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体験版 天羅 投稿日: 2024年01月23日 18:18:51 No.762 【返信】

失敗って,とても大切だと思います。
出来る限り論理値に近い結果が出る実験をやりたいものの,そうもいかず,論理通りにならない事が多いです。
そのため,僕らの職種の中には実験を嫌う人も結構います。
僕は,「実験は理論と合わないことが多い。なぜ合わなかったか考えることが大事。」と伝えています。
本当はそこから検証→再実験が出来るといいのですが,そこまでの時間は無いので,「体験版」って感じです。




五感 鋭利庵 投稿日: 2024年01月23日 08:21:40 No.761 【返信】

眼で見たり手で触れたものは良くも悪くもしっかりと記憶に刻まれます。
最先端技技術は「味」も伝えられるようですがA≠A'にはなりません。
食に無頓着な私でも視覚や臭覚、触覚に加え温度も影響していることは
りかいしているくらいです。

学校で行う科学の実験もそういうものだと思います。動いたり光ったり
音が鳴るとか色が変わるとか自分の行動が作用を起こす体験は素敵です。
広く長い目で見れば、今ではありえない錬金術もそうして化学に貢献し
下地を作ってきたといえます。

脳と感覚には相互作用があります。脳の司令を実行し、その結果が感覚
としてフィードバックされることでネットワークは再構築されたり新規
回路が生じたりします。
うっかり触れて熱いもので火傷したり、鋭い刃物で怪我をするのも経験
として大事なことでしょう。成長過程で死なない程度に痛い目に合って
対策を学んだり、困って解決方法を探るのがあるべき姿だと思います。

露出を間違えて補いきれないオーバーやアンダーになるのも経験して、
やっと身につくのが「勘」というものです。そこから先に、故意に外す
ことによって生じる新たな世界が生じることもあります。
現代のなんちゃらモードが面白くないのは、そうした「やってみた」を
はじめから組み込んであって外れることがないからなのでしょう。

         限界は自分で試さないとわからない  鋭利庵でした




記憶 天羅 投稿日: 2024年01月22日 21:47:39 No.760 【返信】

実体験に勝るものは無いと思っています。
だから,論理値には遠い結果になることが多くても,僕は測定系の実験を体験させることを心がけています。
知識や論理が体験によって更なる興味を引き出したり,論理の定着につながっていきます。
もちろん,全員がそうなる訳ではないです。
1人でも数人でも論理と体験の共鳴に心躍れば,と期待しています。

漢字は全然書けなくなりました。
そもそも,ペンで字を書く機会がめっきり減りました。
口伝の方が正確に伝わるのは,それだけ話をしっかり聞いていたのでしょうね。
タブレットやパソコンが中心になり,今は頭の中に全く何も入ってこないです。




横着 鋭利庵 投稿日: 2024年01月21日 23:07:19 No.759 【返信】

「必要は発明の母」という言い回しがありますが「横着は発明の父」だと
思っています。母親だけで生まれることは滅多にありませんし、親父の脛
ばかり齧っていると自分で創り出すことができなくなります。

言語も含め音声や視覚情報などは意図的に記録しない限り現れては消える
諸行無常なのが本来の姿でしょう。伝えるために記録が必要な場合もあり
ますが、途中で多少の味付けがあったとしてもメディアを介さずに伝わる
口伝や、百聞は一見にしかずという言葉のとおりオリジナルに触れるのは
なによりも間違いのない情報源のはずです。

アイヌ文化には文字がないというのをどこかで読んだ記憶があります。
口伝で受け継がれますが、記録すると忘れてしまうというのが理由とか。
なるほど、なんでもググれば知ることができる現代ですが、それで触れた
情報はそのときは身につけた気になりますが、いつでもアクセスできると
思ってしまうと、意識しないと脳裏に焼き付くことは少なくなります。

ワープロが普及して以来「読めるけど書けない」が増える一方です。
PCの普及からインターネットは拍車をかけ、携帯端末で加速しています。
コンピュータプログラムでは一定のルーチンを部品として用意し、必要な
条件のときに引っ張ってくることでソースを簡略化する方法があります。
人間の動作においても有効な場合がありますが割り込みや想定外の新規に
弱いという弱点があります。

習熟は応用も効きますが慣れはちょっとしたトラブルに適応できません。
しっかりお勉強して、知っていることや使えるものは増えても応用したり
なにかを創り出す知識欲や好奇心が衰えているのが現代かもしれません。
どれだけの知識があっても、知らないことはそれ以上にあるはずです。

           いつも触発されたり触発したい  鋭利庵でした




ライブ感 天羅 投稿日: 2024年01月20日 06:20:57 No.758 【返信】

芥川龍之介と菊池寛が翻訳した不思議の国のアリス,面白そうですね。
思春期の頃,大正文学に没入していた身としては興味がそそられます。

仕事の性質上「書く」事は残ってはいるものの,かなり減りました。
若い世代の大半はスライドを作り,プロジェクターに投影したりタブレットに転送しています。
チョークから電子ペンに変わり,電子ペンの使用さえも最小限になってきているようです。
「時代の流れ」として導入され始めていましたが,
コロナによってオンラインで行わなければいけなくなってから,「やらなければならない」と,職場環境が一気に変わりました。
それでも僕は,出来る限り黒板とチョークを使っています。
その時の空気感で書いていく感覚が好きなので。
自作とはいえ,プリントやスライドを作ると,「それに乗っかって」仕事をすることになり,それを極度に嫌います。
字は汚いし思い付きで問題を作ってややこしくなったり,欠点の方が多いと思いますが,「綺麗に出来上がったCD」よりも「ハプニングも含めたライブ」の方が好きです。
そもそも,「全てを綺麗に仕上げたもの」を頑張って披露したところで,通信講座や塾のYouTube動画には敵いません。
動画は魅せるために作られているのでとても見やすく聞き取りやすいですし,何度でも繰り返し再生できます。
我々が出来ることと言ったら,「ライブで心地いい気持ちを得て帰ってもらう」くらいしかないと,僕は思っています。
ちょっと書き過ぎたので,僕の職種がここの愛読者に特定されてしまうでしょうが,ちょっと熱が入ってしまったので書いてしまいました。


肉眼 鋭利庵 投稿日: 2024年01月19日 08:18:15 No.757 【返信】

巨大なシステムが人々の適性を判断し、不都合のない職業を選択する社会
という設定のアニメがありました。数年前のものですが面白かったです。

自動翻訳機能が付加されたスマートフォンが製品として発売されたという
ニュースを昨日テレビで見ました。
音声を認識し即座に翻訳してくれるようで、文字入力に対し文字で返して
きていた自動翻訳機からここまできたのは驚くべきことです。

言語には文化や生活習慣といったものも織り込まれているのが言語です。
最近、芥川龍之介と菊池寛が翻訳した不思議の国のアリスを読みました。
ケーキやビスケットなど、いまではあたりまえに定着した身近なお菓子も
当時はあまり知られておらず、どう解釈し日本語で表現しようか苦労した
様子がわかります。

今は移動時間も短くなり、さらにはネットを介して世界中の文化や様子に
触れることもできますし、高解像度の映像で視聴することもできます。
それでも美術館に足を運び名画を鑑賞する行為はなくなりません。
印刷物や投影された映像では得られないサイズ感や質感があります。

誰かの敷いたレールの上を、誰かが組んだブロックダイアグラムに従って
走るだけの電車のような人生は間違いがなく安心には違いありません。
現代の若者の多くはそんな無難に生きることに迷いを感じないようです。

誰の言葉だったか失念しましがスナップショットはちょっとズレたほうが
面白いといった内容を記憶しています。デッコマヒッコマの木村伊兵衛氏
だったかもしれません。

         乗り物も人生もオフロードが面白い  鋭利庵でした




便利になると考えなくなる… 天羅 投稿日: 2024年01月18日 17:42:50 No.756 【返信】

NHKニュースの自動音声には驚かされます。
言語として複雑な日本語でもここまでこなせるなら,英語などは流暢に喋ってしまいそうです。
自動翻訳の精度も上がってくると,「受験のため」以外では外国語を学ぶ必要性が低くなってしまいそうな気がしてしまいます。
今では英語の文章をスマホにかざすと日本語に訳してくれるアプリもあるそうです。
大量のデータにより経験値が増え,いずれはほぼ正確な翻訳をしてくれそうな気がします。
便利ですが,頭で考えなくなりそうです。
いつか,AIが大量の客観的データを下に生成されたスケジュールの通りに動くことが求められる時代が来るのではないだろうか?なんて思ってしまいます。


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