近畿植物同好会 掲示板
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TUSのスエコザサの標本画像です。 藤井俊夫 投稿日: 2023年09月30日 15:43:11 No.889 【返信】

以下のsiteにスエコザサの標本画像が載っています
等価基準標本の可能性があるかも?
Syntype(等価基準標本):命名者がholotypeを指定せずに複数の標本を引用した場合、そのすべての標本。

●東北大学:植物標本庫(TUS)のクラウドファンディング●
100年間受け継がれてきた植物標本を次世代へ|東北大学植物標本庫
https://readyfor.jp/projects/Tohoku_Botanical_Gardens

寄付総額(現在)12,469,000円
次の目標額 8,000,000円(第一目標金額 4,000,000円)
達成度:311%
寄付者:598人
残り:40日

科博でもクラウドファンディングをやっていた。
どこも、火の車か?


スエコザサ 相良真佐美 投稿日: 2023年09月29日 11:56:16 No.885 【返信】

NHKの朝ドラ「らんまん」も最終回になりました。
9月18日、練馬区東大泉の牧野記念庭園に行きました。1926年から終の棲家としていた旧自宅跡地を、練馬区が改修し記念庭園として公開されています。

記念庭園は、ドラマのおかげで大盛況でした。展示室や、当時の本物をそのまま使った書斎の再現などは人だかりがしていました。
本物の顕微鏡、胴らん、筆などは特に注目が集まっていました。

入口を入った左手に、牧野富太郎の銅像を取り囲むように妻・寿衛子に感謝して献名したスエコザサが植えられています。

スエコザサは、アズマザサの変種で、葉は洗濯板のように波打ち、葉表に白い長い毛があり、葉の片側のフチが裏側に折れ曲がり、葉の先端部が軽くへこみます。

主に東北地方のもので、近畿地方では、自生していませんが、大阪公立大附属植物園や、京都府立植物園では常設展示しています。

ドラマでは『槙野日本植物図鑑』が完成し寿恵子も間に合って見ることができました。
しかし、史実では、大泉に引越ししたのが1926年、スエコザサ発見が1927年、寿恵子が亡くなったのが1928年でその後スエコザサが発表されました。
残念ながら『牧野日本植物図鑑』は1940年発刊なので、モデルの寿衛子は図鑑を見ていなかったことになります。


スエコザサの原記載文です。 藤井俊夫 投稿日: 2023年09月29日 12:59:44 No.886
Makino,T. 1928. A Contribution to the knowledge of the flora of Japan. J.J.B. 5(2).7p.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjapbot/5/2/5_5_2_555/_pdf/-char/ja

●献命したことの理由まで、記載文に書いている(以下、原文から)
I have named this new bamboo in dedication to the late my wife Suwe-ko Makino
(died at theHospiatl of the Imperial UJniversity of Tokyo, February 23,1928),
Who let me always allow to the stud yof Plants by her private aid.

牧野寿衛子が死亡したのは、1928年2月23日
植物研究雑誌の発行は、1928年4月18日

基準標本は、都立大の牧野標本館(MAK)にあるようです。
Type: Miyagi (Rikuzen), Sendai, hills (T.Makino, Nov. 1927 [actually in 1 Dec. 1927], MAK).
1991年に八王子に都立大が移転してすぐ、学芸員試験受験のついでに、視察に行った。
(どっちが、ついでだろう?)
スエコザサの線画と彩色画 植村 修二 投稿日: 2023年09月30日 10:03:38 No.887
相楽真佐美さま、藤井俊夫さま

 このところ、録画で『らんまん』をみてたのですが、今日は久しぶりに放送時間にみました。

 最終回では、スエコザサの線画と彩色図がドラマに登場します。しかし、牧野図鑑にスエコザサは載ってなかったように思います。間違っておれば、お許しください。

 スエコザサのことは、かなり前から名前は知っておりましたが、どんな植物か知ったのは、室井 綽1969『竹・笹の話 よみもの植物記』(北隆館)に載っていた線画を見てからでした(実物はまだみておりません)。

 藤井さんが紹介された原記載にも図がないようなので、この番組のために新たに用意されたものかもしれませんね。

 ササ類の分類は、日本で発表された和名が多すぎ、私には和名を聞いただけで、種なのかそれ以下のランク(変種とか)、あるいは雑種なのか検討がつきません。

 今年の夏、近畿植物同好会の長野観察会でお世話になりました藤田淳一さんに誘われて、富山県立中央植物園で行われた植物勉強会に参加してきました。この会は、司会もいなく、やりたい人が発表するというもの。

 その中で、ササの和名について、とってもユニークな発表がありました。

 ササ類の分類の決め手となる毛の有無を4つの部位で示す命名法でした。「こんなのとても学会では発表できないな!」と私は正直思いました。この命名法でいきますと、コンゴウザサは4つすべての部位(葉の裏、節、葉鞘、稈鞘)にケがあるネザサの仲間なんで、ケケケケネザサとなるらしい。

 この命名法では、スエコザサはケナナナアズマザサ(ナ:毛が無いという意味)となります。これでは、槇野万太郎さん、寿衛子さん、がっかりですよね。

 『らんまん』について、なかなかタイムリーに投稿できなかったです。藤井さんが書いておられましたが、関連する画像が未整理なんで、捜すのが大変なんです。

 これからも、『らんまん』のシーンを思い出しながら、画像を探し投稿したいと思います。
スエコザサの線画などについて:鈴木貞夫。1996.日本タケ科植物総目録。 聚海書林。に載っています 藤井俊夫 投稿日: 2023年09月30日 15:18:03 No.888
スエコザサの線画などについて

NHKのらんまんは、ドラマです。現実とは違うことをわきまえた上で鑑賞すべきです。
図鑑に載っているかどうかを知りたければ、NHKに問い合わせればよいと思います。
または、図鑑の版元である北隆館か?
牧野が描いた図を使用したとは限りません。

以下のsiteに不鮮明だが、鈴木(1996)のスエコザサの線画が掲載されています。
鈴木貞雄。1996.日本タケ科植物総目録。 聚海書林。
http://syokubutsunote.web.fc2.com/HP14/takeakakensakuhyou.html
****************●タケ・ササ類の分類・記載●******************************************
●種の記載については、国際藻類・菌類・植物命名規約(Wikipediaを参照)に詳しく定義されています。
植物画が必要とはどこにも書かれていません。
ラテン語による記載、正式な出版物(印刷物)などの条件が記載されています。基準標本の指定なども。
最近は英語などの言語で、online出版も認めるようになりました。
牧野が記載した当時は、このような厳密な規定はなかったので、無効名や裸名などの学名が多数発表されていました。

●竹、笹の分類について
イネ科(Poaceae)には700属8000種があるとされます。(Wikipediaより)
①Pooideae(イチゴツナギ亜科)、
②Ehrhartoideae(エールハルタ亜科)、
③Bambusoideae(タケ亜科)の3亜科に分類されます。
タケ亜科には90属1400種が所属するという。(Flora of Chinaより)
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=20753
**************●日本のタケ・ササ類の属●********************************************
●タケ亜科の日本の主な属
① Arundinaria Michx.(アズマザサ属: First published in Fl. Bor.-Amer. 1: 73 (1803))
② Bambusa(Schreb.ホウライチク属:First published in Gen. Pl., ed. 8[a]. 1: 236 (1789))
③ Chimonobambusa Makino(カンチク属: First published in Bot. Mag. (Tokyo) 28: 153 (1914))
④ Phyllostachys Torr.(マダケ属: First published in Ann. Lyceum Nat. Hist. New York 3: 404 (1836),)
⑤ Pleioblastus Nakai(メダケ属: First published in J. Arnold Arbor. 6: 145 (1925))
⑥ Pseudosasa Makino ex Nakai(ヤダケ属: First published in J. Arnold Arbor. 6: 150 (1925))
⑦ Sasa Makino ex Nakai(ササ属: First published in Bot. Mag. (Tokyo) 15: 18 (1901))
★Flora of Chinaでは、東アジアに50-70種としている(分布は、中国東南部、朝鮮半島、日本)★
⑧ Sasaella Makino(アズマザサ属: First published in J. Jap. Bot. 6: 15 (1929))
⑨ Sasamorpha Nakai(スズタケ属:First published in J. Fac. Agric. Hokkaido Imp. Univ. 26: 180 (1931))
⑩ Semiarundinaria Makino ex Nakai(ナリヒラダケ属:First published in J. Arnold Arbor. 6: 150 (1925))
⑪ Shibataea Makino ex Nakai(オカメザサ属: First published in J. Jap. Bot. 9: 83 (1933))
⑫ Sinobambusa Makino ex Nakai(トウチク属:First published in J. Arnold Arbor. 6: 152 (1925) )
⑬ Tetragonocalamus Nakai(シホウチク属: First published in J. Jap. Bot. 9: 88 (1933))=synonym of Bambusa
*********●日本のSasa属の分類●*************************************************
●Sasa(ササ属)について
日本固有の植物と考えられた時期もあった。
冬季の多雪環境に適用した(雪に埋もれて冬を越す常緑性を獲得したと考えられている)、遺存固有(endemic)であり、そのような環境で新たに種が生じたとする新固有(neo-endemic)と考えられた。

●日本産の竹・笹類の分類は、牧野富太郎に始まり東大の中井猛之進、京大の小泉源一などが多数の新種を記載しています。
以下のsiteを参照。
ひとはくのタイプ標本 その⑥:2021年3月11日
バンシュウゴキダケのアイソタイプ(副基準標本):ゴキダケ(御器竹:語源はよくわかっていない。竹簾に使われたからか?)
https://www.hitohaku.jp/blog/2021/03/post_2784/
上記siteから引用。
●日本のタケササ類の分類は、日本における植物分類学の父と称される牧野富太郎によってまず属が整備され、中井猛之進東京大学教授(当時)と小泉源一教授(当時)により体系が整いましたが、1930年代から40年代にかけて両者が競うように新種を発表し、膨大な数の分類群が生まれてしまいました。
中井先生の発表された新分類群は約180、小泉先生はなんと380もあるそうです(鈴木1978)。
室井先生の発表された分類群も併せると、1960年代にはササ属Sasaが420種、アズマザサ属Sasaellaが140種、バンシュウゴキダケも含まれるメダケ属Pleioblastus は110種といった具合で、これらを見分けることは至難の業でした。
その700近くあった日本産タケササ類の種を整理したのが、鈴木貞雄氏でした。
鈴木貞雄氏(1996)の著した「日本タケ科植物総目録」は、日本のタケササ類研究の金字塔ともいうべき一冊です。
********●タケ・ササ類の標本●**************************************************
岩手大学農学部教授であった内田も多数の笹類標本を牧野に送り、新種記載をしています。
岩手大学の内田繁太郎教授のもとで学んだ室井綽は、日本竹笹の会・会長を務め、兵庫生物学会の会長も務めていました。

●岩手大学ミュージアム本館:植物標本室
http://www.museum.iwate-u.ac.jp/muzeum_honkan/honkan_herb.html
内田繁太郎(1885~1964 測樹学・森林保護学)とその教え子:室井綽によるタケ、ササの標本が多くあります。
ササ類の基準標本がある。紀要に目録が発表されていたはずです。
以下のsiteにスエコザサの標本写真が載っています。
https://readyfor.jp/projects/Tohoku_Botanical_Gardens

●東北大学のタケ・ササ類標本
広島大の鈴木貞夫が採集研究したタケ・ササ類の標本は、東北大学に収蔵されているようです。
画像からは、岡田要之助:陸前八幡見滝温泉:1927年12月3日採集とあるので、牧野がスエコザサを命名記載した基準標本とほぼ同時に採集された可能性があります。
広大の鈴木貞夫が同定しているが、type指定は行われていない。(1982年8月6日)
この後に、鈴木貞雄。1996.日本タケ科植物総目録。 聚海書林。が出版されています。
★そういえば、2020年3月に東北大で植物分類学会が行われるので、標本を見に行くつもりだったが、新型コロナの流行で大会が中止になったような....

***********●鈴木の「日本タケ科植物総目録」以降●***********************************************
1990年代になって、ようやく竹・笹類の分類が整理されることになりました。

鈴木貞雄。1996.日本タケ科植物総目録。 聚海書林。12800円。絶版。
小林幹夫。2017。原色植物分類図鑑 日本のタケ亜科植物.北隆館。23000円。
 絵解き検索や、分類形質の一覧表が着いているので、わかりやすいが、これで難解なタケ亜科が同定できるわけではない。

加藤雅啓, 海老原淳編。2011.日本の固有植物(国立科学博物館叢書, 11)。東海大学出版会, 3800円。
小林幹夫(宇都宮大名誉教授)が、タケ・ササを分担している。巻末に固有種の分布図が載っている。
開花個体の標本が少ないため、形態的な識別点が得られにくく、茎や葉の毛の状態などで識別せざるを得ません。
地域的なまとまりを根拠に固有種としているようです。

最近はDNAを使った識別も行われているようですが、形態的特徴が少ない、識別形質が限定されるなど。いかんせん、元サンプルの同定が容易ではないこと、種内変異が不明、集団間変異、集団内変異、個体変異などの基本的な検討さえできない状態です。
基準標本産地で、サンプルを採集するとしても、本当にその種なのかという疑問が常に付きまといます。
標本の採集時期によって、同一個体で形態形質(毛)の状態がどのように変わるのかの検討から始めないと以下ません。
季節や、栄養状態、環境条件(生育地の土壌、日照など)、で、形態形質が変わるのか、移植実験なども必要かもしれません。

昼から2-3時間かかったか?


ホンゴウソウ、またはウエマツソウか? 藤井俊夫 投稿日: 2023年09月28日 12:54:25 No.882 【返信】

ホンゴウソウ、またはウエマツソウか?

ホンゴウソウと思います。
●ホンゴウソウとウエマツソウの区別点
雄蕊に葯隔附属突起があるのが、ホンゴウソウ属。
雄蕊に葯核附属突起がないのが、ウエマツソウ属です。

●阿波の野草散歩より
ホンゴウソウ・ウエマツソウ
https://yasousanpo.sakuraweb.com/menu/ha/hongou.html
雄花の雄蕊基部の白く丸い部分が葯隔附属突起です。
雄花、雌花の花被片の幅も違います。
★掲示板の写真では、雄花が着いていないか蕾の状態なので判断できませんが、各県版のRDBなどの分布情報から、ホンゴウソウと考えます。
**********************************************************
①ホンゴウソウ:三重県の本郷村で採集されたことによる。四日市市楠町本郷の樹林で120年前に発見された。Makino(1902: B.M.T. 16:211)
現在は、Sciaphila nana Blume(1851)ののsynonymとされる。
②ウエマツソウ:採集者の名前にちなんでいる。植松栄次郎、時久芳馬、両氏によって高知県で発見された。 Makino(1905: B.M.T. 19:140)
 現在は、Sciaphila secundiflora Thwaites ex Benth.(1855)のsynonymとされる。

●Ohashi,H., Kato,H. Kobayashi,S., and Murata,J. 2008. A revision of Triuridaceae. of Japan. J.Jpn.Bot. 83:20-35.
  in English and Japanese summary.(各種の標本情報がある)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjapbot/83/1/83_83_1_10022/_pdf/-char/ja

●ホンゴウソウ(日本のレッドデータ検索システム:絶滅危惧II類)
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06050085184
●ウエマツソウ(日本のレッドデータ検索システム:奈良で記録がない?)
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06050085189
●YAMAP:金剛山688~91回digest・7月下旬は+α満載(2022.07.29(金):金剛山系でのホンゴウソウの写真。
https://yamap.com/activities/18688879
********************●以下、参考資料●**************************************
●春日山原始林の「平成 25 年度(2013)冬季 植物目録」にも、ホンゴウソウが載っています。(p46)
https://www.pref.nara.jp/secure/119376/06siryou01-3.pdf
●第Ⅲ章.春日山原始林の保全に、ホンゴウソウの写真がある。(p73)
https://www.pref.nara.jp/secure/192657/31.pdf
●大切にしたい奈良県の野生動植物2016 改訂版(p48:ホンゴウソウ:絶滅寸前種)
https://www.pref.nara.jp/secure/178458/redlist3.pdf
●レッドデータブック近畿研究会(編)2001.改訂・近畿地方の保護上重要な植物。(財)枚岡環境科学研究所発行(神奈川)。2500円。絶版。
古本屋で探してください。
巻末の各府県における分布表では、ホンゴウソウは奈良県北部に分布。ウエマツソウは奈良県に分布しないとしている。
(三田盆地の水生植物や、春日山原始林の記事を分担していたっけ。)

上記、近畿RDB(2001)の、前身(1995年版)の抜粋が以下のsiteに掲載されています。
「近畿地方における保護上重要な植物-レッドデータブック近畿-」(1995)関西自然保護機構発行:(2000円?、これも、絶版です。)
https://www.omnh.jp/fujii/RDB.html

追伸
 大和葛城山は、2015年以来、もう8年も経っていた。
去年(2022年10月9日)カツラギグミ、ノコギリソウを見に行ったが、見当たらず。ススキ草原が草刈りされていた。
今年(2013年9月9日)に行くと、大阪側にノコギリソウが数株点在していた。カツラギグミはロープウェー駅から山頂までの遊歩道沿いにあったと思うが、見つからず。
●セイヨウノコギリソウとの違い(葉の分裂が違う:セイヨウは2回羽状深裂。在来ノコギリは1回羽状深裂)
武田薬品工業:京都薬用植物園のsite
https://www.takeda.co.jp/kyoto/area/plantno251.html
添付写真は、葛城山頂上から南のススキ原で、ノコギリソウ。(以前にも、登山道通行止めのお知らせで載せたような。。。)


辻本 穣 投稿日: 2023年09月28日 19:20:37 No.884
藤井様

大変詳しく説明していただき、また資料を添付していただきありがとうございます。
「レッドデータブック近畿研究会(編)2001.改訂・近畿地方の保護上重要な植物」
↑が、なかなか見つからず、在庫切れなどが多いです。引き続き探してみます。

ホンゴウソウにウエマツソウ、今後、這いつくばって探す自分の姿が想像できます。


イチョウの受粉機構(精子が現れる時期は、いつ頃か?)、平瀬の論文 藤井俊夫 投稿日: 2023年09月28日 16:17:49 No.883 【返信】

イチョウの受粉機構(精子が現れる時期は、いつ頃か?)

●日本植物生理学会
HOMEみんなのひろば:Q&A: イチョウの受精について
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=5257&key=&target=
質問者: 一般 sonoko
登録番号5257 登録日:2021-10-22

花粉は受粉後、すぐ受精に与るのではなくそこ(花粉室)で1週間ほど待機してから花粉管が伸び始めます。
最終的に精子が放出されて受精が起きるのは受粉後数ヶ月経ってからです。
(●藤井注:受粉後、受精までのブランクがある。受精する時期に初めて精子が現れることになります)
 花粉の代わりに精子が空中を飛んでくるわけではない。
(シダの前葉体と同じで、精子の移動には水が必須です)

①花粉が雌しべに着くと、雌蕊先端に分泌される受粉滴によって、内部に吸い込まれる
 (裸子植物なので、雌蕊というには問題があるが。。。:珠孔と呼ぶべきか?)
②雌しべ内部の部屋で花粉が1週間ほど待機している
③1週間後から花粉管が伸び始める
④受粉後数カ月たってから、精子が花粉管を移動していく
⑤花粉管から外部に精子が出たときに初めて「精子」が観察できる
(受粉後、数週間から数か月経って初めて観察できます)

●イチョウの受粉機構についての論文(英文)。
受粉時の模式図(Fig.12)と顕微鏡写真(花粉管の成長から受粉時まで)が載っています。
Nakao,Y., Kawase,K., Shinozaki,S., Ogata,T., and Horiuchi,S. 2001.
The Growth of Pollen and Female Reproductive Organs of Ginkgo between Pollination and Fertilization. 
J.Jpn.Soc. Hort.Sci.70(1):21-27.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjshs1925/70/1/70_1_21/_pdf/-char/ja

***************************●イチョウの精子発見に関する文献です●***************************
●ホーム > Journal of Plant Research > イチョウ精子発見者平瀬作五郎:その業績と周辺
https://bsj.or.jp/jpn/JPR/digital/icho2.php

●ホーム > Journal of Plant Research > イチョウの精子の発見
https://bsj.or.jp/jpn/JPR/digital/icho1.php

●精子発見とその意義(東大総合研究博物館)
http://umdb.um.u-tokyo.ac.jp/DPastExh/Publish_db/1996Koishikawa300/03/0300.html

●書籍
長田敏行。2014.イチョウの自然史と文化史。裳華房、2400円

上記書籍の記述から
「花粉管は胚珠組織の中に根のような足を延ばし、養分の供給を受けて著しい形態的変化を遂げる。
花粉の飛散からおよそ3カ月後、精子を放出し、精子は泳いで卵細胞に到達し、受精が起こる」
9月の初めごろに、受精が起こる。(p16の図1-6.の説明より)。

藤井注:9月頃に未熟種子が落ちていることがある(受粉できなかったからか?)
9月以前には、種子の成長は見られないが、このころから急激に成長を始めるように感じます。
受粉後に急激に成長が始まるのか?

*********●平瀬の論文●**************************************
●平瀬作五郎。1896.いてふノ精虫ニ就テ。植物学雑誌。10(116):325-328.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jplantres1887/10/116/10_116_325/_pdf/-char/ja
現代語訳
https://www.fukui-educate.jp/museum/files/uploads/1896年「いてふノ精虫ニ就テ」%20(現代文).pdf

●平瀬のイチョウ精子発見の論文
Hirase,S. 1895. Etudes sur la Fecondation et l'Embryogenie du Ginkgo Biloba (1).
The journal of the College of Science, Imperial University, Japan = 帝國大學紀要. 理科, 8, p. 307-322, 1895
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/search?page=1&size=20&sort=-createdate&search_type=0&q= Ginkgo
顕微鏡で観察した、精緻な図が描かれている。

●平瀬のイチョウ胚生長の論文
Hirase,S. 1898. Etudes sur la Fecondation et l'Embryogenie du Ginkgo biloba. Second memoire.
The journal of the College of Science, Imperial University of Tokyo, Japan = 東京帝國大學紀要. 理科, 12, 2, p. 103-149, 1898-07-20.
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/search?page=1&size=20&sort=-createdate&search_type=0&q= Ginkgo

★東京大学:学術機関リポジトリ(site)
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/


ダウンロード172イチョウ精子:jcs803001 ( .pdf / 1.7MB )
ダウンロード172イチョウ胚発生:jcs012002 ( .pdf / 2.5MB )


ホンゴウソウなのか? 辻本 穣 投稿日: 2023年09月27日 20:10:56 No.881 【返信】

写真の整理をしといると
昨年の10月に仕事で行った、大和葛城山(藤井さんにも同行していただきました)
意識して撮影したものではなく、その時は本物のホンゴウソウを見たことがなかったので、忘れていました。
今年、ホンゴウソウを見せて頂いたのとよく似ていると思い投稿させていただきました。
急いで撮影したので。ブレていますが・・・ホンゴウソウですか?
ご教示頂けますとうれしいです。




アケボノソウ 西村徹也 投稿日: 2023年09月26日 17:48:08 No.880 【返信】

先日、2023.9.23(土)、観音峯山(天川村、1347m)を
歩いてきました。
道中、アケボノソウ(曙草)の花が咲いていました。
観音峯展望台(1285m)から東方面に、大峰の山々が見えました。
*アケボノソウ{リンドウ科、センブリ属}

【写真1枚目】;花の拡大画像
【写真2枚目】;全体画像
【写真3枚目】;画面中央のトンガリ=大日山(1689m)
        画面右      =稲村ヶ岳(1726m)




「らんまん」の小石川植物園 相良真佐美 投稿日: 2023年09月24日 22:00:07 No.879 【返信】

9月20日、東京都文京区の小石川植物園 (東京大学大学院 理学系研究科 附属植物園) に行きました。

●牧野富太郎は35~72歳まで在籍していました。9月から配布の「牧野富太郎ゆかりの植物マップ」を入口でもらいました。
 学名にMakinoとある命名にかかわった種の展示場所が書かれています。
●柴田記念館には、牧野富太郎が石版印刷したムジナモの植物図が掲載されている植物学雑誌の本物が展示してありました。

●イチョウ
 植物学教室の画工であった平瀬作五郎(ドラマ:野宮朔太郎)によって精子が発見されたのがこの大イチョウです。
 精子が発見されたこの株は、なんと雌株でした。

 詳しい発見の経緯は↓「平瀬作五郎のイチョウ精子発見と恩賜賞受賞」福井県教育博物館 に載っています。
  https://tinyurl.com/yc2vvyaz
 目次
 Ⅰ イチョウの特徴
 Ⅱ 出生から藩校卒業まで
 Ⅲ 帝国大学でのイチョウ研究
 Ⅳ 滋賀での平瀬
 Ⅴ 京都での平瀬
 Ⅵ 恩賜賞の受賞
 Ⅶ おわりに~今後の課題

 多くの学者が平瀬の研究を認めようとしない中、温かく援助したのが池野成一郎(ドラマでは波多野泰久)でした。
 池野との友情は上記の「Ⅲ 帝国大学でのイチョウ研究」に詳しく載っています。

●ソメイヨシノ
 初代園長の松村任三教授(ドラマでは徳永政市)によって1901年にCerasus x yedoensis (Matsum.) Masam. et Suzukiと命名されました。
 命名のタイプ標本は、園内のソメイヨシノから採集されたのは間違いないのですが、それがどの株か現在は分からなくなっています。
 園内のソメイヨシノは、古いのは樹齢約130年と推定されています。

●冷温室には、Makino Map のヒメハマナデシコ、ミヤマヨメナなどがありました。

●分類標本園そばでコボタンヅルが開花、シダ園そばにはキイジョウロウホトトギスがありましたが開花はまだまだです。

●正門付近にオオモクゲンジ(名札フクロミモクゲンジ)の黄色い花が満開でした。温室のミツバハマゴウも開花していました。




科博 「つくばシダ展」まもなく開催です 相良真佐美 投稿日: 2023年09月10日 17:15:22 No.843 【返信】

9月16~ 24日、科博(つくば植物園)で「~つくばシダ展~」が開催されます。
秋葉原から、つくばエキスプレスで45分という場所で、関西からでは遠い気がしますが、
シダ植物の企画展は19年ぶりで、希少な種、最近発見された種を含む200種が公開されます。

シダ・ミュージアム ~つくばシダ展~
 期 間 2023年9月16日(土)~ 9月24日(日)※期間中休園なし 
 場 所 国立科学博物館 筑波実験植物園(つくば植物園) 教育棟、研修展示館、多目的温室
 入園料 一般:320円、65歳以上:無料

 公式サイト
 https://tbg.kahaku.go.jp/event/2023/09shida/


「つくばシダ展」に行きました 相良真佐美 投稿日: 2023年09月21日 22:41:38 No.871
9月19日、茨城県の筑波実験植物園(つくば植物園)で開催中の「つくばシダ展」に行ってきました。
前日に池袋のホテルに泊まったので、池袋→日暮里→北千住(つくばエキスプレス)→つくば→(学生ばかりの)バス→植物園 というルートで9時開園にピッタリでした。

つくばシダ展では、非公開の絶滅危惧種30種などが展示してありました。新種・新産種の公開もありました。
また、筑波実験植物園では絶滅危惧種の胞子から培養して種の保存をする大きな研究室を持っています。
やはり立派な研究機関でした。形態を見て「雑種!」と判断していたアナログの時代は終わり、DNAで科学的に判断する時代になったことが分かりました。

●シビイタチシダ 一度は絶滅EXを宣告されましたが、実際には筑波実験植物園と鹿児島県の個人宅で栽培株が生存していました。それをギフベニシダとオオイタチシダの交雑種とDNAで確認し、野生絶滅種EWとなりました。現在50株以上が順調に生長しています。
https://www.kahaku.go.jp/research/researcher/my_research/botany/ebihara/imgs/ebi_vol2.pdf

●日本産シダではコバヤシカナワラビ、ハイミミガタシダ、シビイタチシダの3種だけが野生絶滅EWで、3種とも筑波実験植物園が保有しています。

●ホウライゲジゲジシダは2021年に新種記載

●ムシャシダは2018年鹿児島県徳之島で見つかった日本新産種

●ノキシノブの複合体 近縁種間の交雑により、フジノキシノブ(ノキシノブ X ツクシノキシノブ)、クロノキシノブ(ノキシノブ X ナガオノキシノブ)などがDNAを用いたの最近の研究で解明されました。


続きです 相良真佐美 投稿日: 2023年09月23日 10:51:43 No.878
●クロノキシノブ  2018年に新種記載されました。昨年8月の高野山観察会でも奥の院の参道にありました。
●キリシマイワヘゴ シカの食害で絶滅状態でしたが、宮崎県で6株、徳島県で3株見つかり、当園で域外保全しています。
●アマミデンダ   自生種は奄美大島のみ。2000年にシダの国内希少種指定第1号。

●シダ園  野外には常設200種のシダ園があり、雑種場合は両親も隣に栽培され、初心者でも比較して学べるように展示してあります。
      ただ展示のため触ることができず、ソーラスや葉柄基部の鱗片の確認等は難しいです。葉身を覚えるのに適しています。

●サンショウモ、デンジソウなどの希少種のシダも野外で栽培されています。

●コシガヤホシクサ
  1994年絶滅しましたが、筑波実験植物園で種子が保存されていたので、野生絶滅種EWとして復活しました。
  絶滅の原因は「自生地のため池で高水位が維持されるようになったために開花結実できず絶滅」とあります。
   【参照】角野康郎著「日本の水草」(文一総合出版 2014)p.168「両生植物としてのホシクサ属」
  適切な水位管理の継続が、水草の絶滅危惧種を救う重要なポイントだと分かりました。
 
   筑波実験植物園 植物図鑑 コシガヤホシクサ https://tinyurl.com/4rnexaa8
   越谷市 コシガヤホシクサの野生復帰を目指して https://tinyurl.com/5n8seehz




NHK朝ドラ『らんまん』に登場したヒルムシロ 植村 修二 投稿日: 2023年09月22日 11:16:17 No.873 【返信】

 先ほどまでNHKを見ておりました。

 NHK朝ドラ『らんまん』に続き、槇野万太郎を演じている神木隆之介さんが生出演されてたからですね。

 『らんまん』の放送は来週までとなり、以下の3冊を買ってきました。


   NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 らんまん Part1,2

  連続テレビ小説 らんまん FANBOOK 物語を彩る桜花爛漫な女性キャスターたち

 高校に勤務していた頃、部活動で演劇部の顧問をしていたこともあって、俳優さんの言葉や舞台セット、撮影の裏話など、いろいろ興味があったので、ついつい買ってしまいました。週刊文春にも、らんまんのことが載ってるようなので、今から大阪にでますので、見てみようと思います。

 Part2の70ページに、ヒルムシロのレプリカの元になった植物のことが書かれてました。

 森林管理署に許可申請し入手したのがヒルムシロではなくフトヒルムシロだったようです。その後、再び探し回り、大阪公立大学付属植物園から栽培品を入手されたことが書かれていました。

 ヒルムシロは昔は水田雑草とされていましたが、私が幼少の頃には大阪府北部では見れなかったです。最後に、ヒルムシロを見たのは水草研究会のエクスカーションが兵庫県で実施された時、水田周囲の水路で見ました。もう、20年以上前です。

 私は堺市のレッドデータ作成に協力したことがあります。その際、水田に関連する植物の多様性が急速に失われたつつあると意見を述べました。

 ウリカワやミズガヤツリなど、急激に減ってます。強力な除草剤散布で駆除されたのでしょう。ミズガヤツリ、大阪市の長居公園のハナショウブ園には、今もわりと生えています。除草剤を使ってないからでしょう。

 大阪公立大学付属植物園では11月19日(日)、近畿植物同好会の第719回観察会を実施する予定です。

 ヒルムシロの画像は、その下見の時に写しました。
 


辻本 穣 投稿日: 2023年09月22日 21:56:55 No.877
植村 様

昨年、ヒルムシロを2メートルぐらいの長さで抜き取り提供しました。
ヒルムシロは繁殖力がつよく、種子でもたくさん増えます。
園では、他の水生植物の枠にも発芽し増えるので、夏場は大変な作業になります。

らんまんでのシーンは見過ごしてしまいました。


アレチイボクサ 伊吹寛子 投稿日: 2023年09月22日 17:00:47 No.874 【返信】

今年、是非見たいと思っていた物がありました。アレチイボクサの花です。去年の11月半ば巨椋池干拓地で、枯れかけていた背の低い植物を田中光彦さんがチラッと見て「アレチイボクサや」と言われました。確かに、少し緑が残る葉の形、一つ二つ残る紫がかった花殻は、ツユクサの仲間であることを物語っていました。

1年草とのことですが、今年7月ごろに見に行くと種子からそれらしい葉が広がっていました。湿地に生えるイボクサと違って、用水に渡したコンクリートの橋の縁の、土のわずかな吹き溜まり、土の堆積は最大でも2㎝もないような所に広がっています。日を遮るものもない乾燥しきった所です。

8月に花が咲いていないかと楽しみにして見に行くと丈5㎝ぐらいに草刈りされていることが度重なったので、少し鉢に植えてベランダで育てました。これで遠くまで見に行かなくても、花の咲く一部始終を観察できると思いました。ところが天は味方してくれませんでした。9月初め、ベランダで数個の蕾を持つ花序が出て、少し紫がかり、明日は咲くと思っていると、花を見ないうちに果実になっているのです。どの花序も果実だらけです。つまり来る日も来る日も閉鎖花状態なのです。

反省しました。やはり鉢では力が出ないのだと。それで、9月14日、干拓地の様子を見に行きました。なんと背丈10㎝ほどですが、径7-8㎜の小さな可愛い薄紫の花をチラホラつけていました!「神奈川県植物誌」電子版によると仮雄蕊4個、完全な雄蕊2個とあります。花糸には毛があるとあり、確かに可愛い可憐な花を拡大すると毛もくじゃらです。また、「蒴果は球形…3裂する…種子は長さ約1.2㎜、表面には顕著なくぼみといぼ状突起がある」と記されています。なんとか種子も採取できて、見ることができました。ちなみに私が慌て者だったのか、どういう花の方の事情だったのか不明ですが、閉鎖花つづきだったベランダの背丈25㎝ほどの株も、最近になって花をつけるようになり、今夏、私が楽しみにしていたことの一つが終わりました。

アレチイボクサは上掲誌およびネットMundannia nudiflora アレチイボクサ(新称) (dti.ne.jp)によると熱帯アジア原産で、福岡県久留米市で帰化し定着していることが確認されて、 新和名をアレチイボクサとして2015年に中村巧氏により日本新産の外来種として報告されたそうです。

写真1:干拓地で生えている様子
写真2:明日は咲くかと思われた蕾の様子と、いつの間にかできていた果実
写真3:花
写真4:蒴果の裂けた後
写真5:種子


山本和子 投稿日: 2023年09月22日 21:27:20 No.875
伊吹寛子さま

アレチイボクサ、私は2010年に三重県桑名市多度町で初めて見つけました。懐かしいです。
閉鎖花のことはよく分かりませんが、花はお昼前後の数時間しか開かないのではと思います。

植物研究雑誌
ツユクサ科イボクサ属の日本新参外来種 アレチイボクサ
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjapbot/90/3/90_90_3_10586/_article/-char/ja/
伊吹寛子 投稿日: 2023年09月22日 21:54:38 No.876
山本和子様

三重県では随分前から見られていたのですね。
詳細情報をありがとうございます。

閉鎖花のことは、私も「絶対、閉鎖花だった」とはよう言いませんが、
ベランダにあるのを幸い、なんとか花を見たいと頻繁に見に行きましたが、
最初のころは残念ながら花に出会えませんでした。
また色々お教えください。


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