(公社)日本ローイング協会(安全)インシデントレポート掲示板


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旧掲示板記事:423 ロウボート 与一くん 2022/5/8 2022年4月30日 土曜日 安全環境委員会:堀晃浩 投稿日: 2022年06月25日 11:53:27 No.417 【返信】

423 ロウボート 与一くん 2022/5/8
2022年4月30日 土曜日
広島県立広島皆実高校のボート部1年が、太田川放水路でロウボートから沈しました。集中力が切れ、船の上でボーっとしていたらオールが水にズボズボズボと入っていき、一緒に落ちてしまいました。
その時の水温等は覚えていませんが、比較的温かかったと思います。しかし、沈をして5分ほど水に浸かっていましたが、結構体温を奪われ、寒かった記憶があります。
少しの間でも体温が奪われるので、注意が必要だと身をもって感じました。

また、岸に上がる際、岩で足の親指を切ったので、沈して上がる際、気をつけてください。

ロウボートだったら沈しないだろう、と思っており、沈した時の対処法を事前に学習していませんでした。そのため、コーチなどたくさんの方々に迷惑をかけてしまったので、ローイング安全マニュアルをしっかり読み、次に繋げていきたいと思います。


旧掲示板記事:422 ダム湖に設営されたコースでの衝突 安全環境委員会 竹内浩 2022/5/1 安全環境委員会:堀晃浩 投稿日: 2022年06月25日 11:52:52 No.416 【返信】

422 ダム湖に設営されたコースでの衝突 安全環境委員会 竹内浩 2022/5/1
【事実関係】

・日時:2022年3月9日(水)AM9時29分
・場所:ダム湖内に設営されたコース(6レーン)
・関係艇: 男子2x(大学OBクラブ・マスターズ)
       漕艇場所属の作業用モーター(作業者1名)
・天候:晴れ 事故時の風速約2m(逆風。湖面はさざ波程度)
・人的損害:なし
・物的損害:2xのトップカンバスの一部が破損、約1cmのひび割れ(写真添付)

【経過・事故状況】

1.出艇時に、2Xクルーは漕艇場の作業用モーターが水面に出ていること、他のボートや釣り船などは出ていないことを確認(湖内の練習艇は当該2xのみ)した。
2.コース奥のスタート位置から2000mのロングライトパドルを実施。逆風下6レーンを12km/hほどのスピードで進行、イージーオール後に6レーンゴール付近でブイ作業をしていた漕艇場のモーターに衝突した。
3.2xはのバウボールがモーターの水抜き穴に挟まったため横に滑らずトップが折れ曲がり、トップカバーの一部が外れて飛び出したが、衝撃は大きくなく、漕手が水に転落することもなかった。トップが折れ曲がったこと、カバーが外れたことで衝撃が吸収されたものと推測される。
4.衝突後、相手にケガや損傷がないことを確認、水に落ちたトップカバーを回収。沈没を心配したが急激な浸水は見られなかったため漕いでに戻れると判断、迅速に漕いで船台に戻り損傷を確認した。
5.約1cmのひび割れ穴がありそこから浸水。トップ区画の浸水は約5L、トップカンバスの点検口から約2Lが排水されたが、艇中央部と艇尾部分は浸水の形跡なし。


【原因など】

1.2xではS.Bとも後方確認のためミラーを帽子に装着していたが、衝突100m手前でSが進路確認した時は、モーターが真後ろにいたためBの身体の陰になって見えず、Bは汗で帽子がずれ、後方が確認しにくい状況であった。またBのリガーに着けたミラーは、取り付け部が破損したため数ヶ月前に取り外してあった。
2.漕艇場モーター側も担当者1名のみで、後ろ向きで作業に没頭していたため、ダブルスカルの接近には気付かず、衝突寸前のイージーオールのコールで気付いたとのこと。
3.事故原因としては、いくつかの偶然が重なったものではあるが、やはり後方確認が不十分であったことにつきる。とくに真後ろの死角はコックスがいても見えにくい。ゴール間近ということで自然と艇速が上がり、後方への注意が散漫になったものと思われる。バックミラーも個人にあったものが望まれる。今回の場合、衝突した瞬間まで気が付かなかったのは、モーター側も一人でコースを横切る形で後ろ向きに作業に没頭していた、ことも理由の一つであろう。今後の事故解消策として、スカル側の対応としては自動車のドライブレコーダーのように、進路方向の障害物を検知・確認するためのIT機器を準備して設置していくことを検討していきたい。


【安全環境委員会コメント】

1.ケガはなかったとのことで、先ずは幸いであったと思います。
2.損傷を冷静に評価し、自力で帰艇可能としたのも良い判断でした。
3.「湖内に設定されたコース内での事故」でした。湖全体やボートコースの航行ルールは承知していませんが、戸田コースのように極めて特別な環境を除けば「前方を含めた四周に注意を払う」ことはローイングにおける大原則ですので、報告者自ら言及しているように前方不注意が第1原因と言えると思います。
4.漕艇場が作業を行う際の周知方法や作業中の安全確保にも改良の余地があるかも知れません。
5.ミラーやIT機器活用も有効ですが、頭を巡らして自らの眼で確認することを励行して頂きたいと思います。
6.最後に、水上での「会話」を推奨したいと思います。今回はその機会もなく衝突してしまいましたが、2Xからは練習の予定を作業船に伝えるなどの「会話」をすることで事故を予防できることもあると思われます。

以上


旧掲示板記事:420 2021年度安全講習会実施報告(静岡県東部地区) 安全環境委員会 竹内浩 2022/4/24 安全環境委員会:堀晃浩 投稿日: 2022年06月25日 11:51:30 No.414 【返信】

420 2021年度安全講習会実施報告(静岡県東部地区) 安全環境委員会 竹内浩 2022/4/24
安全講習会の実施ならびにご報告、有り難うございました。
掲載して共有させて頂きます。

【実施内容】
日時:2021年7月10日(於:沼津工業高校研修室)
参加者:沼津工業高校および沼津東高校ボート部員、顧問約40名
講習内容:
・両校の顧問より、ボート競技における危険の回避、事故発生時の対応についてプレゼンテーションを用いた講義やグループワークを行った。
・当初の予定では、講義終了後、狩野川にて沈回復の実技講習を計画していたが、前日の雨による増水で実施できず、動画での確認となった。
・講習では、ボート競技は危険と隣り合わせのスポーツであることを認識させ、危険を回避するための方法や競技を安全に楽しむ方法について思考することできた。また、危険を回避するための臨機応変な対応や技術、知識の向上をさせることが高校生のボート競技の上達にもつながることを確認した。

【安全環境委員会コメント】
・安全講習会の実施、有り難うございました。
・安全に関して実効性ある講習とは、危険に対して如何に身を守るか、状況に応じてどう対応するかを自ら考え行動する力を身につけることと思われますので、一方通行の座学だけではなく、グループワークを通じて自ら考える形式としたことは有効であったと思います。
・今後とも継続的に安全について考える機会を持ち続けて頂けるよう、取組みをお願い致します。




旧掲示板記事:419 北海道観光船の事故について 安全環境委員会・堀晃浩 2022/4/24 安全環境委員会:堀晃浩 投稿日: 2022年06月25日 11:49:33 No.412 【返信】

419 北海道観光船の事故について 安全環境委員会・堀晃浩 2022/4/24
ご安全に。
安全環境委員会の堀です。

4月23日に行方不明になった観光船について、当時何が起こっていたのかを気象の立場から見直してみました。
現在観光船の修理が不十分であって浸水したのではないかなどの情報も錯綜していますが、とらえられた気象場の特徴などをコメントしたいと思います。

ふと思いついたことなので考察は不十分かと思いますが、分析してみました。

使用するデータとして、ウトロアメダス(住所がウトロ高原、標高140mあまりなので高台に設けられているようです)、そして網走アメダスを見てみました。

観光船が出港したのは4月23日の10時ごろと報道されています。その時のそれぞれのアメダスの風向風速、気温は、
ウトロ:ENE 1.6 m/s, 10.3℃
網走:NNW 8.4 m/s, 13.4℃
ウトロの風速が妙に低いのが気になります。白波が立っていたとの証言からすると、そこまで低かったのかなとも思えます。知床半島は急峻な地形なので、西風時は半島の風上側が閉塞して風が見かけ上弱まることが起こっていたのでしょうか。もちろん現地の方はこのような特性は熟知していたはずです。

天気図を見ると知床半島を寒冷前線が通過しており、この後気温も低下していきます(ウトロ5.8℃:13時、3.4℃:16時)。練習であれば、事前に寒冷前線の存在を知っていて急激に気温の低下が起これば「危険」と判断したいところですね。

風速は網走では11~16時まで安定して北西の風が吹き10分平均で13時には16.4 m/sの風が吹いていました。この風が海上では吹いていたのかなと想像されます。

観測値は大切ですが、設置場所によって地形の影響を受けた風を測ってしまいますから、本来知りたかった海上の風の記録は網走のほうが参考になるということかもしれません。

事故の報道を受けてどれくらいの風が吹いていたのか見たところ、ウトロでは強風の記録がなく、気温の急変から寒冷前線の通過したことがわかり、全線近傍では強風が吹くことが多く、その痕跡が網走アメダスに残っていたというお話でした。

4/24 17:11ニュースで10名の方がなくなられたとの報道がありました。ご冥福をお祈りすると主に、複眼的な視点でデータを見て危険回避の努力を続けたいと思いを新たにしました。




旧掲示板記事:418 日ボセーフティアドバイザ講習会 小沢哲史 2022/2/13 安全環境委員会:堀晃浩 投稿日: 2022年06月25日 11:46:23 No.410 【返信】

418 日ボセーフティアドバイザ講習会 小沢哲史 2022/2/13
兼公認指導者更新義務研修。
が2/13、戸田公園事務所2Fで開催されました。会場には13名、オンライン参加65名。
講師x4名。安全総論、気象、インシデントレポート概況、法律。
水域の安全向上に寄与できれば幸いです。




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