(公社)日本ローイング協会(安全)インシデントレポート掲示板


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ネットの検索で見つけました。
自転車トレーニング時の事故です。
少し時間が経過していますが、掲載いたします。
Seifriedsbergerさんは2016年のU23の世界チャンピオンとのことでした。


Christoph Seifriedsberger(26歳)は、イタリアでの自転車トレーニング中に車にひかれ、負傷のため息を引き取った。

オーストリアのボート競技は、イタリアでのトレーニングキャンプ中の悲劇にショックを受けている。ナショナルチームの漕ぎ手であるChristoph Seifriedsbergerは、金曜日の午後、ローマの南100kmにあるSabaudiaで交通事故に遭い、死亡しました。オーストリアボート連盟(ÖRV)が土曜日に発表したところによると、26歳の彼は自転車トレーニング中に交通事故に巻き込まれ、負傷して亡くなったとのことです。

地元メディアによると、ザイフリースベルガー選手は他のサイクリストと一緒に自転車を漕いでいたところ、車に轢かれたとのことです。ハンドルを握っていたのは反対方向から来た女性で、車の制御を失い、運河に着水した。海岸沿いの町サバウディアに数日間、ナショナルチームの一員として滞在していた2016年のU23世界チャンピオンは、即死だった。事故後に呼ばれた医療関係者は、彼の死を断定することしかできなかった。

"ボートファミリーは、この言いようのない悲惨な事故にショックを受けており、親族のプライバシーを尊重するよう求めている。その場にいた選手と付き添いの人たちは心理的なケアを受けている」とÖRVは発表した。

カラビニエリは、事故の正確な経過を再構築している最中である。事故を起こした負傷したドライバーは、アルコール検査を受け、車を押収されました。彼女は検査のため、Terracinaの町にある「Fiorini」病院に運ばれました。負傷はしているものの、命に別状はない。

Seifriedsbergerが亡くなる数時間前、同じ道路で別のサイクリストが死亡事故を起こしていた、とメディアは報じている。イタリアでは連日、サイクリストの死亡事故が見出しを飾っている。11月末には、元プロサイクリストのダビデ・レベリンがヴィチェンツァ近郊でトレーニング中にトラックに轢かれて死亡している。

12月26日、オーストリアのボートチームがサバウディアに到着した。約40名からなるオーストリアチームのほか、ドイツチーム、イギリス、アイルランドのクラブも海岸沿いの町のスポーツセンターに到着しました。オーストリアのボートチームの参加は、ほとんど伝統的なものです。彼らは20年近く前からサバウディアで競技シーズンに備えている。


遠漕中の天候急変 安全環境委員会:栗林健太郎 投稿日: 2023年05月22日 09:18:09 No.451 【返信】

インシデントレポート投稿フォームより投稿がありましたので共有させていただきます。

【日時】2023/2/23 14:30ごろ
【場所】湖
【天候】晴
【視界】良好
【気温】7~10℃
【水温】不明
【インシデントの概要】
『経緯』
・午前中練習予定を低温のため午後に変更
・12時頃発艇。無風静水。北に航路を取る。
 艇種はオデッセイ(6人乗艇)漕手4名+コックス+コーチャー
・メンバーはシニア男子2名、シニア女子4名
・約7km先まで遠漕。13時頃到着。ここまで無風静水。鏡のような湖面。
・1時間程休憩。体力回復。
・14時出発にて帰路に就く。
・14時過ぎから急に北からの強風が吹き出し、湖面が荒れ出す。
・大波を2発かぶり大きく浸水。艇沈没危険性を感じる。
・横波回避のため航路を目指していた東から南へ変更。
・最短距離にある港防波堤内へ入港し水上警察へ避難。
・浮桟橋から水上警察の協力をいただき陸揚げ。
・風と波が治まるのを待って再乗艇し帰路に就く。
・17時、無事に艇庫へ帰還。

『反省点』
①出発前の気象情報未確認→あまりにも素晴らしい無風静水状態に感動し、安易に遠漕を選択してしまった。
②ライフジャケット未積載→普段波の出ない水域での練習なので、ライフジャケット積載の習慣がなかった
③排水設備未積載→①に同じ。まさか波が出るとは思っていなかった。
④退避中の体温保持手段、栄養補給手段の準備がなかった。
⑤遠漕であったが伴走者なかった
⑥〈総括〉いずれにしても、最悪の状態を想定した準備が全くできていなかった。
退避場所を複数予定する、早めに退避する、遠漕時には必ず伴走者を付ける、など、万全の準備をした上で乗艇実施が必要。また、いつも練習している水域で慣れていたということが油断につながってしまった。



安全環境委員会 委員長 飯田毅
担当スタッフ 堀晃浩

アクシデントレポートのご提出ありがとうございました。
自然河川において、大学女子2X(W2X)と社会人男子1X(M1X)の接触が発生しました。
人的被害は、W2Xのバウが右手の指を骨折したとのことです。
物的被害は、W2Xのバウのストロークサイドのオールが折れ、M1Xの艇側面に傷やへこみが残ったとのことでした。

【事実経過】
場所:自然河川
日時:2023年4月30日日曜日16時頃
関係する艇:大学女子2X(W2X):S1年生、B4年生
      社会人男子1X(M1X)
人的損害:W2Xのバウが右手の指を骨折
物的損傷:W2Xのバウのストロークサイドのオールが折れた。
     M1Xの艇側面に傷やへこみが残った。

【状況】
発生前:W2Xは上流に向かって、M1Xは下流に向かって航行していた。W2Xは河川の中心付近を航行していた。双方ともに前方確認が不十分であった。
発生時:W2XのストロークサイドのオールがM1Xの艇側面とリガーに接触した。
発生後:M1Xの所属団体のモータが約3分後に現場に到着した。事故の発生状況を確認した。その後着岸し、物品の破損を確認したり話し合いをした。

【対策・計画】
前方確認を徹底する。
練習水域を制限するなど、河川練習時の航行ルールを策定する。

【安全環境委員会より】
レポートありがとうございました。
漕手の負傷、艇の損傷を伴う事故でした。
レポートには前方確認を徹底するとの記載がありました。
また人によっては舵手なし艇は常時確認をという人もいますが、
艇の進行方向を見ながら漕げないので、現実問題、それでは練習にならないように思います。

ここでは2点の問題提起をさせていただきます。
常時確認は難しいにしても、最後に確認してからどれくらい時間が経過したか明確に意識していただければと思っています。もちろん確認した直後に、川岸の草で見えなかったところから釣り船が出てくるケースもありますが。
チラ見でおそらく150-200m、左右からじっくり安全確認した場合250-300m程度でしょうか。そうすると、舵手なし艇は練習に集中して漕げる距離としては150-300m程度ではないかと勝手に感じています。つまりは遅い艇では30-60秒に1回はチラ見でも前方確認し、次はどこで確認するかを意識しながら練習することが最低限の予防措置ではないかと感じます。

もう一つは何度かコメントしたので繰り返しませんが、視認しにくい小さな競争艇の視認性を上げる工夫も必要かと思います。


【WEB検索より】2023/4/11強風により男子1X(大学)の沈が発生した模様です 安全環境委員会 堀晃浩 投稿日: 2023年05月16日 15:43:31 No.449 【返信】

【固有名詞を匿名化して配信します】


11日午前、H市の川で大学生が乗った1人用のボートが転覆しました。警察は、強風が原因とみています。

ボートが転覆する事故があったのは、河川放水路です。

警察と消防によりますと、11日午前11時半ごろ、事故を目撃した大学生から「1人乗りボートが転覆して、南から北に流されている」と通報がありました。

救助艇などが出て、およそ20分後にボートに乗っていた男子大学生を救助したということです。学生にけがはありませんでした。

学生は大学のボート部に所属していて、当時、練習をしていたということです。11日H市では、瞬間的に15メートルを超えるやや強い風が吹いていて、警察は目撃者の話などから、強風にあおられてボートが転覆したとみて調べています。





2023年5月3日〜5月6日に開催された第74回 朝日レガッタでのインシデント・アクシデント報告です。

5月3日
①高校男子1×、レース進行中、800m付近でブイを叩いて沈。再乗艇してゴール。レース後の医師による診断で異常なし。翌日の敗者復活で勝ち上がり準決勝進出。

②高校女子2×、レースアップで回漕中、コースのランドマークを張っている赤白支柱に接触し、バウマウントリガーに損傷。レースには出漕。
※損傷箇所は当日中に修理完了

5月5日
①中学男子2×、レース中腹切りして2人とも沈、再乗艇出来ず棄権。レース後の医師の診察で異常なし。ヒールコードは適切に取り付けられていたが、ヒールコードの存在と、その意義を知らなかった。(ヒールコードに関する競漕規則改訂も当然知らず)

②高校女子2×、レースアップで、消波装置の外側をスタート→ゴール方向に回漕中、遊覧船の航行ルートを示す浮遊ブイに接触して沈。再乗艇出来ず救助艇にて救助。
レースには出たいとの意思で、選手及び艇を本部前の桟橋まで曳航。体調に問題なし、艇・オールに損傷なく、この時点で発艇15分前。そのまま回漕してレース出場。(決勝進出)

③高校男子2×、レースアップで、ゴール→スタート方向へ回漕中、500m付近でパドル漕に入って間もなく、西風を受けてコースよりに歪曲していた消波装置に気付かずバウボールから突っ込み、艇首が消波装置に突き刺さり、抜け出しを試みるうちに沈。艇首のバウボールから30㎝付近で折損し大量に浸水し、救助&レース棄権。
突っ込んだ際の衝撃で整調の選手が腰を負傷し、医師の診断で炎症反応が大きく出ており、念の為救急で病院受診。
ヒアリングした際、消波装置が風であんなに歪曲するとは思っていなかった、後方をしっかり確認していなかったを申しておりましたが、そうであれば、先ず接触するのはオールになるはずが、艇首から突っ込んでいる事と、近くにいた審判艇が驚くほど大きな音を立てて衝突したという証言から検証すると、消波装置に向けて斜航する形で進んでいき、突っ込んだのだと思われます。

※因みに高校女子2×の2件は同一クルーによるものです。

その他インシデントとして、波消装置の外側、500付近の取水口に接触、同じく波消装置の外側、ゴール付近の遊覧船の航行ルートを示す浮体に接触。
いずれも2×でした。

大会中、2×案件が多発しましたが、過去の大会も振り返ってみると、
2×ないし、2×どうしの接触、衝突破損事故も多く、選手の重症ないし死亡事故も2×で起こっています。
舵手付きフォア並みにスピードが出る事と、後方の安全確認を怠り気味になることも要因に含まれると思われます。
併せて、借り物の艇で事故を起こして破損させている(いずれも要高額修理)案件が複数含まれる事や、2×で沈復帰できなかったクルーが複数あった事も懸念される事項です。

5月3日の①の案件、シングルスカルのレースで沈した場合、気が動転して再乗艇出来なかったり、気力の低下でそのままリタイアする選手が散見される中、諦めず何度か再乗艇を試み、ギリギリのタイミングで復帰して完漕し、次の敗者復活に繋いだ結果、準決勝に勝ち上がった闘志は、多くの選手に見習っていただきたいと思います。

以上報告させていただきます。
安全環境委員会 堀晃浩 投稿日: 2023年05月16日 14:11:45 No.448
朝日レガッタ競技運営委員様
安全環境委員会スタッフの堀です

いつも詳細なご報告ありがとうございます。
発生した事柄を共有することはとても大切なことで、
そのことを実行してくださっているので、
感謝しております。

これからもよろしくお願いいたします。


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