(公社)日本ローイング協会(安全)インシデントレポート掲示板


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    膨張式のライフジャケット(ベストタイプにしてもウェストベルトタイプにしても)
    A 取扱説明書を熟読しましょう.
    B メンテナンス,日常の手入れが重要です.主に2つのタイプがあります:
    C 手動膨張式(ガスカートリッジのみ),紐を引くと開く.自動浸水検知なし
    D 自動膨張式(ガスカートリッジと,水検知カートリッジがついているタイプ. 紐もあるが,落水時に自動的に膨張) があります.

    E (特に海水域では)少しでも水をかぶった場合は,乗艇後,中を開いてよく水洗いし,乾燥さて,シリコン系防錆剤などを吹いておきましょう,(カビの防止,金属部分の防錆)
    F 防錆グリスを溶出させないようCRC5-56や,パーツクリーナーは適していません.
    G 自動膨張式は,小孔をテーピングして水が入らないようにしてから水洗い.

    H トラブルケース:
    ・紐を引いても堅くて動かせない,動かしにくい
    ・強く引っ張ると,レバーが壊れた.
    こういった事態を避けるために,日常のメンテナンスは非常に重要!

    いざというとき,確実に作動するように,日常点検に留意しましょう.


    2×同士の接触(アクシデントレポート概要) JARA安全環境委員 栗林 投稿日: 2024年12月19日 17:50 No.510 【返信

    大会中における2×同士の接触事故の報告がありましたので、概要を転記いたします。

    【事実経過】
    場所:人工コース
    日時:2024年11月17日(日) 午前11時20分ごろ
    風向・風速:南1m
    天候:晴
    気温・水温:22度・水温-度
    関係する艇・船舶:(A)M2×(大学1年生)、(B)M2×(大学2年生)
    人的損害:なし
    物的損害:(A)M2×、バウシート横のバウサイド側面に50cmほどの損傷
    (B)M2×、バウボールを含む艇のバウを損傷 またバウの損傷に伴いバウナンバーを紛失
    ※それぞれ互いに自己負担による修理予定

    【状況】
    艇A2Xがスタート練習中、艇B2Xが750m地点で転回中に接触し、艇A2Xはバウ側側面に50cmの損傷を受け、艇B2Xはバウ部分が折れました。事故後、双方の代表者が現場確認と状況共有を行い連絡先を交換し、その後別の艇庫で図を用いた詳細な再確認を実施し、安全管理担当者から監督への事後報告も行われました。また、転回エリアを示すブイの位置確認を通じて、再発防止のための具体的な検討も進められました。
    【今後の対策】
    ①現役部員全員での安全ミーティング実施(2024/11/30,2024/12/1)「今回の事故はどうしたら防げたか」当事者側と陸にいた人側が出来たこと、今後の対応策も含めて話し合い再発防止について考える。
    ②大会時の航行ルールを必ず確認する。1年生の入部に合わせて、航行ルールや競漕規則を確認する場を設ける(5月ごろ)
    ③自分たちが何m地点にいるのかを常に把握し、周りを見て練習を行う。
    ④バウだけでなくストロークも漕ぎ始めを含めて周りを十分に確認する。
    ⑤航行ルール・競漕規則が完璧に理解できているかの二重チェックを行う。
    ⑥スタート地点のみに上級生を配置するのではなく、練習区域でも自転車にて伴走を行う。危険時に注意できるようにする。


    W4×+と8+の接触(アクシデントレポート概要) JARA安全環境委員 栗林 投稿日: 2024年12月19日 17:48 No.509 【返信

     河川内練習時における4×+と8+の接触事故の報告がありましたので、概要を転記いたします。

    【事実経過】
    場所:河川
    日時:2024年11月16日(土) 午後3時45分ごろ
    風向・風速:-
    天候:曇
    気温・水温:-度・水温-度
    関係する艇・船舶:(A)W4×+(高校生)、(B)M8+(大学生)
    人的損害:なし
    物的損害:(A)W4×+、バウサイドオールが1本折損
    (B)M8+、トップ付近船体に傷

    【状況】
    15時45分ごろ、艇Aがタイムトライアル(TT)中に藻がラダーやフィンに絡まり、バックローなどで除去するため青年会館付近で停止していた。しかし、周囲への注意が不足しており、TT中の艇Bが近づいてきた際、艇Aは「エイト」と連呼して自艇の存在を示したものの、呼びかけが遅れたため艇Bが停止できず、艇Aの艇に乗り上げる形で衝突が発生した。その後、救助艇で両艇を分け、各艇は帰艇した。この事故で両校にけが人はなかったが、艇Aのガンネルに傷がつき、オール1本が折れる損傷が発生し、艇Bの艇のトップ付近にも傷が確認された。
    【今後の対策】
    川の沖での停止を避け、常に安全確認を再度徹底するよう指導する。


    長野県安全講習会 JARA安全環境委員 栗林 投稿日: 2024年11月17日 15:10 No.508 【返信

    本日11/17(日)10時~15時にかけて、安全講習会in長野が開催されました。

    特に諏訪湖を拠点に練習されている中高生の選手が数多くご参加いただきました。朝練後のお疲れのところ、ありがとうございました。
    一つでも勉強になることがあれば幸いです。


    ※インシデントレポート掲示板の紹介を講義の中で何度かさせていただきました。最初はお試しで構いませんので、気軽に投稿ください。
     タイトルか本文に「お試し投稿」と書いていただければ、1週間を目途にこちらで投稿を削除いたしますので、ご安心ください。


    沈回復訓練の実施 東京都立大学漕艇部 投稿日: 2024年11月17日 00:28 No.506 【返信

    訓練の動機と背景
    ボート競技において、予期せぬ事故やトラブルは避けられません。今回の訓練の動機は、実際に「沈して流され再乗艇できなかった」という経験に基づいています。このような事態に備え、再乗艇技術の向上と緊急時の対応能力を高めるため、部員を対象に沈回復(再乗艇)訓練を実施しました。

    訓練概要
    参加者: 漕歴0.5~1.5年の学生と経験者1名
    訓練内容
    1. 沈回復(再乗艇)訓練
    訓練では、参加者は意図的にボートを転覆させ、自力で再乗艇する技術を習得しました。安全マニュアルに記載されている「サイドエントリ+ローテーション」という手法を使用しました。

    2. キャンバスに落水した人を乗せた救助訓練
    転覆したボートや落水した仲間を救助する訓練を行いました。落水者をボートのキャンバスにうつぶせで引き上げ、安全な場所に移動させる手順を学びました。

    3. 救命具の動作確認テスト
    2011年製の救命具は、ボンベの脱落に気が付かず動作しませんでした。また、2015年製の救命具はプラスチックの吹き込み口が経年劣化のために破断し、これも使用できませんでした。2019年製の救命具は無事に使用できました。このことから、最低限10年経過した製品は廃棄する方向で在庫管理をする予定です。また、定期的にボンベの脱落がないことの確認も必要であることがわかりました。

    訓練の成果と課題

    成果
    • 技術の向上: 参加者全員が再乗艇技術を習得し、実践的なスキルを身につけました。
    • 安全意識の向上: 救命具の使用方法を徹底することで、緊急時の対応力が高まりました。
    課題
    • 操艇に関する課題: 訓練を通じて、操艇技術に関するいくつかの課題が明確になりました。特に強風時や波の高い状況での操艇技術の向上が必要です。
    • 問題意識の明確化: 今回の訓練を通じて、チーム全体で問題意識を共有し、次回の訓練に向けて具体的な課題を設定することができました。

    結論
    今回の沈回復訓練は、参加者にとって非常に有意義な経験となりました。再乗艇技術や救助技術の向上はもちろん、チームとしての協力の重要性や安全意識の向上にも寄与しました。
     


    JARA安全環境委員 投稿日: 2024年11月17日 09:32 No.507
    東京都立大学漕艇部さま

    沈回復訓練実施のご報告を当掲示板の方に上げていただきありがとうございました。

    本掲示板は、アクシデントやインシデントだけでなく、このように各水域や各団体の安全対策や安全訓練の実施内容も、積極的に挙げていただく様募集しております。

    ぜひ、今後とも当該掲示板の方ご活用いただければ幸いです。


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