(公社)日本ローイング協会(安全)インシデントレポート掲示板


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シングルスカル同士の接触 安全環境委員会:栗林健太郎 投稿日: 2023年03月15日 22:37:30 No.439 【返信】

インシデントレポート投稿フォームより投稿をいただきましたので共有させていただきます。

【事実経過】
場所:人工コース
日時:2023年3月8日水曜日午前8時00分ごろ
天候:晴
視界:良好
関係する艇:【艇A】1X (社会人、女性)
      【艇B】1X (大学1年生、女性)
人的損害:なし
物的損害:Aのトップボール付近に5mm程度の破損あり。

【状況】
7:58
2250m付近を関係艇A(以下A)は帰艇するため停止・休憩エリアの4レーン付近を徐行。関係艇B(以下B)は停止・休憩エリアの3レーン付近で停止して休憩中。
8:00
Aが後方確認した際に、Bを認識。距離が近くブレーキが間に合わなかったため、Aは咄嗟にストロークサイドのオールを引き寄せ接触を回避したが、BのバウサイトのオールがAの艇の船底を通過。艇同士の接触は無かったものの、BのオールがAの船底を通過した際、トップボール付近を一部破損。
8:30
接触後その場で、A・Bがお互いに怪我や艇に傷がないかを確認。
練習終了後、AがBの艇庫を訪問したが、Bが練習中であったため、Bの関係者(4年生)と連絡先を交換するとともに、Bの監督へ電話にて状況を伝達した。土曜日(11日)に再度、A、B、各監督の4名で、艇の確認等実施。

【原因と対策】
本件は「転回エリア・徐行エリア、休憩・停止エリアでの後方確認」に問題があったために発生した接触事故であった。
今後このような事故を起こさない為にも、航行ルールの認識、順守の徹底に加え、より一層周囲確認に細心の注意を行っていかなければならないと考える。
当該所属チーム内での「注意喚起」の徹底を双方で確認し、今後もより安心安全な練習環境構築に貢献できるよう取り組んでいく所存である。


シングルスカル転覆からの再乗艇 那谷武司 投稿日: 2023年02月27日 09:24:01 No.437 【返信】

団体 魚崎ローイングクラブ
日時 2023年2月25日8:45頃
場所 神戸市東灘区の運河
天候 晴れ、風速4m
艇  1X(社会人、シングル乗艇2回目)
損傷 人的、物的とも無し

状況
転覆した1Xはこれまでダブル、フロート付きシングルに何度も乗艇。満を持して他メンバーと一緒にメインの練習水域に出艇。そこに至るまでにうねり・波の高いエリアを通過する。
往路は問題なく、帰路に波の高いエリアを通過する際、疲労からか波にオールを取られ転覆。
近くを漕いでいた同じクラブの1Xがすぐに近づき再乗艇のやり方を指導しつつ、バディシステム(僚艇が転覆した艇のリガーを持って支援する方法)にて再乗艇を支援。すぐに再乗艇に成功した。
魚崎ローイングクラブでは毎年スカルの再乗艇練習を実施しており(単独、バディシステム)実戦の場で役立った形。

反省
再乗艇練習は毎年6月頃に実施。今回の1Xはその経験をする前の転覆となった。腰に巻く形のライフジャケットも携行しておらず、注意喚起が不足していたことは反省点となった。
安全環境委員会 堀晃浩 投稿日: 2023年02月27日 17:48:50 No.438
魚崎ローイングクラブ
那谷武司さま

安全環境委員会の堀晃浩です

レポート書き込みありがとうございます。
ブログで実践的な練習をなさっているなと感じておりました。

1X自身は沈回復の練習をしていなかったとのことですが、周囲のクルーがバディシステムに習熟されていれば、有効であることが示されたかと思います。

これからもよろしくお願いいたします。


艇どうしの軽微な接触インシデント 安全環境委員会:栗林健太郎 投稿日: 2023年02月26日 10:56:56 No.436 【返信】

インシデントレポート投稿フォームより投稿をいただきましたので共有させていただきます。

【事実経過】
場所:人工コース
日時:2023年2月16日木曜日午前9時00分ごろ
天候:晴
視界:良好
関係する艇:【艇A】1X (社会人、女性)
      【艇B】2- (大学1年生、女性)
人的損害:なし
物的損傷:なし

【状況】
関係艇A(以下A)は2000m以降の地点の6レーンと回漕レーンの間付近をSR18-20のユーティリゼーションで2100m方向に航行。同一レーンを先行していた関係艇B(以下B)は2100m地点を過ぎたため、転回を開始。
2100m地点過ぎの転回エリアで転回中のBのストロークサイド側のテール先端部分にAのトップボールが接触した。
Bは転回中にAの接近に気付き声をかけ、Aは声に気付きブレーキをかけ止まろうとしたが、止まり切らずに接触。幸いAのスピードが大きく減速していたため、かする程度の接触で終わった。2艇とも転覆なし。
接触後すぐに、A・Bがお互いに怪我や艇に傷がないかを確認。お互い怪我や艇に大きな損傷がなかったため、練習を継続した。
練習終了後、Aのコーチが改めて双方の当事者に怪我の確認と艇の損傷の確認を実施し、A・Bともに怪我や艇の故障・損傷がないことをあらためて確認した。

【原因と対策】
本件はA艇の「後方注意エリアでの注意不足」に加え、B艇の「転回の際の手際と声がけの大きさとタイミング」に問題があったために発生した接触事故であった。
今後このような事故を起こさない為にも、航行ルールの認識、順守の徹底に加え、より一層周囲確認に細心の注意を行っていかなければならないと考える。
当該所属チーム内での「注意喚起」の徹底を双方で確認し、今後もより安心安全な練習環境構築に貢献できるよう取り組んでいく所存である。


人工コースでの1Xの沈と救助について 安全環境委員会 堀晃浩 投稿日: 2022年12月27日 16:43:06 No.435 【返信】

安全環境委員会 委員長 飯田毅、
担当 スタッフ 堀晃浩

アクシデントレポートのご提出ありがとうございました。
人工コースにおいて1Xの沈が発生いたしました。

【事実経過】
場所:人工コース
日時:2022年12月16日金曜日午前6時20分ごろ
関係する艇:1X 男子大学生(1年生)
(救助)社会人男子2-、社会人コーチの連携
人的損害:なし
物的損傷:自艇のシューズ(ストレッチャーボートの取り換えを要する)

【状況】
人工コースの端でターンを行った(仮に0m地点とする)。
航行コースで漕ぎ始めたところ大きなブイ(コースのセンター識別用)にストロークサイドのオールを接触させてしまい、バランスを崩しターンの地点から100m地点で沈した。

近くにいた社会人2-が100m地点から600m地点まで沈した1Xをけん引し、600m地点で岸にいた社会人コーチの補助により接岸できた。選手は、社会人コーチの使用していた自転車を借りて、学生寮に戻り暖を取ることができた。選手が水中にいた時間は15分程度であった。

600m地点の1Xは船体の破損はなく(片足のシューズが外れた)、腕漕ぎで艇庫まで戻った。

なお、この日の気温はレポートにはなかったが、近くで気象観測をしている「環境省:そらまめくんの観測局」では午前6-7時で2℃の気温が観測されており、2-と陸上のコーチの連携がなければ、選手がよりシビアな状況に陥っていたことが容易に想像される。

【安全環境委員会より】
アクシデントレポートのご提出ありがとうございました。
これから冬を迎えるにつけ、選手が無事であったことが何よりでした。

特筆すべきは、救助に当たった社会人2-も社会人コーチも別団体の所属でしたが、
気温の低さ等から素早い対応が必須と判断されて、即刻の救助に当たっていただいたものと思います。誠にありがとうございました。深く感謝いたします。

アクシデントの後からは何とでもいえるのですが、検討を重ねるためにどんなオプションがあったか考えてみましょう。
・2-での救助は大変であったと想像します。もしそばに2Xなどがいたなら、交代せずともそばを並走して何かの時のバックアップに入る方もいたら、2-の方も助かったかもしれませんね。
・もしもっと寒さが厳しいなら艇の曳航をいったんあきらめて、選手だけキャンバスに乗せて運ぶ手もあるかもしれません。

これから春までの季節、どうか単独の練習にならないように、沈した場合の復旧方法をイメージすることは大切であると思います。

ご安全にお願いいたします。


ボート同士の接触インシデント 安全環境委員会:栗林健太郎 投稿日: 2022年12月17日 13:52:36 No.434 【返信】

インシデントレポート投稿フォームより投稿をいただきましたので共有させていただきます。

【発生日時】2022/12/8 17:20ごろ
【場所】  戸田ボートコース
【視界】  不良
【事実経過】
関係艇:A 1x(大学1年生)/B 1x(社会人団体)
人的損害:なし
物的損害:なし

【事故状況】
A艇が2100m地点よりも手前の2050m地点で転回中、3レーンをスタート方向に漕行していたB艇に気付き声をかけ、B艇もそれに気付きブレーキをかけたが、減速が間に合わず双方艇を避けようとした結果、B艇のバウボールとA艇のバウボールから1mあたりのバウサイド側が接触。

【原因と対策】
・本件では、A艇は2100m地点よりも手前の2050m地点で転回していたが、戸田ボートコースの航行ルールでは2100m地点(中央に浮かぶ大きなブイ)を越えずに転回することが原則として禁止されている。今後このような事故を起こさない為にも、航行ルールの認識、順守の徹底を行っていかなければならない。

・B艇については、夕暮れ時であること、コース使用に慣れていないクルーや初心者がいること等を念頭におき、常に周囲に注意を払う必要がある。

・特に夕刻の乗艇では、周囲が暗く見えづらい為、より一層周囲確認に細心の注意を払う。危険を察知した際は、速やかにその危険を回避するような行動をとる。また、ルールを守るだけでは自分の身を守ることにはならないということを認識する。


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