近畿植物同好会 掲示板
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ヤマトチャルメルソウとクマガイソウ
磯野久美子 投稿日:2024年04月25日 00:05 No.1203
4月20日、北畠氏館跡庭園(三重県津市美杉町上多気)にてヤマトチャルメルソウと遭遇しました。
日本三大武将庭園の一つという由緒ある庭園の中にある、16世紀に造られたという「米字池」と呼ばれる複雑に湾曲した形の池の小さな滝口の所に咲いていました。
つい先日ミカワチャルメルソウとコチャルメルソウを見たばかりなので、これらとは色や葉の形など姿が違うことがよく分かりました。

また、この滝口の傍にはヤマルリソウの群落があり、その中に2株、クマガイソウが大きな蕾をつけていました。クマガイソウは実物を初めて見たので、プリーツの入った大きな扇のような葉に感動しました。
武家の庭園なので、熊谷直実に思いを馳せて誰かが植えたものかもしれないなあと思いましたが、この庭園がある北畠神社の宮司さんのお話では、植えたという話は聞いたことがないので自生ではないかと思うとのことでした。毎年同じところに咲くそうです。

写真
1枚目:ヤマトチャルメルソウ
2枚目:ヤマトチャルメルソウ(ピンク色の丸の中)とヤマルリソウ(黄色の丸の中)
3枚目:ヤマトチャルメルソウの花(右の写真は百均マクロで撮影)
4枚目:クマガイソウ
5枚目上:クマガイソウの蕾
5枚目下:クマガイソウ周辺の様子。クマガイソウの周りはヤマルリソウの群落。ここは2枚目の写真の左側。この写真右側の延長線上にヤマトチャルメルソウの咲く滝口がある。
6枚目:北畠氏館跡庭園の米字池


ムサシアブミ、ニオイタチツボスミレ、オキナグサ 磯野久美子 投稿日:2024年05月01日 00:10 No.1212
4月20日、北畠氏館跡庭園を見た後、霧山城址へ登りました。
まだ色々な桜が咲いている新緑の山は気持ちよく、見晴らしも良かったです。
ムロウテンナンショウが沢山ありましたが、ムサシアブミも見ることができました。
足元には実生の小さなスギやマツ、ヒメウズ、種子ができているヤマネコノメソウ、山頂への道の両側にはまるで盆栽のように鹿がかじったツツジ類が並んでいました。
日当たりの良い山頂付近では、ニオイタチツボスミレが色鮮やかに咲いていました。
ニオイタチツボツミレについては、紫と白のコントラストの強い華やかな色合いの花であることは大変印象に残りましたが、残念ながら、香りが私にはほとんど感じられませんでした。少し調べてみると、どうもこの香りは時間や天候によって強さが異なったりするようで、香りの全くない個体もあるようです。また、個人の感覚の差もあるとか。次に遭遇した時にはぜひその芳香を感じてみたいものです。

ところで、下山後通った山深い集落に、庭一面にオキナグサが咲いているおうちがありました。土地の人のお話では、以前はこの辺りにはオキナグサが沢山自生していたそうで、このお庭も移植したものがどんどん増えたのだそうです。しかし、今はもう自生のものは全く見られないとのことでした。

写真
1枚目:ムサシアブミ
2枚目:鹿がかじったツツジ類
3枚目:ニオイタチツボスミレ
4~6枚目:オキナグサ


クマガイソウ 相良真佐美 投稿日:2024年05月01日 11:23 No.1213
磯野様

 >クマガイソウは実物を初めて見たので、プリーツの入った大きな扇のような葉に感動しました。

豊能町のクマガイソウは、保全のため大々的に公開されていませんでしたが、保護管理がうまくいっているのか、新聞で公開されました。

 産経新聞 2024/4/24 20:00 絶滅危惧種のクマガイソウが群生する大阪・豊能町で200株以上が開花
 https://www.sankei.com/article/20240424-YIFM265O7FMZNFBV7QPCMJNHFI/

添付画像は昨年4月27日の、保護柵の中のクマガイソウです。初谷渓谷には、クマガイソウの説明看板もあります。
自生していたのを初谷に移植した経緯は、産経新聞に載っています。
新聞には「大型連休中は楽しめる見込み。」とありますが、5月4日では、そろそろ萎みだしていたのもありました。

初谷渓谷は、その他楽しい生き物に巡り合えます。特に珍しい野鳥撮影に最適です。オオキツネノカミソリも初夏に開花です。


Re:クマガイソウ 磯野久美子 投稿日:2024年05月01日 15:23 No.1214
相良様

情報、ありがとうございます。
初谷にこんなに沢山のクマガイソウがあるとは知りませんでした。
なんかスゴイですね!




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