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能登半島地震に伴う点検測量について  part2 北海道調査士 投稿日: 2024年02月22日 08:13:15 No.3529 【返信】

風来坊さん ご回答有難う御座います。

電子基準点の座標値(公開されている値)を用いてスタティックの解析、観測等を行ったことがなく全くの無知でお恥ずかしい限り、初歩的ですみません。

私が数年前から始めたVRS観測では、電子基準点を与点にして配信業者が補正データを基に仮想点を作成し、その仮想点からのベクトルを求めて新点の座標値を得ていると理解しています。

その際、私が使用している解析ソフトでは何も設定を行わなければ得られる座標値は今期座標です。
市内の基準点を点検観測しても数十センチの座標差が出ます。

そこでセミダイナミック補正をかけることで、数㎝の誤差内に入ってきます。

そんな訳で、電子基準点の成果は今期なのだと思っていました。

今期で計算はするけれど、それでは測地成果2011や2000と整合しないので、解析、計算の仮定でセミダイナミック補正を掛けて元期にしているのだと思っていました。

昨日初めて電子基準点の座標値をサイトで閲覧しました。経度緯度で表示されておりましたが、その座標値自体元期座標で公表されているということでしょうか。

配信業者さんに技術的な仕組みを聞いてみましたが、どうも専門的で私の理解が追い付きません。

VRSをやるうえでは、生じる誤差量を理解したうえでお上から出されているマニュアルを遵守して現地近傍の与点チェックなどをしっかり行ったうえで、基本とおり現地の石を数多く探し押さえることで相対的な整合性をチェックすることで事故らない様にしたいと思います。

今のところ弊所でスタティック観測を導入する予定はありませんが、電子基準点やGNSSの勉強の一環として余力があれば勉強してみたいと思います。
みら 投稿日: 2024年02月22日 19:45:21 No.3531
>今のところ弊所でスタティック観測を導入する予定はありませんが、電子基準点やGNSSの勉強の一環として余力があれば勉強してみたいと思います。

私は実務で、作業規程の準則に準じたスタティック測量は、数回しかやったことはなく、偉そうなことは言えないのですが、わかる範囲で説明します。
日本測量協会の図書「作業規程の準則(1つ前のH28版) 基準点測量記載要領」の電子基準点のみを既知点とした1級及び2級基準点測量の項目の概要は次のA、Bの通りです。(現在は3級も可)

A.電子基準点の成果表には測地成果2011と記載あります。
B.セミダイナミック補正方法の流れ
 ①基線解析は元期座標(成果表値)で計算
 ②既知点成果を「元期座標」から「今期座標」に補正
 ③今期座標で点検計算
 ④今期座標で三次元網平均計算
 ⑤新点座標を「今期座標」から「元期座標」に補正
 ※基線解析は今期座標で行ってもよい。
図書の内容は以上です。

スタティックは既知点が電子基準点以外の基準点でも上位の級であれば可能です。
電子基準点であれば、大震災のあった地域でも利用再開されていればPatchJGDの補正はスタティック測量の前に必要ありませんが、電子基準点以外の基準点はPatchJGDの補正がスタティック測量の前に必要です。(震災補正はスタティック測量の前に行う)
東日本大震災の例でいえば、役所の基準点成果に「震災補正により測地成果2011に変換済」等の記載があれば大丈夫と思います。

三次元網平均計算を簡単に説明すると・・・
それぞれの既知点から三次元的な開放計算で求めた新点の三次元空間の位置は微妙にずれて一致しません。それでは困るので何らかの方法で新点座標を1つにする必要があります。それを解決するために観測値の基線ベクトルに合理的な重みをつけて、観測値の補正量の二乗和を最小にするという条件をつけて計算(網平均)します。水準測量も水準網平均により高さ(Z)を計算しますが、三次元網はXYZの3成分を独立して水準網平均するようなイメージです。意外と簡素な計算をしています。
北海道調査士 投稿日: 2024年02月22日 22:15:21 No.3532
みらさん、詳細な説明有難う御座います。

私自身、前からスタティック観測の勉強をしたいと思いつつも、民間の測量案件が99%を占める弊所ではVRSで事が足りるため、なかなか学ぶ機会な無いというか、学ぼうとせず今に至ります。

ですが、VRSではどうしても都合が悪い現場もありますので、あと15年はこの仕事をする予定ですので、これを機にもう1台受信機を導入して勉強するのも有ですよね。

今はドロガー関連で無料の解析ソフトもあるそうで、同業者の方は結構使用しているそうです。

電子基準点の公表されている座標値は元期なのですね、元期で基線解析を行ったあとに、今期に補正し、そこで点検計算、網計算、そして再度元期に補正、、、

やはり私の頭ではすぐには理解できないので、順を追って学んでいきたいと思います。


有難う御座います。
風来坊 投稿日: 2024年02月23日 00:12:17 No.3533
公共測量をするなら別ですが調査士業務でのスタティック測量は効率が悪いですよ。
基線長が10km以内であれば1時間(実際は70分程度)の観測ですが、10kmを超えれば2時間の観測が必要になります。
必ず1基線は10kmを超えます。
点検測量も必要になりますので同じ時間観測しなければなりません。
スタティックで2時間観測した成果とネットワーク型RTKでの10秒の観測で得られた成果の較差がワンコインの範囲です。
どちらを選びます?
みら 投稿日: 2024年02月23日 08:09:35 No.3534
北海道調査士様

>今はドロガー関連で無料の解析ソフトもあるそうで、同業者の方は結構使用しているそうです。

私はDroggerを1台趣味で購入しました。1台≒10万円の機種ですが、地理院の1級?GNSSアンテナ登録も受けているようですので公共測量にも使えるようです。

私は北海道調査士さんとは逆で、VRSの使用方法はわからず(最大のネックは通信契約と通信料金)、Droggerではスタティック測量しかわかりません。

スマホのソフトとパソコンの基線解析と三次元網平均ソフトが無料だったと思います。スマホのソフトで1時間観測して、そのデータをのパソコンのソフトに取り込みます。
近所で観測するので待っている間は家に戻って好きなことをしています。新点1点の計算だと、1点当たり5分程度で観測データ取込~基線解析~点検計算~網平均まで終了します。セミダイナミック補正も含めて、チェック入れるだけで全部ソフトが自動でやってくれます。電子基準点の観測データは地理院のデータを自動取得するため観測必要ありません。計算に必要な電子基準点が新点から近い順に表示されるので使用するものをクリックするだけです。通常新点を囲む3点選択。点検計算も自動で、全ての路線(環も)が計算されるので不要な路線は削除するだけです。

作業規程にないかもしれませんが上記の通り新点1点でも網平均でのスタティック測量は可能です。電子基準点と新点、又は新点間の基線ベクトルを使って網平均するのは新点1点でも複数点でも同じです。

以下は精度的なことです。
①スタティック測量
上記のように1点毎に別々に三次元網平均で新点2点を作った場合の、座標計算距離とTS点検距離(縮尺と投影補正後の平面距離)の差は5~10mm程度でした。もし1度の三次元網平均で2点求めた場合はもう少し小さくなるかもしれません。

②VRS単点観測法
風来坊様がおっしゃるように1点当たり1コインなので±3センチ程度でしょうか。TSで測ると2点間ですと0~6センチの差になりますね。でも1点10秒なのでとても早く便利です。通信料がネックと思います。

①②良し悪しあるので、現場の必要精度等に合せて選択すればよいと思います。
風来坊様はよくご存じと思いますが、②の欠点はTSの自由網平均(究極技)を使うことで解決できると思います。
北海道調査士 投稿日: 2024年02月23日 11:25:26 No.3536
みらさん、ご説明有難う御座います。

私は精度的にはもちろんスタティック観測が良いと思っておりますが、観測時間がネックで主にVRSを使用しています。

通信料は使用分のみで毎月2千円前後だったと思います。

オープンスカイであればスタティック観測の成果とほぼ遜色ありません、数ミリの誤差しか出ませんし、点間距離も5mm前後で入ります。
近くに大きな建物がある場合などは2㎝前後の誤差が生じる場合があるので時間置いたりして状況に応じて観測してます。

10秒で現地に落とせるので、そのまま継続して作業できるのが強みだと思います。

公共測量では色んな縛りやルールがありますが、民間では精度管理だけしていれば全く問題なく使用できています。


スタティックの解析、計算がそこまでオートに出来る様になっているのであれば、勉強して利用するのも有なんですよね。

2点作りたいとなれば、受信機2台と端末(スマホ)も2台必要ということになりますよね。

安価なので機材だけでも近々購入しようと思います。

近い将来スタティックデビューも夢じゃないということでワクワクしますねw
みら 投稿日: 2024年02月23日 11:39:08 No.3537
北海道調査士様

>スタティックの解析、計算がそこまでオートに出来る様になっているのであれば、勉強して利用するのも有なんですよね。

私も難しいという先入観があったので利用が超簡単でびっくりしました。

>2点作りたいとなれば、受信機2台と端末(スマホ)も2台必要ということになりますよね。

そうです。私は趣味なのでDroggerの受信機1台とスマホ1台までです。私の勤務(諸事情により勤務予定)会社は別のメーカーのGNSS測量機とソフトを複数台所持していますので覚えなければ(泣)。

>オープンスカイであればスタティック観測の成果とほぼ遜色ありません、数ミリの誤差しか出ませんし、点間距離も5mm前後で入ります。

そんなに精度が良いのですね。驚きです。私は長野県の田舎なので、現場によっては木とかの上空視界の障害で条件の厳しい場合はそうはいかず、数センチの誤差になる場合もあります。TSでの点検観測は必要ですね。

>近くに大きな建物がある場合などは2㎝前後の誤差が生じる場合があるので時間置いたりして状況に応じて観測してます。

工夫が必要になるということですね。
北海道調査士 投稿日: 2024年02月23日 14:25:13 No.3541
そんなに簡単に計算してくれるんですね、利用者の口コミを見ても「非常に便利」

「非常に簡単」の様な口コミを見掛けます。

測量も大きな転換期を迎えたのですね、数年後はスマホで数㎝単位の位置確認が出来るでしょう。それを以て境界杭を打てるかは無理でしょうが、安請けする業者が更に増えるでしょうね。
杭1本、1万円で入れます~


>>そんなに精度が良いのですね。

オープンスカイであれば数ミリの精度で観測出来ます。
スタティックと遜色ありません。
ただ、マルチパスに弱いのは事実ですので場所によってはみらさんの仰るとおり精度確認の工夫が必要です。
みら 投稿日: 2024年02月23日 17:06:15 No.3542
北海道調査士様

>通信料は使用分のみで毎月2千円前後だったと思います。

教えて頂き誠にありがとうございました。

興味があったので、プレート運動を補正するセミダイナミック補正量の変動を先ほどエクセルで計算してみました。(パラメータ2009~2023の全てで日本全体の代表点を10点計算し点毎に比較グラフ作成して検証)2009は地理院の最初のパラメータです。
日本全体の2009~2023(東日本大震災補正地域は2011~2023)のセミダイナミック補正量の変動は、大まかに地域で4タイプに分かれます。変動の移動速度はほぼ一定でした。

①北海道・・Xは0.25で変化なし、Yは0.1で変化なし

②東北地域の東日本大震災地域付近・・2011がXYともに0、Xは地域により0.5~0.8に増加、Yは地域により0.9~1.5に増加

③中部の東日本大震災影響地域・・2011がXYともに0、Xは0.2に増加、Yは0.4に増加

④西日本・・Xは地域により0.2~0.3で一定、Yは0.3~0.7に増加

プレートの位置関係のせいか②~④はY方向の変動が大きいです。


能登半島地震に伴う点検測量について 悩める測量士 投稿日: 2024年02月15日 16:34:16 No.3507 【返信】

調査士の先生方のご意見を伺いたく書き込みます。
昨年役所からの委託で用地測量を行いました。
そしてこれから登記申請するとのことで測量成果の再点検をしてほしいと言われています。
(地震により基準点成果の公表が停止された地域です)
法務局からの通知では「相対的位置に変動がない(公差の範囲内であれば受理する)」ようですが、
この「公差の範囲内」とは用地測量成果に対する公差なのか、元の地籍図(図解法)や
既提出地積測量図等に対する公差なのかどちらでしょう?
楽々 投稿日: 2024年02月15日 19:06:29 No.3508 【Home】
登記簿の地積じゃないんですか?
まだまだ新人 投稿日: 2024年02月15日 19:13:55 No.3509
参考に令和6年1月10日民二18号を読むといいかも。
概ね地震前の測量を今回の登記に使う場合、地震後に測量して公差内に入っていれば、
使っていいよ。ただし、任意座標値として取り扱う。93条にもその旨を記載する。
一度読んだらわかると思います。
風来坊 投稿日: 2024年02月16日 00:11:48 No.3510
地震によって境界点が移動していないかの点検ですから、用地測量の成果に対する公差に決まっています。
用地測量に使用した基準点(多角点)や境界点を検測し、前回の成果との較差が公差内か点検します。
地表に局所的な変動が見られなければ全点の点検でなくサンプリングで十分です。
Lena 投稿日: 2024年02月16日 10:38:34 No.3512
私のところは停止した電子基準点の最外側付近です。
地震で、どの方向にどれくらいの変動があったのか気にしていましたが、
昨日以下のお知らせがありました。
令和6年能登半島地震に伴う基準点成果の取扱いについて | 国土地理院
https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/R6-notopeninsula-earthquake-seika.html

"悩める測量士さん"の現場がどの辺りか分かりませんが、、、
基準点成果等閲覧サービスで閲覧できるようです。
座標補正パラメータも公表されました。(今回の公開範囲は、標高の補正は不要との事)
問合せの趣旨と違いますが、点検、確認等に利用できるかもしれませんね。

内陸部の地震と海の中で発生した地震による地殻変動は、地面の移動の方向が違います。
"風来坊さん"がおっしゃるように、困るのは、「相対」と言いにくい、"局所的な変動"の扱いです。
点検しないとそれが分かりません。
被災地域に近接した地域の調査士は、地理院成果に現れない"局所的な変動"を感じていると思います。
まだ、地震は収まっていません。昨日もうちのおんぼろ事務所と家が少しですが3回揺れました。
悩める測量士 投稿日: 2024年02月16日 11:49:27 No.3513
皆様 ご回答ありがとうございます。
やはり今回の用地測量の成果に対する公差ですか。
東日本大震災のときも点検をやりましたが、あのときは何も考えずに用地測量成果に対しての点検を行っていました。
ですが用地測量成果に対する公差だと制限が緩すぎるので、そんなのでいいのか心配になってしまいました。

現地は平坦地で地割れなど見られませんので、局所的な変動はなさそうです。
今回は範囲が狭いので基準点、境界全点測って資料を作りたいと思います。
ありがとうございました。
風来坊 投稿日: 2024年02月16日 22:34:27 No.3514
用地測量がなされた土地が座標補正パラメータが公表された地域であれば、過去の例では点検測量は不要となります。
「なやめる測量士」さんが調査士であれば、近々法務省から地震前の測量成果の取り扱いについての通達がなされますので連合会からの通知をお待ちください。
北海道調査士 投稿日: 2024年02月19日 08:31:32 No.3515
経験が無いのですが、地震直後に現地で電子基準点を与点とするGNSS観測を行った場合、既に地殻変動量後の座標値が得られるものでしょうか(電子基準点は常に地殻変動を把握し補正しているから?それとも電子基準点の座標が補正されるのは年に一度の様に決められたタイミングで行われている?)

仮に、地殻変動後の座標値が得られるのであれば、既知座標との座標差は地殻変動のそれと近似値になる筈でスライド量の目安となると思います。

補正パラメータが公表される前であれば、現地の与点を使用し観測したら部分的には同一方向への地殻変動ですので既知座標と概ね一致してくると思いますが、それは地殻変動前の座標値を使用しているからであって、現在(地殻変動でズレた)の座標値とは著しく相違しますよね。

結局は座標値はさておき、現在の座標でスライドするなり地殻変動前の座標値であれ、現地の石標が相対的に整合しているのであればいいですよということですよね。

私でしたら、VRSかスタティックで与点を作成し、地殻変動前の座標値との移動量を確認します。その移動量が生じているかどうかを確認したうえでその座標差が公差内であるかも確認したうえでスライドを検討し、スライドした場合はスライド後の石標と成果の座標差の公差も確認します。

結局、石標が相対的に整合しているのであれば問題はないと思います。
あとは座標をどうするかをお上が考えて公表しますのでそれに従います。
北海道調査士 投稿日: 2024年02月19日 08:36:51 No.3516
大きな地震が発生し、地殻変動が基準点成果に影響をもたらす場合、電子基準点の座標取扱いについて、通信業者等に問い合わせて確認してみます。

現地で与点をGNSSで観測したらすぐに分かるのですが、、、

確かセミダイナミック補正では、電子基準点の成果変えは1年に一度と伺った記憶があります。なので、補正前と補正後では約1年の地殻変動量の数㎝の差異が生じると。

大きな地震の場合はどうなんでしょうか、いつ電子基準点の成果が変更されるのか
みら 投稿日: 2024年02月19日 12:22:05 No.3517
電子基準点の成果は測地成果2011(元期座標)と日々の座標(今期座標)の2種類あると思いますが、公共測量(役所の用地測量等)では、最終的に測地成果2011を使います。

セミダイナミック補正のパラメータは年1回更新で、三次元網平均には最新のものを使用しますが、あくまで三次元網平均は、既知点元期座標から今期座標に補正してから(セミダイナミック補正で2011→現在の年度)網平均を行ない、網平均結果の新点を今期から元期に戻して成果としています。

現在のセミダイナミック補正量(パラメータ量)は、おおよそ数十センチになっていると思いますが、あくまで元期2011に戻した座標が成果です。

大地震の補正は、セミダイナミック補正は全く異なります。パッチJGDで局所のパラメータ(地震毎の)を使って補正します。セミダイナミック補正やジオイド補正と同じく最寄りのパラメータ4点から補間計算します。作業既定の準則の計算式集参照
みら 投稿日: 2024年02月19日 12:34:59 No.3518
訂正します

日々の座標(今期座標)→日々の座標(今日の座標)

今期座標は、1年に1回の決められた日の座標(セミダイナミック補正の基準日)になるかと思います。

パッチJGD(大地震の局所補正)の補正と、セミダイナミック補正(定量的な地殻変動補正)は混同しやすいので注意したいですね。
北海道調査士 投稿日: 2024年02月19日 16:40:23 No.3519
みらさん、有難う御座います。

当方でも以前に配信事業者に問い合わせた際に疑義があったので、これを機会に調べてみます。

詳しくご説明頂きまして有難う御座います。
悩める測量士 投稿日: 2024年02月19日 23:52:39 No.3520
風来坊さん
レス遅くなりました
当地はパラメータが公表された地域です。
点検不要なのですか。

今回はパラメータが公表されたばかりなのでまだ通知は出ないですね。
そろそろ現地作業しようと思ってましたが、月末くらいまで待ってみることにします。
なお私 調査士ではないので、この手の情報入手がワンテンポ遅いです・・・



北海道調査士さん
成果の座標値を変えることはできませんので、基準点と筆界点の位置関係のみ点検する予定です
(基準点はGNSS観測とTS観測併用ですが点検はTSのみ)
風来坊 投稿日: 2024年02月20日 22:47:52 No.3521
>電子基準点の成果変えは1年に一度
電子基準点成果の改定は今回の地震のような大規模な地殻変動があった場合に行われます。
1年に1回改定されるのはセミダイナミック補正のパラメータ(地殻変動補正パラメータ)です。
誤解があるのかもしれませんがセミダイナミック補正は、電子基準点の元期の座標を地殻変動補正パラメータにより今期の座標に変換し、その座標を以て得られた新点の今期座標を元期に戻すものです。
つまり現在の観測で得られた座標をあたかも元期に観測したように見せる方法です。
また、電子基準点の座標を今期の座標に変換する方法とPatchJGDによる変換方法はともにバイリニア法により行います。
大きな違いは変換パラメータの密度で地殻変動補正パラメータが5キロメッシュ(たぶん)であるのに対し、PatchJGDは1キロメッシュ(あるいはもっと狭い場合も)です。
メッシュが小さいほど細かい補正ができます。この場合のメッシュは「標準地域メッシュ」のことです。
まだまだ新人 投稿日: 2024年02月20日 23:14:46 No.3522
現在進行形で地殻変動していると思いますが、2024年2月15に公開した令和6年能登半島地震の座標補正パラメータファイル(ver.1.0.1)を使ってやらないといけないということでしょうか?
みら 投稿日: 2024年02月21日 00:19:39 No.3523
>地殻変動補正パラメータが5キロメッシュ(たぶん)であるのに対し、PatchJGDは1キロメッシュ(あるいはもっと狭い場合も)です。

前にPatchJGDと同様なものをエクセルで作っていましたので、今回、地理院の能登地震のパラメータをDLLしてエクセルにコピーしてから計算してみました。私の地域は長野県東信でパラメータの端(補正量0地点)ですが、ほぼ10キロ四方の対角線上に能登地方に近づくに伴い1cmづつ大きくなりました。

これによりPatchJGDを使うと大地震で動いてしまった基準点(測地成果2011)を、正しい測地成果2011に変換しているようです。

上記エクセルと別途作成したセミダイナミック補正エクセルでメッシュの大きさを確認したところ、セミダイナミック補正は経度150秒、緯度225秒で平均≒5.8kmです(3次メッシュの5倍)。PatchJGDは経度30秒、緯度45秒で平均≒1.2kmです(3次メッシュ)。

電子基準点の公開が再開されたところは、地震で間違った測地成果2011を正しい2011に変更したと思われます。(多分、電子基準点は地震後のダイナミックな座標を求めてから、セミダイナミック補正で逆補正し、正しい測地成果2011に変換したと思います)

能登地震のパラメータ影響範囲は、電子基準点以外の基準点は改測(パラメータで対応不可な地域)又はPatchJGDの補正が必要になると思います。
北海道調査士 投稿日: 2024年02月21日 08:02:44 No.3524
現地に残っている基準点を使用する際にはパッチが公表されていればパッチをかけて使用するのは分かっているのですが、それとは別に、

地震後に、現地でネットワーク型RTK測量にて単点観測を行った場合、得られる座標値は地殻変動の補正がされている座標値なのでしょうか。

ネットワーク型RTK測量にて与点としている電子基準点の成果はどの様な頻度で更新されているのでしょうか。

パッチを掛けたときと整合した成果が得られるのか。


以前に通信業者に聞いたときは、地震が起きても常に最新の成果(電子基準点)から計算するので、スタティック観測と同様の成果が得られると言っておりました。


初歩的なことで申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。
風来坊 投稿日: 2024年02月21日 08:39:08 No.3525
>得られる座標値は地殻変動の補正がされている座標値なのでしょうか
配信業者ジェノバに関しては以下を参照してください。
https://www.jenoba.jp/technical/gnss05/

>ネットワーク型RTK測量にて与点としている電子基準点の成果
上記サイトの記述からは公表されている成果(日々の座標でなく)を使用しているものと思われます。

>パッチを掛けたときと整合した成果が得られるのか
PatchJGDのパラメータは適用範囲内の一部の三角点等を改測または改算に基づき作成されていますので当然誤差が含まれます。
TKY2JGDと同様にその差の分だけ誤差が生じます。
北海道調査士 投稿日: 2024年02月21日 16:28:22 No.3526
風来坊様 ご回答有難う御座います。

今日は終日現場作業しておりましたが、最高気温が-3°程で風も強く寒かったです。

境界標を探そうにも雪氷の下、越境物の確認をしようにも雪氷の下、、、

こんな罰ゲームの様な作業もあと一か月の辛抱です。

あと一か月の辛抱なのに待ちきれなくなった業者さんからわんさか測量の依頼がやってきます。ちょっと早いですがロケットスタートで今年も頑張ります。

今日、某配信業者の技術者の方から連絡頂き色々と教えて頂きましたが、私が思っていたよりも複雑で簡単な仕組みではありませんでした。

今後も継続して調べていきます、すぐには理解できそうにありませんでした。
北海道調査士 投稿日: 2024年02月21日 16:37:20 No.3527
電子基準点の座標の取扱いについていまいちというか全く理解できていないのですが、

スタティック観測で観測データの解析や計算をする場合は電子基準点の成果を使用するのですよね?

そこで使用する電子基準点の座標値(今期座標)はどの程度の頻度で更新されているものなのでしょうか。
風来坊 投稿日: 2024年02月21日 18:01:40 No.3528
>スタティック観測で観測データの解析や計算をする場合は電子基準点の成果を使用するのですよね?
スタティック測量に限らずネットワーク型RTK測量でも使用されます。

>そこで使用する電子基準点の座標値(今期座標)はどの程度の頻度で更新されているものなのでしょうか。
電子基準点の成果は元期の座標です。
ちなみに元期は東日本大震災に伴う成果改定地域では2011年5月24日で、それ以外の地域では1997年1月1日です。
電子基準点の成果は地震により移動した場合に改定されます。
今回の能登半島地震でも改定されています。
元期以後改定されていない電子基準点は、今後セミダイナミック補正では正しい結果が得られなくなった場合には改定されるでしょう。


メトロローマンの屋根材について 北海道調査士 投稿日: 2024年02月12日 09:13:59 No.3502 【返信】

いつもお世話になっております。

表題登記申請につき、屋根材についてご教授願います。

確認申請書による屋根材標記、天然石砂・アクリル系樹脂化粧・アルミニウム亜鉛メッキ鋼板と記載されております。

商品名は「メトロローマン」

通称ガルバリウム鋼板の上部に天然石砂を吹き付けた仕上げとなっております。

参考の画像を添付致します。

主な材質はガルバリウム鋼板ですので、合金メッキで良いと思うのですが、

見た目は一般のそれとは相違して見え、また未経験なもので悩んでおりました。


ご経験のある方、ご教授願います。


北海道調査士 投稿日: 2024年02月12日 16:27:42 No.3503
この瓦材の様に見える製品自体がガルバリウム鋼板で出来ていますが、その上部が石砂で仕上げられているみたいです。

合金メッキ鋼板ぶきですよね?

一見、ルーフィングぶきやスレートぶきにも見えますよね。

当然、見た目ではなくて材質で判断する訳ですので。
まだまだ新人 投稿日: 2024年02月13日 08:21:22 No.3504
昨年ガルバニウム鋼板に天然石ストーンチップを焼付加工した屋根を登記したことがあります。法務局に照会をかけて合金メッキ鋼板ぶきと登記いたしました。
とおりすがりのおじさん 投稿日: 2024年02月13日 09:26:04 No.3505
合金メッキでokですね。
登記の本質的な意味を考えたら納得したくないですけど
北海道調査士 投稿日: 2024年02月13日 09:30:15 No.3506
皆さん、御回答有難う御座います。

安心致しました。

ただ、この屋根は合金メッキに見えませんよね。。。

とおりすがりのおじさんの仰るとおり、建物特定の観点からは微妙ですね。
ただ、材質は合金メッキな訳で、石砂ではない。

合金メッキで申請します、有難う御座いました。


敷地分割(机上分割)について JY調査士 投稿日: 2024年02月06日 22:12:45 No.3489 【返信】

一筆の土地上に二つ目の建物を建てる際、確認申請を通すために敷地分割(机上分割)をするケースがあると思います。外構工事用に仮杭設置依頼を受け仮杭は設置しましたが、この度本杭設置の依頼がありました。
敷地内部に設置するのは良いとしても、道路際に設置するのは抵抗があります(道路境界の立会いをした訳でもないので)。
この様な場合どういった対応されているのか?
皆様のご経験やご意見を伺いたいです。よろしくお願いいたします。
とおりすがりのおじさん 投稿日: 2024年02月07日 09:47:18 No.3492
本杭とは境界杭のことでしょうか?
調査士として杭を埋設するのでしたら、仮でも本でも確認はしたほうがいいですよ。
目印での杭なら確認の必要はありませんが、何かしらの問題があって裁判になったら調査士としてなら責任を問われますよ
JY調査士 投稿日: 2024年02月07日 10:25:56 No.3493
とおりすがりのおじさんさん、ありがとうございます。
境界でもなんでもない、確認申請を通すためだけの分割点ですので、あくまで目印として杭を入れるのですが、だとしても境界標と勘違いしてしまう人もいることが容易に想像できてしまいますし、おっしゃる通り何かしらの問題で責任問われる懸念もありますのでお伺いさせていただいております。
まだまだ新人 投稿日: 2024年02月07日 13:25:28 No.3494
市街化区域の借入無し若しく土地及び両方の建物に抵当権を設定するのかな。
敷地分割の分割線に敷地分割界の杭を設置した経験や今まで見たことありませんが、
境界確定をしないという前提で杭をいれるとしたら、道路際は民地側若しくは少し控えたところに矢印のないマイナス杭等を入れ線上を示したらどうですか。マイナス杭は見たことあります。
JY調査士 投稿日: 2024年02月07日 15:52:28 No.3495
まだまだ新人さんありがとうございます。
そうですね、矢印のないマイナス杭(方向杭)はありかもしれないですね。
ご提案ありがとうございます。
尾張の老土地家屋調査士 投稿日: 2024年02月09日 09:09:25 No.3496
私は、6月30日に廃業した元調査士ですが、今でも図上分割をやってられるんですか?

測量もせずに地積測量図を造ることは、古くからの調査士は土地台帳時代の名残もあって昭和40年代前半ごろまでは、ありましたね。
これが各地で問題になり党機関の現地調査も行われるようになり図上分筆(あの頃は、机上分筆と言ってました)は、仮換地分割の為の従前地の分筆登記ぐらいしか認められてなかった(やらなくなった)ですね。

一旦、登記所に入った地積測量図は誰でも、いつでも閲覧できることから、土地家屋調査士は、どこから突っ込まれても対応できるだけの自信のあるものしか出さなくなりました。 
測量も境界立会も省略した地積測量図なんて問題外ですね。怖くてできなかったです。

廃業した今でもかつて作成した地積測量図についてクレームがこやしないかと心配が消えることはありませんね。 (事務所の廃業と同時に電話、ファックスは切ってしまいました)
北海道調査士 投稿日: 2024年02月09日 09:25:03 No.3499
尾張の調査士さん

調査士が机上分筆を申請している訳ではなく、建築屋さんが確認申請を通すために、

1筆の土地の任意の場所に線を引き「〇〇番の内」として確認申請を出しております。

机上で線引きするだけでは施工業者が位置出しに困るので、分筆はしないのですが、

その位置を仮杭で明示してくれとたまに依頼されます。


今回はその仮杭を本杭にしてくれという依頼だと思います。建築屋さんが言いそうなことです。

安く、早く、簡単に、と、、、
JY調査士 投稿日: 2024年02月09日 19:00:39 No.3500
尾張の調査士さん、北海道調査士さん、ありがとうございます。
北海道調査士さんに補足していただいた通りです。


無題 尾張の老土地家屋調査士 投稿日: 2024年02月09日 09:14:10 No.3498 【返信】

訂正します。

「党機関」は、変換ミスです。「登記官」です。


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