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投稿者:鋭利庵
眼で見たり手で触れたものは良くも悪くもしっかりと記憶に刻まれます。 最先端技技術は「味」も伝えられるようですがA≠A'にはなりません。 食に無頓着な私でも視覚や臭覚、触覚に加え温度も影響していることは りかいしているくらいです。 学校で行う科学の実験もそういうものだと思います。動いたり光ったり 音が鳴るとか色が変わるとか自分の行動が作用を起こす体験は素敵です。 広く長い目で見れば、今ではありえない錬金術もそうして化学に貢献し 下地を作ってきたといえます。 脳と感覚には相互作用があります。脳の司令を実行し、その結果が感覚 としてフィードバックされることでネットワークは再構築されたり新規 回路が生じたりします。 うっかり触れて熱いもので火傷したり、鋭い刃物で怪我をするのも経験 として大事なことでしょう。成長過程で死なない程度に痛い目に合って 対策を学んだり、困って解決方法を探るのがあるべき姿だと思います。 露出を間違えて補いきれないオーバーやアンダーになるのも経験して、 やっと身につくのが「勘」というものです。そこから先に、故意に外す ことによって生じる新たな世界が生じることもあります。 現代のなんちゃらモードが面白くないのは、そうした「やってみた」を はじめから組み込んであって外れることがないからなのでしょう。          限界は自分で試さないとわからない  鋭利庵でした
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