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京城クリーチャー
組長
投稿日: 2024年01月06日 15:46:26
No.548
【返信】
《ネットフリックスが年末を狙って出したドラマ「京城(キョンソン)クリーチャー」が12月22日、公開された。
「京城クリーチャー」は、1940年代の京城を舞台にした「Kクリーチャーもの(モンスタードラマ)」で、俳優のパク・ソジュンとハン・ソヒが主演を務めた。
シーズン1、2全体で700億ウォンの制作費を費やしたとされ、公開前から期待を集めた。
いざ蓋を開けてみると、「脚本がお粗末で、俳優の演技が期待に及ばない」という酷評と、「引き込まれる。面白かった」という好意的な評価が交錯している。》
《「京城クリーチャー」は、1945年の京城、日本軍が運営するオンソン病院の地下で人体実験が行われていることを知った質屋の当主チャン・テサン(パク・ソジュン)とトドゥクン(行方不明者を探す人)ユン・チェオク(ハン・ソヒ)の話を描いた。
彼らは、オンソン病院で人体実験によって生まれたモンスターに遭遇し、閉じ込められた人々を救うために力を合わせる。
2人のロマンスもあり、時代劇とロマンスもの、クリーチャーものまで様々なジャンルを行き来する。》
舞台は韓国ですが、ほとんど日本人が建設した病院の中に限定されます。
ですから、日本語のセリフがかなりの割合を占めています。
日本人の俳優は出ておりませんので、韓国人が日本語も話します。
ここに違和感を感じると観ていられなくなります。
私は韓国語・日本語字幕で鑑賞しました。
日本語のセリフにも字幕がつきます。
慣れてくれば、観ていられます。
京都弁には恐れ入りました。
内容です。
テンポが悪い。
病院内での攻防が何度も繰り返され、ピリッとしません。
なにせ、日本人がバカばっかりで情ないったらありゃしない。
731部隊が京城で怪物を生み出していた。
それはいいのですが、目的や利用手段が分からないまま。
ただ右往左往しているだけ。
侵入者を見つけることもできんとは。
さっさと話を進めたら、映画で十分かもしれません。
最後まで観ていられたのは、女優たちが美人揃いだからです。
ヒロインのハン・ソヒもいいですが、スヒョン(クラウディア・キム)が最高。
画像を添付しました。
彼女の京都弁、素晴らしい。
日本軍の愚行を真正面からとらえたことは評価されますが、怪物映画としてはいかがなものか。
恋愛や家族愛の要素もありますが、イマイチでした。
続編もありそうな終わり方ですが、いかがでしょう。
2023年。1. 納人(ナジン) 68分 2. 惺沁(セイシン) 69分 3. 信号 74分 4. 刻印 66分 5. 死闘 68分 8. 自覚 65分 9. 野蛮 70分 10. Tear 78分。2.9。
サンクスギビング
組長
投稿日: 2024年01月06日 15:08:20
No.547
【返信】
《クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督がタッグを組んだ2007年の映画「グラインドハウス」内に収録されたイーライ・ロス監督によるフェイク予告編「感謝祭(Thanksgiving)」を、ロス監督自らのメガホンで長編映画化。
感謝祭発祥の地とされるマサチューセッツ州プリマス。
年に1度の祝祭に人々が沸き立つ中、ダイナーで働く女性が何者かに惨殺される事件が起こる。
その後も相次いで住民たちが姿を消し、感謝祭の食卓に並ぶご馳走に模した残酷な方法で殺されていく。
街中が恐怖の底に突き落とされる中、地元の高校生ジェシカたちは、ジョン・カーヴァーを名乗る謎の人物のインスタグラム投稿に自分たちがタグ付けされたことに気づく。
投稿を確認すると、そこには感謝祭の豪華な食卓とともに、ジェシカたちの名札が意味深に置かれていた。
出演は「魔法にかけられて」のパトリック・デンプシー、「ヒーズ・オール・ザット」のアディソン・レイ、「ゾンビーズ」シリーズのマイロ・マンハイム。》
上記のフェイク予告編についてはかすかな記憶しかありません。
それはともかく、早くも続編決定というヒット作品です。
まずは大量殺戮の動機付けとなるシーンから始まります。
ここで登場人物の顔と名前を覚えといたほうがいいです。
まあ適当でもいいですけど。
というのは、本作は犯人探しのミステリーというより、あくまでもスプラッターです。
殺し方の多様性を楽しむ(?)作品であるです。
こういう作品に免疫のない方はかなりしんどいです。
目を背けたくなるシーンが続出です。
R18+ですんで。
ジョン・カーヴァー(実在の清教徒)の仮面、斧を持っての殺戮、こんな作品いっぱいあります。
これはもう、このテの作品の王道です。
そしてヒロインがきれいなこと、当然です。
さらにまだ続くかなあ、のラスト。
白昼街中だったり、感謝祭の食卓のおかずにしたり、この辺はユニークです。
それにしても、この動機でこんなにたくさん、こんなに残虐に殺しまくるかなあ、まあいいか。
SNSを使うのも現代的でした。
2023年。106分。なんばパークスシネマ。3.8。
TAR/ター
組長
投稿日: 2024年01月04日 20:55:41
No.546
【返信】
《ケイト・ブランシェットが、クラシック音楽界の頂点に立つ天才指揮者に扮して圧巻の演技を披露。
数々の映画賞に輝き、世界中の映画ファンを震撼させた衝撃のサスペンスドラマ。
当代屈指の名女優ブランシェットが、本作では、クラシック音楽界の頂点に立つ天才指揮者に扮して、カリスマ的な演技力を存分に発揮。
第95回アカデミー主演女優賞にノミネートされたほか、第79回ヴェネチア国際映画祭女優賞をはじめ、数々の演技賞を受賞。
寡作で知られるトッド・フィールド監督が、彼女を主役に想定してオリジナル脚本を書き、「リトル・チルドレン」以来、16年ぶりとなる新作を発表。
<芸術=ART>を反転させた主人公の名をタイトルにして、彼女の人生の栄光と挫折を痛切に描き、絶賛を博した。》
最初のほぼ1時間が眠気を誘います。
展開が特になく、主人公の生き方が淡々と描かれます。
クラシック音楽ファンで、好きなマーラーの5番がメインのテーマなのがうれしい。
彼女の栄光が崩れていきだすともう止まりません。
結局は妬み、嫉み。
それなら単純すぎますけど。
時系列が前後したり、場所もとんだり、いささかわかりにくい。
SNSの中傷の犯人も分からず。
追いつめられた彼女の精神も安定しません。
妄想なのか現実なのか。
そんなことより、本作はケイト・ブランシェットです。
もう役が乗り移っているような、物凄い演技。
いやはやすさまじい。
ラストはどう解釈するのか。
それなりのハッピーエンドでしょうか。
クラシック音楽やその演奏についての言葉が飛び交い、バーンスタイン、フルトヴェングラー、カラヤン、アバド等、実名も飛び交います。
といって、素直な描き方じゃないのですが。
ケイト・ブランシェットの凄みを鑑賞するのにつきます。
2023年。158分。WOWOW。3.8。
search/#サーチ2
組長
投稿日: 2023年12月29日 19:46:47
No.545
【返信】
《PCの画面上だけで展開するという斬新なアイデアが好評だったスリラー「search/サーチ」の続編。新たな主人公の女子高校生は、行方不明になった母親を捜し続ける。
失踪した娘を父親が捜す姿を、PCの画面に映る、さまざまなアプリを駆使して描くというアイデアが注目されてスマッシュヒットした「search/サーチ」の続編。
前作からそんなコンセプトを受け継ぎつつ、デジタルネイティブの女子高校生が行方不明になった母親を捜すという、新たなストーリーを構築。
SNSなど日進月歩で変化するデジタルツールの進化を反映させた急展開が見もの。
主演はドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」のストーム・リード。
監督コンビ、ウィル・メリックとニック・ジョンソンは前作で編集を担当。》
続編といっても、前作とはまるで別物です。
ただ、パソコン画面だけで映画が進む設定が同じだというだけです。
同じスタッフの制作です。
前作に勝るとも劣らない面白さでした。
話の展開も予想を裏切り続け、意外な展開でどんどん進みます。
謎解きとしてもよくできています。
伏線回収もお見事で、全く飽きることもありません。
パソコンとインターネットをフル活用すれば、ここまでできるのですね。
主役の彼女のスキルがすごいし、頭の回転も素晴らしい。
彼女がもう少し可愛ければいうことないのに。
ファーストシーンが肝です。
このミスリードが肝です。
ただし、どんどん字幕を読まないとダメなので、少し目が疲れます。
テンポがいいのでね。
映画として、大画面で観る必要があるのかというといささか疑問ですが、こういうのもいい試みではあります。
2023年。111分。WOWOW。4.0。
ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー
組長
投稿日: 2023年12月29日 19:29:15
No.544
【返信】
《殺し屋女子2人組の活躍を描いた、阪元裕吾監督の青春アクションエンタテインメント「ベイビーわるきゅーれ」の第2弾。
組織からの依頼で殺しを請け負っている、ちさととまひろの2人は、ジムの会費、保険のプラン変更など、日々のお金に頭を悩ませ、いつものように途方に暮れていた。
一方、殺し屋協会アルバイトの兄・ゆうりと弟・まことの兄弟もまた、お金の悩みを抱えていた。
上からの指令ミスでバイト代はもらえず、正社員ではないため働いても満足した生活ができない。
そんな現実を前に、お金が欲しい兄弟は、「ちさととまひろのポストを奪えば正規のクルーに昇格できる」という噂を聞きつけ、ちさととまひろの前にたちはだかる。
ちさと、まひろ役を前作同様に高石あかりと伊澤彩織が演じるほか、ゆうり役を「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」の丞威、まこと役を「ウルトラマンジード」の濱田龍臣がそれぞれ演じる。》
続編になると作品世界にすんなり入り込めます。
今回は殺し屋同士の闘いです。
タイマン勝負がクライマックスです。
残念ながら、前作ほどのアクションはありません。
途中の銀行強盗のシーンがよかったです。
始末屋さんもちょっとライトが当たります。
今回は、ガンアクションより格闘アクションです。
伊澤彩織のアクションが冴えます。
カメラアングルの使い方もうまいです。
前にピントが合って、後ろでの出来事がぼんやり見えたり、格闘シーンでは、こんなカメラの使い方があるという発見があったり。
そして、ラスト。
お見事。
来年秋には3作目が公開です。
さらなる発展を期待しましょう。
2023年。101分。ムービープラス。4.1。
ベイビーわるきゅーれ
組長
投稿日: 2023年12月29日 19:14:58
No.543
【返信】
《社会不適合者な殺し屋の少女たちが、社会になじむため奮闘する姿を描いた異色青春映画。
高校卒業を目前に控えた女子高生殺し屋2人組のちさととまひろ。
組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たちは、高校を卒業したらオモテの顔として社会人をしなければならない現実を前に、途方に暮れていた。
2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪となっていった。
殺し屋の仕事は相変わらず忙しく、ヤクザから恨みを買ったことから面倒なことに巻き込まれてしまい……。
ちさと役を高石あかり、まひろ役を伊澤彩織がそれぞれ演じる。
監督は「ファミリー☆ウォーズ」「ある用務員」の阪元裕吾。》
このシリーズ、スルーしてたのが申し訳ないです。
評判がいいのはちょっとわかってはいたのですが。
この格闘シーン、ガンアクション、米映画に引けを取りません。
たとえば、松田優作の「遊戯」シリーズのような。
邦画では稀なレベルです。
実に素晴らしい。
それも女性が主役ですよ。
世界観は「ジョン・ウィック」。
殺し屋が普通に職業として成立しています。
ちゃんと契約もあり、始末屋も出てきます。
彼女たちはプロで、躊躇なく撃ち殺します。
勿体をつけないのがいいです。
アクションは素晴らしいのですが、それ以外のシーンは微妙。
ゆるい会話が固定カメラで続きます。
ここはあまり惹かれませんでした。
ラストの壮絶アクションにしびれます。
主演の二人もいいです。
伊澤彩織はスタントマンですから、文句なしです。
阪元裕吾監督が、1996年生まれというのもこれからが楽しみです。
2021年。95分。ムービープラス。4.0。
炎
組長
投稿日: 2023年12月27日 20:42:52
No.542
【返信】
《インドで最も大衆に愛された、インド映画の金字塔的作品。
その影響は映画にとどまらず、現代アートなどにも及ぶという伝説の映画が、ついに日本初独占配信。
黒澤明監督作『七人の侍』(1954)のハリウッド版リメイク『荒野の七人』(1960)からアイディアを得て作られたが、こちらは「荒野の二人」が活躍。
75年の公開当時から大ヒットし、ムンバイのある劇場では5年間上映されたとか。
観客動員数2億5000万人とかで、今でも本作からのセリフを引用するインド映画がたくさんあるという。》
へえー、こんな作品があったんや。
しかし、どうもかったるいです。
なかなか話が進みません。
特に歌や踊りが多いわけではありません。
寄り道が多いのです。
別に要らないシーンがたくさんあります。
そのくせ、カットのつなぎが変やったり、話が飛んでたりします。
アクションは本物の馬を使用したり、まるで西部劇です。
クルマは出できません。
いつの時代がちょっとわからないときがあります。
ほとんど血は出てきませんので、観やすいのは観やすいです。
単純なハッピーエンドでなかったのが、意外でした。
それにしても、少し長すぎです。
イマイチ垢抜けないところが、ご愛敬かな。
1975年。204分。ムービープラス。3.7。
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