映画同好会
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仕立て屋の恋
組長 投稿日:2023年08月20日 20:20 No.490
《「髪結いの亭主」で注目されたフランスのP・ルコント監督が、同作品の前年に手がけた、もう一つの大人のラブストーリー。
第66回キネマ旬報ベスト・テンで洋画第4位に。
ある若い女性の部屋を自室からのぞき見することを趣味とする孤独な中年男性が、その女性に恋心を抱いたがために始まる悲劇を描いたロマンティックサスペンス。
官能的なムード、抑制のきいた演出など、日本でルコント監督に注目が集まった「髪結いの亭主」との共通項も多く、ファンは本作でもその鮮やかな語り口に酔わされるだろう。
主演は「大臣と影の男」などのベテラン、M・ブラン。
日本では「髪結いの亭主」に続いて大ヒットした。》

「髪結いの亭主」もですが、これもなんだか変な恋愛映画です。

ファーストシーンは、女性の死体から始まります。
刑事が登場して、犯人探しがスタート。
といって、本作はミステリーではありません。

覗き趣味の変態男とそれを知って、実は利用しようとする女の話。
彼が皆に嫌われているとか、意外と金持ちだとか、寓意があります。
彼はユダヤ人なのか。

婚約者のいる女と横恋慕する中年男。
婚約者の男がどう絡むか。
登場人物が限られますので、関係性はまあわかります。

ラストはどうにもやるせない結末です。
これでいいんでしょうか。

『君は笑うかも知れないが、少しも恨んでなんかいない。
ただ、死ぬほど切ないだけだ。
でもかまわない。
君は喜びをくれた。』

私には響きませんでしたが、パトリス・ルコント監督のユニークさがよくわかる作品です。

1989年。79分。WOWOW。3.6。




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