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ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション クリストファー・マッカリー 投稿日: 2021年01月17日 19:34:53 No.722 【返信】




ミッション:インポッシブル
/ローグ・ネイション
(原題: Mission: Impossible - Rogue Nation 米国) 2015年 全米年間興行収入ランキング11位

正体不明の多国籍スパイ集団 “シンジケート” をひそかに追っていたIMFエージェントのイーサン・ハントは、ロンドンで敵の手中に落ちてしまう。拘束された彼が意識を取り戻すと、目の前に見知らぬ女性と、3年前に亡くなったはずのエージェントがいた。拷問が開始されようとしたとき、その女性は思わぬ行動に出る・・・

監督 クリストファー・マッカリー 代表作 『誘拐犯』『アウトロー(2012)』
脚本 クリストファー・マッカリー 代表作 『ユージュアル・サスペクツ』『X-メン』『ジャックと天空の巨人』
音楽 ジョー・クレイマー 代表作 『N.Y.犯罪潜入捜査官』『誘拐犯』『アウトロー(2012)』
主演 トム・クルーズ(イーサン) 代表作 『卒業白書』『レインマン』『ザ・エージェント』


上映時間 131分


登場人物

イーサン・ハント: CIAの特殊作戦部 IMF(Impossible Mission Force、不可能作戦部隊)の秘密工作員。

アラン・ハンリー: CIA長官。(アレック・ボールドウィン) 代表作 『ビートルジュース』『マーキュリー・ライジング』『アビエイター』
ウィリアム・ブラント: IMFのエージェント。(ジェレミー・レナー) 代表作 『S.W.A.T.』『28週後...』『ハート・ロッカー』
ベンジー・ダン: IMFのエージェント。(サイモン・ペッグ) 代表作 『ショーン・オブ・ザ・デッド』『スター・トレック シリーズ』『宇宙人ポール』

英国首相: (トム・ホランダー) 代表作 『プライドと偏見』『パイレーツ・オブ・カリビアン シリーズ』『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』

ソロモン・レーン: 秘密組織、シンジケートのボス。(ショーン・ハリス) 代表作 『狼たちの処刑台』『プロメテウス』『NY心霊捜査官』

イルサ・ファウスト: 謎のエージェント。(レベッカ・ファーガソン) 代表作 『グレイテスト・ショーマン』『メン・イン・ブラック:インターナショナル』『ドクター・スリープ』



【起】
イーサン・ハントは、IMF(impossible mission force)のエージェントとして、今まで数多くの達成不可能と思われた任務をこなしてきた実力者です。そんなイーサンとIMFの次のターゲットは、シンジケートと呼ばれる巨大組織です。

シンジケートは、構成メンバーがその他のIMFなど数多くの組織からの行方不明者で構成された組織、という事以外は何も全貌が掴めない謎の組織でした。イーサンは次の動きに関して上から指示を受けるべく、テイラーに隠された秘密の小部屋に入っていきます。そこで渡されたレコード盤で任務内容を確認していると、その録音に”我々がそのシンジケートだ”との独白がありました。

その言葉と共に密閉された部屋に催眠ガスが噴出されます。実はレコード盤は偽物で、イーサンはシンジケートによってはめられたのでした。薄れゆく意識の中、イーサンは1人の眼鏡の男の姿を確認しました。一方その頃、IMF自体も危機を迎えていました。IMFは独立しすぎているはぐれ組織であるとして、CIAに合併されようとしていたのです。

【承】
目を覚ましたイーサンは、複数の男に囲まれていました。囚われの身となったイーサンは、今まさに拷問を受けようとしていたのです。しかし、そんな彼を助けたのがその場にいた女性、イルサでした。実はイルサはMI6とのダブルスパイで、シンジケートに潜入していたのです。

何とかその場から抜け出したイーサンは、上司であるブラントに連絡を取ります。そこでIMFが事実上の解体となった事を知ると、独自で調査を続ける事を決意しました。しかしCIA長官アランは、急に姿を消したイーサンこそ全ての黒幕なのではと疑い、イーサンは指名手配されてしまいます。

それから半年後、イーサンはベンジーの協力を得て、シンジケートの末端と相対すことになります。ベンジーの身の上を心配したイーサンは、その後ベンジーに自分の事を上にチクれと伝えますが、ベンジーはイーサンと共にシンジケートと戦う事を決意します。一方その頃、イルサはシンジケートのボス、レーンからデジタル金庫から情報を盗み出す事、そしてイーサンを殺す事の二つの任務を受けていました。レーンこそイーサンがあの晩、薄れゆく意識の中で見た男でした。

【転】
イルサはそのミッションを受けた事をイーサン達に隠しながらも、イーサンと共に「シンジケートの実態を暴くため」デジタル金庫からデータを抜き出す算段を立てます。イーサンを利用し、より困難と考えられるそちらのミッションを先に達成しようと考えたのです。

保管場所はミッション不可能と思えるほど強固なセキュリティの場にありましたが、そこはイーサンの実力で何とか任務を果たします。しかし、その後イルサがベンジーにAEDで電気ショックを行い、気絶したベンジーからデータの入ったUSBを奪い去っていったのでした。

イルサはそのまま、MI6の長官アトリーにそのデータを渡しにいきます。しかし、アトリーはこっそりとそのデータを消去してしまいました。実はアトリーこそがシンジケートを発足した人物で、その情報が漏洩するとまずい立場にあったのです。データを失ったイルサは後がなくなります。レーンに最後のチャンスとして、イーサンを抹殺しろという指令が入ります。

【結】
また、イルサだけでなくベンジーも人質に取られてしまいます。イーサンはまず変装をしてアトリー長官に近づき、彼に自白剤を打ち込みました。そして、彼に自分がシンジケートを発足したこと、現在レーンがそのボスを務めていることを語らせ、録音します。

そしてレーンが接触を図ってきました。レーンはベンジーに爆弾を巻きつけ、情報を渡さないと彼を爆発させると脅しをかけてきます。しかし、イーサンは情報の中身である、隠し資金の口座番号を全て暗記し、その後破壊していたのです。そのためレーンはイーサンに手を出せなくなり、イーサンとベンジーはその場から逃走します。

その途中、予め用意していたトラップでレーンを捕らえたイーサンは、レーンの身柄と自白テープをそのままアラン長官に手渡します。アラン長官の手柄にし恩を売ることで、IMFは解体を免れたのでした。イーサンによって助けられたイルサは、何処かに消えていきました。そして、IMFの新長官にアランが就任し、IMFも新たな”達成不可能”な任務に向かいます。


みんなの評価 4.23/5.0

最高 (^0^)

今までも凄いけど、それを超えて来るのが凄いですね!
トム・クルーズがスタントなしでやってるわけだからほんとに凄い。

最低 ( ` 3´)

ストーリーが分かりにくい。
アクション映画なら、もっと純粋にアクションシーンに没頭できる分かりやすいストーリーにして欲しい。





渚にて スタンリー・クレイマー 投稿日: 2021年01月10日 19:37:15 No.721 【返信】





渚にて(原題: On the Beach 米国) 1959年 全世界年間興行収入ランキング14位

時は1964年。第三次世界大戦が勃発し、核爆弾の一種であるコバルト爆弾の高放射線曝露で北半球は壊滅し、人々は死に絶えた。深海で潜行中だったために核戦争を生き残ったアメリカ海軍の原潜スコーピオン号は、放射線汚染が比較的軽微で南半球に位置するオーストラリアのメルボルンへ命からがら逃げ込んだ。そこでは戦争の被害を受けず多くの市民が日常を送っていたが、放射線による汚染の脅威は徐々に忍び寄っていた……

監督 スタンリー・クレイマー 代表作 『見知らぬ人でなく』『ニュールンベルグ裁判』『招かれざる客』
脚本 ジョン・パクストン 代表作 『乱暴者(あばれもの)』『旅券八二四一の女』『ブロンドの殺人者』
音楽 アーネスト・ゴールド 代表作 『栄光への脱出』『戦争のはらわた』『トム・ホーン』
主演 グレゴリー・ペック(ドワイト) 代表作 『白い恐怖』『ローマの休日』『白鯨』
原作 ネビル・シュート 『渚にて』

上映時間 134分


登場人物

ドワイト・ライオネル・タワーズ: 米原子力潜水艦ソーフィッシュ号「623」の艦長。

モイラ・デビッドソン: ピーター・ホームズの友人。(エヴァ・ガードナー) 代表作 『殺人者(1946)』『キリマンジャロの雪』『北京の55日』

ジュリアン・オスボーン: オーストラリア科学調査委員会の博士。(フレッド・アステア) 代表作 『トップ・ハット』『有頂天時代』『タワーリング・インフェルノ』

ピーター・ホームズ: オーストラリア海軍の大尉。(アンソニー・パーキンス) 代表作 『胸に輝く星』『緑の館』『サイコ シリーズ』
メアリー・ホームズ: ピーターの妻。(ドナ・アンダーソン)



【起】
1964年、第三次世界大戦が勃発。核兵器による放射能汚染で、北半球は壊滅状態となった。ドワイト・タワーズ艦長率いるアメリカ原子力潜水艦は、オーストラリアのメルボルンに寄港。南半球にはまだ放射能が到達しておらず、街には電車が走り、多くの人が行き交っていた。ただしガソリン不足で車はほとんど走っていない。科学調査委員会は、オーストラリアに放射能が到達するのは5か月後と推測した。

妻子と暮らすオーストラリア海軍のピーター・ホームズ大尉は、アメリカの潜水艦に4か月同行する予定だ。ピーターはドワイト艦長を自宅のパーティーに招く。女友達のモイラが駅までドワイトの迎えに行く。彼女はドワイトに一目惚れした様子だ。

パーティーには科学者のジュリアン博士も同席。彼は米ソの戦争で原爆が使われたことを痛烈に批判していた。モイラは原爆投下時の様子をドワイトに尋ねる。彼自身は潜水艦で潜航していて無事だったが、妻シャロンと2人の子供は死んだと答えた。その後、お酒で酔いつぶれたモイラを、ドワイトは寝室まで運んだ。

【承】
翌日、潜水艦は出航に向けて準備をするなか、モイラはドワイトを訪れ、昨夜の失態を謝った。港では科学調査委員が潜水艦に乗り込むために準備中。船内では、数日前から届く不明なモールス信号を調べていた。

出航前の休日、ドワイトとモイラはヨットを楽しんでいた。すっかり仲良くなった2人。砂浜でじゃれ合ううちに、ドワイトは思わずモイラのことを「シャロン」と呼んでしまい、気まずくなる。街のプール・バーでは2人の老紳士が、残り5ヶ月で店内の400樽ものワインは飲めないとぼやいていた。

メアリーはピーターに、芝刈り機を買ってほしいとせがんだ。しかし彼は神妙な表情で、彼女に強力な睡眠薬を手渡す。自分が不在中に放射能が到達した場合、苦しまずに死ぬために飲めと言うと、彼女はショックを受けて出て行った。

モイラはドワイトと再び会い、奥さんと間違われたことは気にしておらず、むしろ奥さんだと思ってほしいと見つめた。しかしドワイトはその言葉を遮り、家族を死なせたことを今も悔やんでいるのだと話した。

【転】
振られたモイラはジュリアンを訪問。彼は愛車のフェラーリの整備をしていた。モイラは若い頃に大変もてて、ジュリアンも彼女に恋をしていた。2人は結局、今も独身のまま。モイラは愛する人がないまま死ぬことを嘆いた。

潜水艦はオーストラリアを出航。南極で予想以上に高い放射線を観測した。次にサンフランシスコに向かう。サンフランシスコを象徴するゴールデン・ゲート・ブリッジは、いつもなら多くの車が行き交うはずが、今は一台も走っていない。潜望鏡で観察する街にもまるで人影がいなかった。

サンフランシスコ出身の船員スウェインが、ドワイトが止めるのも聞かず、勝手に潜水艦を飛び出した。彼は街で全員死んでいるのを見た後、海に戻って釣りを始めた。「死ぬなら故郷で死にたい」と潜望鏡のマイクを通してドワイトに伝える。潜水艦は彼を残し、サンフランシスコを去った。

次はサンティエゴに寄港。謎のモールス信号の送り主を探すため、隊員が防護服を着て降り立った。街は誰もいない。発電所で発信機を発見すると、コーラの瓶に紐が引っかかって、発信機に当たっているだけだった。

【結】
潜水艦はオーストラリアに帰港。ドワイトはモイラを訪れ、熱いキスをする。ピーターもメアリーと抱き合った。ジュリアンは念願だったレースに、愛車のフェラーリで出場。衝突・炎上が多発する過激なレースだったが、ぶっちぎりで優勝した。ドワイトはモイラとマス釣りを楽しみ、夜はワインを飲み、ひと夜を過ごした。

潜水艦の船員に放射能の症状が現れる。オーストラリアへの放射能の到達は、予想以上に早かった。教会には「まだ時間はある」との垂れ幕で集会が開かれ、多くの信者が集まった。病院では睡眠薬を求め、長い行列が続いている。

やがて放射線の数値は急上昇。潜水艦は船員たちによる投票で、アメリカに戻ることが決まった。集会は信者が激減、プール・バーにも客はいない。ジュリアンは車の排ガスを倉庫に充満させ、一酸化炭素中毒自殺を図る。ドワイトはモイラに愛を伝え、別れのキスをする。ピーターはメアリーに睡眠薬を渡し、初めて会った渚での思い出を語り合った。

潜水艦はついに出航。その後、街には誰もいなくなった。

The End _MIHOシネマ


みんなの評価 3.75/5.0

最高 (^0^)

SFの傑作として名高い本作。
『宇宙水爆戦』(1954)や『禁断の惑星』(1956)と並んであの時代の有名どころのSF。

最低 ( ` 3´)

巷で言われているほど大した作品じゃないです。
もう後半グダグダです。
作品全体にまったく締まりがない。





イヤー・オブ・ザ・ドラゴン マイケル・チミノ 投稿日: 2021年01月03日 19:42:25 No.720 【返信】




イヤー・オブ・ザ・ドラゴン(原題: Year of the Dragon 米国) 1985年 全世界年間興行収入ランキング47位

ニューヨーク市警の刑事スタンリー・ホワイトは、犯罪の頻発するチャイナタウンの取り締まりを開始、強引な摘発を続ける。チャイニーズ・マフィア全体を潰そうとするスタンリーに対し、マフィアのボス達は強く反発、しかも警察上層部もマフィアとも繋がっていた。一方、チャイニーズ・マフィア新世代のボス、ジョーイ・タイはイタリアン・マフィアや身内の旧体制派、かつての取引相手を容赦無く粛清し勢力を拡大していく。かつてない緊張が高まる中、タフな刑事と若きボス、この二人の対決が今始まろうとしていた……

監督 マイケル・チミノ 代表作 『サンダーボルト』『ディア・ハンター』『天国の門』
脚本 オリバー・ストーン、マイケル・チミノ
音楽 デヴィッド・マンスフィールド 代表作 『ブロークン・トレイル 遥かなる旅路』『逃亡者(1990)』『いとしい人』
主演 ミッキー・ローク(スタンリー) 代表作 『ナインハーフ』『エンゼル・ハート』『レスラー』


上映時間 134分


登場人物

スタンリー・ホワイト: ニューヨーク市警の刑事部長。

ジョーイ・タイ: チャイニーズ・マフィアの幹部。(ジョン・ローン) 代表作 『ラストエンペラー』『ラッシュアワー2』
バン・スン: 東南アジアの麻薬王。(山本幸男) 代表作 『チャイナシャドー』『遥かな時代の階段を』『82分署』

トレイシー・ズー: TVリポーター。(アリアーヌ・コイズミ) 代表作 『キング・オブ・ニューヨーク』『男が女を愛する時』

アンジェロ・リッツォ: スタンリーの相棒。(レナード・テルモ)

コニー・ホワイト: スタンリーの妻。(キャロライン・カヴァ) 代表作 『リトル・ニキータ』『7月4日に生まれて』『クアトロ・ディアス』




【起】
時は’80年代前半、NYダウンタウン。
リトル・イタリーと、きびすを接するチャイナタウンのレストランで、マフィアのドン、ジャッキー・ワンが殺され盛大な葬儀が行なわれた。
チャイナタウンの大通りで行なわれた葬儀の先頭を歩くのは、若き幹部で、勢力を拡大しつつあるジョーイ・タイだった。

ジョーイは、新旧マフィア勢力が対立する中で、急進的なやり方で、麻薬組織を変えようとしていた。
そんな葬儀の様子を斜に構えてみていたのが、NY市警のスタンリーだった。

【承】
ベトナム帰りのポーランド人であるスタンリーは、マフィアへの憎悪だけでなく、戦争のトラウマから、東南アジア人を憎む様になっていた。
ワン殺害事件を皮切りに、スタンリーは、ジョーイの組織の捜査に乗り込む。

スタンリーの組織を無視したスタンドプレイに、彼の同僚ビューコワスキは心配する。
そんな荒んだ彼の心を捉えたのが、ワンの葬儀の時に葬儀の模様を伝えようとレポートしていた中国系アメリカ人トレイシーだった。

スタンリーは、トレイシーを組織の息がかかる高級レストランに招き、その席で、メディアの力を借りて
組織を壊滅出来ないかと取引を持ちかけた。

その時レストランに突然覆面の男が乱入し、機関銃を乱射する。
トレイシーを庇い、防戦するスタンリーだが、明らかにジョーイの手先と判る犯人グループには逃げられてしまう。

スタンリーはジョーイの経営するレストランに乗り込み宣戦布告を言い放つのだが・・・。

スタンリーは、中国系刑事アルバートを潜入捜査官として潜り込ませ、捜査を続けるが、
アルバートの身分はすぐに割れ、殺されてしまう。

【転】
それだけでなくスタンリーの別居中の妻・コニーが、
ジョーイの手先により殺され、トレイシーはジョーイの手下に襲われレイプされた。

コニーの葬儀に泣き崩れるスタンリー、若きドンとして世界を凱旋するジョーイ。
ジョーイは東南アジアの麻薬の三角地帯に潜り込み、麻薬王バンと取引を成功させた。

怒り狂ったスタンリーは、帰国したジョーイを叩きのめし鼻をへし折る。
逃げるジョーイを追ったスタンリーは、アルバートが死に際に残した言葉から、
埠頭で、ジョーイの麻薬取引が行なわれるという手がかりを掴み、最期の望みをかけてジョーイを探す。

【結】
ブルックリン橋の上で、麻薬取引をするはずのジョーイだったが、並み居る長老を押しのけ
トップに立とうとするあまりに無謀な賭けに出て、取引の土壇場で長老たちに裏切られる。

そしってスタンリーが、ジョーイを追いつめ脇に逃げる道もない線路で、一騎打ちとなり、
ジョーイは逃げ場がないと悟ると、スタンリーの前で自ら命を絶つ。

映画は、ジョーイの葬儀が華々しく行なわれる所で終わる。

The End _MIHOシネマ


みんなの評価 3.57/5.0

最高 (^0^)

M・チミノ映画のもうひとつの傑作。

最低 ( ` 3´)

主人公のキャラ設定が生理的にムリ





ゲティ家の身代金 リドリー・スコット 投稿日: 2021年01月03日 14:30:48 No.719 【返信】




ゲティ家の身代金(原題: All the Money in the World 米・英合作) 2017年 全世界年間興行収入ランキング100 ランク外

1973年、夜のローマをぶらつくひとりの青年が、何者かに誘拐される事件が発生。青年の名はジャン・ポール・ゲティ3世。その祖父のジャン・ポール・ゲティは巨万の富を持つアメリカの石油王であり、誘拐犯グループは早速、孫の身代金として1700万ドルという大金を要求。しかし彼は、その支払いを断固として拒否してしまう。ポールの母親のアビゲイルは、絶望的な状況下、息子をなんとか無事生還させるべく懸命に奔走する……

監督 リドリー・スコット 代表作 『ブラック・レイン』『テルマ&ルイーズ』『グラディエーター』
脚本 デヴィッド・スカルパ 代表作 『ラスト・キャッスル』『地球が静止する日』
音楽 ダニエル・ペンバートン 代表作 『スティーブ・ジョブズ』『ゴールド/金塊の行方』『マザーレス・ブルックリン』
主演 ミシェル・ウィリアムズ(ゲイル) 代表作 『ブロークバック・マウンテン』『シャッター アイランド』『マンチェスター・バイ・ザ・シー 』
原作 ジョン・ピアースン 『ゲティ家の身代金』

上映時間 133分


登場人物

アビゲイル・ハリス: ジャン・ポール・ゲティの三男・ユージンの妻。通称 "ゲイル"。

ジャン・ポール・ゲティ: 大富豪。(クリストファー・プラマー) 代表作 『サウンド・オブ・ミュージック』『王になろうとした男』『手紙は憶えている』

ジョン・ポール・ゲティ3世: ゲイルの息子。(チャーリー・プラマー) 代表作 『シェア 私に何が起こったか』『荒野にて』

フレッチャー・チェイス: ゲティのもとで働く元CIA諜報員。(マーク・ウォールバーグ) 代表作 『ブギーナイツ』『ディパーテッド』『パトリオット・デイ』


【起】
ジャン・ポール・ゲティは1940年代にサウジアラビアから石油を買い付け、国内に輸入することに成功。それにより世界一の大金持ちになる。息子のゲティ2世とは長いこと疎遠だったが、息子の妻・ゲイルの助言もあり、復縁することとなった。孫のポールに高価な石像をくれたり、ゲティ2世を副社長に任命したりと手厚い歓迎をするが、金持ちになったことで2世は堕落してしまう。夫に愛想をつかしたゲイルは離婚を申し出る。養育費や遺産などは一切受け取らず、子供たちの親権のみを手にして夫と縁を切った。

1973年、ゲティの孫のポールが誘拐された。ポールの母であるゲイルの元に犯人から電話が掛かってくる。彼らはラピトーリという集団で、交渉役の男はチンクアンタと名乗った。身代金として1700万ドルを要求。ゲイルはすぐさま義父のゲティへ電話をかける。だが、ゲティは孫の誘拐事件よりも、株取引の数字のほうが気になっていた。後日、ゲティはテレビで身代金は支払わないと発表。それを見たゲイルは驚愕する。

【承】
ゲティは雇っている元CIA諜報員のフレッチャー・チェイスに、ポールの救出を依頼した。チェイスはゲイルと行動を共にする。憲兵本部へとやってきた二人は、担当のコルヴォ捜査官に世界中から届いた手紙を見せられる。それは全部、ポールを誘拐したので金を払えという便乗犯たちからの手紙だった。

チェイスはある集団と接触する。彼らの話ではポールとは友達で、以前から狂言誘拐をしてゲティからカネをせしめようと計画していたという。今回の事件も、ポールが彼らとは別の者たちと行った狂言なのではないか、と。チェイスはそれをゲティに報告し、ポールの調査は打ち切られた。

コルヴォからポールの遺体が発見されたと連絡が入った。ゲイルとチェイスは確認に行くが、焼け焦げた死体は別人だった。死体は誘拐犯の一味で、身元を洗ったところ、チンクアンタが仲間だと分かる。コルヴォは彼らのアジトを見つけて突入するが、そこにポールの姿はなかった。ポールは、すでに投資家に売り飛ばされていたのだ。

チェイスは、ゲティに狂言誘拐ではなく、本当に誘拐されていることを告げる。投資家の手に落ちた今、ポールに身体的な危険が迫っていると説明。だが、それでもゲティは金を払わない。

【転】
ゲイルとチンクアンタは交渉の電話を続けるが、押し問答ばかり。そんな時、ポールは作為的に火事を起こし、監禁場所から脱出に成功する。警察署に逃げ込み、ゲイルに電話をかけるが、そこに投資家が現れ、電話は切られてしまう。

身代金を用意できないゲイルは、ポールがゲティからもらった石像を思い出す。ゲティは120万ドルになると言っていた。ゲイルは石像をサザビーズに持っていくが、安い土産物だと言われる。事実、それはカピトリーネ博物館で販売されており、15ドルだった。

投資家に捕まったポールは、耳を切り落とされてしまう。耳はコルヴォの元へと送られてきた。確認に来たゲイルとチェイスは、耳の写真を新聞に載せたいという申し出を受ける。金を払うと言われたが、ゲイルはそれを拒否。代わりにその新聞を1000部ほしいと言う。その1000部は、全てゲティへと届けられた。

ゲティ社の者から、ゲティが身代金を払うことを決めたと連絡がきた。だが、身代金を払うのは税金控除が目的で、払うのではなく、貸すのだという。しかも貸し付けの条件には、ゲイルの親権を元夫に渡すことも含まれていた。ゲイルはしぶしぶサインをする。しかし、ゲティが用意した額は100万ドルしかなかった。身代金の金額は400万ドルまで引き下がっていたが、あと300万ドル足りない。

【結】
ゲイルは秘策に打って出る。彼女はテレビで身代金を全額支払うことを決めたと発表。金がないことを知っているゲティは驚き、チェイスを呼びつけると説明を求めた。チェイスは説明を拒否し、代わりに今までのゲティの行いを罵倒し、立ち去っていく。

ゲイルの行動とチェイスの言葉が効いたのか、ゲティは身代金を支払うと言ってきた。電報には、“金も子供もやる”と打たれていた。

車を走らせ、身代金を受け渡し場所に置いてきたゲイルとチェイス。しばらくして電話が鳴り、ポールを解放したと告げられる。だが、警察の手が迫っていると知った投資家は、一味にポールを殺せと命令。殺される前にポールを見つけ出したゲイルとチェイスは、そのまま車で国外に脱出した。

ゲティは集めた美術品の中で息を引き取っていた。後日、ゲイルはゲティ社に呼び出される。彼らが言うには、ゲティという王がいなくなり、相続人はゲイルの子供たち。彼らが成人するまでゲイルにゲティの代わりをやってほしいとのことだった。

彼らの提案を受け入れたゲイルは、ゲティの美術品を整理しはじめる。ポールはすっかり元気を取り戻した。事件解決を手伝ってくれたチェイスはゲティ家を去っていく。これで全て大丈夫と呟くゲイルを、ギリシャ神話の神々の頭部像に交じって、ゲティの頭部像が静かに見つめていた。

The End _MIHOシネマ


みんなの評価 3.35/5.0

最高 (^0^)

「エイリアン」のリドリー・スコット監督が、大富豪ジャン・ポール・ゲティを見事に「怪物」として描き上げた良作。
また、クリストファー・プラマーの怪演も必見です。

最低 ( ` 3´)

この役者だから、この監督だから、この映像だからと期待して観て大失敗する見事な映画。





夜に生きる ベン・アフレック 投稿日: 2021年01月02日 19:00:21 No.718 【返信】




夜に生きる(原題: Live by Night 米国) 2016年 全米年間興行収入ランキング50 ランク外

禁酒法時代のボストンで、ジョーは警察幹部の父親に厳しくしつけられた。だが、彼はその反動でギャングの世界に足を踏み入れる。ある日、ジョーは強盗に入った賭博場でエマと運命の出会いを果たすが、彼女は対立している組織のボスの愛人であった……

監督 ベン・アフレック 代表作 『ゴーン・ベイビー・ゴーン』『アルゴ』『ザ・タウン』
脚本 ベン・アフレック 代表作 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ 代表作 『シュレック シリーズ』『スパイ・ゲーム』『イコライザー シリーズ』
主演 ベン・アフレック(ジョー) 代表作 『アルマゲドン』『ハリウッドランド』『ペイチェック 消された記憶』
原作 デニス・ルヘイン 『夜に生きる』

上映時間 129分

登場人物

ジョー・コフリン: 警察官の息子で銀行強盗犯。

トム・コフリン: ジョーの父親。ボストン警察幹部。(ブレンダン・グリーソン) 代表作 『28日後...』『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』『ヒットマンズ・レクイエム』

ロレッタ・フィギス: 女優志望の女性。(エル・ファニング) 代表作 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『マレフィセント シリーズ』『ティーンスピリット』
アーヴィング・フィギス : ロレッタの父親でタンパ警察本部長。(クリス・クーパー) 代表作 『アメリカン・ビューティー』『ボーン・アイデンティティー』『アダプテーション』

ディオン・バルトロ: ジョーの相棒。(クリス・メッシーナ) 代表作 『ルビー・スパークス』『デビル(2010)』『ジェシカ・アルバのしあわせの方程式』

アルバート・ホワイト: アイルランド系ギャングのボス。(ロバート・グレニスター)
エマ・グールド: アルバートの愛人。(シエナ・ミラー) 代表作 『ファクトリー・ガール』『G.I.ジョー』『アメリカン・スナイパー』

RD・プルイット: KKKの一員。(マシュー・マー) 代表作 『キラー・インサイド・ミー』『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』


【起】
舞台は1920年代、禁酒法時代のボストン。ジョー・コフリンという青年は、警察署長である父を持ち、恵まれた生活を送っていたはずだった。しかし、父は仕事に熱中し、ジョーに対して非常に厳しく接し続ける。それはジョーに立派になって欲しいという気持ち故の行為であったが、ジョーはそんな父親に次第に反発するようになる。そしてジョーは、仲間と共に泥棒家業に手を出し始めるのだった。

そんなジョーには心から愛する一人の女性がいた。彼女の名前はエマ・グールド。彼女は巷を震撼させているアイルランド系ギャングのボス、アルバートの愛人だった。そんな彼女に手を出したと知れれば二人とも無事では済まないことは目に見えている。二人は密かに逢瀬を続けるが、そんな二人の様子を目にした者がいた。それは、アルバートに敵対するギャング集団のボス、マソ・ペスカトーレだった。

マソはこのことをバラされたくなければアルバートを殺すようにジョーに命じる。しかしジョーはあくまでもチンケな泥棒であり、殺人者ではない。そこでジョーはキッパリと、アルバート暗殺を断るのだった。

【承】
しかし、このままこの街に居座っても二人に明日はない。そこで、二人はアルバートの手の届かない場所まで逃げようと、駆け落ちの約束をする。逃避行の資金を作るため、ジョーは仲間と共に最後の仕事にとりかかる。

しかしなんと、その際彼らに不幸が起こり警察とのカーチェイスを繰り広げる羽目になってしまう。そして最悪なことに、その途中彼らを追っていた警官が死んでしまったのだ。こうして、ジョー達は警察から指名手配されることになる。ジョーはそれでもエマがいるパーティー会場に向かい、彼女と駆け落ちをしようとするのだった。

しかし、そこには全てを知ったアルバートが待ち伏せていた。ジョーはアルバートに殺されかけるが、そこにジョーを捕まえに来た警官達が現れる。皮肉にも警官に登場によって命を救われたジョー。彼の拘留期間は、父親の力もあり約3年間に決まった。しかし、ジョーが刑務所から出る頃、父親は既に亡くなっていた。そして、ジョーは自分とエマの仲を引き裂いたアルバートに復讐を誓うのだった。

【転】
アルバートを殺すため、ジョーは大嫌いなギャングになることを決める。そしてマソの傘下に入ったジョーは、かつての泥棒仲間のディオンと共にラム酒の密造の仕事にとりかかるのだった。そこでジョーは運命的な出会いを果たす。仕事のパートナーであるグラシエラという聡明な女性と、ジョーは恋に落ちる。

仕事も私生活も、何もかもが順調に思えた。しかし、白人でありながら黒人との距離が近いジョーを快く思わない者がいた。白人至上主義者のKKKである。その中でもRDという男性の嫌がらせは激しく、挙げ句の果てには黒人を殺して回る暴挙まで働いていた。

ジョーは、彼の叔父であるフィギスに脅しをかける。フィギスの娘は女優になるためハリウッドへと向かったのだが、なんと途中で悪い人間の手に落ち薬物漬けにされていた。彼女の居場所を教えて欲しければRDの居場所を吐けというのだ。そしてフィギスから掴んだ情報を元にジョーはRDに会い、そして彼を殺すのだった。

【結】
一方、ロレッタは悪の手から救われたが、その衝撃から立ち直れずにいた。しかし彼女は宣教師、人々を導く女神として人前に立つようになる。圧倒的な支持を得るロレッタは、カジノを公衆の面前で批判する。ちょうどその頃、ジョーはカジノの建設を進めていたところで、ロレッタのこの行動に頭を悩ませる。マソはロレッタを消せと命じるが、ジョーにはどうしてもそれができなかった。ジョーはカジノ建設を諦めるが、その後ロレッタは自ら死を選ぶ。

そして、暫くしてマソがジョーの元を訪れる。何と、マソはアルバートと手を組み、ジョーを殺そうとしていたのだ。しかし、ジョーは彼らのそんな行動を読んでいた。反対に彼らに銃口を向けたジョーは、マソとアルバートの両方を殺害する。

復讐を果たしたジョーはギャングを引退、自分の後任にディオンを指名し、自身はグラシエラと息子と共に幸せな生活を送っていた。しかし、ある日娘を失い錯乱したフィギスがジョーの家に乗り込んでくる。フィギスの乱発した銃弾にあたり、グラシエラは命を落としてしまうのだった。

The End _MIHOシネマ


みんなの評価 3.37/5.0

最高 (^0^)

主演、脚本・監督そして製作にもかかわったベン・アフレックのワンマンシネマ、彼の想いがしっかりと伝わってきた。

最低 ( ` 3´)

ギャング映画が好きでこれを観たんだけど、思ってたのと全然違って面白くなかったわ。
まずベンアフレックが全くギャングに見えないし、馬面だからセクシーさ皆無でほんと楽しめない。





オーケストラ ! ラデュ・ミヘイレアニュ 投稿日: 2021年01月02日 14:12:47 No.717 【返信】




オーケストラ!(原題: Le Concert 仏国) 2009年 全世界年間興行収入ランキング100 ランク外

『ロシアのボリショイ交響楽団で清掃員として働く中年男アンドレイ。彼は30年前、この楽団で天才指揮者と持てはやされ活躍していた。しかし、共産主義時代、国がユダヤ人排斥の政策を強行し、ユダヤ系の演奏家たちも解雇されてしまったのだ。そんなある日、パリの劇場から届いたファックスを偶然目にしたアンドレイは、とんでもない考えを思いつく。それは、かつての仲間を集めて偽のオーケストラを結成し、夢のパリ公演を実現させようという突拍子もない計画だった……

監督 ラデュ・ミヘイレアニュ 代表作 『約束の旅路』
脚本 ラデュ・ミヘイレアニュ、アラン=ミシェル・ブラン、マシュー・ロビンス
音楽 アルマン・アマール 代表作 『ぜんぶ、フィデルのせい』『サガン 悲しみよこんにちは』『おやすみなさいを言いたくて』
主演 アレクセイ・グシュコブ(アンドレイ) 代表作 『タンカー・アタック』『ストリート・レーサー』


上映時間 119分


登場人物

アンドレイ・フィリポフ: 元ボリショイ・オーケストラの指揮者で現清掃人。

アンヌ=マリー・ジャケ: フランスのバイオリニスト。(メラニー・ロラン) 代表作 『マイ・ファミリー 遠い絆』『イングロリアス・バスターズ』『6アンダーグラウンド』
ギレーヌ・ドゥ・ラ・リヴィエール: アンヌ=マリーの育ての親兼マネージャー。(ミウ=ミウ) 代表作 『ニューヨーク←→パリ大冒険』『読書する女』『エル』

サーシャ・グロスマン: 元ボリショイ・オーケストラのチェロ奏者。(ドミトリー・ナザロフ)
イワン・ガヴリーロフ: 元ボリショイ・オーケストラ支配人。(ヴァレリー・バリノフ) 代表作 『AK-47 最強の銃 誕生の秘密』


【起】
ロシアのボリショイ・オーケストラ。ここの掃除人アンドレイ・フィリポフは、かつてボリショイ・オーケストラの伝説的指揮者だった。しかし約30年前、ソ連時代に指揮者をクビになり、掃除をしながらオーケストラの練習を盗み聞いていた。今日も盗み聞きがばれ、居残りで支配人室の掃除を命じられてしまう。そこにパリのシャトレ座から届いた出演依頼のFAXが送られてきた。アンドレイはそのFAXを盗み出す。かつて自分と一緒にクビになったオーケストラの団員達を集め、ボリショイ・オーケストラのふりをして出演しようと考えたのだ。

かつてのオーケストラ仲間、サーシャは「失敗する」と反対する。しかしアンドレイは、かつてのボリショイ・オーケストラ支配人でアンドレイたちをクビにした張本人である、イワン・ガヴリーロフに会いに行く。約30年前、イワンはアンドレイたちを「国の裏切り者」としてオーケストラごと解雇したのだ。しかもコンサートでの演奏中に、指揮棒を真っ二つに折るという形で。アンドレイはイワンに、パリとの交渉役を引き受けてその時の借りを返すよう迫る。すると、それまでアンドレイに怒り狂っていたイワンは、一転乗り気でその役を引き受ける。どうやらパリに何か個人的な目的があるようだ。

アンドレイとイワンはシャトレ座の支配人をだまし、出演の約束を取り付けた。曲目は解雇され弾ききることができなかった因縁の曲、チャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」だ。

【承】
アンドレイはかつての仲間を勧誘してまわる。仲間達はみな音楽界を追われ、さまざまな仕事に転職していた。多数の仲間が集まってくれたが、アンドレイを疫病神だと門前払いする者もいた。「人数が足りない」と弱音を吐くアンドレイに、サーシャは「30年前の雪辱を果たそう」と勇気づける。

シャトレ座に対し、アンドレイはソロ・バイオリニストとしてアンヌ=マリー・ジャケの出演を要求する。フランスの新進気鋭の演奏家だ。実はアンドレイは、折れた指揮棒と一緒にアンヌ=マリーのCDや切り抜きを保管していた。イワンも“トゥル・ノルマン”という店でのディナーを要求する。

アンヌ=マリーの育ての親兼マネージャーのギレーヌが渋る中、アンヌ=マリーは伝説の指揮者と名高いアンドレイとの共演を快諾する。

アンドレイ達は妻の人材派遣業につきあって、マフィアの結婚パーティーに来ていた。パリまでの旅費を立て替えなければならないことが判明する。金のないアンドレイ達にとって大問題だ。パーティーには実業家で音楽愛好家の男も来ていた。彼はチェロの演奏を披露するが、破滅的に音が外れていた。イワンはこの実業家に旅費を出してもらうことに成功するが、代わりに彼を出演させる羽目になってしまう。

空港でジプシー達にパスポートを偽造してもらい、偽ボリショイ・オーケストラはパリへ旅立った。

【転】
偽ボリショイ・オーケストラはパリへ到着したが、ほとんどが前借りした出演料を手に、夜の街へくりだしてしまう。“トゥル・ノルマン”でのディナーに来たのはイワンだけだった。実は“トゥル・ノルマン”は共産党パリ支部で、イワンの目的はフランスでの共産党勢力を回復させる集会を開くことにあった。しかし“トゥル・ノルマン”はとうの昔に売り払われていた。偽物のレストランで高額の代金を支払わされたイワンは、パリ支部の同士と落ち合う。

アンドレイはサーシャにアンヌ=マリーの切り抜きを見られ、「28年前のあの時の子だ」と説明する。サーシャはその一言で全てを理解したようだ。

翌日のリハーサル。会場にはメンバーがいなかった。多くのメンバーはパリで新しい職を見つけ、連絡も無視していた。そこへジプシー達が、メンバーの楽器や服を調達して現れる。あきれ返るアンヌ=マリーだったが、ジプシーやサーシャの演奏を聴き、ぶっつけ本番での演奏を承諾する。

その晩、アンドレイとアンヌ=マリーはディナーに出かけることになっていた。2人の事情を知るギレーヌは、アンドレイに真実を話さないよう口止めしていた。アンヌ=マリーから自分を選んだ理由を聞かれ、アンドレイはレアというユダヤ系女性の名を口にする。オーケストラ解散時、「バイオリン協奏曲」のソロ・バイオリニストは彼女だった。ボリショイ・オーケストラからユダヤ系を締め出す方針が決まり、アンドレイは彼女をかばったのだ。レアの事をほめたたえ、泥酔するアンドレイに、アンヌ=マリーは「彼女の代わりにはなれない」とコンサート中止を提案し、去って行った。

【結】
サーシャがアンヌ=マリーに出演を頼みに行く。サーシャはアンヌ=マリーに、「演奏が終わればあなたの両親のことが分かるかも」と告げる。その夜、ギレーヌは「両親の事で嘘をついていた」という内容の置き手紙と、レアのものだった「バイオリン協奏曲」の楽譜を置いて家を去った。

コンサート当日。アンヌ=マリーはレアの楽譜を手に、会場へやってきた。

その頃、本当のボリショイ・オーケストラ支配人は家族旅行でパリに来ていた。支配人は「ボリショイ・オーケストラ公演」の広告を見つけ大激怒、大急ぎでシャトレ座に向かう。

パリ中に散っていたオーケストラのメンバー達に、「レアのために戻れ」というメールが届く。メンバー達はそれを見てシャトレ座に駆け付けた。イワンは共産党の集会に向かおうとしていたが、支配人の姿を見つけ、とっさにシャトレ座の物置に支配人を閉じ込めてしまった。ついに演奏が始まった。

練習不足のため散々な曲の始まりに、イワンは思わず祈りをささげる。しかしアンヌ=マリーがソロを弾き始めた途端、オーケストラの演奏が一変した。アンドレイもメンバーも、アンヌ=マリーの演奏にレアの姿を重ねていた。現在と過去の演奏が交わり合いながら、アンドレイは無言でアンヌ=マリーに語りかける。

アンヌ=マリーの本当の両親は、レアとその夫だった。2人はヨーロッパのマスコミにソ連の悪評を暴露したため、捕まり、シベリア送りになっていたのだ。アンドレイ達はレア達の赤ん坊を守るため、フランスのエージェントだったギレーヌにアンヌ=マリーを託し、亡命させた。レアはそのままシベリアで死ぬまで、「バイオリン協奏曲」にとりつかれていた。

アンヌ=マリーは演奏しながら、全てを知ったかのようにアンドレイにうなずき、一筋の涙を流す。演奏は大成功、世界中で追加公演が決まった。拍手鳴りやまぬ中、アンドレイは泣きじゃくるアンヌ=マリーを抱きしめるのだった。

The End _MIHOシネマ


みんなの評価 3.96/5.0

最高 (^0^)

単なるコメディとしてストーリーは始まり、シリアスな部分を加えつつ展開していき、
ラストシーンで鳥肌ものの強烈なインパクトを残して終わる。音楽の使い方が素晴らしい傑作。

最低 ( ` 3´)

いくらなんでもオケ舐め過ぎでしょ
指揮者の仕事は当日出向いてせーの!って言う役じゃないよ。





サウンド・オブ・ミュージック ロバート・ワイズ 投稿日: 2020年12月31日 15:03:21 No.710 【返信】




サウンド・オブ・ミュージック(原題: The Sound of Music 米国) 1965年 全米年間興行収入ランキング1位

1938年のオーストリア、院長の命により厳格なトラップ家へ家庭教師としてやって来た修道女マリア。彼女の温かい人柄と音楽を用いた教育法で、七人の子供たちはマリアの事が好きになるが、父親であるトラップ大佐とマリアの衝突は絶え間なかった。だが、次第に大佐に惹かれている事に気づき悩むマリア。やがて大佐の再婚話が持ち上がり彼女は傷心のまま修道院に戻るのだが……

監督 ロバート・ワイズ 代表作 『地球の静止する日』『ウエスト・サイド物語』『砲艦サンパブロ』
脚本 アーネスト・レーマン 代表作 『麗しのサブリナ』『王様と私』『北北西に進路を取れ』
音楽 リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン二世、アーウィン・コスタル
主演 ジュリー・アンドリュース(マリア) 代表作 『メリー・ポピンズ』『ビクター/ビクトリア』『プリティ・プリンセス』
原作 リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン二世 ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』

上映時間 174分


登場人物

マリア・アウグスタ・クチェラ: 修道女見習い。

ゲオルク・フォン・トラップ: 旧オーストリア=ハンガリー帝国海軍の退役軍人。大佐。(クリストファー・プラマー) 代表作 『12モンキーズ』『ドラゴン・タトゥーの女』

マックス: トラップ大佐の友人。(リチャード・ヘイデン) 代表作 『永遠のアンバー』『失われた世界』『ヤング・フランケンシュタイン』
エルザ: 相当な資産家の伯爵夫人。(エリノア・パーカー) 代表作 『探偵物語(1951)』『黒い絨毯』『黄金の腕』

ロルフ: 郵便配達人。(ダニエル・トゥルーヒット)

修道院長: ノンベルク修道院の長。(ペギー・ウッド) 代表作 『不死鳥』『スタア誕生(1937)』『砂漠の女王』



【起】
1930年代、ドイツ併合直前のオーストリア、ザルツブルグ。修道女のマリアは天真爛漫で、今日も修道院を抜け出し山で歌を歌っていた。修道院長は彼女が神に仕える覚悟を持つためには外の世界を知る必要があると考える。マリアは妻と死別した海軍の英雄フォン・トラップ大佐家で、子供達の家庭教師として働くことになった。

トラップ大佐には7人の子供がおり、彼らの悪戯に家庭教師が既に11人も辞めていた。軍隊のように規律正しく子供達が躾けられているのを見て、マリアは憤慨する。このように歌も笑いも無い家になったのは、トラップ大佐の妻が亡くなってからだそうだ。子供達はマリアにも悪戯を仕掛ける。しかし夕食時にマリアがこれを「温かい歓迎」だと語ったことで、子供達は泣き出してしまう。

電報配達人のロルフが、トラップ大佐宛に電報を持ってきた。トラップ大佐はしばらくウィーンへ行くことになる。ウィーンにはトラップ大佐の恋人・エルザ伯爵夫人や子供達が慕うマックスおじさんがいた。トラップ家の長女リーズルは、ロルフとこっそり会うため夕食の席を抜け出した。父に内緒で付き合っている2人は、愛を語り合う。

ドアに鍵が掛かってしまい、リーズルはマリアの部屋から家に入る。他の子供達も雷に怯えてマリアの部屋にやってきた。マリアと子供達はすっかり仲良くなる。

【承】
マリアはトラップ大佐がウィーンに行っている間に、古いカーテンで子供達の遊び着を縫い街や山へ連れ出した。子供達は父親の注意を引くために家庭教師に悪戯を仕掛けていたという。マリアはドレミも知らない子供達に歌を教え始めた。エルザ伯爵夫人に歓迎の歌を歌おうと考えたのだ。

トラップ大佐が、エルザ伯爵夫人とマックスをつれて屋敷に戻ってきた。ロルフがまた電報を届けに来るが、彼はすっかりナチスドイツに傾倒しているようだ。オーストリアへの愛国心が強いトラップ大佐はこれに怒り心頭だ。オーストリアとドイツとの合併が現実味を帯びてきていた。

屋敷横の湖をふと見ると、マリアと子供達がボートに乗って騒いでいた。怒ったトラップ大佐は子供達を屋敷に戻し、マリアをクビにしようとする。しかしその時、屋敷の中から美しい歌声が聞こえてきた。子供達がエルザ伯爵夫人のために歌っていたのだ。トラップ大佐はその歌声に思わず聞き惚れ、一緒に歌い始めた。トラップ大佐は子供達と触れ合ってこなかったことに気付き、マリアを引き留めた。トラップ家に音楽が甦った。

マックスはトラップ家の子供達を自分の主催するザルツブルク音楽祭に出演させたいと申し出るが、トラップ大佐は公衆の面前で子供達を歌わせることには大反対だ。エルザの提案で、屋敷でパーティーが開かれることになった。マリアは中庭でトラップ大佐と踊り、顔を赤らめる。それを見たエルザは、マリアとトラップ大佐の間に恋心が芽生え始めていることに気付く。子供達が部屋に戻った後、エルザはマリアの恋心を指摘し釘を刺した。もうここにいるわけにはいかない。そう思ったマリアはその晩のうちに、本当の理由を一家に告げず、トラップ家から立ち去った。

【転】
マリアが「修道院が恋しくなった」という手紙だけを残していなくなり、子供達は落ち込んでいた。エルザとトラップ大佐は結婚を決めるが、エルザと子供達はまだ打ち解けていなかった。子供達は修道院へマリアを訪ねに行くが、マリアは部屋に閉じこもり会うことはできなかった。修道院長はマリアがトラップ大佐に恋していることに気付く。修道院長はマリアに、隠れずに自分の生きるべき道を探すよう告げる。マリアが戻り、子供達は大喜び。しかしマリアは、トラップ大佐の婚約を聞き言葉を失ってしまう。

その夜、トラップ大佐はバルコニーから、マリアが散歩する様子を見つめていた。トラップ大佐彼女への気持ちが本物だと気付いたエルザは、自ら婚約解消を申し出る。トラップ大佐はマリアを追い、愛を告げた。お互いに想い合っていたことを知った2人は結婚した。

オーストリアがナチスドイツに併合された。トラップ大佐とマリアはハネムーン中、マックスはその隙に、子供達と今夜のザルツブルク音楽祭のリハーサルをしていた。そこにナチス政府の司法長官が現れる。彼はトラップ大佐を探していた。ロルフもトラップ大佐宛の電報を届けに来た。ロルフはナチス側のもっと重要な職に就くのだと息巻いていた。トラップ大佐とマリアがハネムーンから帰宅し、トラップ大佐は子供達の音楽祭出演に猛反対。電報はドイツ海軍からの召集令状だった。ドイツのために戦うことを断固拒否したいトラップ大佐は、家族と共に夜の内に国外脱出することを決める。

【結】
一家とマックスは車を押して秘密裏に屋敷から出ようとするが、司法長官の待ち伏せに遭ってしまう。そのまま司法長官に任地まで護送されるのを避けるため、一家は全員で音楽祭に出るのだと主張する。音楽祭で一家は歌を披露し、トラップ大佐が祖国オーストリアを想い歌った「エーデルワイス」に、会場は1つになる。一家は審査結果発表待ちの間に、会場から逃げ出した。

トラップ一家は修道院長達の手助けを受け、国境の道路は封鎖されてしまったと教えられる。修道院長は徒歩で山越えしてスイスに抜けるのがよいとアドバイスしてくれた。ナチスの追手が修道院にもやってきて、一家は物陰に潜む。しかしリーズルが、その中にナチスの親衛隊となったロルフがいるのを発見してしまう。トラップ大佐はロルフを説得しようとするが、ロルフは仲間を呼んでしまった。

追手は一家を車で追いかけようとするが、修道女達が車を故障させてくれていた。トラップ一家は無事逃げ出すことができ、山を越え、スイスへ向けて歩いて行った。

The End _MIHOシネマ

第38回アカデミー賞 作品賞 監督賞 編集賞 編曲賞 録音賞 受賞


みんなの評価 4.52/5.0

最高 (^0^)

とにかく音楽が素晴らしい!
ストーリーも実話という話題作。
ジュリーアンドリュースの超はまり役。
絵にかいたような名作です。

最低 ( ` 3´)

長い。退屈。面白くないの三拍子揃った駄作。


[1] マリア 投稿日: 2021年01月02日 11:46:33 No.716


サウンドオブミュージックのモデル、トラップ一家の物語

1911年 ゲオルグ、最初の妻アガーテと結婚
トラップ大佐こと、ゲオルク・フォン・トラップはアガーテ・ホワイトヘッドさんと結婚します。

1914年~1918年の第一次世界大戦を挟みつつも(ゲオルクはオーストリア海軍の英雄として大活躍した)、11年の結婚生活の間で7人の子供に恵まれます。
ゲオルクさんすごいな…。

映画とは子供の順番や名前が違っています。

マリアと再婚した時点で
長男: ルーペルト 16歳
長女: アガーテ 14歳
次女: マリア 13歳
次男: ウェルナー 12歳
三女: ヘートウィク 10歳
四女: ヨハンナ 8歳
五女: マルティーナ 6歳

一番上が男の子だったんですねー。

なお、長女が今の奥さんと一緒の名前、次女が次の奥さんと一緒の名前です。ややこしいな!
映画で名前変えちゃったのも仕方ないですねー。


1919年 ゲオルク、海軍退役。
ゲオルクは数々の戦功をあげ、魚雷鑑の艦長→潜水艦艦長→潜水艦基地の指揮官と出世を重ねます。

装甲巡洋艦とか撃沈してたりガチでオーストリア海軍の英雄だったようです。

もらった勲章も以下の通り。

マリア・テレジア軍事勲章騎士十字章
レオポルト勲章騎士十字章
プロイセンの一級鉄十字章
オットー戦功章
カール勇猛章

しかし、彼は海軍を退役します。それはなぜか?

第一次大戦で領土を失い、オーストリアに海がなくなったからです。

ちなみに退役時は小佐です。史実では「トラップ小佐」です。なんで大佐にしたんだろ、箔をつけたかったのかな?
退役した彼はドナウ川沿岸の水運会社を共同設立したそうです。


1922年 妻アガーテ死去
長女アガーテの猩紅熱を看病していた妻は、直後に同じ病気にかかり32歳の若さで命を落とします。

なお猩紅熱とは、いわゆる溶レン菌(溶血性連鎖球菌)による病気の一種です。
今ではペニシリンなどの抗生物質で治療できるのですが、ペニシリンの発明は1928年。当時は手だてがありませんでした。


1926年 マリアが家庭教師としてトラップ家へ赴く。
映画ではここから始まりますね。史実ではいくつか違いがあります。

マリアはおてんばが原因で派遣されたのではなく、修道院の暮らしになじめず体調を崩し、辞めたあとに紹介された。
七人全員の家庭教師ではなく、体が弱く学校を休みがちだった次女と幼い四女のため。
映画前半ゲオルクは非常に厳格に描かれているが、実際はとても優しい人格者だった。
亡命するのは結婚の11年後。
けっこう違いがありますねー。
特にゲオルクの描かれ方には家族から大きな反発があったそうで、実際のトラップ一家は映画に否定的なイメージを持っているそうです…。

亡命時期が結婚直後になってるのは、映画の展開上の都合でしょう。

なお、マリアが元々歌が大好きで、子供たちと歌や遊びを通じて仲良くなったのは史実と同じだそうです。

1927年 ゲオルクとマリアが結婚。
結婚は史実でも早いんだね!!
ゲオルクは当時47歳、一方マリアは修道院出の22歳…。

その後、二人の間にはさらに3人の子供に恵まれます。

1933年 オーストリアを金融恐慌が襲う
オーストリアを金融恐慌が襲い、ゲオルクの友人が経営する銀行もピンチに陥ってしまいました。
また、その銀行の共同設立者は亡妻の兄弟でもありました。

友情か義理人情か、ゲオルクは、イギリスの銀行に預けていたトラップ家の資産をほとんどその銀行に投入します。

しかし、あえなく銀行は倒産してしまい、トラップ家は破産してしまいます。

意気消沈したゲオルクに代わって精力的に動き出します。
屋敷の空き部屋を神学生に貸し出したり、生計の足しにと各地の催しで家族の歌を披露したりします。

なるほど!史実ではこんな風にトラップ合唱団が出来上がっていったのですね。
それにしてもマリア、頼りになる奥さんです。


幸運にも、宿舎つきの神父フランツさんがローマで教会音楽を学んだ聖歌のプロフェッショナルでした。
兄弟は彼の歌の指導を受けることでどんどん実力を付けていきます。

1935年 ザルツブルグ音楽祭で優勝。
トラップ家はとうとう、ザルツブルグ音楽祭の大衆歌手コンテストで優勝しちゃいます。メンバーはマリアと兄弟姉妹。

1938年 オーストリアがドイツ併合。トラップ一家亡命。
よう~やく、映画の山場にあたるトラップ一家の亡命ですね。

でも実際には

長男ルーペルト 27歳
長女アガーテ 25歳
次女マリア 24歳
次男ウェルナー 23歳
三女ヘートウィク 21歳
四女ヨハンナ 19歳
五女マルティーナ 17歳

さらにこれにマリアが産んだ2人の子供もいて、さらにもう一人妊娠中です。

ドイツに併合されたものの、ゲオルクはナチスの旗を飾ることを拒否し、またドイツ海軍からの召集も拒否します。さらにアドルフ・ヒトラーの誕生日パーティーで歌えって言われて激怒します。
…でも「だが断る」って言うのもさすがにそろそろやばい。彼らは一家で亡命することにしたそうです。

映画では山越えでスイスに亡命していましたが、実際には汽車による亡命でした。
その後、イタリア→スイス→フランス→イギリス→アメリカと移動します。
各国を転々となにしろ亡命ですから、5~6週間くらいしか滞在ビザをだしてもらえなかったんですねー。

1940年 大手プロダクションがプロデュース。
しかし今回も彼らは自分たちの歌によって道を切り開きました。
アメリカでも徐々に歌で人気を得ることができ、1940年には大手プロダクショがプロデュースを引き受けてくれました。


1947年 ゲオルク死去
コンサートツアーの途中、ゲオルクは体調を崩してニューヨークで入院。
その後バーモント州の自宅で静養するが、肺ガンのため67歳で亡くなりました。

映画では軍隊式で厳格な父として描かれていましたが、むしろ勝ち気なマリアを優しくなだめたり、トラップ合唱団の本当のまとめ役は彼でした。

マリアは、自分たちが映画化される際に、事実を脚色することには拘りませんでしたが、彼が横暴に描かれたことだけは強く抗議しました。

この時マリアはまだ42歳。
年の差はわかっていたこととは言え、この年で伴侶を亡くすのはつらかったろうなあ…

1949年 自伝出版
マリアが1949年に自伝『トラップ・ファミリー合唱団物語』を出版し、これがベストセラーになります。

さらにマリアは続けざまに
1952年に『ある家庭の聖書研究』
1955年に『トラップ一家の一年』
などを出版します。

1956年 映画化
自伝の人気も手伝い、ドイツの映画会社が映画化権とそれに関する権利を9000ドル(現在の100万ドルくらい)で買い取ります。
そして制作された映画が、「菩提樹」です。

実はトラップ一家をモデルにした映画はドイツで作られたこの映画が最初なんです。サウンドオブミュージックではないんですね…。
ドイツ語だし、ミュージカル調でもありません。

再び映画化
そしてトラップ一家は1958年、再び映画化されます。
『続・菩提樹』です。

なお、『菩提樹』はアメリカに亡命するまで、『続・菩提樹』はサウンドオブミュージックでは描かれなかった亡命後のアメリカでの困窮と苦難との戦いを描いております。

アメリカのプロダクションがその映画の権利をさらに買い取ってミュージカルをつくることにしました。
1959年 ミュージカル『サウンドオブミュージック』です。

1965年 ミュージカルのヒットを受けて、ついに映画 『サウンドオブミュージック』 がつくられました。

その後…
その後のトラップ一家はどうなったのでしょうか。

マリアが産んだ二人目の子供(家族の9番目の子供)ヨハネスは、アメリカ・バーモント州のトラップ一家が暮らした家を「トラップ・ファミリー・ロッジ」として経営しています。
今でも数多くの観光客が宿泊し、映画やトラップ一家の思い出を楽しんでいます。





次男ウェルナーの娘(マリアとゲオルクの孫)であるエリザベス・トラップ(Elisabeth von Trapp)はフォークシンガーとして活動しています。

彼女が産まれて2年ほどで「トラップ一家合唱団」は活動を終えていましたが、父親の歌とギターに親しみ、トラップ一家の歌と音楽に囲まれながら育った彼女は、自然と音楽を生業とするようになりました。

若い頃は結婚式や教会のゴスペル演奏、タウンホールでの演奏などをして暮らしていましたが、今ではCDを出すなど立派なアーティストとして活躍しています。

映画を越える激動の人生を終えたマリアは、1987年3月28日、静かに息を引き取りました。
ゲオルクに先立たれて40年後、82歳でした。

年表
1911年 ゲオルグ、最初の妻アガーテと結婚
1919年 ゲオルグ、海軍退役。
1922年 妻アガーテ死去
1926年 マリアが家庭教師としてトラップ家へ赴く。
1927年 ゲオルクとマリアが結婚。
1933年 金融恐慌により破産。生活のために歌を披露しだす。
1935年 ザルツブルグ音楽祭で優勝。
1938年 オーストリアがドイツ併合。トラップ一家亡命。
1940年 大手プロダクションがプロデュース開始。全米でも人気を博す。
1947年 ゲオルク死去
1949年 『トラップ・ファミリー合唱団物語』出版。ベストセラーに。
1955年 『トラップ一家の一年』を出版。
1956年 映画化権を映画会社に売却。『菩提樹』公開
1958年 『続・菩提樹』公開
1959年 ミュージカル『サウンドオブミュージック』公開
1965年 映画『サウンドオブミュージック』公開
1987年 マリア死去
1991年 世界名作劇場にて『トラップ一家物語』放映





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