映画同好会
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ジョン・ウィック パラベラム 組長 投稿日: 2023年09月24日 09:28:03 No.503 【返信】

《キアヌ・リーブスが伝説の元殺し屋に扮し、銃とカンフーを融合させた「ガン・フー」や車とカンフーを合わせた「カー・フー」など、これまでにないアクション要素を盛り込みヒットした「ジョン・ウィック」シリーズの第3弾。
前作で怒りのあまりに、一流殺し屋が集う「コンチネンタルホテル」の掟である「ホテル内で殺しはおこなってはいけない」を破ってしまったジョン。
聖域から追放された彼を待っていたのは、組織による粛清の包囲網だった。
刺客たちがさまざまな殺しのスキルを駆使し、賞金首となったジョンに襲いかかる。
傷だらけとなったジョンは、かつて「血の契約」を交わしたソフィアに協力を求め、カサブランカへと飛ぶが……。
監督は前2作から続投のチャド・スタエルスキが担当。
イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーンら前作からのキャストに加え、オスカー女優のハル・ベリーが謎の女ソフィア役で出演。》

新作を観る前に復習です。

まあまあ覚えていましたが、ラストは忘れておりました。
覚えているといっても、ストーリーは単純です。
ただ、敵に追われてそれをひたすら殺しまくるだけの話です。

いろいろな小道具を用いて、手を変え品を変えのアクションです。
ナイフ、剣、銃がメインですが。
バイクアクションはありますが、カーアクションはありません。
メカのアクションは省き、あくまで肉体のアクションにこだわっています。

アクションのためのアクション映画です。
キアヌ・リーブスのキレキレアクションを楽しむだけの作品、でも私は大好きです。

回を追うごとに長尺になっていきます。
新作はもう3時間近いです。
飽きないかいささか心配です。

2019年。130分。アマゾンプライム。3.8。


グランツーリスモ 組長 投稿日: 2023年09月21日 20:54:21 No.502 【返信】

《世界的人気を誇る日本発のゲーム「グランツーリスモ」から生まれた実話をハリウッドで映画化したレーシングアクション。
ドライビングゲーム「グランツーリスモ」に熱中する青年ヤン・マーデンボローは、同ゲームのトッププレイヤーたちを本物のプロレーサーとして育成するため競いあわせて選抜するプログラム「GTアカデミー」の存在を知る。
そこには、プレイヤーの才能と可能性を信じてアカデミーを発足した男ダニーと、ゲーマーが活躍できるような甘い世界ではないと考えながらも指導を引き受けた元レーサーのジャック、そして世界中から集められたトッププレイヤーたちがいた。
想像を絶するトレーニングや数々のアクシデントを乗り越え、ついにデビュー戦を迎える彼らだったが……。
主人公ヤンを「ミッドサマー」のアーチー・マデクウィ、GTアカデミーの設立者ダニーをオーランド・ブルーム、指導者ジャックをデビッド・ハーバーが演じる。
監督は「第9地区」のニール・ブロムカンプ。
実在のヤン・マーデンボローがスタントドライバーとして参加している。》

プレイステーションのゲーム、「グランツーリスモ」。
そのゲーマーが本物のレーサーになったという実話。
当然ですが、ソニーが映画化。
実名での映画化で、日産自動車が前面に出ております。

やたら評判がいいので鑑賞しました。
そうですねえ、深みはないですがカーレース映画として楽しめました。
もはや古典の「グラン・プリ」やル・マンに特化した「栄光のル・マン」のような名作には及びませんが。

ニール・ブロムカンプらしい物語の推進力で、ぐいぐい見せます。
それはいいのですが、ここぞというところもじっくり描かないので、どうも薄っぺらな感じです。
簡単に言えば、話がうまく進みすぎなのです。

全くゼロから訓練してレースにデビューし、世界を転戦する話ですから、2時間少しで描くには仕方ないですけど。
ですから、恋愛とか父子の愛とかも軽めの扱いです。
その分レースに重きを置いていますが、それもあまり詳細には描いておりません。
どうしてもダイジェストになってしまいます。

レースの描写は非常にわかりやすいです。
アナウンサーの説明でなく、ゲームのような表示。

アナログの時代でなく、現代のレースです。
ゲーム感覚で本物のレースができるの夢じゃないのです。
そんな簡単にいくか?
ゲームが本物を超えてしまう世の中がやってきているのかもしれません。

東京も出てきますが、ソニーと日産へのリスペクトでしょうか。
別にいらんかったなあ。

2023年。135分。なんばパークスシネマ。4.3。


AKIRA 組長 投稿日: 2023年09月19日 14:10:28 No.501 【返信】

《漫画家の大友克洋が1982年から「ヤングマガジン」で連載した同名コミックを、大友自らが監督を務めて1988年にアニメーション映画化。
近未来の東京を舞台に超能力者と暴走族の少年たちや軍隊が繰り広げる戦いを描き、製作期間3年、総製作費10億円という当時としては破格の歳月や労力をつぎ込んで生み出された濃密でハイクオリティなアニメーションが国内外に多くの影響を与えた伝説的な一作。
1988年7月、関東に新型爆弾が落とされて第3次世界大戦が勃発。
それから31年が過ぎた2019年、東京湾上に築かれた新たな都市=ネオ東京は翌年にオリンピック開催を控え、繁栄を取り戻しつつあった。
ある夜、職合訓練校に通う不良少年の金田と仲間の鉄雄らは、閉鎖された高速道路でバイクを走らせていたが、そこで26号と呼ばれる奇妙な男と遭遇する。
その男は、軍と対立するゲリラによって、「アキラ」という軍事機密と間違えてラボから連れ出され、軍に追われていた。
そこへ現れた軍によって、26号と接触して負傷した鉄雄が連れ去られてしまい……。》

なぜか縁がなくて未見でした。
うわさはかねがね聞いておりました。

映像のすばらしさは文句の言いようがありません。
ディテールまでしっかり描いています。
そんなとこはどうでもいいのにと思えるシーンまで、一切手抜きはありません。
世界に誇るセルアニメーションと言われるゆえんです。

ただし、物語は少しわかりにくい。
人類が作った超能力者、AKIRAを受け継ぐ子供たち。
偶然その力を手に入れた鉄雄、助けようとする仲間、金田たち。
軍事利用をもくろみ、クーデターを起こす軍部。

最終的には助かったのか。
いや、AKIRAは誰の中にもあるって。

音響、音楽、そして映像。
当時の表現としての最先端。
確かに今観ても全く古さを感じさせません。

もうちょっとわかりやすかったら最高やったのに。

1988年。124分。ムービープラス。4.2。


ミセス・ハリス、パリへ行く 組長 投稿日: 2023年09月17日 18:20:36 No.500 【返信】

《美しいドレスに魅了され、パリへ行くことを決心したロンドンの一家政婦。
彼女の大胆な行動が素敵な奇跡を巻き起こすさまを、この上なくチャーミングに綴った珠玉の感動作。
1957年、ロンドン。
戦争に出征後、長らく消息不明だった夫の死を知らされ、落ち込んでいた中年家政婦のハリスは、ある日勤め先の家でディオールのドレスと出会い、その美しさに一目で魅了される。
私もあんなドレスが欲しい、と一念発起した彼女は、なんとか必要な資金を工面すると、いざパリにあるディオールの本店へ。
そんな彼女を場違いな存在と冷淡視する大方の反応とは対照的に、彼女の想いに共感する協力者も現われ……。》

いやもう最高です。
観客のすべてを魅了し、暖かな気持ちにさせます。
こんなにほっこりさせる作品は久しぶりかな。

レスリー・マンヴィル(1956年生)がなんともチャーミングで、そら誰もが恋しそうです。
「すべてが変わった日」の悪役おばさんとは大違いです。
さすがではあります。

彼女のおかげでみんなが幸せになっていきます。
そんなうまいこといく?
いやそれがいいんですよ。
彼女の演技はそれを現実にさせます。

ディオールがそんなにいいのかどうかはわかりませんが、当時はオートクチュールのみで、憧れの存在やったみたいです。
それではやっていけなくなった顛末も描かれています。

時あたかもパリはストライキでゴミだらけ。
掃除専門の彼女はすべてをきれいにしました。
キューピッド役まで。

とにかく観てください。
こういう作品、これも映画の醍醐味です。
よかったなあ、ウルっと来ました。

2022年。115分。WOWOW。3.9。


キャッシュトラック 組長 投稿日: 2023年09月17日 17:59:51 No.499 【返信】

《「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のジェイソン・ステイサムとガイ・リッチー監督が、「リボルバー」以来16年ぶりにタッグを組み、2003年製作のフランス映画「ブルー・レクイエム」をリメイクしたクライムアクション。
ロスにある現金輸送専門の警備会社フォルティコ・セキュリティ社では、特殊な訓練を受け、厳しい試験をくぐり抜けた警備員たちが現金輸送車=キャッシュトラックを運転していた。
そこに新人のパトリック・ヒル、通称“H”が警備員として採用された。
採用試験の成績はギリギリ合格というレべルだったHだが、ある時、トラックを襲った強盗を驚くほど高い戦闘スキルで阻止し、周囲を驚かせる。
そして、彼の乗るトラックがふたたび強盗に襲われると、Hの顔を見た犯人たちはなぜか金も奪わずに逃げてしまう。
周囲がHの正体に疑心を抱く中、全米で最も現金が動くブラック・フライデーにフォルティコ・セキュリティ社に集まる1億8000万ドルの大金を狙う強奪計画が進行していた。》

ジェイソン・ステイサムのガンアクションが見ものです。
彼が一体何ものなのかが焦点ですが、割と中盤で分かります。

というわけで、ミステリーというより、彼のアクション映画です。
やはりかっこよくてキレがいいです。

ファーストシーンがすべてです。
このシーンが物語を作ったのです。

ガイ・リッチー監督らしくスタイリッシュではありますが、特に印象的な作品ではなかったです。
リメイク作品らしいですが、オリジナルも特に話題になったとは思いません。

簡単にみんなを殺していくのはどうなんでしょう。
最後も割とあっさりでしたし。

まあ、観ている間は引き込まれましたけど。

2021年。119分。ムービープラス。3.7。


SHE SAID/シー・セッド その名を暴け 組長 投稿日: 2023年09月10日 21:59:22 No.498 【返信】

《大物映画製作者ハーヴェイ・ワインスタインが、何度も繰り返した性暴力を記事で告発した、ニューヨークタイムズ紙の女性記者コンビの奮闘をたどる、実録社会派映画の秀作。
2017年から世界的に注目された、セクハラ・性暴力を受けた女性たちが抗議の声を上げる“#MeToo(私も)”運動。そのきっかけになったのがワインスタインの一連の事件。
これらを入念に取材したM・トゥーイーとJ・カンターがピュリツァー賞に輝いた実録小説「その名を暴け‐#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い‐」を映画化。
被害者の女性たちの悲痛な告白、その代弁者になるべく全身全霊を注いだ記者コンビの苦闘に心が震える。
出演は「プロミシング・ヤング・ウーマン」のC・マリガンら。》

おりしもジャニー喜多川の性暴力が告発されている中、米での対処の仕方を観れば、その違いに愕然とします。
さすがはアメリカです。
どんな圧力や脅迫にも屈しない、これぞジャーナリズムです。
会社名や人物名も実名で登場します。

アシュレイ・ジャッドは本人として登場し、映画の質を高めました。
グウィネス・パルトロウは名前だけでしたけど。

二人の私生活は特にリンクしませんでした。
回想シーンもちょっと中途半端です。
そのものズバリのシーンはないので、あまりいらんかったかな。

セリフだけでもむかつきます。
女性たちへの同情と怒りと。
なんでこんなやつが、権力を振りかざして好き放題やってたんでしょう。

ついに記事にできるシーンは感動です。
泣けます。

実力がなくても、TVや映画に出まくれば、人気はついてくるかもしれません。
その逆に実力があっても、出演できなければ消えていくかもしれません。
芸能界って、そんなところもありますので、こういう犯罪がはびこるのです。

もううんざりです。
実力が正当に認められる社会を望みます。

日本のメディアの猛省を望みます。

2022年。135分。WOWOW。3.9。


チケット・トゥ・パラダイス 組長 投稿日: 2023年09月10日 21:11:09 No.497 【返信】

《2大スター、J・ロバーツとG・クルーニーが共演したロマンティックコメディ。
元夫婦はバリでスピード婚をすると決めたひとり娘の結婚を阻止しようと現地に向かうが……?
すでに「オーシャンズ11」「オーシャンズ12」「マネーモンスター」などの映画で顔合わせしてきたロバーツとクルーニーが元夫婦の役で、期待通りに息の合った演技を見せた、ほほ笑ましいコメディ。
元夫婦は娘の結婚を阻止できるのか、さらに結婚して約5年で離婚した過去を引きずる彼らが、再接近するのかそれとも……という二つの展開が見ものだ。
ロケ地はバリに加えてオーストラリアのクイーンズランド州も。
青い海や広い空など美しい風景は圧巻。
監督は「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」のO・パーカー。》

これは安心して観られる軽い映画です。

娘の結婚に反対して、破談にするはずが……。
離婚していた二人がそれを機に……。

いやもう予想通り、思った通りの展開で何のひねりもありません。
ハッピーエンドでみんなハッピー。

まあたまにはこういうのいいじゃないですか。
文句言っても始まりませんし。

二人の大スターの共演、それはもう贅沢です。
さすがにスターのオーラがビシビシ。
レベルが違います。

こういうのもハリウッド映画のいいところです。

2022年。104分。WOWOW。3.7。


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