていませんが、ぼんやり見ながらも色んな桜があるなあと思いながら歩いていました。
クマノザクラがソメイヨシノより早く咲くとお聞きして、なんとなく腑に落ちたような気もします。
山が笑っている写真はこれ一枚しかなく、山肌がピンク色の辺りが川沿いの崖地かどうかは分かりませんが、ひょっとするとクマノザクラかも…。
それと、6年前の発見時に、クマノザクラは観賞価値が高いので種苗普及を計画していると森林総研の方が書いておられるので、神社や町中で見た桜の中にも既に植栽されたクマノザクラがあったのかもしれないなあと思ったりしています。

写真 熊野速玉大社から見えた山肌(3月31日)


和歌山県新宮市に野生化したテンダイウヤク(天台烏薬) 植村 修二 投稿日: 2024年04月08日 19:57:14 No.1171
近畿植物同好会の南紀観察会の下見で、和歌山県新宮市でテンダイウヤクが山地に野生化していました。
「なぜ、なのだろうか?」、調べてみると、「新宮にテンダイウヤクがどうも最初に持ち込まれらしい」のです。ただ、その後、詳しく調べていませんでした。

今回、磯野さんの投稿を読ませていただき、ネットで調べてみました。

「秦の始皇帝が徐福を東方に派遣したところ台風に遭遇し、今の和歌山県新宮に流れ着きました。土地の人々の暖かい友情に触れて永住の地と定め、不老不死の妙薬テンダイウヤク、捕鯨法などを日本に伝えたといわれています」

こんな伝説があり、JR新宮駅前には、徐福のお墓や徐福公園が造られ、徐福像があるそぷです。

しかし、テンダイウヤクは、「江戸時代に中国から渡来した」という説がどうも正しいようで、「当時、将軍だった徳川吉宗が暦学や本草学を奨励し、青木昆陽らが中国から導入したというのが事実のようです」とされています。

薬草がご専門の邑田裕子先生は、テンダイウヤクについて、以下のように解説されたことが載っていました。
「テンダイウヤクは、中国の天台山から日本の城州八幡(現在の八幡市)に持ち込まれ、繁殖が進み、八幡を中心に枚方の長尾・藤坂あたり一帯の山野に繁茂したと考えられる。ここから紀伊半島などに伝播されて広まっていったと推測される」


Re:テンダイウヤク 磯野久美子 投稿日: 2024年04月09日 01:20:36 No.1172
植村修二様

テンダイウヤクがどこから来たのかという興味深いお話をありがとうございました。
徐福という人については諸説あるようですが、「徐福公園」の「ストーリー」では、徐福は秦の始皇帝の命により不老不死の薬を求めて熊野へ来て、この地に自生するテンダイウヤクという薬木を発見した、となっています。
写真2の看板にも、徐福が不老不死の薬が日本(熊野など)にあるだろうと当たりをつけ、始皇帝に探して来ましょうかと言ったら、始皇帝が喜んで舟を出したというような話が書いてあるので、私は言葉通り受け取って、へえ~、よく熊野にあると考えついたなあと感心してしまいました。
でも、実際には中国から日本に来た植物だったんですね。
大体が「秦の始皇帝」というめちゃくちゃ古い話なので、ああ、もうこれはおとぎ話の世界やなと思いはしましたが、実際に徐福さんのお墓があるので、なんだかリアリティもあって信じてしまいました。

写真1枚目 徐福公園にあった天台烏薬の説明
写真2枚目 徐福公園にあった徐福の説明
写真3枚目 新宮市観光協会の説明
写真4枚目 新宮徐福協会の説明


Re:テンダイウヤク 磯野久美子 投稿日: 2024年04月09日 08:05:54 No.1173
申し訳ありません。
夜中に慌てて書くとミスばかりで、2箇所訂正しました。


大阪府池田市でビロードムラサキ?が生育 植村 修二 投稿日: 2024年04月05日 23:51:03 No.1165 【返信】

 大阪府池田市で4年くらい前から気になっている樹木が1本あります。

 市街地にあるため、大きくなると地際から切られ、これまで花や果実を確認できずのままでした。

 私は樹木類の同定は苦手なので、梅原 徹さんにお話ししたところ、現地に行っていただき、同定していただきました(以下、梅原さんからの回答)。

 「どうやらビロードムラサキ(シソ科_旧、クマツヅラ科)の幼木のようです。日本では珍しい木で、私も高知で二度ほど採集したことがあるだけです。特徴的な羽状毛が茎や葉裏に密生しており、新しい葉の表面には星状毛が散生しているので、たぶんまちがいないと思います。中国や台湾、東南アジアにも分布するようなので、どこから来たのか、誰かが植えたのかわかりませんが、こんなものが生えるとは思いもしませんでした」

 今年は、切られずに花や果実が確認できればいいのですが・・・


斑入りビロードムラサキの先祖返りかも? 植村 修二 投稿日: 2024年04月08日 19:40:34 No.1170
 梅原さんから、その後、「園芸植物の斑入りビロードムラサキからの実生らしい」と連絡をいただきました。

 葉の斑入りは、成長点で起こったキメラですので、生殖を経て伝わるのは、どちらか一方になります。つまり、後代の実生では、斑のない緑の葉か、アルビノの植物が両方できますが、斑入りにはなりません。もちろん、アルビノは生きていけません。


茨木市の安威川ダム完成 相良真佐美 投稿日: 2024年03月11日 09:14:52 No.1121 【返信】

 3月の茨木市広報誌に「安威川ダムが3月に完成した」とあったので3月10日に見てきました。
 完成はしているようですが道路は通行止めで、4月23日が一般公開のようでした。そばの大門寺の境内から撮影しました。
 安威川ダムは、亀岡市を起点として神崎川まで流れる一級河川の安威川に、ロックフィルダムという、石や岩を積み上げる工法て造られました。
 以前に安威川の氾濫で大きな被害が発生し、1988年にダム建設が新規建設採択され、紆余曲折の後、2015年着工し9年経ちました。採択されてから36年です。
  
 着工の数年前から、住民説明会がたびたび実施され、環境アセスメント、水没する住民の代替地、工事用土砂の採集や廃棄地などの説明がありました。
 質疑応答で私は「何年ごろの完成予定?」と質問しました。反対運動もあり、担当者たちは困った顔で「未定です」と回答したのを覚えています。

 12年前の秋に、たくさんの野生植物が水没するということで、説明見学ツアーがあり、抽選で選ばれ参加しました。
 着工すれば、ここは一般の人は入れません。「これが10数年後には、全部水没するのか・・・」と感慨深かったです。
 災害から人命を守るには仕方がないといわれれば、そうなのですが、水没する植物を想像すると残念な気持ちでした。
 
 ■安威川ダムニュース Vol.10 (2024年3月号)
  https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/594/00016740/vol.10.pdf
  
  


供用開始しました 相良真佐美 投稿日: 2024年03月26日 10:26:20 No.1143
茨木市のホームページに3月25日(月)14時、ついに供用開始とあり、13時半ごろ入口に並びました。1番乗りでした。
https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/toshiseibi/hokubuseibi/menu/aigawadam/63871.html

開始まで茨木市の職員の人といろいろ話しました。車作の川沿いにキツネノカミソリの自生地があるのですが、水没はしていないとのことでした。
積んである石は趣のある種類を交互に並べ、さらに石の形と色はたまらない味を出しています。どこから運んだか?と聞いたら、分からないとのことでした。

職員の人が「せっかく並んでもらったから、フライングで開けます。」と13時59分に入れてもらいました。
安威川ダムの天端道路を歩くのは、一般人では第一号でした。安威川ダムの地図の赤破線は、全部歩きました。
どんよりとした曇り空で撮影するには発色が今一つでしたが、大きな水をためた貯水池は感慨深かったです。

水没を免れた自生の樹木も暖かくなるのを待っているようでした。樹木は暖かくなれば、一気に華やかになると思います。
アセビが咲き、ソヨゴに黄色い新葉がでていました。また、造成した土手などには、ナルトサワギクが広がっていました。
この地域は、動物ではキツネ、シカ、サル、リス、ノウサギなどが生息し、自然豊かな場所です。


サクラ開花 相良真佐美 投稿日: 2024年04月03日 10:53:08 No.1160
4月2日、親しいメンバーに安威川ダムを紹介するため、ダム周辺を一緒に歩きました。

午前中は、大門寺の境内の植物を見て昼食後、ダムに移動して天端道路を歩き、対岸に渡り周回道路歩きました。
対岸の山林にはヤマザクラが咲いていました。みんな歓声を上げ「これだけ見られるのは、今の時期しかなく、いいタイミングの日」と大喜びでした。

少しずつ色が違うので、ヤマザクラだけではなく、いろいろの種があるようですが、周回道路からは遠すぎて確認できませんでした。
そばまで近づく降り口を探すと、一週間前はロープを張って立ち入り禁止だった降り口が解禁され、樹木の下まで行けることが分かりました。
ただ、観光客が歩く雰囲気ではなく保守用の道だと思います。そこから見上げて望遠で確認すると、萼筒がぷっくりと膨れたエドヒガンでした。
そばのカスミザクラは、やはり早すぎ開花はしていませんでした。

気候がとてもよく、ダムの全景を満喫してもらい、みんな満足してもらえました。


スミレ類も開花 相良真佐美 投稿日: 2024年04月03日 20:24:11 No.1163
4月2日、安威川ダムの周辺や、大門寺の境内などで、スミレ類の開花が見られました。

ヒゴスミレ   白い花で葉が深く切れ込むので区別できます。
ヒメスミレ   全体に小型で、距の赤い斑点で区別できます。
アリアケスミレ 花弁に紫色の筋があり、葉は幅が平行な長楕円状披針形が特徴です。
タチツボスミレ 咲き始めました。


エドヒガンの谷にシカ出没 相良真佐美 投稿日: 2024年04月08日 14:19:58 No.1169
 4月7日、エドヒガンの様子を見に、また安威川ダムに行きました。5日前に比べ葉が展開していて、遠くから見ると全体的にくすんだように見えました。
 そのエドヒガンの谷の対岸で、突然ガサガサと音がし、シカが現れました。目を合わすとシカも驚いたのか、上の方に登って逃げました。
 その後、「キョーン」という鳴き声が、何度も谷に響きました。

 ダムの休憩ベンチのそばの花壇にはオオシマザクラの若木が植栽されていました。
 ちょうどソメイヨシノの両親のエドヒガンとオオシマザクラを両方とも見たことになります。

 ダム周回道路の盛土の壁面にはナルトサワギクが侵入していました。どんどん広がっていく勢いでした。




「トキンソウ」バスターズ 水田光雄 投稿日: 2024年04月07日 20:41:40 No.1167 【返信】

兵庫県伊丹市の水田光雄です。
サクラ満開の時期の良い季節となりました。
今回も話題提供させもいただきます。

メリケントキンソウは厄介な外来種、帰化植物として各地の公園等の芝生の雑草として問題になっています。
各自治体でも施設利用では注意喚起が行われているところもある。
そんな中、先月2日間、尼崎市の南部にある県立公園で森まつり「森のマルシェ」が行われました。
このお祭りは、阪神地区からバザ-出店(キッチンカ-、グッズ、園芸品販売等)やピザ焼き、薪割り体験、木工作等が行われました。
この中のひとつのイベントとして公園事務所からメリケントキンソウの除草をお祭り参加者に呼びかけ、人手で除草してもらうイベントが行われた。
当初計画の段階から、企画しても「だれも参加してくれないのでは?」と言う意見が寄せられた。
当該公園では、昨年、除草剤による防除が行われたが、経費面と安全面等から度々実施できるものではない。
両日は、公園から4名が対応した。参加者への呼び込みの効果もあり、大勢の方(家族ずれ、友達等)が参加してもらえました。
正にイベントとして成立しました。これには、企画者側としてもビックリでした。
開催に当たっては、担当者から個別に開催趣旨と識別点について説明された。参加者には粗品配布も行われました。
また、県側から当該お祭りに参加された理事長(トップ)もメリケントキンソウについて、
認識を深められ、取り組みについて好評価をいただきました。
今回は開園以来初めての企画であり、後日の報告会でも来年も必要なら実施しようとの意見があった。
私の近郊で周知している外来種・帰化植物防除のイベントとして除草作業が行われている事例として、
オオキンケイギク、ナガエツルノゲイトウ等の事例があります。
ML会員皆様の周辺でこの様な取り組みがありましたらご紹介して欲しいと思います。


辻本 投稿日: 2024年04月07日 21:37:00 No.1168
水田 様

ご無沙汰しております。
大阪公立大学附属植物園 辻本です

メリケントキンソウは当園でも、広がってきています。
焼却、除草(除草剤は使わず)など、考えられる方法で除去していますが、状況は増える一方です。

その様なイベントが成功するのもビックリしています。


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