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 ☆☆☆
〇人間はどのようにして時間を計り、利用してきたのか。古代エジプトの「日時計」から、300億年で誤差1秒の「光格子時計」まで、時代の最先端技術がつぎ込まれた時計の歴史を、余すところなく解説する。 


『現代詩の鑑賞101』大岡信編(新書館96/9) 愉しい本棚 投稿日: 2020年01月18日 16:49:03 No.748

 ☆☆☆☆
 好きな詩人は、黒田三郎・宗左近・安東次男・中桐雅夫・安西均・関根弘・石垣りん・那珂太郎・清岡卓行・吉野弘・茨木のり子・中村稔・辻井喬・長谷川龍生・新川和江・川崎洋・白石かずこ・谷川俊太郎・岩田宏・吉原幸子・辻征夫・長田弘・荒川洋治など。編集、高橋順子など。
 〇日本の現代詩を紹介し鑑賞する優れたアンソロジー
「読者の詩心を刺激する、仕掛けと滋養に満ちた101の詩作品」

 「なぜ 花はいつも こたえの形をしているのだろう なぜ 問いばかり 天から ふり注ぐのだろう」(岸田衿子「なぜ 花はいつも」)。「あの青い空の波の音が聞えるあたりに 何かとんでもないおとし物を 僕はしてきてしつたらしい/透明な過去の駅で 遺失物係の前に立つたら 僕は余計に悲しくなつてしまつた」(谷川俊太郎「かなしみ」)。
 本書の編者は、自らも詩人で、文芸評論家でもある大岡信。戦後日本の現代詩の中から、鮎川信夫、北村太郎、田村隆一、吉野弘、茨木のり子、吉増剛造、荒川洋治ら、55人の101作品を厳選し、詩人の八木忠栄、高橋順子らが精密に読み解き解説した、現代詩を紹介、鑑賞する優れたアンソロジーである。現代詩とは、どんなものなのだろうか。一見、言葉なき芸術に対しても、それが発している言葉に心臓をつかまれる人がいる。そういう現象は、人間の心に常に生じ得る現象で、それが「詩」との出会いなのだと、編者は言う。現代詩を書く人だけが詩人なのではなく、もしその人が、自分のうちに大いなる言葉に対する反響板を見いだせたら、そのとき人は誰でも詩人であるのだ。収められた101編は、読者のうちの反響板を刺激する、仕掛けと滋養に満ちた秀作揃いである。


『GHQと戦った女沢田美喜』青木 富貴子(新潮社15/7) 愉しい本棚 投稿日: 2020年01月18日 10:42:51 No.747

 ☆☆☆
〇昭和23年、進駐軍兵士と日本人女性との混血孤児を救うため、GHQと対峙し、児童養護施設エリザベス・サンダース・ホームを創設した沢田美喜。三菱財閥・岩崎家の令嬢は、なぜ養う子供のミルク代にも事欠く生活に人生を捧げたのか。その決意に秘められた「贖罪」の思いとは何か…。恐れず怯まず進駐軍と戦い、たった一人で「戦争の後始末」に立ち向かった女性の愛と情熱の生涯を描く!

目次
第1章 鐘をつく男
第2章 進駐軍との孤独な戦い
第3章 岩崎邸の令嬢
第4章 女彌太郎と岩崎と戦争と
第5章 五番街の聖トーマス教会
第6章 「サワダ・ハウス」と「本郷ハウス」
第7章 米情報部とサンダース・ホーム
第8章 澤田信一の告白
第9章 マヨルカ島
〇青木冨貴子
1948(昭和23)年東京生れ。作家・ジャーナリスト。’84年渡米し、「ニューズウィーク日本版」ニューヨーク支局長を3年間務める。’87年作家のピート・ハミル氏と結婚。ニューヨーク在住 


『黒雲の下で卵をあたためる』小池 昌代(岩波書店05.11) 愉しい本棚 投稿日: 2020年01月16日 14:48:07 No.746

 ☆☆☆
〇ギュンター・グラスの詩に出てきた風景について綴った表題作など、詩人の豊かな感性がひしひしと感じられて心地よい、しずかな抒情にみちたエッセイを収める。『図書』連載「言葉が広げる風景」に書き下ろしを加え単行本化。
〇誰もが毎日見ている空の下で、あの黒雲の下で、今、何が起こっているのだろう?詩人の鋭い感性と豊かな想像力から立ち現れる、誰もが気が付かなかった日常風景のなかの一場面。読む人はそこで、詩人にどのようにして詩が訪れ、また、詩人は詩をどのように読み感じているのかに、触れることができるかもしれない。フィクションとも思える、美しい日本語を通して、新しい経験へと誘う。
〇目次
鹿を追いかけて
道について
川辺の寝台
くぼみについて
彫像たち
花たちの誘惑
虎と生活
雑踏の音楽
日々のなかの聖性
川から来る風
水の悪意
蝉と日本語
樹木のある風景
杖をめぐって
黒雲の下で卵をあたためる
黒い瞳
沃川へ
連詩の時間
かたじけない
詩の不可侵性
きみとしろみ
ちーくーみーまー
蝿がうなるとき,そのときわたしは
縫い目と銀髪
家について
死者を食う蟹
背・背なか・背後
〇小池昌代
1959年東京・深川生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。詩人、作家。2000年詩集『もっとも官能的な部屋』で高見順賞、01年エッセイ集『屋上への誘惑』で講談社エッセイ賞、07年短編「タタド」で川端康成文学賞、10年詩集『コルカタ』で萩原朔太郎賞、14年長編『たまもの』で泉鏡花文学賞を受賞


『日本が売られる』堤未果(幻冬舎新書18/10第5刷) 愉しい本棚 投稿日: 2020年01月16日 06:05:04 No.745

 ☆☆☆☆☆
〇水と安全はタダ同然、医療と介護は世界トップ。そんな日本に今、とんでもない魔の手が伸びているのを知っているだろうか? 法律が次々と変えられ、米国や中国、EUなどのハゲタカどもが、我々の資産を買いあさっている。水や米、海や森や農地、国民皆保険に公教育に食の安全に個人情報など、日本が誇る貴重な資産に値札がつけられ、叩き売りされているのだ。マスコミが報道しない衝撃の舞台裏と反撃の戦略を、気鋭の国際ジャーナリストが、緻密な現場取材と膨大な資料をもとに暴き出す!
〇目次
まえがき いつの間にかどんどん売られる日本!
第1章 日本人の資産が売られる(水が売られる;土が売られる;タネが売られる ほか)
第2章 日本人の未来が売られる(労働者が売られる;日本人の仕事が売られる;ブラック企業対策が売られる ほか)
第3章 売られたものは取り返せ(お笑い芸人の草の根政治革命―イタリア;92歳の首相が消費税廃止―マレーシア;有機農業大国となり、ハゲタカたちから国を守る―ロシア ほか)
あとがき 売らせない日本
〇堤未果
国際ジャーナリスト。東京生まれ。NY州立大学国際関係論学科卒。NY市立大学大学院国際関係論学科修士号。国連、米国野村證券などを経て、米国の政治、経済、医療、教育、農政、公共政策、エネルギーなどをテーマに、現場取材と公文書による調査報道で活躍中。講演・各種メディアに出演。多数の著書は海外でも翻訳されている。『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞、『ルポ 貧困大国アメリカ』(三部作、岩波新書)で中央公論新書大賞、日本エッセイストクラブ賞受賞、他著書多数。夫は参議院議員の川田龍平氏


『日本が売られる』堤未果(幻冬舎新書18/10台) 愉しい本棚 投稿日: 2020年01月16日 06:04:22 No.744

 ☆☆☆☆☆
〇水と安全はタダ同然、医療と介護は世界トップ。そんな日本に今、とんでもない魔の手が伸びているのを知っているだろうか? 法律が次々と変えられ、米国や中国、EUなどのハゲタカどもが、我々の資産を買いあさっている。水や米、海や森や農地、国民皆保険に公教育に食の安全に個人情報など、日本が誇る貴重な資産に値札がつけられ、叩き売りされているのだ。マスコミが報道しない衝撃の舞台裏と反撃の戦略を、気鋭の国際ジャーナリストが、緻密な現場取材と膨大な資料をもとに暴き出す!
〇目次
まえがき いつの間にかどんどん売られる日本!
第1章 日本人の資産が売られる(水が売られる;土が売られる;タネが売られる ほか)
第2章 日本人の未来が売られる(労働者が売られる;日本人の仕事が売られる;ブラック企業対策が売られる ほか)
第3章 売られたものは取り返せ(お笑い芸人の草の根政治革命―イタリア;92歳の首相が消費税廃止―マレーシア;有機農業大国となり、ハゲタカたちから国を守る―ロシア ほか)
あとがき 売らせない日本
〇堤未果
国際ジャーナリスト。東京生まれ。NY州立大学国際関係論学科卒。NY市立大学大学院国際関係論学科修士号。国連、米国野村證券などを経て、米国の政治、経済、医療、教育、農政、公共政策、エネルギーなどをテーマに、現場取材と公文書による調査報道で活躍中。講演・各種メディアに出演。多数の著書は海外でも翻訳されている。『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞、『ルポ 貧困大国アメリカ』(三部作、岩波新書)で中央公論新書大賞、日本エッセイストクラブ賞受賞、他著書多数。夫は参議院議員の川田龍平氏


『落語の種あかし』中込 重明(岩波書店04/6) 愉しい本棚 投稿日: 2020年01月15日 07:59:02 No.743

 ☆☆
〇落語の多くは、先行文芸に材をとっている。博覧強記で知られる著者が、多くの文献から類似の説話を探し出し、「芝浜」「文七元結」「黄金餅」「風呂敷」など名作落語の原話をつきとめ、興味津々の種あかしを披露する。 


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