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ユリゴコロ 熊澤尚人 投稿日: 2020年12月09日 10:40:29 No.691 【返信】




ユリゴコロ (邦画) 2017年 邦画年間興行収入ランキング38 ランク外   *邦画ランキングは興行収入10億円以上

父が余命宣告され、さらに婚約者が突如失踪した亮介は、実家で「ユリゴコロ」と書かれた1冊のノートを見つける。そこには人間の死でしか心を満たすことができない、美紗子という女性の衝撃的な告白がつづられていた。亮介は、創作とは思えないノートの内容に強く引き寄せられていく……

監督 熊澤尚人 代表作 『ニライカナイからの手紙』『君に届け』『ごっこ』
脚本 熊澤尚人
音楽 安川午朗 代表作 『ヌードの夜』『GONIN シリーズ』『八日目の蝉』
主演 吉高由里子(美紗子) 代表作 『蛇にピアス』『婚前特急』『真夏の方程式』
原作 沼田まほかる 『ユリゴコロ』

上映時間 128分


登場人物

美紗子: 「ユリゴコロ」の筆者。

亮介: 喫茶店経営者で美紗子の婚約者。(松坂桃李) 代表作 『ツナグ』『不能犯』『蜜蜂と遠雷』

みつ子: 美紗子の専門学校時代の友人。(佐津川愛美) 代表作 『蝉しぐれ』『ヒメアノ〜ル』『デイアンドナイト』

千絵: 失踪した亮介の婚約者。(清野菜名) 代表作 『TOKYO TRIBE』『東京無国籍少女』『恋は雨上がりのように』
細谷: 千絵の友人。(木村多江) 代表作 『怪談(2007)』『ぐるりのこと。』『一度死んでみた』

洋介: 美紗子の元旦那で塾講師。(松山ケンイチ) 代表作 『ウイニング・パス』『デトロイト・メタル・シティ』『聖の青春』






【起】
幼い頃に母親を亡くし父子家庭で育った亮介は、自然溢れる山小屋風レストランの経営に成功し、恋人千絵とも結婚の約束をして順風満帆な人生を送っていた。だがある日、千絵が忽然と姿を消してしまう。
失意に暮れていた亮介だったが、末期のすい臓がんで抗がん剤治療をせず服薬のみで余生を送りたいと言う、父親洋介の様子を見に自宅へと向かった。

しかし、父親は出かけているのか留守。亮介は洋介の書斎へ向かい、半開きになっていた押し入れからある1冊のノートを発見する。ノートには『ユリゴコロ』とタイトルが明記されており、それには1人の女性の人生が赤裸々に書かれていた。

少女、美紗子は幼い頃から感情を持たず、言葉も話さなかった。医師からは感情を持ち、言葉を話すためのきっかけとなるユリゴコロがないと言われる。彼女にとって世界は棘だらけで、身体にひっつき虫のオナモミがついている気がして、嫌で仕方なかった。そんな折、デパートでミルク飲み人形を発見した美紗子。彼女はその人形を自分と重ねユリゴコロを得る。

その後、美紗子は小学校へ入学したが、やはりどこか変わっていたため、友人には相手にしてもらえず。
そして、雨が降る日。彼女は友人を近くの沼へ落とし見殺しにするのである。そうすることで、少女は強い感情を得ることを知り、殺人がユリゴコロになるのであった。

中学生になった美紗子は、自分が周囲とは異なった存在であることを自覚し、ユリゴコロにばかり心を傾けるようになった。そして、公園にて少年を事故に見せかけ殺害。実際はユリゴコロという言葉などなく、恐らく医師は拠り所と言ったに違いない。

そこまで読んだところで、自宅へ洋介が帰宅。亮介は元気そうな父親と世間話をして帰宅。翌日も通常通りレストラン営業を行った。そこへ、千絵の友人だという女性、細谷が現れる。彼女はちょうど3日前、千絵と偶然会って亮介に伝言を頼まれたと言う。恋人の安否を知ることができた亮介は一先ず安心した。
夕方、実家へ帰宅した亮介は、父親がいないことをいいことにノートの続きを読み耽る。

【承】
高校を卒業した美紗子は成り行きで調理の専門学校へ。そこで、リストカットを続けるみつ子と出会う。美紗子はみつ子と共感しユリゴコロを得た。だが、みつ子はリストカットをやめることができず。美紗子は彼女の望みを叶えるべく、みつ子の命を終わらせるのだった。

その後、専門学校を卒業した美紗子はレストランへ就職するも、仕事や上司のパワハラに疲れ果て1年で辞職。日銭を稼ぐために娼婦へと身を落とす。
数か月後、街角で元職場の上司と遭遇してしまい、誘いに乗るふりをして男を殴り殺した。

そこで、スマホが着信を知らせたため、ノートの世界から戻った亮介。手記を読むことで、何かが彼の中で変化し始める。
翌日、細谷が再び来店。彼女は千絵が通っていた大学から両親の居場所を見つけ出し、千絵の経歴を調べていた。

千絵は大学卒業後、ある男と結婚。相手がやくざだと判明したため、離婚しようとしたが、男は離婚に応じず千絵を娼婦として働かせていたと言う。
話を聞いた亮介は怒りから殺人欲求に駆られるも、恋人を取り戻したいと細谷に告げるのだった。
その後、亮介は父親が不在の日を狙い仕事の合間を縫って実家へ。ノートの続きを読み進めた。

娼婦に身を落として元上司を殴り殺した美紗子は、生活費に困っていたところである男と出会う。男は知的でとても生真面目な性質だった。美紗子は彼と過ごすうち、男にユリゴコロを感じるようになり、いつ殺してしまうのかと恐怖を抱くようになった。

【転】
男は大学時代、子供を殺してしまったことに深い罪悪感を抱いていた。それは、美紗子が中学時代、公園で少年を殺害した時のこと。あの時、大学生が少年を助けようと側溝の重い鉄板を持ち上げていた。そこへ美紗子が助けに入り、意図的に鉄板を落とさせたのである。そのせいで大学生は罪に問われ、深い罪を背負って男性機能も不能になってしまったと言う。あの時の青年が彼だったのである。罪は今も尚、男を苛み不眠の原因となっていた。
美紗子は自分がしたことで、罪のない男を苦しめていることに衝撃を受けた。だが、自分がやったことを告白できないまま、男との逢瀬を続ける。

そんな折、美紗子が妊娠していることが発覚。堕胎する金もないが、産むことも考えていない彼女に、男は自分と結婚し子供を育てようと言う。彼女は彼の言葉にほだされ、結婚して出産することにした。

自然に囲まれた長閑な田舎に一軒家を購入。2人はそこで平和な毎日を送り、やがて男の子が産まれた。
その後も穏やかな生活が続き、子供もすくすくと成長。しかしそんなある日、自宅に殺害した元上司の知り合いという男が現れる。彼はあの夜、元上司から電話を受けていたと言う。美紗子は今の生活を壊したくないあまりに男の誘いに乗り、ラブホテルで男を毒殺した。

数日後、自宅に警察が訪れる。ラブホテルで殺害した男の件だったが、手がかりはほとんどなく、現場にはオナモミの実が落ちていたらしい。美紗子は男と面識はあったが、それだけだと答えた。
しかしその後、彼女は話を聞いていた夫との会話で嘘を吐いてしまう。そのせいで、夫婦の間に僅かなひびが生じてしまい、美紗子はこれまでの罪を全てノートに記し自殺することにした。

【結】
ノートの手記が母親美紗子のものだったと理解した亮介は、愕然としてしまう。そこへ洋介が帰宅し、美紗子が手記を書き上げた後、川へ投身自殺を図ったことを明かした。だが、亮介は冷静さを失い父親の話をまともに聞こうとはしない。

実家を飛び出した亮介は細谷に連絡を入れ、千絵の居場所を聞き出そうとする。しかし、細谷からは色よい返事をもらえず。今にも人を殺しに行きそうな様子だったが、心配して駆け付けた細谷に説得されひとまずは矛を収めた。

だが、休んでも悪夢に魘され、居ても立っても居られない。亮介は車を走らせ東京へと向かった。そうして夜明け前にようやく、千絵の居場所が判明する。亮介は包丁を手に勢い込んでアパートへ突入。しかし、やくざの事務所にいる者達はすでに何者かに皆殺しにされていた。奥の部屋から千絵を無事に救出した亮介は、死体の傍でオナモミの実を発見してしまう。

無事に帰宅した亮介は、千絵との会話で細谷の正体に気付き、実家の父親の元へ。美紗子が川へ入った日のことを聞き出した。
あの夜、美紗子の不在に気付いた洋介は川に浮かぶ彼女を救い病院へ搬送した。そこで、美紗子の手記を発見し愕然としてしまう。

一晩、思い悩んだ洋介は覚醒した美紗子を連れてダムへ。そして、妻に重りを持たせ飛び降りるよう促した。しかし、どうしても見殺しにすることができず、美紗子に手持ちの金と地図を渡し、彼女をその場に置き去りにしたのだった。

やはり美紗子は生きていたのだ。そう思った矢先、洋介が倒れてしまう。亮介は父親を救急搬送しその後、自宅へ。そして、細谷を別室に呼び出し、正体を問い詰める。すると、彼女は泣きながら事情を明かした。

美紗子はあの後、整形手術で顔を変えレストランに就職。洋介との約束を守って彼と息子には一切、関わらないようひっそりと過ごした。千絵と出会った美紗子は、彼女の手首にリストカットの痕を見つけ気に掛けるようになる。だがしばらく後、偶然会った千絵から亮介の話を聞き、十数年ぶりに息子へと会いに。感動に打ち震えた彼女は、千絵と息子の幸せを願い再び、人を手にかけたのである。

話を聞いた亮介は怒りに任せ母親の首を絞めたが、美紗子は死を受け入れる態度。そして、彼女は亮介に良識的な洋介に育てられた子であることを切々と話した。亮介は母親を殺すことができず滂沱の涙を流しながら、せめて生い先の短い父親を訪ねるよう話す。
すると翌日、美紗子は十数年ぶりに愛する洋介の元を訪れるのであった。

The End _MIHOシネマ


みんなの評価 3.67/5.0

最高 (^0^)

原作知りませんが、映画としては非常に良くできています。
ストーリーと演出が良すぎて、テンポの悪い展開や大根キャストの演技があまり気にならないレベルに感じたほどです。

最低 ( ` 3´)

何も得るものが無い映画。





あなたになら言える秘密のこと イサベル・コイシェ 投稿日: 2020年12月08日 19:41:50 No.689 【返信】




あなたになら言える秘密のこと(原題: The Secret Life of Words 西国) 2005年 全世界年間興行収入ランキング

工場で働くハンナは、ある日、働き過ぎを理由に工場長から強引に1か月の休暇を言い渡される。小旅行に出かけた彼女は看護師を探していた男に声をかけ、2週間の油田掘削所での仕事を引き受ける。彼女の仕事は事故で火傷を負い、重傷の男の世話をすることだった……

監督 イサベル・コイシェ 代表作 『死ぬまでにしたい10のこと』
脚本 イサベル・コイシェ 代表作 『エレジー』『ナイト・トーキョー・デイ』『マイ・ブックショップ』
音楽 Various Artists
主演 サラ・ポーリー(ハンナ) 代表作 『スウィート ヒアアフター』『死ぬまでにしたい10のこと』『ドーン・オブ・ザ・デッド』


上映時間 115分


登場人物

ハンナ: 製造工場勤務。

ジョゼフ: 油田発掘所で働く作業員。(ティム・ロビンス) 代表作 『ジェイコブス・ラダー』『ショーシャンクの空に』『隣人は静かに笑う』

サイモン: 油田発掘所で働く料理人。(ハビエル・カマラ) 代表作 『トーク・トゥ・ハー』『バッド・エデュケーション』

ヴィクター: 石油精製所勤務。(エディ・マーサン) 代表作 『ハンコック』『シャーロック・ホームズ シリーズ』『おみおくりの作法』

シュリッツァー: ジョゼフの担当医。(スティーヴン・マッキントッシュ) 代表作 『メンフィス・ベル』『スティールワールド』『ロケットマン』

マーティン: 海洋学者。(ダニエル・メイズ) 代表作 『人生は、時々晴れ』『バンク・ジョブ』『切り裂き魔ゴーレム』



【起】
ハンナは工場で働いていた。着替えの時も食事の時も帰り際も、誰ともおしゃべりをする事はなかった。だが、同僚に突然腕を捕まれ慌てて補聴器を操作すると、工場長室に来るよう放送がかかっているのが聞こえた。

工場長からの話を、ハンナは俯きながら聞いていた。同僚から苦情が出ていると言われクビになるのか問いかけると、4年間勤務態度も真面目で仕事も満足しているからクビにするはずがないと言われる。だが、工場長は困った顔をしていた。そして、旅行のパンフレットを机に並べ1ヶ月の休暇を言い渡すと、好きな場所へ行けと言う。ハンナは旅行に行きたいとは思わず、戸惑いを隠せなかった。

ハンナは家に帰り、郵便受けから手紙を取り出すと部屋へと戻る。そして、同じ手紙が置いてある場所にその手紙を重ねた。手を洗いに行くと、まだ使って間もない石鹸を捨て新しい石鹸を取り出す。洗面所には大量の同じ石鹸が積み上げられていた。ハンナはとある女性に電話を掛ける。終始無言だったが、その女性はハンナからだと気付き、送った手紙は読んでいるのか問いかける。だが、ハンナは何も言わずに電話を切った。そして、冷蔵庫から食事を取り、刺繍をし、眠りについた。

ハンナはバスに乗っている時も刺繍をしていたが、降りるとゴミ箱にその刺繍を投げ捨てた。そして、ホテルに着くと、綺麗に整えられたベッドを突然ぐしゃぐしゃに崩した。ハンナがレストランで食事をしていると、看護師を探している男の会話が耳に入った。ハンナは看護師だと言って雇ってもらう。

ハンナはレストランで出会った男ヴィクターの車で移動し仕事の話を聞く。日数は数日から2~3週間、火傷をした患者が回復して陸に上がるまで。隔絶された場所だが、石油ポンプの音がうるさいとの事だった。

ハンナ達はヘリに乗って移動し油田発掘所に降り立つ。ヴィクターは精製所で働いている為、発掘所内部の事は詳しくなく、責任者のディミトリを呼びに行く。ディミトリの代わりにシュリッツァー医師が来てハンナの経歴を聞く。ハンナは火傷回復班に在籍していた事があり、火傷の患者の世話をしたことがあった。患者のジョゼフは2週間も目が見えなくなるほど重症だった。

ハンナは一番医務室に近い為、ジョゼフの部屋へ案内される。音がうるさいと言われていたが、事故の為に掘削作業が止まり静かだった。しかも、再開の目途も立っていなかった。

ハンナは医務室に案内される。そこには痛みがひどい為、鎮痛剤で眠っているジョゼフがいた。ディミトリからこの国の病院で働いていたのか聞かれ、ハンナは癇に障り、関係があるのかときつく言い放つ。ディミトリは申し訳なさそうに自身の妻も外国人の為、偏見は無いと言うが、ハンナは自分にはあると言い返す。

【承】
ハンナは部屋で荷物から大量の石鹸を取り出し、置いてあったジョゼフの携帯へと手を伸ばす。女性からの伝言が残されており、“ポルトガル文”の本の中にあなたを感じる、心から愛していると残されており、その言葉を戸惑いながら聞いていた。

ハンナはジョゼフの元を訪れる。ジョゼフは目覚めており、先生だと勘違いした彼に看護師だと説明し、尿瓶を持って世話をする。その間、ジョゼフは軽口を言い、名前や結婚、出身地などについて聞くが、ハンナは何も答えずにただ黙々とお世話をした。名前すら教えてくれないのかという問いにも、ジョゼフが適当に名付けたコーラで良いと返す。

ハンナはジョゼフの夕食を受け取りにキッチンへ向かう。すると大音量の音楽が聞こえてきた。そこには陽気な料理人のサイモンがおり、ハンナが口を挟む間も無く話し始め、故郷の料理を作ってあげると言われる。サイモンはその国の音楽をかけながら、いろんな国の料理を作っているらしい。ハンナは断ると、ジョゼフの夕食を持って足早に出て行く。

ハンナはジョゼフに食事を食べさせる。ジョゼフはここに居るのがもったいないほどサイモンの料理の腕は素晴らしいと褒める。ハンナは好物は何か問われチキンと答える。すると、ジョゼフは声に出し喜んだ。嘘の情報ではなく本当の事を言ってくれたのが嬉しいと言う。他に無いのかと聞かれ、ハンナは白米とリンゴと答える。

ハンナは食事を片付けに行くが途中の階段に座り込み、ジョゼフが残した料理を泣きながら無我夢中で食べた。

ハンナが海を眺めていると、ディミトリがやって来た。夕食を食べに来なかった事を言われるが、ハンナは食べたくなかったと答える。ディミトリはサイモンが食事をハンナの部屋に運ぼうとしたのを止めてくれたと言う。君は1人が好きだからと。ハンナはディミトリに感謝する。ディミトリは自分もここにいる皆も、1人でいるのが好きだからと答える。

ハンナはディミトリに洗濯場を案内してもらい、ここに何人いるのか問い掛ける。料理人のサイモン、掃除係のアブドゥル、機関室のスコットとリアム、ジョゼフとハンナ、ディミトリと海洋学者のマーティンがいると教えてもらう。

【転】
ジョゼフはハンナに世話をされながら、君は尼僧ではないかと問いかける。ハンナは何も話さない為、好きなようにハンナの事を作り上げる。それを聞いてハンナは薄く笑った。ハンナはジョゼフに何故“コーラ”という名前を付けたのか問いかける。だが、ジョゼフは何一つ話さないハンナに教える気は無いと言う。それを聞いたハンナは補聴器をつけている事を打ち明け、何も聞きたくない時はスイッチを切っている事を教える。だが、補聴器をつけるようになった理由は聞かないでくれと頼んだ。そんなハンナにジョアンはコーラの名前の理由を打ち明ける。昔読んだ小説の中に出てくる看護婦の名前だった。看護婦は15歳の少年を看病していたが、少年は体を触られる事を恥ずかしがっていた。看護婦はそれに気付かず世話をしていたが、ある日、少年が合併症を起こし容態が悪化してしまう。看護婦の必死の看病も虚しく、コーラと口に浮かべて少年は息を引き取ってしまう。その時、看護婦は少年への愛に気付くのだ。ジョゼフが話す小説の内容を、ハンナは静かに涙を流しながら聞いていた。

ハンナはマーティンの元を訪れ、橋脚の強度は波の数から計算しているという話を聞く。そして、橋脚に付いていた貽貝を見せてくれるが何故貝が大事なのか問いかけると、マーティンは戸惑った顔をして黙ってしまう。

ハンナは皆と食事を食べていたが、スコットとリアムがサイモンの料理について文句を言い出した。ハンナはスコットの皿から料理を取り上げると、勝手に食べ始めて最高においしいと言った。スコット達はその姿を怪訝な表情で見ていたが、サイモンは笑顔を浮かべていた。

ハンナはジョゼフの髭を剃ってあげる。頭痛がするのでジョゼフは今日は馬鹿な事を言わないと言う。ハンナはそれを残念がり、楽しくなってきたのにと返す。ジョゼフの冗談を笑顔で聞くようになっていた。ハンナは静かに眠るように話さなくなったジョゼフの顔をしばらく見ていたが、ジョゼフは起きており、今僕の顔を見ていただろうと聞かれる。見ていないと返すが、ジョゼフは嘘を付き始めたのは僕を好きになり始めたからだと話す。ハンナはその話を強張った表情で聞き、足早に医務室を去った。

サイモンは軽口を言いながらジョゼフの元を訪れ、食事を食べさせてあげる。ジョゼフはハンナの話を詳しく聞こうとするが、サイモンは話を逸らしはぐらかす。その様子にハンナに惚れたのだろうとからかうが、サイモンが君は他人の女にしか興味が無いと言うと表情が強張り、サイモンを追い出す。

【結】
嵐の夜、ハンナはジョゼフの元を訪れる。ハンナはマーティンの話をしようとするが、外の話を聞きたくないと言われる。ハンナは代わりに話を求め、ジョゼフが秘密の話があると言う。顔を近づけてと言われるまま寄せると、実は泳げないと言われ2人は笑い合う。

ハンナはスリッツアー先生に連絡を取り、ジョゼフの容態が回復していない事を伝える。明後日、搬送する事になる。ハンナは事故が起こった原因を聞く。海底を掘っている時にガスに命中したのが原因だった。だが、犠牲者は自ら火の中に飛び込み、ジョゼフは彼を助けようとして怪我を負ったのだ。犠牲者には妻と子供がいるので遺族にお金を残す為、皆で口裏を合わし会社には事故と報告していた。

ジョゼフはハンナに秘密を聞く。ハンナは昔は本が好きだった事を話し、“ポルトガル文”について問いかける。ジョゼフは涙を浮かべながら話し始めた。その本はジョゼフがかつて親友の妻に贈った本だった。ジョゼフは親友の妻を愛していた。そして、親友の死を嘆く姿をハンナは悲しそうに見つめていた。明日か明後日、ヘリが来ることを伝えると、ジョゼフは傍に居て欲しいと訴える。ハンナはそれに何も返せなかった。

ハンナはマーティンの元を訪れる。彼は油田により海が汚染される事を憂えていた。ハンナはその姿に感動する。

ハンナはジョゼフにクロアチアでの看護学校時代について話をする。患者達は学生に体を拭かれる事を嫌がっているのではないかと考えていたが、そんな事は無く誰でも良いから体を拭いて欲しいと感じている事に気付く。そして、学校には共に学ぶ友達がおり、自分とは正反対の明るい彼女が好きだった事を話し始める。戦争中でも共に暮らしていたが、20歳の時に学校が閉鎖され自分達の国に帰る事になった。戦争が起きていると言われても平和な毎日で気にしていなかった。ある日、友達と楽しく車で出掛けていたが、町まであと2キロの所で突然止められ同じ国の兵士にホテルに連れて行かれた。何をされるかも考えず、国連軍が来たので助かったと思った。だが、そんなことはなく兵士達がレイプしてきた。そこには15人ほどの女性達がおり、食料が無くなると母に娘を殺させた。そして、兵士達は女性達をオモチャにし体中をナイフで切る事もあった。ハンナの親友もナイフで切られ少しずつ衰弱していったのだ。手当される事も許されず、親友が苦しむ姿を間近で見なければいけない辛さを、ハンナは涙ながらに語った。ハンナは服を脱ぐと体中に残る無数の傷跡をジョゼフに触らせた。ジョゼフは泣きながら傷跡に触りハンナを抱きしめた。そして、ハンナの親友の名を問うと、ハンナはハンナと答えた。自分自身の事だった。

ハンナはジョゼフの手を握り締め、ヘリでの移送を見守った。だが、地上に戻るとハンナは何も言わず荷物を持って立ち去る。ジョゼフはただハンナの名を叫び続けた。

ハンナはまた工場で働き日常へと戻る。ジョゼフも病院での治療を頑張っていた。ジョゼフは退院する時、見覚えのない鞄を渡される。その中にはハンナ宛の手紙と大量の石鹸が入っていた。ジョゼフは親友の妻に会い、ポルトガル文の本を返される。そして、石鹸を1つ使い、1人で思い悩む時間を過ごす。

ジョゼフはハンナの手紙を頼りにある場所に赴く。そこには、ハンナを担当したカウンセラーの女性がいた。ジョゼフはハンナから話を聞いた事を伝え一生共に居たい事を訴えるが、カウンセラーは馬鹿にしたような態度だった。耐え難い苦しみを生きたハンナは1人になる事を望んでいるのではないかと問い掛ける。そして、ハンナは生き延びた事を恥じており、それは一生消えない傷だと伝える。

ジョゼフはハンナの元を訪れ、彼女の鞄を返す。すぐに帰ろうとするハンナを呼び止め、掘削所が閉鎖した事とチリの現場に誘われた事を話す。だが、ジョゼフはチリよりも君とどこかに移り住みたいと言う。ハンナはそれを断り、きっといつか泣き出す涙で2人共溺れてしまうと話す。その言葉にジョゼフは泳ぎ方を覚えると返す。2人は見つめ合うとキスをした。

ジョゼフと2人の子供達が出掛けてハンナが1人になった時、ハンナは言いようのない不安に襲われる。だがそんな時、彼女の元に子供達が帰ってくる。

The End _MIHOシネマ


みんなの評価 3.91/5.0

最高 (^0^)

私はすごくいい映画だと思っています。
人間の良さ·悪さ、強さ·弱さ、そして希望が描かれている。
きっとずっと忘れない映画。

最低 ( ` 3´)

邦題のイメージと内容の相違に愕然としました。





やさしい本泥棒 ブライアン・パーシヴァル 投稿日: 2020年12月06日 13:32:38 No.688 【返信】




やさしい本泥棒(原題: The Book Thief 米国) 2013年 全世界年間興行収入ランキング98位

1938年。第二次世界大戦前夜のドイツ。軍部による赤狩りからの逃亡を余儀なくされた共産党員の夫婦は、道中で幼い息子を亡くしながらも、娘のリーゼルをミュンヘン近郊の田舎町へ里子に出すのだった。だが、途中弟が急死。二人来る筈が一人しか来なくて、給付金が少なくなり、養母のローザはリーゼルに対して冷たく当たるのであった。一方、養父のハンスはリーゼルを温かく迎え、読み書きができない彼女に優しく教えてあげるのだった。こうして読み書きを覚えたリーゼルは、様々な本を通じて知識や勇気、希望を手に入れていく。しかし、ドイツはナチスの統治下に置かれ、ついに読書までも禁止されてしまう。そんなある日、反ユダヤ主義による暴動で数多くの本が広場で焼かれているのを見たリーゼルは、そこから一冊の本を盗み出す……

監督 ブライアン・パーシヴァル *TV ドラマ監督
脚本 マイケル・ペトローニ 代表作 『イノセント・ボーイズ』『シャッフル2 エクスチェンジ』『ザ・ライト エクソシストの真実』
音楽 ジョン・ウィリアムズ 代表作 『ジョーズ』『未知との遭遇』『E.T.』
主演 ジェフリー・ラッシュ(ハンス) 代表作 『シャイン』『パイレーツ・オブ・カリビアン シリーズ』『英国王のスピーチ』
原作 マークース・ズーサック 『本泥棒』

上映時間 125分


登場人物

ハンス・フーバーマン: ペンキ職人で、リーゼルの養父。

ローザ・フーバーマン: ハンスの妻。(エミリー・ワトソン) 代表作 『奇跡の海』『アンジェラの灰』『博士と彼女のセオリー』
リーゼル・メミンガー: 里子に出された少女。(ソフィー・ネリッセ) 代表作 『ぼくたちのムッシュ・ラザール』『ギリーは幸せになる』『海底47m 古代マヤの死の迷宮』

マックス・ファンデンベルク: ユダヤ人の青年。(ベン・シュネッツァー) 代表作 『パレードへようこそ』『スノーデン』『エンテベ空港の7日間』

ルディ・シュタイナー: 隣に住む少年。(ニコ・リアシュ)


【起】
1938年、第二次世界大戦が勃発しようとしていた。ドイツの赤狩り(共産党狩り)が厳しくなり、共産党員の夫婦は、子供たち2人をミュンヘンの田舎町に養子に出すため、汽車に乗っていた。しかし、汽車の中で男の子が鼻血を出し急死する。途中で弔いをして、お墓に埋めます。その時、墓堀作業人のポケットから本が落ちます。女の子リーゼルはそれを拾い大事に持ちます。

リーゼルは汚れた服を着た金髪の少女でした。ミュンヘンの養母・ローザは養子は二人のはずがリーゼル一人だったので、養護手当てが少なくなると不機嫌になります。養父・ハンスはリーゼルに優しく手を差し伸べてくれました。リーゼルはフーバーマン家の幼女として、学校に通わせてもらいます。


【承】
登校日、隣のルディが学校に一緒に行こうと誘いに来ます。ルディは友達になろうといろいろ話しかけます。学校で、リーゼルが名前を書けなかったことで、字を知らないバカ呼ばわりされてからかわれます。その中の一人・フランツにリーゼルが飛びかかり、めちゃくちゃに殴り倒します。リーゼルは字が読めないだけでバカじゃないとはっきりした言葉で言い、ルディは彼女の言葉に逆らわず調子よく話します。

夜になって寝室にハンスが来て、リーゼルが大事そうに持っている黒い本に目が止まります。自分の本か?と問うと、前は違ってたけど、弟の形見だと話します。ハンスはその本に何が書いてあるのか知りたいか?と問うと、リーゼルは目を輝かせて知りたいと応えます。ハンスはリーゼルに本の文字を教えます。その本のタイトルは、墓掘り人の手引書と書かれていました。

1938年11月、街はナチスにより、ユダヤ人の店は破壊され、人々は乱暴されます。マックスは母の願いで、一人逃げ出します。

ハンスとリーゼルは本を読む勉強を続けて、墓掘り人の手引書を読み終えました。ハンスはリーゼルを地下室に連れていき、辞書をプレゼントします。壁に分からない単語を書き出して勉強します。ルディは、ベルリンオリンピックで金メダルを取った黒人選手ジェシー・オーリンズをマネして叱られます。リーゼルは口の悪いローザを好きではありません。

広場では、ヒトラーの誕生日に演説があり、悪影響のある本を燃やしています。リーゼルとルディもその場で見ています。フランツは、リーゼルの生母が共産党員だと罵り、二人に本を燃やせと強制して、二人は本を火に投げ込みます。

広場に残ったリーゼルは燃え残った本を拾います。その様子を白髪交じりの女性が見ていました。リーゼルの隠し持った本をハンスが見つけますが、持ちかえります。リーゼルは生母が共産党員だったのかをハンスに問いただし、総統が連れていったのだと気づくと総統なんか大嫌いと言います。ハンスは二度と言ってはいけないと強く戒めます。

リーゼルが拾った本は、HG・ウエルズ著・透明人間でした。地下室で二人は読み始めます。その時、ドアを強くたたく音がします。マックスが合言葉を言うと家に率いられます。マックスは怪我をしていました。それを見ていたリーゼルにハンスは、マックスとの関係を話し、誰にも言ってはいけないと口止めします。マックスが自分の作ったスープを美味しく飲んでいるとローザが言ったとたん、マックスはむせ返ります。

リーゼルはローザから用事を言いつけられ、町長の家に洗濯物を届けて代金を貰いに行きます。町長婦人は代金を支払ったあと、本が好きなの?と声をかけ、リーゼルを書斎に招きいれ、本を見せます。リーゼルが広場で本を拾うのを見ていた女性でした。リーゼルは夢を運ぶ人の本を読み始め、その姿を婦人が優しく見つめています。婦人はリーゼルにまた本を読みにいらっしゃいと言い、勇気のある子だと言いました。

死神が、戦争で若者たちは敵に突進していると思っているが、本当は私に向かって突進していると話します。リーゼルが婦人を訪ねて本を読んでいると、本に書かれた名前は誰かと聞きます。婦人は本の好きな子で、この書斎の本を全部呼んだと話します。戦争で亡くなった息子のことでした。リーゼルは何も言えませんでした。

マックスとリーゼルは仲よく話すようになっていました。ローザの意見で、マックスを人に見られないように地下室に移動させることになりました。マックスはリーゼルに外の様子をリーゼルのイメージで教えてくれるように頼みます。リーゼルが町長宅の書斎で本を呼んでいるところを町長に見られて、追い出されます。

洗濯物の仕事を断られ、ローザは訳がわからなく不機嫌になります。ローザは一日二食にすると宣言します。ルディの父親も出征していきます。

リーゼルとハンスが地下室に雪を持ち込み、マックスと雪投げをします。マックスはリーゼルに赤い表紙の本をプレゼントし、この本を自分の言葉で埋め尽くすように言います。マックスが熱を出して倒れています。三人は必死で看病します。

リーゼルは町長宅の書斎に忍び込み本を盗み出します。リーゼルは繰り返し、本を盗み読み続けます。ローザは一生懸命マックスの看病をします。町長の家の前でルディに本を盗んでいるのを見つかってしまいます。ルディは赤い本をみつけ、マックスって誰だと問い詰めます。ルディはマックスをかくまっていることを聞きます。そこにフランツが来て、赤い本を川に投げ捨てます。ルディが川に飛び込み本を引き上げ、リーゼルの心にルディの優しい気持ちが伝わります。

憲兵が各家庭の地下室を調べに来たので、マックスをリーゼルのベッドの下に隠します。地下室を調べますが何もありません。憲兵はハンスに党員になるように勧めて出て行きます。

ローザが学校に来てリーゼルにマックスが意識を取り戻したことを教えます。二人は喜んで抱き合い、リーゼルはローザの本当の心を知ります。

憲兵のユダヤ人狩りが酷くなりました。捕らえられる人をハンスがかばい憲兵に名前を控えられてしまいます。ハンスは自己嫌悪に鳴き、マックスは家を離れます。ハンスに召集令状が届きました。汽車に乗るハンスを見送り、ローザは残されたアコーディオンを持って泣きます。

【転】
1942年、空襲が悪化します。防空壕で恐怖におののく人たちにリーゼルは話を聞かせます。みんなは耳をそばだてて聞いています。戦場では、ハンスの乗ったトラックが爆撃に合います。街で連行されるユダヤ人の中にマックスに似た背中を見つけ、リーゼルは名前を呼びながら追いかけます。リーゼルとそれを止めるルディは兵隊に倒されます。二人の母親が連れ戻します。リーゼルを父親そっくりだと言い、ローザは笑います。トラックから杖を持ったハンスが降りてきます。リーゼルとハンスは抱きしめあいます。

ローザがハンスのアコーディオンを嬉しそうに聞いています。ハンスがリーゼルにマックスにしたことは意味があったのかと言うと、リーゼルは人間として普通のことをしただけだと言います。立派に成長したリーゼルをハンスは喜びます。リーゼルはマックスから貰った赤い本に自分の物語を書き始めました。自分が汽車に乗り、幼女に貰われて来て今にいたるまでを綴ります。死神が出て来て、自分が招いた人たちのことを語ります。リーゼルの弟、そして母親。フランツ、口の悪さを後悔しているローザ、もう一度アコーディオンを弾きたかったハンスの思いを話します。ハンスとローザが眠っている。街の建物が爆撃されていきました。

【結】
朝になり、破壊された建物の中を捜索する人々。地下室からリーゼルが助け出されます。ハンスとローザの亡き骸を見て泣きだします。運ばれて来たルディに近づき、愛してると言うルディにキスをします。ルディは死神に抱き盗られました。ルディの死に顔を見てリーゼルは倒れてしまいます。気がついたリーゼルは、目にした本を手にします。町長夫妻を見たリーゼルは婦人に抱き付きます。

2年後の1945年、アメリカ軍がドイツを占領します。リーゼルはルディの父親の仕事を手伝っています。そこに、スーツ姿のマックスが現れ、リーゼルは抱き合います。死神の話が続き、リーゼルが90歳で亡くなったこと、彼女の本は人々に感銘をもたらしたと話します。夫と子供に恵まれ、最後に愛をくれた人々を思い浮かべて亡くなったのだと話しました。

The End_映画ウォッチ


みんなの評価 3.76/5.0

最高 (^0^)

大事なものを失わない様に生きる事が痛々しく感じられるのが悲しい。
どう生きていくか、静かに問いかける重量感ある映画でした。

最低 ( ` 3´)

第2次大戦を映画にするときにはドイツを悪く描かないと映画作りが事実上できない現代。
結局今は戦前と同じ状況。





オデッセイ リドリー・スコット 投稿日: 2020年12月05日 19:26:05 No.687 【返信】




オデッセイ(原題: The Martian 米国) 2015年 全米年間興行収入ランキング8位

火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた……

監督 リドリー・スコット 代表作 『エイリアン』『ブレードランナー』『グラディエーター』
脚本 ドリュー・ゴダード 代表作 『クローバーフィールド/HAKAISHA』
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ 代表作 『シュレック シリーズ』『ドミノ』『イコライザー シリーズ』
主演 マット・デイモン(マーク) 代表作 『リプリー』『ボーン シリーズ』『フォードvsフェラーリ』
原作 アンディ・ウィアー 『火星の人』

上映時間 141分


登場人物

マーク・ワトニー: 〈アレス3ミッション〉のエンジニア兼植物学者。

メリッサ・ルイス: 〈アレス3ミッション〉の指揮官、地質学者。(ジェシカ・チャステイン) 代表作 『ツリー・オブ・ライフ』『ゼロ・ダーク・サーティ』『女神の見えざる手』
リック・マルティネス: 〈アレス3ミッション〉の操縦士。(マイケル・ペーニャ) 代表作 『ザ・シューター/極大射程』『エンド・オブ・ウォッチ』『アントマン シリーズ』
ベス・ヨハンセン: 〈アレス3ミッション〉のシスオペ、原子炉技術者。(ケイト・マーラ) 代表作 『アイアンマン2』『127時間』『ファンタスティック・フォー』

テディ・サンダース: NASA長官。(ジェフ・ダニエルズ) 代表作 『カイロの紫のバラ』『ジム・キャリーはMr.ダマー』『スティーブ・ジョブズ』
ミッチ・ヘンダーソン: NASA:フライトディレクター。(ショーン・ビーン) 代表作 『パトリオット・ゲーム』『007 ゴールデンアイ』『ロード・オブ・ザ・リング シリーズ』
ビンセント・カプーア: NASA:火星探査統括責任者。(キウェテル・イジョフォー) 代表作 『キンキーブーツ』『それでも夜は明ける』『ドクター・ストレンジ』


ブルース・ン: NASA:ジェット推進研究所所長。(ベネディクト・ウォン) 代表作 『スパイ・ゲーム』『ハミングバード』『アベンジャーズ シリーズ』
リッチ・パーネル: NASA:ジェット推進研究所科学者。(ドナルド・グローヴァー) 代表作 『ラザロ・エフェクト』『マジック・マイク XXL』『スパイダーマン:ホームカミング』

グオ・ミン: 中国国家航天局の主任科学者。 (エディ・コー)
チュー・タオ: 中国国家航天局の副主任科学者。 (チェン・シュー)


【起】
宇宙飛行士のマーク・ワトニーは火星への有人探査計画であるアレス3に、クルーとして参加する。宇宙船ヘルメス号で火星に到着したワトニーらクルー達は、地表を探査任務中、大砂嵐に襲われた。彼等は全ミッションを放棄して火星からの退避を決めてロケットへ向かうが、その最中に強風で折れたアンテナがワトニーを直撃し吹き飛ばされてしまう。指揮官のメリッサ・ルイスとクルーたちは現状と環境をシステムから計算した結果、ワトニーが死んだと判断して火星衛星軌道上のヘルメス号へ戻り、地球への帰還のため出発してしまう。

【承】
ところが、ワトニーはいくつもの偶然が重なり重傷を負ったが奇跡的に生存していた。火星に一人取り残されてしまったことを知った彼は、残されたわずかな物資を使って生き延びようとする。地球から救助隊や支援物資がすぐに来る見込みはない。ワトニーは植物学者としての持ち前の知識を活かし、前ミッションから基地内に残留保存されていた資材を材料に水、空気、電気を確保する。さらに物資の中にあった「感謝祭まで開けるな」と書かれた箱の中から「生のジャガイモ」を発見し、火星の土と「クルーの排泄物」をもとに耕作用の土を用意し、そのジャガイモの栽培に成功する。

ワトニーは次のミッションであるアレス4が到着するまでの4年間を生きのびようと、火星の厳しい環境に立ち向かう。その頃、NASAでは偶然ソーラーパネルやローバー2が動いている事で、死亡していたと思われていたワトニーの生存を察知する。ジャガイモの栽培に成功している事を知らない為、NASA側ではどう計算しても食料が足りず、地球からは通信さえ取れない状況にあるワトニーの生存は、地球に向かっているヘルメス号のクルー達には伏せられた。

ワトニーは過去に火星に送り込まれて壊れたと判断されて廃棄されていた無人探査機マーズ・パスファインダーを見つけて回収し、その通信機能を回復させた。NASAは彼がマーズ・パスファインダーを掘り出す事を察知し、地球側に保管されていたマーズ・パスファインダーのレプリカを通して短い通信を可能にした。だが、この段階では複雑な内容を伝えることはできないため、まずは16進法を用いた情報伝達方法を確立させ、ローバーのシステムをハッキングしてシステムを追加する方策をNASA側がワトニーに教えたことで、ようやく文章送信による直接連絡が可能になった。

そんなある日の夜、居住施設の外層が破損、ワトニーが入ったままのエアロックが吹き飛んでしまう。宇宙服がその衝撃で破損してしまうがワトニーは辛うじて無事で、施設の応急修理も成功して再度住めるようにはなったが、栽培中だったジャガイモと作り上げた土壌が火星の極度な冷気によって全滅してしまった為、残った食料を何とか食い延ばすことを余儀なくされてしまう。

【転】
NASAはワトニーのために追加の食料などを送ることを決めて、無人輸送艇などを急遽建造してロケットを打ち上げるものの、急ぐあまりに一部の点検を省略したため、貨物のバランスが崩れて打ち上げは失敗してしまう。NASAのロケットによる支援ができなくなった矢先、中国国家航天局から援助の申し出があり、救助のための輸送を中国のロケットが引き受けることになり、新たな輸送艇の建造が急ピッチで進められた。(原作『火星の人』では、次のアレス5で中国人を送ることと引き換えにロケットを担当するということになっている。ちなみにアレス4はワトニーを打ち上げた関係で帰るときのMAVがないので中止された。)

NASA長官で最高司令官であるテディ・サンダースは地球帰還中のアレス3のクルーたちを安全に帰還させるか、発見されたもう一度火星に戻る方法を使用し、リスクを冒してクルーたちにワトニーを救わせるかの二者択一に迫られるが、彼は安全の為に前者を選ぶ。しかし、長官のその意図はフライトディレクターのミッチ・ヘンダーソンによって、クルーたちに極秘に漏らされてしまう。ヘルメス号に乗るクルーたちは全員一致の意見で長官の指令に反対し、地球上の軌道でスイングバイを行いながら中国のロケットで打ち上げられた救援物資を受け取ると、火星へ戻る。

【結】
ワトニーは、ヘルメス号が火星上の軌道に乗る日に合わせて、アレス4用にあらかじめ送り込まれていたMAV (Mars Ascent Vehicle) に向かうことになった。彼はローバーを改造すると、居住施設に別れを告げて出発する。長距離を数十日間かけて走破し、ついに彼は火星の重力を振り切る唯一の手段となるMAVにたどり着く。ワトニーはMAVを軽量化するため、地球からの指示にもとづき、カバーやハッチ、他クルー用の座席、制御機器をすべて取り外し、外側から布製の覆いをかぶせる。ワトニーが乗り込んだMAVはヘルメス号からの遠隔操作によって打ち上げられるが、軽量化のための覆いが打ち上げ途中に剥離し、それに伴う空気抵抗でヘルメス号の軌道には届かず、相対速度も低下しないままとなる。ヘルメス号のクルーたちは船のエアロックのうち進行方向先端部の一か所を自ら爆破して破壊し、船内の空気を一気に強制放出する事で急減速を行い、ワトニーも宇宙服の手の平に穴を開けて、吹き出る空気の反動を利用してヘルメス号へ近付こうとする。彼等の命がけの工夫が功を奏し、全世界が中継映像を見守る中、ワトニーは無事に船内に収容されてクルーたちとの再会を果たした。

後日、NASA教官となったワトニーは宇宙飛行士訓練生たちの前で火星での日々を振り返り、救出ミッションに関わった者たちの後日譚が描かれる。

The End _Wikipedia


みんなの評価 3.84/5.0

最高 (^0^)

リアリティもあり、感動が伝わってくる。
今までのSFではない雰囲気が良い。

最低 ( ` 3´)

途中までは凄く面白かったのに、
クライマックスは典型的な中国よいしょ映画で最悪。





エリート・スクワッド ジョゼ・パジーリャ 投稿日: 2020年12月04日 19:31:10 No.686 【返信】




エリート・スクワッド(原題: Tropa de Elite 伯・爾・米合作) 2007年 全世界年間興行収入ランキング100 ランク外

ブラジルのリオにローマ法王がやってくることになり、軍警察の特殊部隊“BOPE”の隊長ナシメントは、法王訪問予定地トゥラーノの麻薬組織を一掃するよう命令を受ける。妻の妊娠を機に苛酷な部隊を退こうと考えていたナシメントだったが、隠密に行動するよう指示され、そのプレッシャーから次第に精神を病んでいく。一方、新人警官のネトとマチアスは汚職にまみれた警察の姿にショックを受ける。また、ナシメントは後継者を育成していくことの意義を考え始めていた……

監督 ジョゼ・パジーリャ 代表作 『ロボコップ(2014)』『エンテベ空港の7日間』
脚本 ジョゼ・パジーリャ、ホドリゴ・ピメンテル、ブラウリオ・マントヴァーニ
音楽 ペドロ・ブロンフマン 代表作 『ロボコップ(2014)』
主演 ヴァグネル・モウラ(ナシメント) 代表作 『カランジル』『エリジウム』『トラッシュ! -この街が輝く日まで-』


上映時間 120分


登場人物

ナシメント: ブラジルの軍警察 "BOPE (ボッピ)"の大尉。

マチアス: 新米警官。(アンドレ・ハミロ) 代表作 『トラッシュ! -この街が輝く日まで-』
ネト: 新米警官。(カイオ・ジュンケラ) 代表作 『セントラル・ステーション』

マリア: マチアスの恋人でNGOに所属。(フェルナンダ・マシャード)

バイアノ: 麻薬密売組織のボス。(ファビオ・ラーゴ)



【起】
1997年のリオデジャネイロで、特殊部隊ボッピのナシメント大尉は、スラム街に巣食う麻薬組織と汚職警官に嫌気が刺していた。妊娠している妻とも満足に一緒の時間を過ごせず、文句を言われていた。そうした中、リオを訪れるローマ法王がスラム街の近くに泊まることになり、特殊部隊は街の浄化作戦を開始しなければならなくなる。

新米のマチアスとネトが警察に入ってくる。正義感に燃える2人だったが、ネトは車両の整備工場に配属となり、マチアスは報告書をまとめる仕事を任されてしまう。マチアスは警察で働く傍ら、大学で法律を学んでもいた。学友のマリアがスラム街でNGO活動をしていたため、マチアスはスラムにあるNGO事務所を訪ねて皆と勉強する。

ナシメントは部隊を率いてスラムに侵入して麻薬組織を摘発していく。しかし、ナシメントが組織の見張り役をしていた少年から情報を得たために、少年が行方不明になってしまう。少年の母親に責められたナシメントは母親に同情してしまう。非情であるべきボッピとしてあるまじき感情だ。ナシメントはストレスによるパニック症状を度々起こすようになり、早く自らの後継者を探そうと決意する。

【承】
マチアスの大学にはスラム街から流れてきた麻薬が売買されていた。しかしマチネスは見て見ぬ振りを通す。授業で警察の権力の乱用について議論となり、マチアスは警察を擁護する発言をして学友から非難を浴びてしまう。皆から嫌われるが、マリアとは親密な関係になっていく。ネトは車の部品を警官が盗んでいる実態を知り、怒りを募らす。さらに賄賂を要求する警官を見たため内部告発しようとするが、取り合ってもらえず警察組織への反発を強めていく。

仲間の大尉の話で司令官が大量の賄賂を受け取っていることを知ったネトとマチアスは、司令官を出し抜いて賄賂を横取りして車両の整備費用に充てる。しかし大尉に疑いがかかり、大尉はスラム街に連れて行かれて殺されそうになる。ネトとマチアスは大尉を助けようとスラム街に侵入する。スラムではダンスパーティーが行われており、混乱の中でネトがライフルを発砲してしまう。たちまち銃撃戦となり、ボッピに援護要請が下る。

現場に駆けつけたナシメント率いる部隊は瞬く間に事態を鎮圧させ、皆を救出する。ネトとマチアスはボッピに入ることを希望する。ナシメントの元に妻から破水が始まったと連絡があり、病院で赤ちゃんと対面して喜ぶ。父親となったナシメントのために、後継者選びをすることが決まる。

【転】
スラム街での銃撃戦が新聞記事になったことで、マリアが活動するスラム街を牛耳る麻薬ディーラーにマチアスが単なる学生ではなく、警官であることがばれてしまう。そうした事情を知らぬままマチアスとネトはボッピに入るための厳しい訓練を開始する。

ボッピの訓練は100人中5人しか残れないとされる過酷さだ。志願者はタフな精神を徹底的に叩き込まれる。居眠りをしたら手榴弾を握らされ、食事は地面に投げ捨てたものを食べなければならない。次々と脱落者が出てしまう。第1段階の訓練が終わり、残ったのは数人だけだった。

ネトとマチアスも第1段階の訓練を通過する。久しぶりに大学に戻ったマチアスは、マリアから警官の身分を隠していたことを責められる。ナシメントは若い頃の自分を彷彿とさせるネトを後継者候補と見なしていたが、ネトは最後のスラムでの実践訓練でミスをしてしまう。しかし、妻から説得されたナシメントは2のチャンスをネトに与える。訓練を終えたネトとマチアスはボッピとして法王を迎えるための作戦に加わり、ネトが隊を率いることになる。

【結】
マチアスはスラムで知り合った子供に眼鏡をあげようと待ち合わせをするが、弁護士事務所との面接と重なってしまう。ネトが代わりに子供との待ち合わせ場所に向かう。しかし、その情報が麻薬ディーラーに筒抜けになっていた。待ち伏せに遭ったネトは銃撃されてしまう。ネトがボッピの隊員と気付いた麻薬ディーラーは恐れおののき、直ぐにその場を逃げる。

ネトは結局助からず、葬儀が行われる。ボッピは報復を開始し、スラム街で関係者を徹底的に締め上げていく。自分の甘さを捨てたマチアスも自ら拷問に加わり、麻薬ディーラーの居場所を懸命に突き止めようとする。同時に大学内にはびこっていた麻薬の密売を黙って見ていることも堪えられなくなり、取り締まる。

遂に麻薬ディーラーを見つけ出し、ボッピが隠れ家に突撃する。逃げようとしたディーラーを身動きできない状態に仕留めると、ナシメントはマチアスに銃を渡してその場を去る。マチアスが任務を完遂できれば彼こそが後継者だ。麻薬ディーラーは顔だけはやめてくれと懇願するが、マチアスは顔に銃口を向けたまま引き金を引く。

The End _MIHOシネマ

ベルリン国際映画祭 金熊賞 受賞


みんなの評価 4.02/5.0

最高 (^0^)

ノンフィクションとかフィクションとかいうレベルじゃなくて人生哲学。
脚本、監督まで独裁しなければこんなの作れないですよ。

最低 ( ` 3´)

明らかに,娯楽の要素の無い映画です。
バイオレンスの要素だけを煮詰めて作ったら、こんな映画になるでしょうね。





デイブレイカー マイケル、ピーター・スピエリッグ兄弟 投稿日: 2020年12月02日 19:34:51 No.685 【返信】




デイブレイカー(原題: Daybreakers 米・豪合作) 2008年 全世界年間興行収入ランキング100 ランク外

人人口の9割がヴァンパイアという近未来の地球。生き残った人間は、ある者は捕らえられ人血生成の糧として使われ、またある者は生きるため逃げ惑っていた。しかし、人間の数は年々減少し、ヴァンパイアたちは血に飢え始めていた。大手血液製造会社に勤務する研究員・エドワードは、代替血液の製造を任されていたが、進まない研究に頭を悩ませていた。そんな彼はある日、「人間を救って欲しい」と言う人間の女性・オードリーと接触する……

監督 マイケル、ピーター・スピエリッグ兄弟 代表作 『プリデスティネーション』『ジグソウ:ソウ・レガシー』『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』
脚本 マイケル、ピーター・スピエリッグ兄弟
音楽 クリストファー・ゴードン 代表作 『マスター・アンド・コマンダー』『美しい絵の崩壊』
主演 イーサン・ホーク(エドワード) 代表作 『いまを生きる』『ガタカ』『トレーニング デイ』


上映時間 98分


登場人物

エドワード・ダルトン: 大手製薬会社研究員。

フランキー・ダルトン: エドワードの弟で軍人。(マイケル・ドーマン) 代表作 『バタフライエフェクト・イン・クライモリ』『トライアングル』『デスドール』

チャールズ・ブロムリー: 大手製薬会社社長。(サム・ニール) 代表作 『ポゼッション』『ジュラシック・パーク シリーズ 』『トレイン・ミッション』
アリソン・ブロムリー: チャールズの娘。(イザベル・ルーカス) 代表作 『トランスフォーマー/リベンジ』『レッド・ドーン』『パーフェクト・ルーム』

オードリー・ベネット: 希少人間。(クローディア・カーヴァン) 代表作 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』『愛しのアクアマリン』
ライオネル・コーマック: 元ヴァンパイアの人間。通称 "エルビス"。(ウィレム・デフォー) 代表作 『ストリート・オブ・ファイヤー』『プラトーン』『ミシシッピー・バーニング』



【起】
人間がコウモリから感染してヴァンパイアとなり、瞬く間に感染が広がり、人類の大半がヴァンパイアとなった近未来。
今や人間の数は全人口の5パーセントまで減少し、ヴァンパイアにとって食料である人間の血液が枯渇し、深刻な問題となっていた。
エドワード・ダルトンは、ブロムリー=マークス製薬会社の血液研究班主任で、代用血液の開発を進めていた。
彼は、人間に同情しているのか人血を飲もうとはせず、代わりに豚の血を飲んでいた。
会社には、人血を得るための人間飼育場と呼ばれる吹き抜けのドームがあった。そこには多数の人間が縛られ、ヴァンパイアのための血を吸い取られていた。

ある日、会社の幹部会議で、死刑囚のヴァンパイアを実験台に血液不足がもたらす影響を一ヶ月にわたり観察した結果が発表された。
人間の血液を一切与えらないことにより、死刑囚の耳が伸び、前頭葉が破壊され、ゾンビじみた凶暴な化け物に変異していた。それはサブサイダーと呼ばれた。サブサイダーは巷で急激に増えつつあった。

「一刻も早く代用血液を作り出さねば大変なことになる」と社長チャールズ・ブロムリーから急かされたエドワードは、動物実験の次の段階としてヴァンパイアの人体実験を研究チームのメンバー、クリストファー・カルーソと共に行うことになった。実験台となったヴァンパイアに開発中の代用血液を注入すると、最初は大きな変化はなく順調に行くように見えたが、突然体が破裂して失敗に終わった。

【承】
気落ちして車で帰途についたエドワードは、車内でテレビニュースを見ていて前から来た車に気付かず接触事故を起こした。相手の車はフェンスにぶつかって止まった。エドワードが車から降りて相手の車の様子を見に行くと、中から数人の人間が出てきた。彼らに近づこうとしたエドワードに、人間の女オードリー・ベネットが「近づかないで」と言い放ち、構えていたクロスボウの矢を彼に向けた。その時、遠くからパトカーのサイレンの音が響いた。彼らが警官に見つかると捕獲されると思ったエドワードは「僕が助けてあげる」と言い、自分の車に隠れるように促した。

彼らは戸惑ったが、サイレンの音が大きくなると意を決してエドワードの車に乗り込んだ。エドワードは車のウインドーを保護モード(太陽光を避けるために黒い幕を張る)にして車内が見えないようにすると、やって来た警官に「ぶつかった車の人間はあっちに行った」と嘘をつき、パトカーは走り去っていった。
エドワードの車から出てきたオードリーは「ありがとう。また会いましょう」と告げると仲間達と共に去っていった。

自宅に帰ったエドワードが、花に水をやっていると弟で軍人のフランキー・ダルトンがやって来た。
その日はエドワードの10回目の35歳の誕生日だった。彼が35歳の時にフランキーに噛まれてヴァンパイアとなり歳を取らなくなったからだ。お祝いのプレゼントに、フランキーは純度100パーセントの人間の血を持参した。
だが「人血には手を出さない」とエドワードは、飲むことを拒否した。すると「人間飼育場で儲けた金で兄さんは研究が続けられるんじゃないか」とフランキーは反論し、口ゲンカが始まった。そして、頭に来たフランキーが出ていこうとした時、突然彼の前にサブサイダーが現れた。

血に飢えて凶暴化したサブサイダーは、腕力も強くフランキーを投げ飛ばし、牙をむき出してエドワードに迫ってきた。だが、倒されたフランキーがすぐさま起き上がって目の前にあった料理用ナイフを手に取ると、サブサイダーに向かって行き腹を裂き首を切り落とした。

報告を受けた警察がエドワードの家を訪れ、「この地域でサブサイダーが現れたのは三度目です。セキュリティを強化してください」とエドワードに言った。検屍官が死んだサブサイダーを調べると、サブサイダーがはめていた指輪からエドワードの住宅地区の庭師と判った。「2週間前に会ったばかりなのに」とエドワードが言うと、刑事が「ヴァンパイア同士の血を吸えば2週間でサブサイダーになってしまう」と語り、検屍官が「このサブサイダーには自傷行為が見受けられ、そんなことすると余計に変異が加速するわ」と続けた。

夜が明け、ソファーで寝ていたエドワードは、誰かがやってきたと気付き裏口に向かうと、昨夜助けたオードリーがクロスボウを構えて立っていた。
彼女は「力を貸して。信用できるヴァンパイアを探していたの。血液学者でしょ、力になって。代用血液は“治療法”じゃない。他に方法があるの」と言い、地図と待ち合わせ日時が手描きされたメモ用紙をエドワードに差し出した。

エドワードは、オードリーを信用していいものかどうか迷ったが、彼女が言った別の“治療法”がどういうものか気になり、会うのは昼間の指定だったが待ち合わせ場所に向かうことにした。昼間は、ヴァンパイアにとって陽の光を浴びると焼け焦げて塵となってしまうので危険なのだ。車のウインドウに黒い幕が下りる保護モードにし指定された場所に向かうと、待ち合わせ場所にいたオードリーが「彼が待っている」と緑の生い茂る大木を示し、エドワードは大木の下のまで車を近づけ日光を避けながら降りた。大木をぐるりと回ると、人間の男ライオネル・コーマックがいた。彼は「かっては俺もヴァンパイアだった」と言う。エドワードは「ありえない」と、信じることはできなかった。

その時、何者かがオードリーに近づいてきた。それは兵隊で、オードリーの背に銃を向けたままエドワードの方に歩み寄ってきた。兵隊に気付いたライオネルがクロスボウを構えると、兵隊は「武器を下せ」と叫んだ。その声でエドワードは、弟のフランキーだと判った。フランキーは兄の行動が気になり尾行していたのだ。遠くからフランキーの援軍である重装備の車がやって来た。

オードリーはフランキーの隙を見て彼を横に押しやり陽の光に晒し、悲鳴を上げた彼をライオネルが殴り倒し気絶させた。陽の当たらないところで横たわっている弟をそのままに、エドワードはオードリーとライオネルを自分の車に乗せ猛スピードで走った。

軍の車の追撃をかわそうとエドワードは必死で運転したが、放たれた銃弾でリアウインドウに穴が空き、日差しが車内に漏れた。陽が当たると体が焼かれてしまうエドワードは恐怖に怯え「ムリだ。運転できない」と叫びだすと、ライオネルが彼を運転席から助手席に移らせ運転を替った。

執拗に追いかけてくる軍の車から逃れるため、ライオネルは道路から外れ川の上に架かる橋に向かった。真ん中の橋げたが失われた危険な橋だったが、ライオネルは器用に運転して渡りきった。そのすぐ後を軍の車が渡ろうとしたが運転を誤り脱輪して川底に落ちてしまった。

夜になり、ライオネルは車を小さな貯水湖の前で止めた。湖のそばに立ったライオネルは、自分がヴァンパイアから人間に戻った経緯を話し出した。
まだヴァンパイアだった頃、車好きなライオネルは日中に車のウインドウに黒い幕を下ろす安全モードでドライブしていた時、油断して貯水湖の柵に激突した。ライオネルは、フロントガラスを破って体が飛び出し、太陽に焼かれながら湖の中に落ちてしまった。そして水から上がったライオネルは人間に戻っていた。

エドワードは、「太陽の光を浴びて人間に戻ったのか」と半信半疑でライオネルに問いただすと、ライオネルは「死ぬほど痛かった」と答えた。
そしてオードリーが、「ライオネルに起こったことを安全な方法で再現したいの。あなたの知識や力が必要なの」とエドワードに言う。
ライオネルが実際にヴァンパイアから人間に戻れたのなら、ひょっとして他のヴァンパイアも人間に戻れるかもしれないと思いエドワードは協力することにした。

ライオネルやオードリー達、人間の隠れ家に到着すると、仲間のジャービスがヴァンパイアから隠れている外の人間を迎えに行くところだった。「途中経過は無線で連絡を取る」とジャービスは言い、バンに乗って出て行った。

隠れ家は、オードリーの両親が営んでいたワイナリー(ワインの醸造所)で、中にはヴァンパイアから逃れた人間達が大勢保護されていた。
エドワードは、早速ライオネルの血を採取し研究を始めた。「日焼けの程度をコントロールする必要がある」と考えたエドワードは、ワイナリーにあったワイン発酵タンクに目を付けた。タンク内は密封されており、炎を逃すファンも備わっていたので実験に打ってつけだと思ったのだ。そしてタンクに手を加え実験準備を整えていった。
その頃、外の人間を迎えに行ったジャービスが、待っていた人間と落ち合い、彼らを隠れ家まで運んでいた。ジャービスの隣の助手席にはチャールズの娘アリソン・ブロムリーが乗っていた。

彼女は、父チャールズから永遠の命を授かれるヴァンパイアになることを求められたが、「人の血を吸って永遠に生きるのはいや、人間のままでいたい」とそれ拒否し父の元から逃げていたのだ。人間がヴァンパイアに噛まれるとヴァンパイアと化してしまうが、アリソンは人間でいることを望み、噛まれるのを拒んだのだ。
その時、タイヤが何者かに撃ち抜かれパンクして急停車した。ジャービスは「ヤバい」と呟き、クロスボウを手に車から降りて辺りを窺った。
アリソンも彼に続いて車から降りた。その時、暗闇の奥から睡眠剤が塗られた小さな矢がジャービス達を目がけて飛んできた。それは、待ち伏せしていたヴァンパイアの軍隊の兵士達が放ったものだった。

ジャービス達は必死で応戦したが、兵士達に包囲され身動きできなくなった。結局アリソンも含め全員が睡眠剤が塗られた矢に倒れ捕まってしまった。
アリソンのそばに落ちていた小さな通信機を兵士のフランキーが見つけ手にすると、「どうしたんだ。聞こえるか」とライオネルの声が聞こえた。フランキーはライオネルの問いには答えず、仲間の兵士に通信機の発信元の場所を調べさせた。

ジャービス達に良くないことが起こったと気付いたオードリー達は、ワイナリーにいては危険だと考え、急遽隠れ家を仲間の一人が所有する山小屋に移すことにした。

ワイナリーから逃げ出す用意をしていたオードリーがエドワードに早く逃げようと急かすが、エドワードは「僕は残る。もうすぐ夜が明ける。実験をやる唯一のチャンスだ」と動こうとしなかった。

エドワードの言うとおりかもしれないと思ったオードリーはライオネルと共に残り、他の仲間を逃がした後に実験に取りかかった。
夜明けになり、ワイン発酵タンクに入ったエドワードは、水に濡れた毛布を体にかけ陽の光を浴びると全身から炎が上がった。猛烈な痛みにエドワードは叫び声をあげたが一度目の実験では何の変化も起こらなかった。エドワードは「もう一度やろう」と言い、二度目の実験を行ったが、やはり変化は起こらなかった。三度目も失敗し、四度目の実験が始まった。その頃、ワイナリーの場所を突き止めた軍隊が近づいて来ていた。

四度目の実験で、エドワードの心臓が脈打ち彼は人間に戻ることができた。成功したと思った矢先、ワイナリーの扉が破られ、完全武装したヴァンパイア兵士達が侵入してきた。エドワード達は、間一髪のところでワイン樽の中に素早く隠れ、なんとか見つからずに済んだ。

ヴァンパイア兵士達に掴まったアリソンは、チャールズの会社に護送され数年ぶりに父と再会した。
「お前を助けたい。もう安全だ」とチャールズはアリソンを抱きしめたが、「私の人間の仲間はどうなるの」と彼女が聞くと「仲間達は救えん。気の毒に思う」と冷たく言われてしまう。それを聞いたアリソンは部屋で見つけたナイフのようなものを父の腹に突き刺し逃げ出そうとした。だが、父の部屋から出たところで待機していた兵士に気絶させられ小さな部屋に監禁されてしまった。

チャールズは、アリソンを説得できないならいっそ娘をヴァンパイアにしてしまおうと考え、フランキーに命じて彼女を襲わせた。
ヴァンパイアとなってしまったアリソンは、自分の腕を噛んで血を吸うという自傷行為に走り、サブサイダーに変異しつつあった。そして、チャールズに「これが望みだったんでしょ」と喚きながら襲いかかった。「私と同じにしてやる」とチャールズの首に噛みつこうとしたが、ヴァンパイア兵士に阻止された。

チャールズは、仕方なくサブサイダーとなった娘を太陽の光に晒し死なせることにした。フランキーは、自分が噛んだことでヴァンパイアになったアリソンが、自らサブサイダーと化し、陽の光をあびて悲鳴を上げながら焼け焦げ朽ちていく様を目にして複雑な思いに駆られた。

人間に戻ったエドワードは、オードリー達と共に新たな隠れ家である山小屋に向かったが、ヴァンパイア兵士達に先回りされていたのか、仲間は全員殺されるか捕獲されてしまっていた。気落ちしたオードリー達だったが、エドワードは「頼れる奴がいる」と言い、仕事仲間だったクリストファーに協力をあおぐことにした。

クリストファーが仕事を終えて自宅に戻ると、エドワード、オードリー、ライオネルの3人が待ち構えていた。エドワードは、自分が人間に戻れたこと、代用血液より良い治療法があることをクリストファーに話した。そして、「その治療法を実践するには君の力がいる」と彼に協力を求めてきた。エドワードの話が信じられないクリストファーは「どんな方法だ」と聞くが、その時、彼の携帯電話が鳴った。携帯電話を手に取ったクリストファーは「別れた妻からだ。揉めててね。ちょっとあちらで話す」と席を立って隣の部屋に移った。

不審に思ったオードリーが隣の部屋に行くと、突然、催眠剤入りの矢が彼女の胸に当たり倒れてしまった。そしてヴァンパイア兵士が現れ、彼女を連れ去っていった。クリストファーがエドワードを裏切り、隙を見て軍に連絡を入れていたのだ。異変に気付いたエドワード達は、ヴァンパイア兵士達にクロスボウで応戦したが、勝ち目はないと判断し、後で彼女を助ける方法を考えることにして逃げだした。地下道を逃げていくエドワード達を一人の兵士が目に停めた。

エドワード達が逃げ込んだのは、ライオネルの自動車修理工場だった。ガレージに入り電気をつけると、目の前に一人のサブサイダーがいて、エドワードに襲いかかってきた。だが、後を付けてきた兵士によってサブサイダーは倒された。兵士は、エドワードの弟フランキーだった。

ライオネルはフランキーに向けてクロスボウを構えたが、互いに撃ちあう気配はなかった。エドワードは、「俺は人間に戻ることができ、お前も人間に戻せる」とフランキーに言うと、彼は少し戸惑った。そして、なぜ自分が兄をヴァンパイアにしたかを話し始めた。

10年前、重い病気で兄のエドワードは助かりそうになかった。ヴァンパイアとなっていたフランキーは兄に生きてて欲しいと思い、兄に噛みついて彼をヴァンパイアにした。しかし、今になって自分の行為は間違っていたのかも知れないと思い始め、「俺は過ちを犯した」と悔いるように言った。フランキーはアリソンの死を目にしたことで、ヴァンパイアでいることが果たして良い事なのかどうか迷いが生じていたのだ。

エドワードが、捕らわれたオードリーを救出するために「手を貸してくれ」と頼むと、フランキーは無理かもしれないが兄のためならと「分かった」と返事した。
フランキーが協力してくれると分かり気を許したライオネルが彼に近づくと、急にフランキーの目が血に飢えたようにライオネルの首筋の肌を見つめ、噛みつき血を吸った。慌てたエドワードは、ライオネルからフランキーを引き離したが、フランキーは床にひざまずくと突然ウウッウワッと呻きだした。

【転】
エドワードは一人でブロムリー=マークス製薬会社のビルの前に現れた。警備員に連行され、社長室に入ると、チャールズの傍らに血を抜き取られているオードリーがいた。人間となったエドワードは、チャールズに「人間として生きるのに耐えられない。人間のままでは自由がない。助けて欲しい」と不可解なことを言い始めた。その上「僕とオードリーをヴァンパイアにして逃がしてくれたら、家畜として人間を増やす方法を教える」と言い出す。オードリーは驚き、エドワードをなじった。

だが、「その必要はもうない」とチャールズの返事は冷たかった。「安定した代用血液を造ることに成功したのだ。開発したのはクリストファーだ」と代用血液の入った瓶をエドワードの前に突き付けた。「お前はもう必要じゃないんだ。お前は元々腰抜けだった」とチャールズがエドワードを嘲ると、「腰抜けはどっちだ。自分の娘をヴァンパイアにするのに、自分じゃできず僕の弟にやらせたアンタのほうが腰抜けだ」とエドワードが言い返した。
それを聞いてカッとなったチャールズはエドワードの首に噛みつき血を吸った。

エドワードの血を吸ったチャールズは急に体を震わせ苦しみだした。そしてチャールズは人間に戻った。
エドワードはチャールズに「人間に戻った元ヴァンパイアの血が、ヴァンパイアを人間に戻す“治療法”だったんだ」と言った。修理工場のガレージで元ヴァンパイアのライオネルの血を吸ったフランキーが人間に戻ったことで、そのことを発見したエドワードがわざとチャールズに自分の血を吸わせたのだ。

「これでアンタも人間だな。死ぬ運命だ」とエドワードは言うと、呻くチャールズを椅子に縛り付けエレベーターに乗せた。エレベーターが地階に到着し扉が開くと、駆けつけてきたヴァンパイア兵士達がいた。彼らは、チャールズが人間に戻ったと気付くと、一斉に彼に襲いかかり体を引き裂き血をすすった。

【結】
オードリーを救い出し、ビルから逃げ出そうとしたエドワードは、行く手をヴァンパイア兵士達に阻まれた。その時、ビルの玄関ドアをぶち破って車がロビーに突入してきた。乗っていたのはフランキーだった。エドワード達の応援に来たのだ。

だが、フランキーはヴァンパイアの兵士達に取り囲まれ、逃げることも出来ずに体を食いちぎられ殺されてしまった。フランキーの血を吸った兵士達は人間に戻ったが、彼らもまた後から来た兵士達の餌食となった。それが繰り返され、ロビーは阿鼻叫喚の血の海に染まっていった。

何とか生き延び、ロビーに立ちすくむエドワードとオードリーの目の前で、人間に戻った残りの兵士が突然現れたクリストファーに銃で撃ち殺された。
クリスファーは、「治療法などない。あってはならない。俺を恨むな」と言い、銃をエドワード達に向けた。自分が開発した代用血液が無意味になることに我慢できなかったのだろう。だが、助けに来たライオネルのクロスボウに胸を射られ、クリストファーは炎を上げて木っ端微塵になった。

エドワードは、「治療法がある。必ず君たちを治す。まだ遅くない」と希望を抱き、オードリーやライオネルと共にヴァンパイア達を人間に戻すために旅立つことのした。

The End _RENOTE


みんなの評価 3.52/5.0

最高 (^0^)

異色のヴァンパイア映画。
想像していたよりもはるかに面白くてもう一度観たいくらい。

最低 ( ` 3´)

二兎を追って失敗している。





天使にラブ・ソングを… エミール・アルドリーノ 投稿日: 2020年11月29日 19:00:21 No.684 【返信】




天使にラブ・ソングを…(原題: Sister Act 米国) 1992年 全米年間興行収入ランキング6位

ネバダ州リノで働くクラブ歌手デロリスは、自身の愛人であるギャングのヴィンスが裏切り者を殺害する場面を目撃し、命を狙われる身となってしまう。警察に保護され、新米尼僧として修道院に身を隠すことになった彼女は、高圧的な態度の修道院長のもと、規律に縛られた生活に耐える日々を送る。そんなある日、聖歌隊のリーダーに任命されたデロリスは、歌手としての本領を発揮して冴えない聖歌隊を鍛え上げ、ロックやソウルを取り入れたパフォーマンスで街中の注目を集めるようになるが……

監督 エミール・アルドリーノ 代表作 『ダーティ・ダンシング』『ワン・モア・タイム』『スリーメン&リトルレディ』
脚本 ジョセフ・ハワード 代表作 『アダムス・ファミリー2』『ファースト・ワイフ・クラブ』『イン&アウト』
音楽 マーク・シャイマン 代表作 『恋人たちの予感』『ミザリー』『ヘアスプレー』
主演 ウーピー・ゴールドバーグ (デロリス) 代表作 『カラーパープル』『ゴースト/ニューヨークの幻』『コリーナ、コリーナ』

上映時間 100分


登場人物

デロリス・ヴァン・カルティエ : クラブ歌手。修道名 "メアリー・クラレンス"。

ヴィンス・ラ・ロッカ: ネバダ州一帯に縄張りを持つマフィアのボス。(ハーヴェイ・カイテル) 代表作 『アリスの恋』『レザボア・ドッグス』『ピアノ・レッスン』

修道院長: 聖キャサリン修道院の院長。(マギー・スミス) 代表作 『ナイル殺人事件』『眺めのいい部屋』『ハリー・ポッター シリーズ』
メアリー・パトリック: 修道女。(キャシー・ナジミー) 代表作 『キング・オブ・ザ・ヒル』『ラットレース』
メアリー・ロバート: 修道女。(ウェンディ・マッケナ) 代表作 『アーミー・エンジェル』『消されたヘッドライン』『幸せへのまわり道』
メアリー・ラザラス: 修道女。(メアリー・ウィックス) 代表作 『アイラブルーシー』『若草物語(1994)』
メアリー・アルマ: 修道女。(ローズ・パーレンティ) 

エディー・サウザー: ネバダ州警察・警部補。(ビル・ナン) 代表作 『ニュー・ジャック・シティ』『心の旅』『コレクター』



【起】
デロリスは、ネバダ州一帯を縄張りとするギャングのボス、ヴィンスの愛人でクラブシンガー。ヴィンスは妻がいながらデロリスと不倫関係にあったが、彼との関係にしびれを切らしたデロリスははっきりさせたいとヴィンスに会いにいく。

彼が殺人を犯している現場を目撃してしまったデロリスは慌てて警察に駆け込んだ。なぜならヴィンスは裏切り者は容赦なく始末するような人物であることは百も承知である。警察では、デロリスを保護するため、ヴィンスから手の届かないと思われる修道院にデロリスを匿うことにした。

【承】
デロリスを匿うことになった聖キャサリン修道院の院長はデロリスのことを受け入れるのに反対したが、神父の言葉を聞き入れ仕方なくデロリスを引き取るのだった。

修道女とはかけ離れた世界に生きてきたデロリスは、修道着を身に着け退屈な毎日を過ごすことになった。ある日のミサで聖キャサリン修道院聖歌隊の歌を初めて耳にする。お世辞にも上手いとは言えない聖歌隊だったが、ある出来事がきっかけで修道院長から聖歌隊の指揮者を任されることになってしまった。

聖歌隊はデロリスの的確なアドバイスでどんどん成長していく。しかし、修道院長はデロリスが楽曲を替え歌にしたり、派手なパフォーマンスを入れたりすることを快く思わなかった。ところがそれとは反して聖歌隊の人気は街中に広がっていった。

【転】
今まで閑散としていたミサには沢山の人が集い、寄付もドンドン集まるようになった。そして聖キャサリン修道院の聖歌隊の噂も人気もますます広がっていった。そんな時、修道院がテレビで取り上げられることになった。その聖歌隊の人気を聞きつけたローマ法王から、ぜひ、デロリスの聖歌隊の歌を聴きたいと申し出があった。修道院の聖歌隊仲間と歌うことに喜びを感じるデロリスだが、あまり目立つことをするとヴィンスに見つかってしまうぞという警部の忠告も空しく噂を聞きつけたヴィンスに見つかってしまった。

【結】
ヴィンスは早速、二人の部下を差し向ける。部下はデロリスと一緒にいたメアリーまでも捕らえ連れ去ろうとする。ここで巻き込むわけにいかないとデロリスは何とかメアリーを逃すことに成功する。修道女たちは捕らえられたデロリスのことを救いたいと全員でヴィンスのアジトに向かう。間一髪のところで警部に助けられ、皆無事に修道院に帰ることができた。そして、ローマ法王が見守る中、『アイ・ウィル・フォロー・ヒム』の歌声が響く。一転、ピアノがリズミカルに流れたかと思うとデロリス、メアリー等がゴスペル風アレンジ曲を披露。ローマ法王も大絶賛し幕を閉じる。

The End _MIHOシネマ


みんなの評価 4.38/5.0

最高 (^0^)

何回みても、泣けます。笑えます。
昔からずっとなんだかんだ1番好きな映画です。

最低 ( ` 3´)

過剰評価過ぎると思う。つまらない。





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