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投稿者:鋭利庵
巨大なシステムが人々の適性を判断し、不都合のない職業を選択する社会 という設定のアニメがありました。数年前のものですが面白かったです。 自動翻訳機能が付加されたスマートフォンが製品として発売されたという ニュースを昨日テレビで見ました。 音声を認識し即座に翻訳してくれるようで、文字入力に対し文字で返して きていた自動翻訳機からここまできたのは驚くべきことです。 言語には文化や生活習慣といったものも織り込まれているのが言語です。 最近、芥川龍之介と菊池寛が翻訳した不思議の国のアリスを読みました。 ケーキやビスケットなど、いまではあたりまえに定着した身近なお菓子も 当時はあまり知られておらず、どう解釈し日本語で表現しようか苦労した 様子がわかります。 今は移動時間も短くなり、さらにはネットを介して世界中の文化や様子に 触れることもできますし、高解像度の映像で視聴することもできます。 それでも美術館に足を運び名画を鑑賞する行為はなくなりません。 印刷物や投影された映像では得られないサイズ感や質感があります。 誰かの敷いたレールの上を、誰かが組んだブロックダイアグラムに従って 走るだけの電車のような人生は間違いがなく安心には違いありません。 現代の若者の多くはそんな無難に生きることに迷いを感じないようです。 誰の言葉だったか失念しましがスナップショットはちょっとズレたほうが 面白いといった内容を記憶しています。デッコマヒッコマの木村伊兵衛氏 だったかもしれません。          乗り物も人生もオフロードが面白い  鋭利庵でした
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