映画同好会
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仕立て屋の恋 組長 投稿日: 2023年08月20日 20:20:34 No.490 【返信】

《「髪結いの亭主」で注目されたフランスのP・ルコント監督が、同作品の前年に手がけた、もう一つの大人のラブストーリー。
第66回キネマ旬報ベスト・テンで洋画第4位に。
ある若い女性の部屋を自室からのぞき見することを趣味とする孤独な中年男性が、その女性に恋心を抱いたがために始まる悲劇を描いたロマンティックサスペンス。
官能的なムード、抑制のきいた演出など、日本でルコント監督に注目が集まった「髪結いの亭主」との共通項も多く、ファンは本作でもその鮮やかな語り口に酔わされるだろう。
主演は「大臣と影の男」などのベテラン、M・ブラン。
日本では「髪結いの亭主」に続いて大ヒットした。》

「髪結いの亭主」もですが、これもなんだか変な恋愛映画です。

ファーストシーンは、女性の死体から始まります。
刑事が登場して、犯人探しがスタート。
といって、本作はミステリーではありません。

覗き趣味の変態男とそれを知って、実は利用しようとする女の話。
彼が皆に嫌われているとか、意外と金持ちだとか、寓意があります。
彼はユダヤ人なのか。

婚約者のいる女と横恋慕する中年男。
婚約者の男がどう絡むか。
登場人物が限られますので、関係性はまあわかります。

ラストはどうにもやるせない結末です。
これでいいんでしょうか。

『君は笑うかも知れないが、少しも恨んでなんかいない。
ただ、死ぬほど切ないだけだ。
でもかまわない。
君は喜びをくれた。』

私には響きませんでしたが、パトリス・ルコント監督のユニークさがよくわかる作品です。

1989年。79分。WOWOW。3.6。


ハート・オブ・ストーン 組長 投稿日: 2023年08月14日 16:40:34 No.489 【返信】

《「ワンダーウーマン」「レッド・ノーティス」のガル・ガドットが世界屈指の敏腕スパイを演じるアクションエンタテインメント。
高い身体能力と天才的な頭脳を持ち合わせるレイチェル・ストーンは、イギリスの諜報機関MI6と世界平和のために活動する秘密組織チャーターという2つの組織を掛け持ちする超一流のエージェント。
ある時、彼女の仲間が謎の武装組織に殺されてしまう。
組織の目的は、世界中のシステムを操作できる「ハート」と呼ばれるシステムを手に入れること。スマートフォンから航空機まで、あらゆる機械にアクセスできる「ハート」が悪用されれば、世界は多大な危機に陥る。
レイチェルは組織の足取りを追うが、その中で予想を超える事態と黒幕の存在を知る。
レイチェルの同僚のエージェント、パーカー役で「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のジェレミー・ドーナン、敵組織の一員でレイチェルと「ハート」をめぐってバトルを繰り広げるケヤ役を「RRR」「ブラフマーストラ」のアーリアー・バットが演じる。
監督は「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」「ワイルド・ローズ」のトム・ハーパー。
Netflixで2023年8月11日から配信。》

もちろん、ガル・ガドット目当てで鑑賞。
やっぱ最高にきれいです。
それだけで観る価値ありです。

内容ですか?
まあよくある話でした。
最強のAI争奪戦。
で、敵は組織の裏切り者。

語り口があまりうまくなく、なかなか物語に入っていけません。
彼女の立ち位置が分からないままのアクション、キレはまずまずなのですが、目的等が分からんので少しイラつきます。
特に目新しいアクション等もありませんでした。
ただし、彼女はかっこいいですよ。

敵の造形があまりにショボいので、世界を牛耳るといわれてもねえ。

まあ、彼女を観るだけの作品かな。

2023年。122分。Netflix。3.6。


さらば、わが愛 覇王別姫 4K 組長 投稿日: 2023年08月11日 09:41:16 No.487 【返信】

《2人の京劇俳優の波乱に満ちた生きざまを描き、中国語映画として初めてカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した一大叙事詩。
京劇の古典「覇王別姫」を演じる2人の京劇役者の愛憎と人生を、国民党政権下の1925年から、文化大革命時代を経た70年代末までの50年にわたる中国の動乱の歴史とともに描いた。
デビュー作「黄色い大地」で注目され、本作の成功によって中国第5世代を代表する監督となったチェン・カイコーがメガホンをとった。
1925年の北京。遊女である母に捨てられ、京劇の養成所に入れられた小豆子。
いじめられる彼を弟のようにかばい、つらく厳しい修行の中で常に強い助けとなる石頭。
やがて成長した2人は京劇界の大スターとなっていくが……。
時代に翻弄されながらも愛を貫こうとする女形の程蝶衣(チェン・ディエイー)をレスリー・チャンが演じ、恋敵の高級娼婦役でコン・リーが出演した。
製作から30周年、レスリー・チャンの没後20年の節目となる2023年に、4K版が公開。》

製作国は、中国・香港・台湾合作になっています。
現在では全くあり得ません。
本作は奇跡的作品といっていいでしょう。
中国史を批判的に描いていますので。

長尺ですが、時間を感じさせません。
アッと驚く展開はなく、予測の範囲内ですが、これが観客を引き付けて放しません。

子供時代の悲惨な修業、日本の支配、国民軍、共産党の支配、そして文化大革命。
歴史の波に翻弄される、彼ら。
運命には逆らえない、連戦連勝の項羽が天下を取れなかったのも運命のなせる業。
人間の力には限界があります。
歴史には抗えません。

といって、逆らったヒーローの話ではなく、ごく普通の人々です。
豪華絢爛の京劇の世界、4Kレストア版で美しくよみがえりました。
レスリー・チャンが超絶の美貌。

中国史の勉強が自ずから頭に入り、3人の愛憎が胸を打ちます。
文句なしの傑作です。

1993年。172分。シネ・リーブル梅田。4.4。


マイ・エレメント 吹替 組長 投稿日: 2023年08月06日 20:58:43 No.486 【返信】

《「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「リメンバー・ミー」など数々の独創的な作品を世に送り出してきたピクサー・アニメーション・スタジオが、火、水、土、風といったエレメント(元素)の世界を舞台に描く長編作品。
火、水、土、風のエレメントたちが暮らすエレメント・シティ。
家族のために火の街から出ることなく父の店を継ぐ夢に向かって頑張っていた火の女の子エンバーは、ある日偶然、自分とは正反対で自由な心を持つ水の青年ウェイドと出会う。
ウェイドと過ごすなかで初めて世界の広さに触れたエンバーは、自分の新たな可能性、本当にやりたいことについて考え始める。
火の世界の外に憧れを抱きはじめたエンバーだったが、エレメント・シティには「違うエレメントとは関わらない」というルールがあった。
監督は「アーロと少年」のピーター・ソーン。
声の出演はエンバー役に「ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから」のリア・ルイス、ウェイド役に「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」などに出演したマムドゥ・アチー。
日本語吹き替え版ではエンバー役を川口春奈、ウェイド役を「Kis-My-Ft2」の玉森裕太が務める。
短編「カールじいさんのデート」が同時上映。》

孫娘と二日続けての鑑賞。
もちろん、孫娘のリクエスト。
彼女は「リメンバー・ミー」のファンで気になったようです。

エレメント・シティの造形、住人たちの設定、何ともユニークです。
火と水が一緒に住むという世界、それに土、風、アメリカですね。
ちょっとしたことで命が奪われる、アメリカですね。

物語は、恋愛、親子愛。
火と水の恋愛、「ロメオとジュリエット」とまではいきませんが、相容れない恋です。
火が下層で、水が上流階級の設定。

違うエレメントとは関われないのを彼らが打破することになります。
親はその層にとどまって、店を継いでほしい。
娘は独立を目指す。
とまあ、よくある設定、よくあるストーリーです。

でもやっぱり彼らの命懸けの行動は感動させ、ウルっとさせます。
設定のわかりにくいところも少しありますが、さすがピクサー、外しません。

キャラクターたちがもうちょっと可愛ければいいのですが。
恋愛映画です、大人向けです。

2023年。93分。イオンシネマ高の原。4.1。

同時上映の「カールじいさんのデート」、懐かしかったです。
《アカデミー長編アニメーション賞を受賞した「カールじいさんの空飛ぶ家」のその後を描く、ピクサー・アニメーション・スタジオによる短編。
ピクサーの長編作品「マイ・エレメント」と同時上映で劇場公開。
カールじいさんは友人女性とデートに行くことを渋々承知したが、最近のデート事情がまったく分からず緊張気味に。
そんなカールじいさんに、特別な首輪のおかげで人と話すことができる犬のダグがデートの前の緊張をほぐし、犬でも仲良くなれる“友達の作り方”のコツを伝授するが……。
監督は「カールじいさんの空飛ぶ家」でも共同監督を務めたボブ・ピーターソン。》

2023年。7分。3.7。



《幅広い世代に愛される人気アニメ「クレヨンしんちゃん」のシリーズ初となる3DCGアニメーション作品。
「STAND BY MEドラえもん」などのCGアニメーションで知られる映像制作プロダクションの白組が3DCGを手がけ、映画「バクマン。」やドラマ「エルピス 希望、あるいは災い」の大根仁監督が、アニメーション作品の監督に初挑戦した。
かつて、ノストラダムスの隣町に住んでいたヌスットラダマスが「20と23が並ぶ年に天から2つの光が降り、世界に混乱がもたらされる」という予言を残した。
そして西暦2023年の夏、宇宙から白と黒の2つの光が地球に降り注ぎ、しんのすけに白い光が命中。
不思議なパワーがみなぎるしんのすけは、エスパーとして覚醒する。
そして、もう一方の黒い光を浴びた男・非理谷充(ひりや・みつる)もまた、エスパーとなった。
バイトは上手くいかず、推しのアイドルは結婚、さらには暴行犯に間違われ警察に追われていた非理谷は、力を手に入れたことで世界への復讐を企む。
破滅を望む非理谷と、それを止めようとするしんのすけの、超能力バトルが幕を開ける。
世間に対して鬱屈した感情を抱き、黒い光を受けて暗黒のエスパーとなる非理谷充の声を松坂桃李が担当。
そのほか、お笑いコンビ「空気階段」の水田かたまり&鈴木もぐら、「鬼滅の刃」の禰豆子役で知られる人気声優の鬼頭明里がゲスト出演。》

孫娘と鑑賞です。

いじめられっ子で、家庭にも恵まれず、ろくな仕事に就けず、友達もいない男。
彼が悪の光線を浴びて世界に復讐するという話。
それをしんちゃん家族が阻止するというお話。

CGアニメの意味は特になさそうです。
超能力や怪物の造形等はまあテキトーでした。

要は、孤独で世の中に怒りしかない人たちへのメッセージ作品です。
しんちゃんが熱く語るのですが、それ以上でも以下でもありません。
結局あの光の意味は説明されず、どうなったのかは不明のままでした。

エンドクレジットはなかなか粋でした。

お笑いのレベルはいつも通り、メッセージ性は少々高めで、子供には少しレベルが高いです。
といって、大人向けかとも言えません。
そこがちょっと中途半端でした。

2023年。93分。イオンシネマ高の原。3.8。



《トム・クルーズの代名詞で、世界的人気を誇るスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作。
シリーズ初の2部作となり、イーサン・ハントの過去から現在までの旅路の果てに待ち受ける運命を描く。
タイトルの「デッドレコニング(Dead Reckoning)」は「推測航法」の意味で、航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のことを指す。
IMFのエージェント、イーサン・ハントに、新たなミッションが課される。
それは、全人類を脅かす新兵器を悪の手に渡る前に見つけ出すというものだった。
しかし、そんなイーサンに、IMF所属以前の彼の過去を知るある男が迫り、世界各地で命を懸けた攻防を繰り広げることになる。
今回のミッションはいかなる犠牲を払ってでも達成せねばならず、イーサンは仲間のためにも決断を迫られることになる。
シリーズを通して数々の命懸けのスタントをこなしてきたトム・クルーズは、今作ではノルウェーの山々に囲まれた断崖絶壁からバイクで空中にダイブするアクションシーンを披露。
共演はサイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ビング・レイムス、バネッサ・カービーらに加え、第1作に登場したユージーン・キットリッジ役のヘンリー・ツェーニーもカムバック。
「キャプテン・アメリカ」シリーズのヘイリー・アトウェル、人気刑事ドラマ「NYPDブルー」のイーサイ・モラレス、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのポム・クレメンティエフらが新たに参加した。
監督・脚本は「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」以降のシリーズを手がけているクリストファー・マッカリー。》

今回の敵はAI。
なんかよくある話なのですが、ストーリーはシンプル。
要するにAIの暴走を止める2つの鍵の争奪戦。

そんな重要なカギのはずが、簡単に掏られたりすり替えられたり。
なんともアナログです。
顔認識ソフトがあるのに変装作戦が多く出てきたり。
指令の受け方やオープニングクレジットは原点回帰。
そう、ラロ・シフリンのテーマ曲が流れたら、もうウキウキです。

予告にも出てきた大ジャンプより、オリエント急行でのアクションのしつこさがたまりません。
蒸気機関車が爆走します。
いまだに走っているんですね。

そして、列車のお決まりのシーン。
「キートンの大列車追跡」のクライマックスと同様。
カーアクションの舞台は「ワイルド・スピード」と被ります。

やっとカギが手に入った?
そこで終わってしまいました。
かなり長い作品ですが、後半になってからの怒涛の展開は全く飽きさせません。

ストの影響もあり、PART2の公開日は不明ですが、楽しみに待ちましょう。

2023年。163分。109シネマズ大阪エキスポシティ。4.1。


K.G.F: CHAPTER 1 組長 投稿日: 2023年07月17日 16:17:36 No.483 【返信】

《南インドで発見された金鉱をめぐって繰り広げられるマフィアたちの死闘を描き、インドで大ヒットを記録したカンナダ語映画「K.G.F」のシリーズ第1作。
1951年、スーリヤワルダンはコーラーラ近郊に金鉱(Kolar Gold Fields=KGF)を発見し、採金ビジネスに乗り出す。スーリヤワルダンの一族が莫大な富を得る一方で、金鉱で働く人々は外部から遮断された環境で奴隷のような扱いを受けていた。
同じ年に、スラム街で1人の少年が生まれる。
その少年ロッキーは10歳で母を亡くして天涯孤独となり、生きるために裏社会で働き始める。
やがて最強のマフィアとして恐れられるようになったロッキーは、ボスからKGFの実質的支配者であるスーリヤワルダンの息子を暗殺するよう命じられるが……。
主人公ロッキーをヤシュ、ヒロインをシュリーニディ・シェッティが演じた。》

あまりにもカット割りが多すぎます。
ついていくのがかなり大変です。
インド人の顔の見極めが難しいせいもあります。
時間もいったりきたりと目まぐるしい。

少年の出世譚ですが、ギャングの世界です。
普通にマフィア物かと思いきや、いささか様子が異なります。
奴隷たちと触れ合うことにより、正義に目覚めます。

これからボスたちを倒そう、というところで「CHAPTER 2」へ続きます。
ヒロインは期待通り美人でした。
それにしても、かなり人は死にますね。

ストーリーは、なんか神話英雄譚の様相に。
編集が細かすぎて、しんどいです。
予告編の編集が全編続くのです。
もうちょっと落ち着いたシーンがないと。

登場人物は限定的なのですが、関係性がもっとわかりやすければねえ。
まあ、「2」も観るつもりですけど。

2018年。154分。なんばパークスシネマ。3.8。


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