映画同好会
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デューン 砂の惑星 PART2 西川一博 投稿日: 2024年03月27日 20:23:50 No.577 【返信】

《「メッセージ」「ブレードランナー2049」のドゥニ・ビルヌーブ監督がフランク・ハーバートのSF小説を映画化し、第94回アカデミー賞で6部門に輝いたSFアドベンチャー大作「DUNE デューン 砂の惑星」の続編。
その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦い。
ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポールは、ついに反撃の狼煙を上げる。
砂漠の民フレメンのチャニと心を通わせながら、救世主として民を率いていくポールだったが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサがデューンの新たな支配者として送り込まれてくる。
ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソンら前作のキャストに加え、「エルヴィス」のオースティン・バトラー、「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」のレア・セドゥが新たに参加。》

ごめんなさい、例会より先に鑑賞してきました。

まずはその映像です。
IMAXの大画面いっぱいに広がる砂、砂。
そこにゴマ粒ほどに映る一人に人間。
これ、通常のスクリーンでわかるかなあ。

そして、音響。
観客席を揺るがす大音響です。
音楽も含め、ビリビリ来ます。
ストーリーどうこうより、映像と音響で圧倒されました。

その大きさ、その人数、一切手抜きのない壮大なスケール。
「スター・ウォーズ、」、「風の谷のナウシカ」への影響は如実に感じられます。
でも本作も途中で終わります。

作品世界にどっぷりつかってしまってますので、えーもう終わり。
早よつぎ作ってー。
レア・セドゥはまだしも、かわいいアニヤ・テイラー=ジョイ(「マッドマックス フュリオサ」の主役)なんか一瞬ですもん。
絶対次ありますよね。
このままやったら、無駄遣いもいいとこです。

さて、なんばのIMAXでこの迫力ですから、エキスポシティのIMAXはがぜん楽しみです。

2024年。166分。TOHOシネマズなんば。4.2。


夕陽のガンマン 組長 投稿日: 2024年03月26日 11:07:49 No.576 【返信】

《「荒野の用心棒」で世界中に“マカロニ・ウエスタン”ブームを巻き起こしたセルジオ・レオーネ監督と主演のクリント・イーストウッド、音楽のエンニオ・モリコーネが再結集し、2人の賞金稼ぎの共闘と友情をスタイリッシュに活写した西部劇アクション。
凶悪犯エル・インディオが刑務所から脱獄し、1万ドルの賞金が懸けられた。
インディオ一味を追う若き賞金稼ぎ・モンコと商売敵のモーティマー大佐は、一味全員の賞金を山分けすることを条件に手を組むことに。
2人は反発し合いながらも次第に絆を深め、インディオを追い詰めていくが、大佐にはある別の目的があった。
「真昼の決闘」のリー・バン・クリーフがモーティマー大佐を存在感たっぷりに演じた。
同じくレオーネ監督とイーストウッド、モリコーネがタッグを組んだ「荒野の用心棒」「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」とあわせて「ドル3部作」と呼ばれる。》

多分、本作は劇場で観ていなかったです。
観ることができて、何ともうれしいです。

エンニオ・モリコーネの音楽、あの口笛を最新の劇場で聴くだけで、もうたまりません。
画像も鮮明で実に素晴らしい。

内容はもう何度も観ているので、特段のことはないですが、結構覚えていました。
ということは、かなり印象に残っている作品であるわけです。

あの怪優クラウス・キンスキーが悪党の一人で出演していました。
これは忘れていましたね。

悪党とは言いましたが、じゃあ正義の味方がいるかというとそういう概念でくくれる作品ではありません。
賞金稼ぎは正義なん?

「ドル3部作」時間が許せば全部観たいものです。

1965年。132分。なんばパークスシネマ。3.9。


コヴェナント 約束の救出 西川一博 投稿日: 2024年03月24日 10:07:21 No.575 【返信】

《「スナッチ」「シャーロック・ホームズ」シリーズのガイ・リッチー監督が、アフガニスタン問題とアフガン人通訳についてのドキュメンタリーに着想を得て撮りあげた社会派ドラマ。
2018年、アフガニスタン。
タリバンの武器や爆弾の隠し場所を探す部隊を率いる米軍曹長ジョン・キンリーは、優秀なアフガン人通訳アーメッドを雇う。
キンリーの部隊はタリバンの爆発物製造工場を突き止めるが、大量の兵を送り込まれキンリーとアーメッド以外は全滅してしまう。
キンリーも瀕死の重傷を負ったもののアーメッドに救出され、アメリカで待つ家族のもとへ無事帰還を果たす。
しかし自分を助けたためにアーメッドがタリバンに狙われていることを知ったキンリーは、彼を救うため再びアフガニスタンへ向かう。
主人公キンリーをジェイク・ギレンホール、通訳アーメッドを「エクソダス 神と王」のダール・サリムが演じ、ドラマ「ザ・ボーイズ」のアントニー・スター、「トレインスポッティング」のジョニー・リー・ミラー、「リトル・ジョー」のエミリー・ビーチャムが共演。》

アフガニスタン通訳はビザを取得でき、アメリカに移住できる。

通訳という立場は、タリバンから見れば裏切り者。
アメリカから見れば、いつ裏切るかもわからない。
その緊張感を含んでの敵中突破。

普通に敵工場への突入はドキドキします。
銃撃戦、通訳は基本兵士ではありません。
作戦に口出しできません。

そんな中、曹長と通訳が生き残り、サバイバルです。
説明セリフはなく、二人の間の会話も最小限です。
「コヴェナント」とは、約束、契約、盟約、合意、協定。

恩義は恩義で返す。
彼を送り出す奥さんのセリフがいい。

あのガイ・リッチー監督がこんな作品も撮るんです。
真正面からのドラマです。

ただし、あくまでアメリカ側からの視点であり、タリバンは悪であり、バンバン殺しまくります。
彼らにも家族があり、言い分もあるんですが。
ここらがこういう作品の限界かもしれません。

アクションも一級です。
でも、主人公が死ぬはずないという前提があるので、そこは少し弱いかな。

2023年。123分。TOHOシネマズなんば。4.0。


ゴールド・ボーイ 組長 投稿日: 2024年03月16日 11:05:55 No.574 【返信】

《平成「ガメラ」3部作の金子修介監督が岡田将生を主演に迎え、殺人犯と少年たちが繰り広げる心理戦の行方を描いたクライムサスペンス。
「バッド・キッズ 隠秘之罪」のタイトルでドラマ化され中国で人気を集めたズー・ジンチェンの小説「悪童たち」を原作に、舞台を沖縄に移して映画化した。
実業家の婿養子である東昇は、ある目的のため、義理の両親を崖の上から突き落として殺害する。
それは完全犯罪のはずだったが、3人の少年少女がその現場を偶然にもカメラでとらえてしまう。
それぞれ複雑な家庭環境や家族の問題を抱える少年たちは、東を脅迫して大金を手に入れようと画策するが……。
岡田ふんする殺人犯と対峙する3人の少年少女を「リボルバー・リリー」の羽村仁成、特撮ドラマ「王様戦隊キングオージャー」の星乃あんな、「ラーゲリより愛を込めて」の前出燿志が演じ、黒木華、松井玲奈、北村一輝、江口洋介らが脇を固める。》

評価が抜群のサスペンスです。

サイコな大人と子供との対決がすこぶるスリリングで、ドキドキ緊張感が止まりません。
話の展開がまるで読めず、どこに向かうのか不安なままの展開に痺れます。
二人ともしっかりした準備をしていて、頭のいい犯罪者の虚々実々の駆け引きが楽しめます。

といって、殺し合いですので楽しいというのは不謹慎です。
どちらを応援するということでもありません。
でも、子供達にはその家庭環境に問題があり、少し同情の余地もあることはありますが。

舞台を沖縄にしたことにより、警察の捜査やその裏側に説得力が生まれました。
沖縄の人には悪いですが、離島で僻地で閉鎖的なイメージですので。
断崖や法事の慣習もうまく生かされています。

二転三転四転、この展開のうまさには脱帽です。
原作やドラマはどうか知りませんが、見事に着地しています。
続編があるっぽいのはいらんかったなあ。

子役たちの演技も素晴らしく、岡田将生の演技に引けを取りません。
怖ろしくも面白い、こういうのは大好きです。

2024年。129分。TOHOシネマズ梅田。4.0。


VIVANT 組長 投稿日: 2024年03月11日 17:01:00 No.573 【返信】

《堺雅人主演!
阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司といった日本を代表する超豪華俳優陣が初共演を果たす。
前例のないエンタメが遂に幕を開ける!
“限界突破!アドベンチャードラマ”始動!
「敵か味方か、味方か敵か―冒険が始まる。」・

遅ればせながら、話題のドラマで私の好物っぽいので、鑑賞しました。

≪プライムタイム帯に放送される連続ドラマ(1時間)の製作費は1話当たり通常3000万円から4000万円であるが、本ドラマは1億円が投入された。≫

お金がかかっていることもさることながら、本作の肝はどんでん返しに次ぐどんでん返し。
話の方向性がつかめず、ぐいぐい引っ張られていく面白さです。

といっても、残念ながらドラマで10話もありますので、少し考える時間があります。
ですから、ご都合主義や辻褄の合わないところなどが気になります。
映画なら、勢いで観られるんですが。

出だしは誤送金でした。
これで海外出張、これは仕組んでないですね。
砂漠で置き去り、これも仕組んでないですね。
優秀な主人公が、ありえます?
助けてもらわなければ、元も子もないです。

そもそもの目的が、どうなん?
どうも回りくどいです。
こういう作品にはよくあるんですけど。
もっとさっさと行きましょう。

役所広司の最終目的も今です?
もっと時間があったと思いますし。
最後の裏切りや黒幕は突然すぎます。
かれらは今まで出てきていませんのに。

なんか最後にきてバタバタでした。
役所広司が出てくるまでは、まずまず面白かったんですが、回想シーンがどうもくどくて。

日本人が中心ですんで、どうもバルカ国を下にみているように感じられます。
ここが一番の問題であり、今の時期の描き方としてはいかがかな。

二階堂ふみの扱いも途中からほったらかしです。
堺雅人を二重人格にする意味も分かりません。
株価操作もどうなったん?

続編への伏線もありますが、きれいに終わってほしいものです。
仕方のないことですが、やっぱり説明セリフが多いです。

とはいえ、先が気になる展開であることに間違いはなく、続けて観たくなることは確かでした。

2023年。Netflix・Tver。4.2。


第96回アカデミー賞 受賞一覧 組長 投稿日: 2024年03月11日 16:21:30 No.572 【返信】

▽作品賞 「オッペンハイマー」

▽監督賞 クリストファー・ノーラン「オッペンハイマー」

▽主演男優賞 キリアン・マーフィ「オッペンハイマー」

▽主演女優賞 エマ・ストーン「哀れなるものたち」

▽助演男優賞 ロバート・ダウニー・Jr.「オッペンハイマー」

▽助演女優賞 ダバイン・ジョイ・ランドルフ「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」

▽脚本賞 ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ「落下の解剖学」

▽脚色賞 コード・ジェファーソン「アメリカン・フィクション」

▽視覚効果賞 「ゴジラ-1.0」

▽美術賞 「哀れなるものたち」

▽撮影賞 ホイテ・バン・ホイテマ「オッペンハイマー」

▽衣装デザイン賞 「哀れなるものたち」

▽長編ドキュメンタリー賞 「実録 マリウポリの20日間」

▽短編ドキュメンタリー賞 「ラスト・リペア・ショップ」

▽編集賞 ジェニファー・レイム「オッペンハイマー」

▽国際長編映画賞 「関心領域」(イギリス)

▽音響賞 「関心領域」

▽メイクアップ&ヘアスタイリング賞 「哀れなるものたち」

▽作曲賞 ルドウィグ・ゴランソン「オッペンハイマー」

▽長編アニメーション賞 「君たちはどう生きるか」

▽短編アニメーション賞 「War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko(原題)」

▽歌曲賞(主題歌賞) “What Was I Made for?”「バービー」

▽短編実写映画賞 「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」


ということで、日本から2作品受賞の快挙です。
おめでとうございます。


鉄道員(ぽっぽや) 組長 投稿日: 2024年03月04日 19:55:18 No.571 【返信】

《2014年11月10日に逝去した名優・高倉健が1999年に主演。
鉄道員ひと筋に生きてきた男性(高倉)が、自身の人生を振り返る……。
原作は浅田次郎の直木賞受賞作。
140万部突破の大ベストセラーとなった、浅田次郎の直木賞受賞作を映画化。
「あ・うん」「ホタル」などヒット作を数多く送り出した高倉と降旗康男監督の名コンビが、引退間際の鉄道員が体験する小さな奇跡を描き出した。
不器用にしか生きられなかった男性の人生を、雪の中にたたずむ姿だけで体現した高倉の存在感は圧倒的。
高倉が大竹しのぶ、小林稔侍、広末涼子、志村けんらの豪華な俳優陣と織り成した共演も見ものだ。》

つい最近、原作を読んで感動しましたので、初鑑賞。
評判は良かったのですが、未見でした。
というのも、降旗康男監督はあまり好みじゃないので。

悪くはないのですが、これはというところがないのです。
本作もそんな感じのままでした。
たとえば、感動的なシーンになると、音楽が盛り上げ、顔もアップになっていかにもなシーンになります。
そして、セリフで感動させるということになります。

セリフによる感動は、いかにもですが不自然さがぬぐえません。
普通こんな言葉を言うことはないでしょう。
まあもういいか。

原作は短編です。
映画化に際して、エピソードを増やして膨らましています。
それが悪いとは言いませんが、印象が少し薄まったのは否めません。

クライマックスはやはりジーンときますが、これは原作の力かな。
本作はそこでもセリフの説明があり、いやそれいらんでしょう。
少女が健さんにキスするシーンは、やはり違和感があります。

終わり方もスパッとしてほしかったです。
木村大作カメラマンの撮影は美しいです。
北海道、雪景色、汽車、いいなあ。

志村けんの映画出演、貴重なのですが、ほんのちょい役なのが残念でした。
豪華出演者なのですが、心にはあまり響きませんでした。

原作を超えるのは至難の業ですけど、仕方ないですね。

1999年。112分。BS松竹東急。3.7。


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