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TAR/ター
組長
投稿日:2024年01月04日 20:55
No.546
《ケイト・ブランシェットが、クラシック音楽界の頂点に立つ天才指揮者に扮して圧巻の演技を披露。
数々の映画賞に輝き、世界中の映画ファンを震撼させた衝撃のサスペンスドラマ。
当代屈指の名女優ブランシェットが、本作では、クラシック音楽界の頂点に立つ天才指揮者に扮して、カリスマ的な演技力を存分に発揮。
第95回アカデミー主演女優賞にノミネートされたほか、第79回ヴェネチア国際映画祭女優賞をはじめ、数々の演技賞を受賞。
寡作で知られるトッド・フィールド監督が、彼女を主役に想定してオリジナル脚本を書き、「リトル・チルドレン」以来、16年ぶりとなる新作を発表。
<芸術=ART>を反転させた主人公の名をタイトルにして、彼女の人生の栄光と挫折を痛切に描き、絶賛を博した。》
最初のほぼ1時間が眠気を誘います。
展開が特になく、主人公の生き方が淡々と描かれます。
クラシック音楽ファンで、好きなマーラーの5番がメインのテーマなのがうれしい。
彼女の栄光が崩れていきだすともう止まりません。
結局は妬み、嫉み。
それなら単純すぎますけど。
時系列が前後したり、場所もとんだり、いささかわかりにくい。
SNSの中傷の犯人も分からず。
追いつめられた彼女の精神も安定しません。
妄想なのか現実なのか。
そんなことより、本作はケイト・ブランシェットです。
もう役が乗り移っているような、物凄い演技。
いやはやすさまじい。
ラストはどう解釈するのか。
それなりのハッピーエンドでしょうか。
クラシック音楽やその演奏についての言葉が飛び交い、バーンスタイン、フルトヴェングラー、カラヤン、アバド等、実名も飛び交います。
といって、素直な描き方じゃないのですが。
ケイト・ブランシェットの凄みを鑑賞するのにつきます。
2023年。158分。WOWOW。3.8。
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