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科博 「つくばシダ展」まもなく開催です
相良真佐美
投稿日:2023年09月10日 17:15
No.843
9月16~ 24日、科博(つくば植物園)で「~つくばシダ展~」が開催されます。
秋葉原から、つくばエキスプレスで45分という場所で、関西からでは遠い気がしますが、
シダ植物の企画展は19年ぶりで、希少な種、最近発見された種を含む200種が公開されます。
シダ・ミュージアム ~つくばシダ展~
期 間 2023年9月16日(土)~ 9月24日(日)※期間中休園なし
場 所 国立科学博物館 筑波実験植物園(つくば植物園) 教育棟、研修展示館、多目的温室
入園料 一般:320円、65歳以上:無料
公式サイト
https://tbg.kahaku.go.jp/event/2023/09shida/
「つくばシダ展」に行きました
相良真佐美
投稿日:2023年09月21日 22:41
No.871
9月19日、茨城県の筑波実験植物園(つくば植物園)で開催中の「つくばシダ展」に行ってきました。
前日に池袋のホテルに泊まったので、池袋→日暮里→北千住(つくばエキスプレス)→つくば→(学生ばかりの)バス→植物園 というルートで9時開園にピッタリでした。
つくばシダ展では、非公開の絶滅危惧種30種などが展示してありました。新種・新産種の公開もありました。
また、筑波実験植物園では絶滅危惧種の胞子から培養して種の保存をする大きな研究室を持っています。
やはり立派な研究機関でした。形態を見て「雑種!」と判断していたアナログの時代は終わり、DNAで科学的に判断する時代になったことが分かりました。
●シビイタチシダ 一度は絶滅EXを宣告されましたが、実際には筑波実験植物園と鹿児島県の個人宅で栽培株が生存していました。それをギフベニシダとオオイタチシダの交雑種とDNAで確認し、野生絶滅種EWとなりました。現在50株以上が順調に生長しています。
https://www.kahaku.go.jp/research/researcher/my_research/botany/ebihara/imgs/ebi_vol2.pdf
●日本産シダではコバヤシカナワラビ、ハイミミガタシダ、シビイタチシダの3種だけが野生絶滅EWで、3種とも筑波実験植物園が保有しています。
●ホウライゲジゲジシダは2021年に新種記載
●ムシャシダは2018年鹿児島県徳之島で見つかった日本新産種
●ノキシノブの複合体 近縁種間の交雑により、フジノキシノブ(ノキシノブ X ツクシノキシノブ)、クロノキシノブ(ノキシノブ X ナガオノキシノブ)などがDNAを用いたの最近の研究で解明されました。
続きです
相良真佐美
投稿日:2023年09月23日 10:51
No.878
●クロノキシノブ 2018年に新種記載されました。昨年8月の高野山観察会でも奥の院の参道にありました。
●キリシマイワヘゴ シカの食害で絶滅状態でしたが、宮崎県で6株、徳島県で3株見つかり、当園で域外保全しています。
●アマミデンダ 自生種は奄美大島のみ。2000年にシダの国内希少種指定第1号。
●シダ園 野外には常設200種のシダ園があり、雑種場合は両親も隣に栽培され、初心者でも比較して学べるように展示してあります。
ただ展示のため触ることができず、ソーラスや葉柄基部の鱗片の確認等は難しいです。葉身を覚えるのに適しています。
●サンショウモ、デンジソウなどの希少種のシダも野外で栽培されています。
●コシガヤホシクサ
1994年絶滅しましたが、筑波実験植物園で種子が保存されていたので、野生絶滅種EWとして復活しました。
絶滅の原因は「自生地のため池で高水位が維持されるようになったために開花結実できず絶滅」とあります。
【参照】角野康郎著「日本の水草」(文一総合出版 2014)p.168「両生植物としてのホシクサ属」
適切な水位管理の継続が、水草の絶滅危惧種を救う重要なポイントだと分かりました。
筑波実験植物園 植物図鑑 コシガヤホシクサ
https://tinyurl.com/4rnexaa8
越谷市 コシガヤホシクサの野生復帰を目指して
https://tinyurl.com/5n8seehz
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