映画同好会
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コンスタンティン 組長 投稿日: 2023年11月04日 15:50:38 No.521 【返信】

《天使や悪魔を見分ける力を持つ男、コンスタンティン。
エクソシスト探偵となった彼は、天界と魔界を揺るがす陰謀に巻き込まれる。
K・リーヴス主演のオカルトアクション。
天界・人間界・魔界が危ういバランスを保つ世界で、境界を越えてやってくる魔族と戦うエクソシスト探偵コンスタンティン。
アメコミのカルト作を、VFX満載のオカルトファンジーと、フィルムノワールを意識したアクションスリラーを融合させて映画化。
主演は「マトリックス」3部作のリーヴス、共演に「ハムナプトラ」シリーズのR・ワイズと「ナルニア国物語」シリーズのT・スウィントン。
CGで描かれた地獄の光景や天使や悪魔が入り乱れるバトル、そしてちりばめられたオカルト的モチーフにも注目したい。》

本作も未見でした。
続編制作が始動とのことです。

もっと早く観ておけばよかったです。
なかなか面白かったです。

天国と地獄があり、現実世界と行き来できる世界。
天国からは天使、地獄からは悪魔が人間の魂を奪い合うのです。
その合いの子、ハーフブリード。
天使だから人間の味方とは限らず、ハーフブリードはどっちの味方かな。

「サタン」「ルシファー」「デビル」、日本語ではどれも「悪魔」。
本作ではルシファーが大ボスでした。
どう違うのか、勉強不足でよくわかりません。

ラストがイマイチわかりにくいのは、その辺です。
大天使も7人いて、ミカエルやガブリエルは有名ですが、どんな役割かも知りません。
ここを知っているともっと面白いんでしょう。

とにかく、アクションや世界観が面白くて、飽きない作品でした。

2005年。121分。アマゾンプライム。3.6。


バレリーナ 組長 投稿日: 2023年11月04日 15:30:59 No.520 【返信】

《元警護員のオクジュが、親友ミニのために実行する美しくも冷酷な復讐を描いた作品。
チョン・ジョンソ、キム・ジフン、パク・ ユリムという新鮮なキャスト陣と、ミュージシャンのGRAYが音楽監督として参加し魅力的な世界を創り出す。
Netflix 2023年10月6日 独占配信開始。
監督・脚本イ・チュンヒョン。》

女性版ジョン・ウィックなんて評判なので、鑑賞です。
確かにラストの麻薬工場でのアクションは、見応えありです。
殺す、殺す。

しかし、そこに行くまでがあまり面白くない。
特にひねりもないので、さっさと犯人を追い詰めろ、です。
復讐の動機、その怒りが少し弱い。

敵は男のみ。
味方は女のみ。
そこは徹底しています。

たった一人で組織を壊滅させます。
そこはジョン・ウィックです。
ユニークなのは、いきなり大ボスを射殺するところ。
えー、そんな簡単にやっつけていいの。
かえって、気ぃ使います。

直接の敵は、予想通り火炎放射器で丸焼きじゃあ。
警察なんか無視なのもジョン・ウィックです。

長尺ではないのですが、アクションまでが少し間延びしていました。
あの傑作、「ザ・コール」の監督だけに少し残念。

2023年。93分。Netflix。3.4。


SISU シス 不死身の男 組長 投稿日: 2023年11月01日 18:39:39 No.519 【返信】

《第2次世界大戦末期のフィンランドを舞台に、不死身の老兵とナチス戦車隊の死闘を描いた痛快バイオレンスアクション。
1944年、ソ連に侵攻されナチスドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。
老兵アアタミ・コルピは掘り当てた金塊を隠し持ち、愛犬ウッコとともに凍てつく荒野を旅していた。
やがて彼はブルーノ・ヘルドルフ中尉率いるナチスの戦車隊に遭遇し金塊と命を狙われるが、実はアアタミはかつて精鋭部隊の一員として名を馳せた伝説の兵士だった。
アアタミは使い古したツルハシ1本と不屈の精神を武器に、次々と敵を血祭りにあげていく。
タイトルの「SISU(シス)」とはフィンランドの言葉で、日本語への正確な翻訳は難しいが、すべての希望が失われたときに現れるという、不屈の精神のような意味合いを持つ。
「レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース」のヨルマ・トンミラが主人公アアタミ、「オデッセイ」のアクセル・ヘニーがヘルドルフ中尉を演じた。
監督・脚本は「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」のヤルマリ・ヘランダー。》

フィンランド映画は初見です。
本作は、その暴力性、グロさ、これがフィンランド映画かという特徴ではないでしょう。
タランティーノ監督作品、インド映画の熱量を思います。

主人公は喋りません。
最後にやっと一言。
ですから、彼の背景、彼の思い、そんなものは行動から読み取るしかありません。
というか、まあどうでもいいのかもしれません。

見せ場はそのアクションと彼の不死身さです。
「不死身じゃなくて、死のうとしないだけよ」
いやありえないという描写の連続、突っ込んでも仕方ないです。

あくまでリアルな描写は、人体破壊、いろいろ吹っ飛びます。
自身の傷を自身で治療、痛い痛い。
地雷も爆弾も飛行機が墜落してもわしゃ死なないんじゃ。

本国では5カ月連続トップ10入りの大ヒットを記録したそうで、R15指定なのに。

女性も活躍するところは小気味いいです。

目を背けるシーンが多いので、おススメはしませんが、こんな作品があってもいいです。
世界は広いです。
長くないのもいいですね。

2022年。91分。TOHOシネマズなんば。3.8。


ザ・クリエイター 創造者 IMAX 組長 投稿日: 2023年10月24日 14:55:09 No.517 【返信】

《「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のギャレス・エドワーズが監督・脚本を手がけた近未来SFアクション。
2065年、人間を守るために開発されたはずのAIが、ロサンゼルスで核爆発を引き起こした。
人類とAIの存亡をかけた戦争が激化する中、元特殊部隊のジョシュアは、人類を滅亡させる兵器を創り出した「クリエイター」の潜伏先を突き止め、暗殺に向かう。
しかしそこにいたのは、超進化型AIの幼い少女アルフィーだった。
ジョシュアはある理由から、暗殺対象であるはずのアルフィーを守り抜くことを決意するが……。
「TENET テネット」のジョン・デビッド・ワシントンが主人公ジョシュアを演じ、「インセプション」の渡辺謙、「エターナルズ」のジェンマ・チャン、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のアリソン・ジャネイが共演。》

久しぶりのSF超大作、それもオリジナル作品です。

といっても、テーマや舞台が新鮮なわけではなく、既視感満載です。
テーマはAIと人類の共存。
舞台は地球で、西側諸国とニューアジアが対立。

メカも新鮮味は特にありません。
スター・ウォーズやな。
戦闘もベトナムっぽい農村が中心で、「地獄の黙示録」、ベトナム戦争です。

突っ込みどころ、疑問点は多々ありますが、ひとまず置きます。
最終的には、西側の空中基地「ノマド」の爆破。
で、実際のテーマは家族愛でした。

AIと人類の共存というテーマではなかったようです。
でも、AIが成長するか、感情を持つか。
まあ、その辺はチラッと出てきます。

ユニークなところは、AIが正しくて人間(西側)が悪だということ。
AIを応援する作品です。

肝心な点がはっきりしないのが残念です。
西側はなぜニューアジアと戦うのか。
AIを壊滅させることは、AIを使用しないとできませんし、AIなしにこれからの発展は見込めません。
西側に目的やいかに。

家族愛は完結していますが、AIと人類の行く末は描かれていません。
続編は未確定です。
米ではヒットしていませんので、ないかなあ。

戦闘シーンは楽しめましたが、いささか消化不良は否めませんでした。

2023年。133分。TOHOシネマズなんば。3.8。


オットーという男 組長 投稿日: 2023年10月22日 19:40:58 No.516 【返信】

《名優トム・ハンクスの共同製作・主演で大ヒットを記録。
F・バックマン原作の2015年のスウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」をハリウッドリメイクした感動ドラマ。
バックマンの同名小説を映画化し、第89回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされて大ヒットしたスウェ-デン映画「幸せなひとりぼっち」を新たにリメイク。
愛妻に先立たれて以来、うるさい頑固じじいと化した老主人公を、おなじみの名優トム・ハンクスが共同製作も兼ねて味わい深く好演。
町内一の嫌われ者たる彼が、近所に越してきた陽気な一家との交流を経て再生を果たしていくさまをハートウオーミングに描く。
回想場面で登場する主人公の若き日を、ハンクスの実子トルーマン・ハンクスが演じるのも見もの。》

孤立して、不愛想な主人公が人間性を取り戻すまで。
まあ、よくある話です。
しかし、そこはトム・ハンクス、納得の演技でみせます。

でも、感動したのは回想シーン。
彼女がちょっとかわいいし、夫婦の関係性が実にいい。
実子トルーマン・ハンクスは微妙ですけど。

要は、妻の死を乗り越えるというお話です。
本作は自殺用のロープを購入するところから始まります。
何度も自殺に失敗するのは笑えます。

自分のことしか考えない男が、周りの人たちのことに関心を持ち始めます。
そうです、人は一人では生きていけないのです。
何があっても、死んではだめです。

特にひねりはないですが、こういうわかりやすい素直な作品もたまにはいいものです。

オリジナルはどうなのでしょう。
まあ、機会があれば観てみます。

2023年。126分。WOWOW。4.1。


FALL/フォール 組長 投稿日: 2023年10月22日 19:27:25 No.515 【返信】

《地上から610メートル強もの高さにある、老朽化したTV電波塔の頂上。
そこに取り残された若い女性2人がサバイバルに挑んで苦闘する、緊張感マックスの高所サスペンス!
限定された空間だけで展開する“ソリッド・シチュエーション・スリラー”のバリエーションである低予算スリラーながら、工夫がたっぷりな見せ場を次々と畳みかけ、思わず足がすくむ傑作サスペンス。
まさにB級スリラーの鑑だ。
2人のヒロイン役を「シャザム!」シリーズのG・C・カリーと「ハロウィン(2018)」のV・ガードナーが熱演。
ドラマ「ウォーキング・デッド」のJ・D・モーガンがわずかだが出演。
監督は英国出身で「ファイナル・スコア」などの痛快編を成功させ、今後も要注目の才能であるS・マン。》

私も高いところが得意というわけではありませんが、本作はもうたまりませんでした。
心臓バクバクが止まりません。
ほとんどの時間が鉄塔の上、ほぼ一メートルの直径の円内です。
観ている間の緊張感が半端ありません。

そこら辺のホラーより、はるかに怖ろしい。
横長の画面で、家のTVでの視聴ですが、この高さの表現はビクビクの連続です。
映画館で鑑賞していたら、逃げ出していたかもしれません。
それは少しオーバーですか。

一応伏線もあり、三角関係や親子関係の話もありますが、とにかく落ち着いて観ていられません。
製作費500万ドルのところ、全世界興行収入2,200万ドルというヒット作になりました。
アイデアの勝利です。

主人公2人の女優は巨乳ではありますが、顔立ちは普通です。
そこは少し残念でした。
怖さのあまり、早く終わって欲しいと思える稀有な作品でした。

体調を整えてごらんください。

2023年。106分。WOWOW。3.7。



《イギリスの鬼才ガイ・リッチーが1998年に発表した長編デビュー作で、悪友4人組が一獲千金を狙って巻き起こす騒動を予測不能な展開とスタイリッシュな演出で描いたクライム映画。
ロンドンの下町で暮らすエディら4人の悪友たちは、持ち寄った10万ポンドでギャンブルに挑むが、賭博場の元締めであるハリーの罠にハマり50万ポンドもの借金を負ってしまう。
返済期限はたったの1週間。
絶体絶命に陥ったエディたちは、隣人のギャングがマリファナ工場の襲撃計画を立てていることを知り、彼らが奪った麻薬を横取りしようと画策する。
ジェイソン・ステイサムの俳優デビュー作。人気ミュージシャンのスティングも出演。》

まさか劇場で観られるなんて。
いつ観たのかなあ、ほとんど覚えておりません。
抜群に面白かったという記憶しかありません。

いくつかのグループが、それぞれ活動している様子が描かれる前半部はちょっとついていきにくい。
でも、それが徐々に結びついていく脚本の妙。
こことここがつながって、こいつとこいつがつながって。

2丁の散弾銃が狂言回しになっています。
骨董品みたいな銃ですが、実はすごい値打ちがありまして。
題名の「トゥー・スモーキング」がそれです。

≪Lock, Stock & Barrelは一切合財と言う意味ですが、
元々はmusket(ライフルの前身、旧式歩兵銃)全体のことを指します。
この銃はdouble barrels(引き金2つ、銃身2つで一度に2弾発射可能)
になっているので、two smoking barrelsなのです。
ですから、銃が二丁、と言う意味ではありません。≫

いやもう、語り口のうまさに観客は見事に引きずり回されます。
偶然の積み重ねではありますが、あまりに面白いのでしてやられた感で、気になりません。
少々残酷なシーンもあり、何人もが死にますが、本作はコメディです。

スタイリッシュで音楽も粋で、皮肉なオチまでいうことありません。
ジェイソン・ステイサムはまるで変わりませんねえ。
ガイ・リッチー監督の才能が横溢する傑作です。

題名が覚えにくいのが玉に瑕。

1998年。108分。なんばパークスシネマ。4.1。


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