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ミセス・ハリス、パリへ行く
組長
投稿日:2023年09月17日 18:20
No.500
《美しいドレスに魅了され、パリへ行くことを決心したロンドンの一家政婦。
彼女の大胆な行動が素敵な奇跡を巻き起こすさまを、この上なくチャーミングに綴った珠玉の感動作。
1957年、ロンドン。
戦争に出征後、長らく消息不明だった夫の死を知らされ、落ち込んでいた中年家政婦のハリスは、ある日勤め先の家でディオールのドレスと出会い、その美しさに一目で魅了される。
私もあんなドレスが欲しい、と一念発起した彼女は、なんとか必要な資金を工面すると、いざパリにあるディオールの本店へ。
そんな彼女を場違いな存在と冷淡視する大方の反応とは対照的に、彼女の想いに共感する協力者も現われ……。》
いやもう最高です。
観客のすべてを魅了し、暖かな気持ちにさせます。
こんなにほっこりさせる作品は久しぶりかな。
レスリー・マンヴィル(1956年生)がなんともチャーミングで、そら誰もが恋しそうです。
「すべてが変わった日」の悪役おばさんとは大違いです。
さすがではあります。
彼女のおかげでみんなが幸せになっていきます。
そんなうまいこといく?
いやそれがいいんですよ。
彼女の演技はそれを現実にさせます。
ディオールがそんなにいいのかどうかはわかりませんが、当時はオートクチュールのみで、憧れの存在やったみたいです。
それではやっていけなくなった顛末も描かれています。
時あたかもパリはストライキでゴミだらけ。
掃除専門の彼女はすべてをきれいにしました。
キューピッド役まで。
とにかく観てください。
こういう作品、これも映画の醍醐味です。
よかったなあ、ウルっと来ました。
2022年。115分。WOWOW。3.9。
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