映画同好会
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M3GAN/ミーガン 組長 投稿日: 2024年01月15日 09:52:34 No.552 【返信】

《2023年、世界中で大ヒットを記録したホラー。
AIを搭載した、キュートな少女の人形“ミーガン”が巻き起こす惨劇をスリリングに描く。
“ブラムハウス”も製作に参加。
人形を題材にしたホラーは「チャイルド・プレイ」「死霊館」など少なくないが、本作はAI(人工知能)の進化が続く新時代の到来を背景とした、オリジナルな着眼点が出色。
AIを搭載した人形(なのでむしろロボットに近い)ミーガンは、自分の持ち主になった少女ケイディを守ろうとして暴走を始め……。
ある場面でミーガンが見せるダンスが不気味で、これがSNSで拡散して世界的ヒットに発展。
製作・原案を担当したひとりは「ソウ」「インシディアス」「死霊館」の各シリーズに参加してきたホラーの名手ジェームズ・ワン。》

AI、ロボットの暴走という作品は数多あります。
本作は「チャイルド・プレイ」に近いかな。
ユニークな点は、少女の相手になるということ。
贅沢な玩具です。

テーマとして、子供と向き合うのは、あくまで人間でなければいけないということ。
ロボットに任せちゃだめだということです。
とはいえ、そこをきっちりプログラムしていれば大丈夫かも。
未完成品ですから。

ラストの展開はもはや「ターミネーター」。
続編があるそうです。
「ミーガン2.0/M3GAN 2.0」。

怖いかというとまあ普通です。
人形の表情が怖いというか気持ち悪いです。
大体人形の表情はそうですけど。

何故暴走してしまったかの説明は特になかったです。
そこはまあどうでもいいのかもしれません。
1万ドルでこんな玩具買うかなあ。

2023年。102分。WOWOW。3.6。


コンクリート・ユートピア 組長 投稿日: 2024年01月11日 21:09:35 No.551 【返信】

《大災害により荒廃した韓国・ソウルを舞台に、崩落を免れたマンションに集まった生存者たちの争いを描いたパニックスリラー。
世界を未曾有の大災害が襲い、韓国の首都ソウルも一瞬にして廃墟と化した。
唯一崩落しなかったファングンアパートには生存者が押し寄せ、不法侵入や殺傷、放火が続発する。
危機感を抱いた住民たちは主導者を立て、居住者以外を追放して住民のためのルールを作り“ユートピア”を築くことに。
住民代表となったのは902号室に住む職業不明の冴えない男ヨンタクで、彼は権力者として君臨するうちに次第に狂気をあらわにしていく。
そんなヨンタクに傾倒していくミンソンと、不信感を抱く妻ミョンファ。
やがてヨンタクの支配が頂点に達した時、思いもよらない争いが幕を開ける。
「非常宣言」のイ・ビョンホンが支配者ヨンタク、「マーベルズ」のパク・ソジュンがミンソン、「君の結婚式」のパク・ボヨンがミョンファを演じた。
監督・脚本は「隠された時間」のオム・テファ。》

本作もタイミングがちょっと悪いです。
といっても、災害そのもののパニック映画ではなく、その後のサバイバルではありますが。
でも、その災害の描写はお見事です。

何の災害なのか、周りはどうなっているのか、警察は、軍隊は、政府は。
そんな説明は全くありません。
そのうえ、あるマンションが唯一災害を免れるという設定です。
つまり、本作はファンタジーなのです。

ですから、描きたいのはそういう局面に置かれた人々はどうするのか、ということです。
マンションは「国」のデフォルメです。
他人を排除するか、受け入れるか。

目立たなかったイ・ビョンホンが次第に独裁者っぽくなっていく。
それは狂気なのか、支配欲なのか。
彼の演技はさすがです。

パク・ソジュン公務員は、やはり上司には逆らえず。
パク・ボヨンだけが希望です。

観ていて実に重い話です。
ある意味早く終わって欲しいと思ってみていました。
自分ならどうするか、究極の選択です。

韓国のマンション(アパートというそうです)は、日本とちょっと意味合いが違うようです。
碁石が出てきます。
碁石の陣地は「家」というそうです。
なんとも意味深。

一応希望のある終わり方でしたが、それも束の間かもしれません。

ハードな作品でしたが、やはり韓国映画目が離せません。
秀作といっていいと思います。

2023年。129分。T・ジョイ梅田。


すずめの戸締まり 組長 投稿日: 2024年01月10日 09:47:39 No.550 【返信】

《国内興行収入148.6億円を記録した新海誠監督の長編アニメーション映画。
日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく少女すずめの解放と成長を描く。
世界を魅了するアニメーション監督・新海誠の大ヒット作。
椅子に姿を変えられた“閉じ師”の青年・草太とともに、災いの源である扉を閉める旅に出た少女すずめの冒険を壮大なイマジネーションと圧倒的な映像で描く。
1700人を超えるオーディションで選ばれた原菜乃華が、みずみずしい演技ですずめの声に命を吹き込んだ。
草太役には新海監督が内面の豊かさを見いだしたという松村北斗。
さらに深津絵里、松本白鸚ら精鋭キャストが集結。
注目の女性ボーカリスト十明とRADWIMPSによる主題歌も話題を呼んだ。》

やっぱり私には新海誠監督は合わないかな。
要はピンときませんでした。

少女の成長物語。
3.11で家族を失って、それを乗り越えるお話。
ただ、それが閉じ師とか要石とか猫とかにつながる意図がよくわかりませんでした。

観たタイミングも悪くて、能登半島大震災が起こった直後ですから。
なぜ彼女は彼(椅子)を追う。
どこでもいい人ばかりに遭遇して進んでいける。
世間はいい人ばかり、きっと前向きに生きていける。

それはいいのですが、ミミズ(地震の元凶)との対決やらがよくわかりません。
どうも理解が追いついていきませんでした。
もちろん、絵の綺麗さや迫力は申し分ないですが。

懐メロは懐かしいですが、過去へのリスペクトなのかなあ。

2022年。121分。WOWOW。3.9。


フェイブルマンズ 組長 投稿日: 2024年01月07日 20:21:56 No.549 【返信】

《巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督が、自らの映画体験の原点を振り返る初の自伝的作品を発表。
第95回アカデミー賞で作品賞、監督賞など計7部門にノミネートされた注目の話題作。
「JAWS ジョーズ」「E.T.」ほか、幾多のヒット作を世に送り出し、現代映画界の頂点に君臨するスピルバーグ監督。
そんな彼が「この物語を語らずに自分のキャリアを終えるなんて、想像すらできない」と、自身の映画体験の原点を振り返る初の自伝的作品に挑戦。
幼い頃、映画館で初めて見た映画との運命的な出会い。
8ミリカメラを手に映画作りに熱中した少年時代。
さらには両親の不和、学校でのいじめ体験なども鮮烈に描かれ、ファン必見の要注目作に仕上がった。
出演は、ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノほか。》

題意はフェイブルマン一家です。

映画に魅了されていく出だしはさすがに素晴らしい。
1秒間で24コマ、残像により動いて見える写真が映画。
彼は列車の衝突シーンに感動。
高校入学までは非常に観やすい展開です。

高校からイジメ、両親の亀裂、初恋、いろいろな試練。
ここらあたりはまあよくある青春、家族映画です。
スピルバーグらしさは特にないかな。
まあ、実話であれば仕方ないところですが。

母の秘密を映画で語るところはちょっと作りすぎかな。
イジメ相手とも映画で仲直りしようとしますけど。
母やイジメ相手とのやり取りは少しユニークではあります。

映画の話はラストに出てきます。
ジョン・フォード監督(演:デヴィッド・リンチ)との地平線についての会話。
つっけんどんですが、味わい深いものです。

さすがに映画のレベルはかなり高いですが、期待していたのとは少し違いました。
長尺を一気にみせるのはお見事でした。

2022年。151分。アマゾンプライム。3.9。


京城クリーチャー 組長 投稿日: 2024年01月06日 15:46:26 No.548 【返信】

《ネットフリックスが年末を狙って出したドラマ「京城(キョンソン)クリーチャー」が12月22日、公開された。
「京城クリーチャー」は、1940年代の京城を舞台にした「Kクリーチャーもの(モンスタードラマ)」で、俳優のパク・ソジュンとハン・ソヒが主演を務めた。
シーズン1、2全体で700億ウォンの制作費を費やしたとされ、公開前から期待を集めた。
いざ蓋を開けてみると、「脚本がお粗末で、俳優の演技が期待に及ばない」という酷評と、「引き込まれる。面白かった」という好意的な評価が交錯している。》

《「京城クリーチャー」は、1945年の京城、日本軍が運営するオンソン病院の地下で人体実験が行われていることを知った質屋の当主チャン・テサン(パク・ソジュン)とトドゥクン(行方不明者を探す人)ユン・チェオク(ハン・ソヒ)の話を描いた。
彼らは、オンソン病院で人体実験によって生まれたモンスターに遭遇し、閉じ込められた人々を救うために力を合わせる。
2人のロマンスもあり、時代劇とロマンスもの、クリーチャーものまで様々なジャンルを行き来する。》

舞台は韓国ですが、ほとんど日本人が建設した病院の中に限定されます。
ですから、日本語のセリフがかなりの割合を占めています。
日本人の俳優は出ておりませんので、韓国人が日本語も話します。
ここに違和感を感じると観ていられなくなります。
私は韓国語・日本語字幕で鑑賞しました。
日本語のセリフにも字幕がつきます。
慣れてくれば、観ていられます。
京都弁には恐れ入りました。

内容です。
テンポが悪い。
病院内での攻防が何度も繰り返され、ピリッとしません。
なにせ、日本人がバカばっかりで情ないったらありゃしない。

731部隊が京城で怪物を生み出していた。
それはいいのですが、目的や利用手段が分からないまま。
ただ右往左往しているだけ。
侵入者を見つけることもできんとは。

さっさと話を進めたら、映画で十分かもしれません。
最後まで観ていられたのは、女優たちが美人揃いだからです。

ヒロインのハン・ソヒもいいですが、スヒョン(クラウディア・キム)が最高。
画像を添付しました。
彼女の京都弁、素晴らしい。

日本軍の愚行を真正面からとらえたことは評価されますが、怪物映画としてはいかがなものか。
恋愛や家族愛の要素もありますが、イマイチでした。
続編もありそうな終わり方ですが、いかがでしょう。

2023年。1. 納人(ナジン) 68分 2. 惺沁(セイシン) 69分 3. 信号 74分 4. 刻印 66分 5. 死闘 68分 8. 自覚 65分 9. 野蛮 70分 10. Tear 78分。2.9。




サンクスギビング 組長 投稿日: 2024年01月06日 15:08:20 No.547 【返信】

《クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督がタッグを組んだ2007年の映画「グラインドハウス」内に収録されたイーライ・ロス監督によるフェイク予告編「感謝祭(Thanksgiving)」を、ロス監督自らのメガホンで長編映画化。
感謝祭発祥の地とされるマサチューセッツ州プリマス。
年に1度の祝祭に人々が沸き立つ中、ダイナーで働く女性が何者かに惨殺される事件が起こる。
その後も相次いで住民たちが姿を消し、感謝祭の食卓に並ぶご馳走に模した残酷な方法で殺されていく。
街中が恐怖の底に突き落とされる中、地元の高校生ジェシカたちは、ジョン・カーヴァーを名乗る謎の人物のインスタグラム投稿に自分たちがタグ付けされたことに気づく。
投稿を確認すると、そこには感謝祭の豪華な食卓とともに、ジェシカたちの名札が意味深に置かれていた。
出演は「魔法にかけられて」のパトリック・デンプシー、「ヒーズ・オール・ザット」のアディソン・レイ、「ゾンビーズ」シリーズのマイロ・マンハイム。》

上記のフェイク予告編についてはかすかな記憶しかありません。
それはともかく、早くも続編決定というヒット作品です。

まずは大量殺戮の動機付けとなるシーンから始まります。
ここで登場人物の顔と名前を覚えといたほうがいいです。
まあ適当でもいいですけど。

というのは、本作は犯人探しのミステリーというより、あくまでもスプラッターです。
殺し方の多様性を楽しむ(?)作品であるです。
こういう作品に免疫のない方はかなりしんどいです。
目を背けたくなるシーンが続出です。
R18+ですんで。

ジョン・カーヴァー(実在の清教徒)の仮面、斧を持っての殺戮、こんな作品いっぱいあります。
これはもう、このテの作品の王道です。
そしてヒロインがきれいなこと、当然です。
さらにまだ続くかなあ、のラスト。

白昼街中だったり、感謝祭の食卓のおかずにしたり、この辺はユニークです。
それにしても、この動機でこんなにたくさん、こんなに残虐に殺しまくるかなあ、まあいいか。
SNSを使うのも現代的でした。

2023年。106分。なんばパークスシネマ。3.8。


TAR/ター 組長 投稿日: 2024年01月04日 20:55:41 No.546 【返信】

《ケイト・ブランシェットが、クラシック音楽界の頂点に立つ天才指揮者に扮して圧巻の演技を披露。
数々の映画賞に輝き、世界中の映画ファンを震撼させた衝撃のサスペンスドラマ。
当代屈指の名女優ブランシェットが、本作では、クラシック音楽界の頂点に立つ天才指揮者に扮して、カリスマ的な演技力を存分に発揮。
第95回アカデミー主演女優賞にノミネートされたほか、第79回ヴェネチア国際映画祭女優賞をはじめ、数々の演技賞を受賞。
寡作で知られるトッド・フィールド監督が、彼女を主役に想定してオリジナル脚本を書き、「リトル・チルドレン」以来、16年ぶりとなる新作を発表。
<芸術=ART>を反転させた主人公の名をタイトルにして、彼女の人生の栄光と挫折を痛切に描き、絶賛を博した。》

最初のほぼ1時間が眠気を誘います。
展開が特になく、主人公の生き方が淡々と描かれます。
クラシック音楽ファンで、好きなマーラーの5番がメインのテーマなのがうれしい。

彼女の栄光が崩れていきだすともう止まりません。
結局は妬み、嫉み。
それなら単純すぎますけど。

時系列が前後したり、場所もとんだり、いささかわかりにくい。
SNSの中傷の犯人も分からず。
追いつめられた彼女の精神も安定しません。
妄想なのか現実なのか。

そんなことより、本作はケイト・ブランシェットです。
もう役が乗り移っているような、物凄い演技。
いやはやすさまじい。

ラストはどう解釈するのか。
それなりのハッピーエンドでしょうか。

クラシック音楽やその演奏についての言葉が飛び交い、バーンスタイン、フルトヴェングラー、カラヤン、アバド等、実名も飛び交います。
といって、素直な描き方じゃないのですが。

ケイト・ブランシェットの凄みを鑑賞するのにつきます。

2023年。158分。WOWOW。3.8。


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