画像掲示板~シネマ~


| トップに戻る | 検索 | アルバム | 管理用 | ▼掲示板作るならRara掲示板 |

カウンター

今日、昨日、合計:45、41、286005

Let's enjoy movies together!(о´∀`о)
Name
E-Mail
Title
FileUP
Key (英数字で8文字以内)
Color

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い スティーヴン・ノリントン 投稿日: 2024年03月31日 18:17:39 No.1194 【返信】




リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い(原題: The League of Extraordinary Gentlemen 米・独・捷・英合作) 2003年 全世界年間興行収入ランキング27位

1899年、ロンドン。世界征服を企む鉄仮面のリーダー・ファントム率いる軍団に、英国銀行が襲撃された。一味は金品には手をつけず、古い海上都市の設計図面だけを盗む。危機感を感じた英国政府は世界大戦の勃発を防ぐため、冒険家アラン・クォーターメインに対抗チームの招集を依頼した・・・・・・

監督 スティーヴン・ノリントン 代表作 『デス・マシーン』『ブレイド』
脚本 ジェームズ・デイル・ロビンソン 代表作 『パシフィカ 』
音楽 トレヴァー・ジョーンズ 代表作 『エンゼル・ハート』『ラスト・オブ・モヒカン』『ノッティングヒルの恋人』
主演 ショーン・コネリー(アラン) 代表作 『007 シリーズ』『アンタッチャブル』『レッド・オクトーバーを追え!』
原作 アラン・ムーア、ケヴィン・オニール アメリカン・コミック 『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』

上映時間 110分


登場人物

アラン・クォーターメイン: 元有名な冒険家。小説『ソロモン王の洞窟』の主人公。

トム・ソーヤー: 米国の諜報員。小説『トム・ソーヤーの冒険』の主人公。(シェーン・ウェスト) 代表作 『ウォーク・トゥ・リメンバー』
ミナ・ハーカー: 女性科学者。小説『吸血鬼ドラキュラ』のヒロイン。(ペータ・ウィルソン) 代表作 『ペンタゴン・クライシス 』
ヘンリー・ジキル/ エドワード・ハイド: 医者。小説『ジキル博士とハイド氏』の主人公。(ジェイソン・フレミング) 代表作 『』
ロドニー・スキナー: 泥棒。小説『透明人間』の薬泥棒。(トニー・カラン) 代表作 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
ドリアン・グレイ: 伯爵。小説『ドリアン・グレイの肖像』の主人公。(スチュアート・タウンゼント) 代表作 『ミーン・マシーン』
ネモ: 潜水艦の艦長。小説『海底二万哩』の主人公。(ナセールディン・シャー) インドの俳優。

M (モリアーティ)/ファントム: 超人同盟を結成させた謎の存在。
小説『シャーロック・ホームズ』ホームズの宿敵。/『オペラ座の怪人』の主人公。(リチャード・ロクスバーグ) 代表作 『ムーラン・ルージュ』




【起】
19世紀末、世界は新しい武器を使った戦争の危機を迎えようとしていた。イギリスでは、人々の見たことのない最新兵器(戦車)が街を襲う。兵士たちを指揮する仮面の男、ファントムは、イギリスとドイツ両国に攻撃をしかけ、世界大戦を誘発しようとしていた。

アフリカ。大英帝国からの使者がアラン・クォーターメインを訪ねる。彼は世界をまたにかけた冒険家だったが、今は隠居生活を送っていた。使者は戦争の危機を救うため、アランにチームの指揮をとってほしいと依頼しに来たのだ。依頼を断るアランだったが、アランを狙ったファントムの部下達の攻撃に遭い、やむを得ず依頼を受けることにする。

イギリス。アランは地下の隠れ家に案内され、Mと名乗る謎の男と会う。戦争を回避するための極秘会議がベニスで行われるが、世界大戦をもくろむ武器商人ファントムに狙われていると言うのだ。Mは6人の超人同盟メンバーを集めていた。海賊のネモ船長、透明人間のロドニー・スキナー、科学者のミナ・ハーカーがこの場に集まっていた。一同は残り2人の仲間をスカウトしに行く。その後を、正体不明の男が尾行していた。

一同は不老不死の伯爵、ドリアン・グレイをスカウトする。その時、ファントムと部下が部屋を取り囲む。しかしアランたちを尾行していた男が隙を作り、超人同盟は部下達を撃退する。ミナが半吸血鬼であることも判明した。尾行していた男は、アメリカの諜報部員トム・ソーヤー。アランはトムをチームに引き入れる。

最後の1人は2つの人格を持つ医師・ジキル博士だ。アランとトムは、凶暴なハイドに変身したジキル博士を捕まえる。人殺しの罪への恩赦を条件に、ジキル博士はチームへの協力を受け入れる。

メンバーがそろい、超人同盟はネモ船長のノーチラス号でベニスに向かう。

【承】
ファントムは街の下に爆弾を仕掛ける気のようだ。船内で妨害工作が行われていた。裏切り者がいるらしい。超人同盟のメンバー達は、お互いを完全に信頼してはいなかった。

アランはトムに引退したいきさつを語る。アランは息子を作戦に連れて行き、亡くしていた。アランは息子ほどの年のトムに、射撃を教えることにする。

ドリアンは自分の不老不死の秘密が、自分の代わりに年を取っていく肖像画にあることをミナに明かす。かつて恋人だった2人は口づけを交わす。それを盗み見ていたジキル博士は、ハイドに変身する誘惑をこらえていた。ふと薬箱を見ると、ハイドに変身する薬が1本盗まれていた。一同はスキナーを疑う。

ノーチラス号はベニスに到着した。早く爆弾を見つけなければならないが、スキナーの姿がない。その時、爆弾が爆発、街がドミノ倒しのように崩壊し始める。ジキル博士はハイドに変身するのを恐れ、戦いに参加できない。一同は崩壊を止めるため車で先回りしようとするが、ファントムの部下に襲われる。各人分かれて戦い、ファントムを見つけたアランは彼の後を追う。車に残ったトムの合図でネモ船長が建物を狙い撃ち、街の崩壊は食い止められた。

ファントムと一騎打ちしたアランは、仮面の下にある顔がMであることに気づく。ノーチラス号では、先に戻ってきたドリアンが副艦長を撃つ。彼が裏切り者だったのだ。ドリアンは潜水艇を切り離し、Mと合流するため逃げ出した。

Mとドリアンからのメッセージレコードが残されていた。Mの真の目的は、世界大戦のために超人たちの能力を盗むことにあった。ドリアンは各人の血や薬を盗んでいたのだ。ドリアンの仕掛けた爆弾で船が沈み始める。ハイドはジキル博士に「変身して皆を助けろ」と説得する。ジキル博士はハイドに変身し、そのパワーで排水弁を開く。船は沈没を免れた。

【転】
ノーチラス号に通信が入る。スキナーがドリアンの乗った潜水艇に忍び込んでいたのだ。居場所を突き止めた一同は、極寒の地に到着した。そこにはMの別荘があった。超人同盟は洞窟でスキナーと合流する。別荘内では科学者たちが無理やり働かされ、無数の殺人兵器や超人同盟の特殊能力を悪用した薬が作られていた。ネモ船長とハイドが人質と科学者達の救出、アランとトムがMの元へ、ミナはドリアンへの復讐を誓う。作戦開始だ。

秘密の肖像画をMから受け取ったドリアンは、Mの元を去ろうとする。

スキナーが爆弾を仕掛けていく。人質を助け出したが、侵入者がいることがばれてしまった。自室で仮面を手にしたMに、アランは銃を突きつける。アランはMの正体が名探偵ホームズの天敵「モリアーティ教授」だと見抜いていた。しかし後ろから部下の攻撃を受けてしまう。M=モリアーティは超人能力の薬を持って逃げだした。

ミナはドリアンに戦いを挑むが、剣で刺されてしまう。しかし油断したドリアンが剣を抜いたため、ミナは息を吹き返し、ドリアンに肖像画をつきつける。自分の肖像画を見てしまったドリアンは、肖像画に命を吸い取られ滅びた。

アランとトムはモリアーティの後を追うが、トムが透明人間化したモリアーティの部下に捕まってしまう。

モリアーティの部下がハイド化する薬を飲みほした。ネモ船長とハイドは怪物化した部下と戦うが、薬が切れ、ハイドがジキル博士に戻ってしまう。小部屋に逃げ込んだ2人を怪物が襲う。

【結】
アランはモリアーティを追い詰めた。その時爆弾が作動、怪物化した部下は岩の下敷きになった。トムと透明人間の姿を見て勝ち誇ったモリアーティが、仮面を振りかざす。そこに映った2人の姿を見て、アランは振り返り透明人間を撃つ。そのかわり、アランはモリアーティに刺されてしまった。モリアーティは薬を持って別荘から逃げていった。

アランがモリアーティをライフルで狙うが、眼鏡が壊れていてよく見えない。アランはライフルをトムに託す。アランの助言通り、トムはモリアーティを撃ち抜いた。モリアーティは死に、薬は川の底に沈んだ。喜ぶトムが振り返ると、アランは瀕死の状態だった。アランはトムに看取られ息絶える。

超人同盟はアランの遺体をアフリカに埋葬した。かつてアランは祈祷師に「アフリカはアランを死なせない」というまじないをかけてもらっていたのだ。超人同盟はネモ船長の導きで行動を共にすることにする。最後まで墓の前にいたトムも、ライフルを墓前に置き去って行った。

祈祷師がアランの墓前でまじないの踊りを踊る。すると空は荒れ、アランの墓が震えだした……。

The End_MIHOシネマ

この作品は主演のショーン・コネリーと監督のスティーブン・ノリントンが作品の方向性を巡って対立してしまい、事実上のショーン・コネリー引退作となり、スティーブン・ノリントンにとっても監督引退に追い込まれるという悲劇の作品となってしまいました。

みんなの評価 3.2/5.0

最高 (^0^)

古今東西寓話のヒーロー達集結して敵を倒す世界最高のストーリー。
真っ白ノーチラス号めちゃくちゃかっこいい

最低 ( ` 3´)

アメコミ原作だから仕方ないけど、
なんだかストーリーがいろいろと端折りすぎてて
意味がわからないうちにストーリーが進んでいく感じ。




灰とダイヤモンド アンジェイ・ワイダ 投稿日: 2024年03月24日 20:48:14 No.1193 【返信】




灰とダイヤモンド(原題: Popiół i diament 波国) 1958年 全世界年間興行収入ランキング26 ランク外

第二次世界大戦末期、ポーランド。反ソ派テロリストのマチェックは、ソ連から来た共産地区委員長暗殺の指令を受ける。しかし、誤って別の男二人を殺してしまう・・・・・・

監督 アンジェイ・ワイダ 代表作 『世代』『地下水道』『鉄の男』
脚本 アンジェイ・ワイダ、イェジ・アンジェイェフスキー
音楽 フィリップ・ノヴァク、ボーダン・ビエンコフスキー
主演 ズビグニエフ・チブルスキー(マチェク) 代表作 『』
原作 イェジ・アンジェイェフスキー 『灰とダイヤモンド』

上映時間 103分


登場人物

マチェク・ヘウミツキ: ロンドン亡命政府系の暗殺者。

ステファン・シュツーカ: ポーランド労働者党県委員会書記。(ヴァーツラフ・ザストルジンスキ)

クリスティーナ: ホテルのバーのウェイトレス。(エヴァ・クジジェフスカ)



【起】
1945年5月8日。ドイツ軍が連合軍に降伏した日です。郊外の長閑な田舎道。2人の男・マチェクとアンドルゼイが草むらに横たわっています。やがて見張りの知らせを受けて彼らは起き上がり、機銃を構えると、道を走ってきたジープに向かって発砲。乗っていた男たちを皆殺しにします。首尾よく暗殺を終えた彼らはそのまま逃げ出し、町のホテルへ。機嫌よくバーで酒を飲み始めますが、やがて太った男がホテルへ入ってくるのに気づきます。フロントで彼の名前と身分を知ると、マチェクは顔色を変えます。彼らが狙っていたのはその男、ソビエトから帰国したシュツーカ共産党地区委員長だったからです。

【承】
ワルシャワ反乱の生き残りであるマチェクたちはボーランドのレジスタンスを見捨てたソ連に対してこの上ない憎悪を抱いていました。その手先であるシュツーカも殺されて当然なのです。暗殺に失敗した事を知ったマチェクはシュツーカの隣に部屋を取ります。ホテルではシュツーカの帰国を祝うパーティが町長の主催で行われることに。ナチスが降伏したこともあって出席者は羽目をはずして馬鹿騒ぎです。暗殺の機会を待ちながら、マチェクはバーの給仕女クリスティーナと密かに逢引し、廃墟となった教会で戦争中の思い出を語り合います。

【転】
やがてシュツーカは、マチェクと同様に反ソビエト運動家である息子に会うために外出。マチェクはその後を追って外へ。シュツーカより前に歩くことになり、マチェクは懐からピストルを取り出すと振り向き、そのまま弾を何発もシュツーカに撃ちこみます。虫の息となったシュツーカはマチェクに向かって倒れ込み、その腕に抱かれて死を迎えるのです。

【結】
ホテルに戻ったマチェクは血で汚れた体と服を洗い、クリスティーナと顔を合わせた後、再び外へ。そのまま逃げおおせるはずが、保安隊とぶつかって不審な行動を取ったため、彼らに追われる羽目になります。洗濯物の白いシーツが翻る空き地に逃げ込んだマチェクですが、その時はすでに保安隊の撃った弾が体に命中していました。シーツを血で染めた後、マチェクは傷を押さえながら広いゴミ溜めにやってきます。そしてそこで力尽き、苦しみながら死んでゆくのです。

The End_映画ウォッチ

第20回ヴェネツィア国際映画祭 国際映画批評家連盟賞 受賞

みんなの評価 3.9/5.0

最高 (^0^)

この映画をソ連統治下に公開までこぎつけた事に敬服する。
本当に凄い映画だった。

最低 ( ` 3´)

これってもしかしてかなり鑑賞難易度高め…?
なんか集中力続かなかったんだよな…
アンジェイワイダさんの映画は慣れる必要がありそうだな。
パゾリーニの映画観た時と同じ感覚。上級者向けなのかもしれない。




戦場のピアニスト ロマン・ポランスキー 投稿日: 2024年03月17日 17:24:57 No.1191 【返信】




戦場のピアニスト(原題: The Pianist 仏・独・波・英合作) 2002年 全世界年間興行収入ランキング39位

1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻したとき、シュピルマンはワルシャワの放送局で演奏するピアニストだった。ワルシャワ陥落後、ユダヤ人はゲットーに移住させられ、飢えや無差別殺人に脅える日々を強いられる。やがて何十万ものユダヤ人が強制収容所へ移されるなか、シュピルマンは奇跡的に死を免れ、ワルシャワ蜂起を目撃する。必死に身を隠し、ただ、生き延びることだけを考えるシュピルマン。だが、ある晩彼は遂にひとりのドイツ人将校に見つかってしまう・・・・・・実話を元に映画化

監督 ロマン・ポランスキー 代表作 『ローズマリーの赤ちゃん』『チャイナタウン』『ゴーストライター』
脚本 ロナルド・ハーウッド、ロマン・ポランスキー
音楽 ヴォイチェフ・キラール 代表作 『死と処女』『ある貴婦人の肖像』『トゥルーマン・ショー』
主演 エイドリアン・ブロディ(ウェイディク) 代表作 『シン・レッド・ライン』『ミッドナイト・イン・パリ』『ブロンド』
原作 ウワディスワフ・シュピルマン 『ある都市の死』 邦題 『ザ・ピアニスト―廃墟ワルシャワからの奇跡の生還』

上映時間 150分


登場人物

ウワディスワフ・シュピルマン: ユダヤ系ポーランド人のピアニスト。通称 "ウェイディク"。

ヘンリク: ウェイディクの弟。(エド・ストッパード) 代表作 『ザ・プリンセス』

ユーレク: ウェイディクの友人。(ミハウ・ジェブロフスキー) 代表作 『バトル・オブ・ヒーロー』
ドロタ: ユーレクの妹。(エミリア・フォックス) 代表作 『フローズン・タイム』『人生は、奇跡の詩』『フラッシュバック』

ヤニナ: ポーランド人歌手。(ルース・プラット) 代表作 『デビルズ・ストーム 』

ヴィルム・ホーゼンフェルト: ドイツ陸軍の大尉。(トーマス・クレッチマン) 代表作 『スターリングラード』『U-571』『ヒトラー 〜最期の12日間〜』





【起】
第二次世界大戦中のポーランド。ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンは、ラジオ局で演奏を録音していた。しかしその途中で爆撃が建物を襲う。シュピルマンは逃げる途中で、友人ユーレクの妹ドロタと知りあう。

イギリスとフランスがドイツに宣戦布告し、シュピルマンと家族は、もうポーランドは安泰だと喜ぶ。しかしその希望も空しく、ポーランドはドイツ軍に占領されてしまう。

シュピルマンの家には金がなくなってきており、シュピルマンはピアノを売らざるを得なくなる。また、ドイツ軍の勅令により、ポーランドでユダヤ人に対する差別が広がってきていた。ユダヤ人にダビデの星の腕章をつけることなどが義務化され、ユダヤ人への圧政はどんどんひどくなっていく。ついにワルシャワ市内のすべてのユダヤ人が、狭いユダヤ人居住区(ゲットー)に移住しなければならなくなってしまう。

ユダヤ人達がゲットーに移動していく列を、ドロタが眺めていた。シュピルマンに一目逢えればと思ったのだ。2人は別れを告げ、ユダヤ人居住区には壁が築かれた。

【承】
シュピルマンは非ユダヤ人向けのレストランでピアノを弾く仕事を得る。一方シュピルマンの弟ヘンリクは、今の状態に怒りを募らせていた。毎日大した理由もなくユダヤ人が殺されていく。ついにヘンリクは、反政府活動で逮捕されてしまった。シュピルマンはユダヤ人警察のへラーに頼み込んで、弟を解放してもらった。ヘンリクは情報を得てきていた。ドイツ人のために働いているという証明書がなければ即強制収容所送りだと言うのだ。シュピルマンは父の雇用証明書を得るために奔走する。

家族全員の証明書が取れ、ほっとしたのも束の間、またしても移動の命令が出された。皆強制収容所送りになるのだ。ユダヤ人達が強制収容所行きの列車へ乗せられる中、ユダヤ人警察のヘラーがシュピルマンを助け出す。家族はみな列車に乗せられ、シュピルマンだけが取り残されてしまった。

シュピルマンはゲットー内で、力のいらない仕事を回してもらいながら生き延びていた。やがてゲットー内で武装蜂起のムードが漂い始め、シュピルマンはゲットーを脱出する。

【転】
シュピルマンは知り合いのポーランド人歌手のヤニナに手引きしてもらい、ゲットーのそばにあるアパートの1室に隠れ住む。しかし隣人にばれてしまい、逃げざるを得なくなる。緊急時用にと渡されていた連絡先を訪ねると、なんとその相手はドロタだった。ドロタは別の男性と結婚し、夫と共に反政府活動を行っていた。ドロタと夫はシュピルマンに隠れ家を用意する。

ゲットーで武装蜂起がおこった。しかしドイツ軍に制圧され、多くのユダヤ人が殺される。

シュピルマンは隠れ家で生き延びていたが、だんだん食料の供給が滞ってくる。食料を届けてくれるはずだった人物が、ドロタ達から受け取った金を着服していたのだ。栄養失調で黄疸になったシュピルマンだったが、ドロタ達のおかげで一命をとりとめる。

ワルシャワ蜂起がおこり、ドイツ軍がワルシャワを攻撃。シュピルマンの隠れ家もドイツ軍に爆破されてしまう。廃墟となった街で、シュピルマンは無人となったある家に忍び込む。空腹の中缶詰を発見するが、缶切りがなく開けることができない。その音に気づき、ドイツ軍の将校・ホーゼンフェルト大尉に見つかってしまう。この家は、ドイツ軍が拠点として使うことになったのだ。

シュピルマンがピアニストだと知ったホーゼンフェルト大尉は、近くにあったピアノで彼に1曲弾かせてみる。シュピルマンの演奏に心を動かされたホーゼンフェルト大尉は、シュピルマンを屋根裏にかくまい、食料を差し入れるようになる。

【結】
ホーゼンフェルト大尉とドイツ軍は、街から撤退することになった。ホーゼンフェルト大尉はシュピルマンに最後の食料と自分のコートを渡し、去って行った。

街にソ連軍がやってきた。シュピルマンはドイツ軍のコートを着ていたため銃を向けられる。しかしポーランド人であることがわかり事なきを得る。ドイツが敗れ、戦争は終わったのだ。

ユダヤ人達は強制収容所から解放された。シュピルマンの友人のユダヤ人バイオリニストが、捕えられたドイツ軍の集団を見かけ、罵声を浴びせる。すると彼が音楽家だと知ったホーゼンフェルト大尉が声をかけてきた。「自分はシュピルマンというピアニストの命を救った。彼に自分を助けてほしいと伝言してくれ」と。しかし立ち話をしているのが見つかってしまい、友人は彼の名までは聞くことができなかった。

シュピルマンはその話を聞く。しかしシュピルマンにも彼の名はわからず、ホーゼンフェルト大尉はそのまま戦犯捕虜収容所で亡くなった。戦後、シュピルマンは再びピアニストとして活動を再開する。

The End_MIHOシネマ

第75回アカデミー賞 監督賞、主演男優賞、脚色賞 受賞


みんなの評価 3.9/5.0

最高 (^0^)

これを見ずには死ねなかった。この年で、わりかし若いうちに出会えて心の底からよかった。
鑑賞後の思いはまずそこに集約していった。

最低 ( ` 3´)

名作なのは知ってたけど初めて観た
ユダヤ人迫害は教科書でしか見たり読んだ事がなかったけど実際に映像で見ると映画とはいえ終始きつかった
平和な時代に生まれてよかった




キャリー (1976) ブライアン・デ・パルマ 投稿日: 2024年03月10日 18:25:53 No.1189 【返信】




キャリー (原題: Carrie 米国) 1976年 全米年間興行収入ランキング14位

冴えない容姿とおどおどした態度でいじめられている少女・キャリー。彼女は極度に興奮すると発動する超能力の持ち主だった。学校のプロム開催直前、友人のスーは彼女への嫌がらせを反省し、ボーイフレンドのトミーに彼女を誘うようお願いするのだが・・・・・・

監督 ブライアン・デ・パルマ 代表作 『殺しのドレス』『スカーフェイス』『ミッション:インポッシブル』
脚本 ローレンス・D・コーエン 代表作 『IT イット』
音楽 ピノ・ドナッジオ 代表作 『殺しのドレス』『ミッドナイトクロス』『レイジング・ケイン』
主演 シシー・スペイセク(キャリー) 代表作 『歌え!ロレッタ愛のために』『ミッシング』『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』
原作 スティーブン・キング 『キャリー』

上映時間 98分


登場人物

キャリー・ホワイト: ベイツ・ハイスクールに通う気弱で内気な女子高生。

マーガレット・ホワイト: キャリーの母親。(パイパー・ローリー) 代表作 『雪原の追跡』『ハスラー(1961)』『アザー・ピープルズ・マネー』

コリンズ: キャリーの担任で体育教師。(ベティ・バックリー) 代表作 『私の中のもうひとりの私』『スプリット』

スー・スネル: キャリーのクラスメイト。(エイミー・アーヴィング) 代表作 『フューリー(1978)』『愛のイエントル』『トラフィック』
トミー・ロス: スーのボーイフレンド。(ウィリアム・カット) 代表作 『ビッグ・ウェンズデー』
クリス・ハーゲンセン: キャリーのクラスメイト。(ナンシー・アレン) 代表作 『殺しのドレス』『ミッドナイトクロス』『ロボコップ シリーズ』
ビリー・ノーラン: クリスのボーイフレンド。(ジョン・トラボルタ) 代表作 『サタデー・ナイト・フィーバー』『パルプ・フィクション』『フェイス/オフ』



【起】
ベイツ・ハイスクールに通う女子高生・キャリーは、気弱で内気な性格と冴えない容姿から、いつもクラスメイトたちからいじめを受けていた。

【承】
ある日の体育の授業後、彼女はシャワーを浴びている最中に初潮を経験し、狂信的なキリスト教信者である母・マーガレットからは月経についての話を聞かされていなかったためにパニックを起こす。そして、それを見たクラスメイトたちはキャリーをはやし立て、ナプキンを彼女に投げつける。その場は担任の女性体育教師・コリンズが収拾をつけるが、後日、コリンズはキャリーをいじめたクラスメイトたちを体育館に呼び出し、「毎日居残りで体育授業、それが嫌ならプロムパーティーの参加禁止」との課題を突きつける。渋々同意する彼女たちだったが、その中の一人であるクリスは過酷な授業に耐えかね逃げ出す。

その後、キャリーをいじめた罪滅ぼしとして、スーは恋人であるトミーに、キャリーをプロムパーティーに呼び出すように頼む。図書館でトミーの誘いを受けたキャリーは、当初からかわれたと思い込み逃げ去るが、トミーはめげずにキャリーの家まで訪ね、彼女をパーティーに誘う。そして怯えながらもキャリーは遂にトミーの誘いを受ける。

一方、キャリーのせいで自分がパーティーに出られないと逆恨みするクリスは、恋人のビリーと共に恐ろしい悪戯を計画する。彼らは養豚場で豚を屠殺し、その血を抜き取って立ち去る。

【転】
プロムパーティー当日。母親の反対を押し切り、自作のドレスでやってきたキャリー。喜びと不安の気持ちが入り混じる彼女を、トミーは優しく励ます。自分に自信を持ったキャリーとトミーは、パーティーのベストカップルに選ばれた。今までに無い幸せを感じながら、ゆっくりとステージ上に上る二人。この栄光の瞬間をクリスは待っていた。天井に吊るされたバケツから大量の血がキャリーに降り注がれたうえにトミーの頭上にバケツが落下、トミーは舞台上で失神する。その場に居た生徒たちだけではなく信頼していた先生からも嘲笑されたと思ったキャリーは、悲しみと怒りの極限となり、秘めていた超能力を解放し、これまでいじめていたクラスメイト達を含むプロムの参加者の大多数を会場に閉じ込め虐殺、破壊と恐怖をもたらす。そんな中、惨劇の一部始終を目の当たりにしたクリスとビリーは恐怖で狂乱しながらも、プロム会場から逃げ出したキャリーを殺そうと自動車を使って体当たりを強行するが、返り討ちに遭い死亡する。自宅に戻り、キャリーを“汚れた娘”としての罪を贖うため殺害しようとしたマーガレットを惨殺した後、自分もろとも超能力で家屋を崩壊させる。

【結】
後日、生き残ったスーは、キャリーの自宅跡地に出向く。スーが花を手向け弔おうとしたとき、突如地面から手が伸びて彼女の腕を掴む。そんな夢からパニックを起こしながら目覚めたスーは、なだめようとする母親の腕の中で泣き叫ぶのであった。

The End_Wikipedia


みんなの評価 3.6/5.0

最高 (^0^)

途中までほぼホラー要素無しで進んでいくのがより後半の恐ろしさを引き立たせる。
キャリーに優しくしていた人々までもが...というのが本当に救いようが無い。
ラストも決して美談のように終わらせないところが芯が通っていて素晴らしい。
あのラスト+シシー・スペイセクの演技+覚醒後の惨劇シーンの迫力で☆5つ。

最低 ( ` 3´)

別におもんなくはないけど、2回目観るかと言われると観ないかなあという感じ
おすすめではない。怖くはない。意味不明




湿地 バルタザール・コルマウクル 投稿日: 2024年03月03日 19:53:07 No.1186 【返信】




湿地(原題: Myrin 氷・独・丁国合作) 2006年 全世界年間興行収入ランキング100 ランク外

10月のアイスランド・レイキャヴィク。北の湿地にあるアパートで老人の死体が発見された。
エーレンデュル警部が現場に向かうと、強盗の痕跡は無く、顔見知りの人物による突発的な殺人事件と見られた。
しかし現場に残された3つのメッセージを元に捜査を進める内に、次第に明らかになる老人の隠された過去。
それは、小さな町中を巻き込む一大スキャンダルと、ある一族が抱える哀しくも怖ろしい運命に辿り着くのだった・・・・・・

監督 バルタザール・コルマウクル 代表作 『101レイキャヴィーク』『ザ・ディープ』『エベレスト 3D』
脚本 バルタザール・コルマウクル 
音楽 ムギソン
主演 イングヴァール・E・シーグルソン(エーレンデュル) 代表作 『馬々と人間たち』『エベレスト 3D』『LAMB ラム』
原作 アーナルデュル・インドリダソン 『湿地』 「このミステリーがすごい!」選出。世界的傑作ベストセラー

上映時間 93分


登場人物

エーレンデュル: レイキャヴィク警察の犯罪捜査官。

エヴァ: エーレンデュルの娘。(オーグスタ・エヴァ・アーレンドスドーティル)

オルン: 遺伝子研究所に勤める研究員。(アトゥリ・ラフン・シーグルスソン)

ルーナル: レイキャヴィク警察の元巡査部長。(テオドール・ユーリウソン)


【起】
沼地に暮らしているトラック運転手・ホルベルクが遺体となって発見される。ホルベルクに家族はおらず、妹は6歳で亡くなっていた。エーレンデュル警部はホルベルクの家を確認し、机に隠されていた写真を見つける。写真には墓標が写っており、ウイドルという名が読み取れた。

エヴァは父のエーレンデュルに会いに行った。目的は中絶費用を貰うことだった。エヴァは特定の家に暮らしておらず、転々としていた。エーレンデュルは何があったのか詳しく話を聞こうとするが、拒まれてしまう。エヴァは怒って立ち去った。

ウイドルは1974年に、悪性の脳腫瘍によって4歳で亡くなっていた。母親の名前はコルブルンで、自殺していた。父親の名前は分からず、唯一の近親者は伯母のエーリンだけだった。エーレンデュルはエーリンに会いに行った。だが、エーリンは警察とホルベルクに激しい憎しみを抱いており、詳しい話を聞くことはできなかった。そこで、エーリンが名前を口にした、元巡査部長のルーナルに話を聞きに行くことにした。

コルブルンはホルベルクを強姦罪で告訴しようとしていた。しかし、ルーナルはコルブルンが男に言い寄ったとして、事件を揉み消していた。エーレンデュルはルーナルの行いを非難し、エーリンの元に戻って詳しい話を聞いた。

ホルベルクは仲間のグレータルとエットリデに偽証させ、ウイドルを認知しなかった。偽証の内容は、コルブルンが米軍基地で売春していたというものだった。コルブルンはアイスランドの恥だと罵られ、家に引きこもった。

【承】
エーレンデュルが家に帰ると、玄関先でエヴァが眠っていた。エーレンデュルはエヴァを抱え、家の中で寝かせた。次の日、目を覚ましたエヴァは、子供を産む決意をする。住む家が見つかるまで、置いて欲しいと父に頼んだ。エーレンデュルは好きなだけいれば良いと承諾の言葉を口にした。

エットリデは刑務所に収監中であったが、ホルベルクが殺害されたときは帰宅許可が出ていて刑務所の外にいた。エーレンデュルはシザルデュル刑事と共に面会に行き、事件のことやグレータルについて質問した。グレータルは1970年代初めから行方不明で、所在が分からなかった。エットリデは何も話そうとはしなかったが、エーレンデュルは彼の口ぶりからレイプの被害者がコルブルンの他にもいることに気づく。

エットリデに呼ばれ、エーレンデュルは再び彼に会った。エットリデはコルブルンのことを知らず、グリンダヴィクに暮らす女性を襲ったことを話した。グレータルはそのとき写真を撮っていた。エーレンデュルがグレータルの所在を尋ねると、ルーナルに聞くよう言われる。

【転】
エーレンデュルはグレータルの母に会い、グレータルの失踪事件の担当刑事がルーナルであることを知る。ルーナルは捜索を早く終わらせようとしていた。エーレンデュルがルーナルを怪しむ中、ホルベルクの解剖結果が出る。ホルベルクの脳には良性の腫瘍があった。エーレンデュルはウイドルがホルベルクの子供か調べるため、墓を掘り起こした。

グリンダヴィクに暮らす女性は166名もいた。シザルデュルとエリンボルク刑事は家を訪ねて回り、レイプ被害者がいないか確認した。その中で1人、話を聞いたときに酷く動揺した老齢の女性がいた。

ウイドルの遺体に脳はなく、死因を特定することができなかった。腫瘍を調べるために、脳が取り出された可能性があった。エーレンデュルは収集した臓器の管理を行っている研究員のオルンに話を聞いた。オルンはウイドルのことを覚えており、遺伝病の1つである神経線維腫症によって亡くなったことを話した。

エーレンデュルが家に帰ると、エヴァの姿がなかった。そんな時、エヴァを探して2人組の男が訪ねてくる。エヴァのことを売春婦と貶したため、怒ったエーレンデュルは男達を追い返した。エーレンデュルは情報屋を使い、エヴァを見つけ出した。その時、エットリデが脱獄したことを教えられる。

【結】
ホルベルクの家の床下からグレータルの遺体が発見される。遺体の傍には写真のネガがあった。それを見たエリンボルクは、聞き込みに行ったときに酷く動揺した老齢の女性が被害女性だと気づく。一方、シザルデュルがルーナルの家を張り込んでいると、エットリデが現れルーナルを殺そうとした。シザルデュルはエットリデの犯行を止めた。エットリデは逃亡を図るが、警察に捕まってしまう。

老齢の女性はオルンの母で、レイプではなくホルベルクと浮気をしていた。グレータルは情事の写真をこっそり撮り、オルンの両親を脅していた。ルーナルが陰でホルベルク達3人を操っていることは周知の事実だったため、警察に通報することはできなかった。連絡役のグレータルは増長し、ホルベルク達に疎まれた。そして、殺されてしまったのだった。

オルンの娘は、神経線維腫症を患って亡くなっていた。オルンは娘が神経線維腫症を発症したことに疑問を抱き、調査を行った。そして、ホルベルクが自分の父で、母と浮気していたことを知ってしまったのだった。オルンはホルベルクに会いに行き、口論になった。咄嗟に近くにあった灰皿を使い、ホルベルクを殴打して殺害した。

オルンが死体安置所に侵入し、ウイドルの遺体を盗み出した。エーレンデュルはエーリンから連絡をもらい、オルンがやってきたことを教えられる。オルンは墓地に向かい、ウイドルを埋葬しようとしていた。エーレンデュルはオルンに、ウイドルの脳が入った瓶を渡した。オルンはウイドルの棺の中に脳が入った瓶を入れると、エーレンデュルの制止を聞かずに銃で自殺した。

The End_MIHOシネマ


みんなの評価 3.1/5.0

最高 (^0^)

なんというむごい物語だろう。
今まで観た北欧ミステリ映画の中でダントツかもしれない。

最低 ( ` 3´)

めっちゃ北欧ミステリーっぽい、じめっとした暗〜い話だったけど、すごく既視感がありました。
つまらないわけではないけど、わざわざ観なくても良いかも、って言う感じでした。




ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス ベルゲンディ・ピーテル 投稿日: 2024年02月18日 19:29:36 No.1183 【返信】




ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス(原題: Post Mortem 洪国) 2020年 全世界年間興行収入ランキング50 ランク外

第1次世界大戦後のハンガリー。戦争から瀕死の重傷を負って帰還した元兵士のトーマスは、死者と遺族の最後の写真を撮る遺体写真家として生計を立てている。彼は仕事の依頼を受け、戦争とスペイン風邪で大量の犠牲者が出た村を訪れるが、そこは死者が悪霊となって棲みつく呪われた村だった。トーマスは村の少女アナと協力しながら、霊を写真に捉えることでその秘密を紐解いていく。そんなトーマスたちに、悪霊たちが容赦なく襲い掛かる……

監督 ベルゲンディ・ピーテル 
脚本 ザンカイ・ピロシュ
音楽 パチャイ・アッティラ
主演 クレム・ヴィクトル(トーマス)


上映時間 116分


登場人物

トーマス: ドイツ人の元兵士。遺体写真家。

アナ: 村の少女。(ハイス・フルジナ)

マルチャ: 村の教師。(シェル・ユーディト)

イムレ: トーマスに遺体写真を依頼した村人。(アンガー・ジョルト)



【起】
1918年、第一次世界大戦末期の戦場で、ドイツ人兵士トーマスは瀕死の重傷を負って臨死体験をする。それから半年後、死を悼む遺族のために遺体を撮影する「遺体写真家」として働いていたトーマスは、戦場での臨死体験中に見た少女とそっくりな10歳の少女アナと出会う。

【承】
彼女の故郷の村は戦争とスペイン風邪で多くの村人が亡くなったが、地面が凍っているため埋葬もできない状態なのだという。アナだけでなく、彼女と同じ村からやってきたイムレにも依頼され、トーマスはその村で遺体写真を撮ることになる。村で遺体写真家としての仕事を次々とこなす中で、数々の奇怪な出来事に遭遇したトーマスは、それが村中にのさばる悪霊たちによるものであることに気づく。

恐怖心から村を逃げ出したトーマスだったが、運命的な出会いをしたアナのために村に戻る。そして、遺体に関する知識と写真技術を駆使し、アナや地元の教師であるマルチャらの協力の下、悪霊たちの狙いが何かを突き止めようとする。トーマスとアナは悪霊たちの望みが放置されたままの遺体を埋葬することであると気づくが、暴走した悪霊たちは村人たちを次々と襲い始め、イムレも犠牲になる。

そんな中、アナの唯一の肉親である伯母が悪霊に取り憑かれて死を迎えようとする。悪霊があの世に行くには死にかけの人が必要で、悪霊たちを一緒に連れて行こうとしていると気づいたトーマスは、悪霊が集まる遺体を彼女の周囲に集めさせる。すると、彼女の家ごと地中に沈み始める。トーマスは伯母の道連れにされかかっていたアナを何とか救出して家の外に出すことに成功するが、自分はそのまま家に閉じ込められる。地中に沈み続ける家は漏れ出した水で没し始める。

【転】
一方、悪霊が暴れ出したのはよそ者のトーマスのせいであると考えた村人の1人が沈む家に火をつける。トーマスは水没する家から何とかして脱出しようとするが、悪霊に取り憑かれた伯母に妨害され、水中で仮死状態となって臨死体験をすることになる。そのトーマスを屋根から家に入ったマルチャが救出する。仮死状態のトーマスはアナの必死の呼びかけで息を吹き返す。家は燃えながら沈み続け、悪霊たちは消え去る。

【結】
トーマスはマルチャに別れを告げ、家族を亡くしたアナとともに村を後にする。しばらくして2人は道端に牛の死体を見つける。そこから見える村からは悪霊たちの声が聞こえ、2人はその村に向かうことにする。

The End_Wikipedia


みんなの評価 3.1/5.0

最高 (^0^)

ハンガリーホラーという時点で期待値が高いじゃん、それを全然裏切らないどころか、さらに濃くて観たことない世界観でぶん殴ってくれる。
最高

最低 ( ` 3´)

謎解きがやりたいのか、悪霊退治がやりたいのか、バディ物がやりたいのか…全方位的に中途半端な内容が正直退屈…

結局、何が言いたくて何がやりたいのかサッパリ分からなかった…




ロボコップ (2014) ジョゼ・パジーリャ 投稿日: 2024年02月11日 19:04:11 No.1179 【返信】




ロボコップ(原題: RoboCop 米国) 2014年 全世界年間興行収入ランキング37位

2028年のデトロイト。事故で重傷を負った勤勉な警官マーフィは、ロボット技術を駆使した手術を受け、驚異的な捜査能力を持つロボコップとして復活する。だがその背後には、彼を復帰させた巨大企業の陰謀が渦巻いていた……1987年に公開された『ロボコップ』のリメイクかつリブート作品。

監督 ジョゼ・パジーリャ 代表作 『エリート・スクワッド シリーズ』『エンテベ空港の7日間』
脚本 ジョシュア・ゼトゥマー 代表作 『パトリオット・デイ』
音楽 ペドロ・ブロンフマン 代表作 『エリート・スクワッド シリーズ』
主演 ジョエル・キナマン(アレックス) 代表作 『ラン・オールナイト』『スーサイド・スクワッド シリーズ』『サイレント・ナイト』


上映時間 117分


登場人物

アレクサンダー(アレックス)・マーフィ: サイボーグ化された元デトロイト市警察潜入捜査官。通称 "ロボコップ"。

クララ・マーフィ: アレックスの妻。(アビー・コーニッシュ) 代表作 『リミットレス』『ブレイン・ゲーム』『スリー・ビルボード』
デイビッド・マーフィ: アレックスの息子。(ジョン・ポール・ラッタン)

ジャック・ルイス: 潜入捜査官でアレックスの相棒。(マイケル・ケネス・ウィリアムズ) 代表作 『オーバードライヴ』『それでも夜は明ける』

デネット・ノートン: ロボット工学博士。(ゲイリー・オールドマン) 代表作 『JFK』『トゥルー・ロマンス』『レオン』

レイモンド・セラーズ: 巨大軍事企業オムニコープ社のCEO。(マイケル・キートン) 代表作 『ビートルジュース』『バットマン シリーズ』『シカゴ7裁判』



【起】
潜入捜査をしていたアレックス。何者かによるタレコミにより、潜入捜査がばれてしまう。捜査中の戦闘で、相棒・ジャックが撃たれてしまう。銃の密輸者に目をつけられたアレックス。車に仕掛けられた爆弾で生死を彷徨う重傷を負ってしまう。

一方、ロボットの実用化を進めているオムニコープ社。世論は反対派に動き、ロボットには心がないことを指摘される。ロボットの実用化を目指すオムニコープ社のCEO・セラーズは、心を持ったロボットを作るため、人とロボットの融合を考え出す。そこで、セラーズは義足や義肢の研究をしているノートン博士に、軍事用のロボットを開発してほしいと持ちかける。最初断るノートンだったが、軍事用でも人の心を持ったロボットであれば、人の判断で死ぬことのない警官が作れると話され、協力するのだった。

ノートンとセラーズは、負傷した警官の中からロボットとの融合が可能なものを探す。そこに、爆発事故で重傷を負ったアレックスが運ばれてくるのだった。苦渋の選択を迫られる妻・クララ。クララは、生き続けてくれるならとアレックスをロボットとして手術する決断をするのだった。
重傷を負ったアレックスは、最初のロボットと人の融合体として生きながらえた。

【承】
目覚めたアレックスは最初、自分の変わり果てた姿に納得できなかった。夢だと思い直すが、ノートン博士の説明で、正気を取り戻す。模擬戦闘でロボットよりも決断が遅れ、敵に対する対処が遅れるアレックス。博士は戦闘モードのアレックスが、ロボットより速く動けるように開発と手術を重ねる。そしてついに、人間の心を持ったロボットが出来上がった。

アレックスが事故に遭ってから4ヶ月が経っていた。アレックスはクララと息子・デイビットと再会する。ロボットの姿のアレックスに少したじろぎながらも、再会を喜ぶ家族。
そして、博士の研究が成功したことで、会社はアレックスの発表をするのだった。発表を目前に控え、ノートン博士はアレックスに数年分の犯罪記録を記憶させる。しかし、爆発事故の映像を見たアレックスに異変が。極度のストレス状態になってしまう。発表が迫っている中、犯罪記録を記憶させることが最優先と急かされるノートン博士。ノートンはオムニコープ社の指針に違和感を覚えながらも、アレックスの感情を極限まで引き下げ、犯罪記録を記憶させるのだった。

【転】
感情がなくなったアレックスは、捜査や犯罪者の逮捕しか頭にない。セラーズはクララやデイビットにアレックスを会わせたら、感づかれてしまうと考え、家族に会わせないようにするのだった。アレックスに会えないクララは、マスコミを利用し、オムニコープ社の異常さを話す。そして、捜査中のアレックスを追い、話しかけるのだった。アレックスは、それでも捜査をやめなかった。

捜査を進めるアレックスだったが、アレックスの脳に異変が現れる。自分の事件があった家へとバイクを走らせるアレックス。過去の映像から事件を追い、クララだけでなく、デイビットも自分の爆発事故の目撃者であることを知るのだった。アレックスは自分の事件を追い始める。しかし、アジトで見たのは警官の指紋のついた銃だった。犯人は警察上層部と癒着していたのだ。それを知ったアレックスは警察署に乗り込む。

【結】
命令に反いたアレックスが邪魔になったオムニコープ社は、アレックスを伝説のヒーローとして殺すことにする。以前から少しずつオムニコープ社の異常さに気づいていたノートンは、アレックスが殺されてしまうと知り、逃すことにするのだった。間一髪でアレックスを逃すノートン。状況を知ったアレックスは、セラーズのもとへバイクを走りらせるのだった。

オムニコープ社の反撃を受け、ボロボロになりながらもセラーズの元に辿り着くアレックス。セラーズと一緒にいたのはクララとデイビットだった。二人を人質に取られながらも、プログラミングされた体ではセラーズを撃てないアレックス。アレックスに手錠をかけられようとした時、プログラミングされたロボットの体は、アレックスの感情によって書き換えられ、アレックスはセラーズを撃つのだった。

The End_MIHOシネマ


みんなの評価 3.2/5.0

最高 (^0^)

役者が豪華で演技も素晴らしい。
・SF考証に隙がない。
・CGIの出来が良い。
・音楽の選曲が良い。
・なによりも家族愛がいい。

最低 ( ` 3´)

余り面白くない。
キャストもグロもストーリーもオリジナルの方が良い。




<< | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | >>


Powered by Rara掲示板
管理者に連絡 | 新着投稿をメールで受け取る | スポンサー募集