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SISU シス 不死身の男
組長
投稿日:2023年11月01日 18:39
No.519
《第2次世界大戦末期のフィンランドを舞台に、不死身の老兵とナチス戦車隊の死闘を描いた痛快バイオレンスアクション。
1944年、ソ連に侵攻されナチスドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。
老兵アアタミ・コルピは掘り当てた金塊を隠し持ち、愛犬ウッコとともに凍てつく荒野を旅していた。
やがて彼はブルーノ・ヘルドルフ中尉率いるナチスの戦車隊に遭遇し金塊と命を狙われるが、実はアアタミはかつて精鋭部隊の一員として名を馳せた伝説の兵士だった。
アアタミは使い古したツルハシ1本と不屈の精神を武器に、次々と敵を血祭りにあげていく。
タイトルの「SISU(シス)」とはフィンランドの言葉で、日本語への正確な翻訳は難しいが、すべての希望が失われたときに現れるという、不屈の精神のような意味合いを持つ。
「レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース」のヨルマ・トンミラが主人公アアタミ、「オデッセイ」のアクセル・ヘニーがヘルドルフ中尉を演じた。
監督・脚本は「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」のヤルマリ・ヘランダー。》
フィンランド映画は初見です。
本作は、その暴力性、グロさ、これがフィンランド映画かという特徴ではないでしょう。
タランティーノ監督作品、インド映画の熱量を思います。
主人公は喋りません。
最後にやっと一言。
ですから、彼の背景、彼の思い、そんなものは行動から読み取るしかありません。
というか、まあどうでもいいのかもしれません。
見せ場はそのアクションと彼の不死身さです。
「不死身じゃなくて、死のうとしないだけよ」
いやありえないという描写の連続、突っ込んでも仕方ないです。
あくまでリアルな描写は、人体破壊、いろいろ吹っ飛びます。
自身の傷を自身で治療、痛い痛い。
地雷も爆弾も飛行機が墜落してもわしゃ死なないんじゃ。
本国では5カ月連続トップ10入りの大ヒットを記録したそうで、R15指定なのに。
女性も活躍するところは小気味いいです。
目を背けるシーンが多いので、おススメはしませんが、こんな作品があってもいいです。
世界は広いです。
長くないのもいいですね。
2022年。91分。TOHOシネマズなんば。3.8。
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