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茨木市の安威川ダム完成
相良真佐美
投稿日:2024年03月11日 09:14
No.1121
3月の茨木市広報誌に「安威川ダムが3月に完成した」とあったので3月10日に見てきました。
完成はしているようですが道路は通行止めで、4月23日が一般公開のようでした。そばの大門寺の境内から撮影しました。
安威川ダムは、亀岡市を起点として神崎川まで流れる一級河川の安威川に、ロックフィルダムという、石や岩を積み上げる工法て造られました。
以前に安威川の氾濫で大きな被害が発生し、1988年にダム建設が新規建設採択され、紆余曲折の後、2015年着工し9年経ちました。採択されてから36年です。
着工の数年前から、住民説明会がたびたび実施され、環境アセスメント、水没する住民の代替地、工事用土砂の採集や廃棄地などの説明がありました。
質疑応答で私は「何年ごろの完成予定?」と質問しました。反対運動もあり、担当者たちは困った顔で「未定です」と回答したのを覚えています。
12年前の秋に、たくさんの野生植物が水没するということで、説明見学ツアーがあり、抽選で選ばれ参加しました。
着工すれば、ここは一般の人は入れません。「これが10数年後には、全部水没するのか・・・」と感慨深かったです。
災害から人命を守るには仕方がないといわれれば、そうなのですが、水没する植物を想像すると残念な気持ちでした。
■安威川ダムニュース Vol.10 (2024年3月号)
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/594/00016740/vol.10.pdf
供用開始しました
相良真佐美
投稿日:2024年03月26日 10:26
No.1143
茨木市のホームページに3月25日(月)14時、ついに供用開始とあり、13時半ごろ入口に並びました。1番乗りでした。
https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/toshiseibi/hokubuseibi/menu/aigawadam/63871.html
開始まで茨木市の職員の人といろいろ話しました。車作の川沿いにキツネノカミソリの自生地があるのですが、水没はしていないとのことでした。
積んである石は趣のある種類を交互に並べ、さらに石の形と色はたまらない味を出しています。どこから運んだか?と聞いたら、分からないとのことでした。
職員の人が「せっかく並んでもらったから、フライングで開けます。」と13時59分に入れてもらいました。
安威川ダムの天端道路を歩くのは、一般人では第一号でした。安威川ダムの地図の赤破線は、全部歩きました。
どんよりとした曇り空で撮影するには発色が今一つでしたが、大きな水をためた貯水池は感慨深かったです。
水没を免れた自生の樹木も暖かくなるのを待っているようでした。樹木は暖かくなれば、一気に華やかになると思います。
アセビが咲き、ソヨゴに黄色い新葉がでていました。また、造成した土手などには、ナルトサワギクが広がっていました。
この地域は、動物ではキツネ、シカ、サル、リス、ノウサギなどが生息し、自然豊かな場所です。
サクラ開花
相良真佐美
投稿日:2024年04月03日 10:53
No.1160
4月2日、親しいメンバーに安威川ダムを紹介するため、ダム周辺を一緒に歩きました。
午前中は、大門寺の境内の植物を見て昼食後、ダムに移動して天端道路を歩き、対岸に渡り周回道路歩きました。
対岸の山林にはヤマザクラが咲いていました。みんな歓声を上げ「これだけ見られるのは、今の時期しかなく、いいタイミングの日」と大喜びでした。
少しずつ色が違うので、ヤマザクラだけではなく、いろいろの種があるようですが、周回道路からは遠すぎて確認できませんでした。
そばまで近づく降り口を探すと、一週間前はロープを張って立ち入り禁止だった降り口が解禁され、樹木の下まで行けることが分かりました。
ただ、観光客が歩く雰囲気ではなく保守用の道だと思います。そこから見上げて望遠で確認すると、萼筒がぷっくりと膨れたエドヒガンでした。
そばのカスミザクラは、やはり早すぎ開花はしていませんでした。
気候がとてもよく、ダムの全景を満喫してもらい、みんな満足してもらえました。
スミレ類も開花
相良真佐美
投稿日:2024年04月03日 20:24
No.1163
4月2日、安威川ダムの周辺や、大門寺の境内などで、スミレ類の開花が見られました。
ヒゴスミレ 白い花で葉が深く切れ込むので区別できます。
ヒメスミレ 全体に小型で、距の赤い斑点で区別できます。
アリアケスミレ 花弁に紫色の筋があり、葉は幅が平行な長楕円状披針形が特徴です。
タチツボスミレ 咲き始めました。
エドヒガンの谷にシカ出没
相良真佐美
投稿日:2024年04月08日 14:19
No.1169
4月7日、エドヒガンの様子を見に、また安威川ダムに行きました。5日前に比べ葉が展開していて、遠くから見ると全体的にくすんだように見えました。
そのエドヒガンの谷の対岸で、突然ガサガサと音がし、シカが現れました。目を合わすとシカも驚いたのか、上の方に登って逃げました。
その後、「キョーン」という鳴き声が、何度も谷に響きました。
ダムの休憩ベンチのそばの花壇にはオオシマザクラの若木が植栽されていました。
ちょうどソメイヨシノの両親のエドヒガンとオオシマザクラを両方とも見たことになります。
ダム周回道路の盛土の壁面にはナルトサワギクが侵入していました。どんどん広がっていく勢いでした。
エドヒガンからカスミザクラへ
相良真佐美
投稿日:2024年04月20日 16:53
No.1200
4月19日、安威川ダムへ行きました。この一月半で5回目です。非常にいい天気でカッターシャツ一枚でしたが少し歩くと汗ばみます。
大門寺の境内からダムを見下ろすと、4月2日の山々のサクラ類はほとんど散っていました。
エドヒガンの谷へエドヒガンの様子を見に行ったのですが、すでに葉桜でした。エドヒガンの大木になると樹皮が縦に裂け剥がれるのを確認しました。
ただ、エドヒガンと交代してカスミザクラが開花していました。4月7日の時は、全く咲く兆候も確認できなかったのですが、10日ほど遅咲きで開花していました。
ソメイヨシノなどの派手なサクラの後の貴重なサクラです。
このエドヒガンの谷(本当は茨木市の隣の高槻市区域でした)で、シカの出現を30分ほど息をひそめて待ちました。
シカの鳴き声のような鳥の声が通過するだけで出現せず、静寂が続きました。
シカがいた対岸に移動して調べましたが、シカが食べないオオバノイノモトソウばかりで、食べるものが見つかりません。
半日居ましたが人が全く通らず、湧水が流れ、コケたちも豊富で、近場の穴場となりそうです。
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