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 ☆☆☆☆
〇南京虐殺事件を中国の知識人の視点から記した『時間』、時代を冷静に見つめる観察者を描いた『方丈記私記』『ゴヤ』などの評伝、『インドで考えたこと』『上海にて』などアジア各国を歴訪して書いた文明批評など、数多くの優れた作品を残した作家、堀田善衞(一九一八~一九九八)。堀田が描いた乱世の時代と、そこに込めた思いは、混迷を極める現代社会を生きる上での「羅針盤」として、今なお輝きを放つ。堀田作品は、第一線で活躍する創作者たちにも多大な影響を与え続けている。堀田を敬愛する池澤夏樹、吉岡忍、鹿島茂、大高保二郎、宮崎駿が、堀田善衞とその作品の魅力、そして今に通じるメッセージを読み解く。
 



 ☆☆☆
 学術論文を一般向けに易しく改変したものだが、普通の著述と違いやや生硬で江戸期の状態をすんなりと読めるものには至ってない感あり。
〇人工都市江戸を、暴風雨や高潮が襲い、被害が繰り返される。そこにどんな利害が、支配の意思が、住民の意図が、そして水害対策の知恵が働いていたか。江戸の経験を今に生かす災害歴史学の試み。



 ☆☆☆
〇近世中期から幕末・明治期に編纂された辞典や学習書が長崎には多数残されている。言語接触の歴史を物語るもっとも確かな資料であるこれらの辞書を探し求め、書誌的情報を調査・報告する。


『沖縄 記憶と告発の文学』尾西 康充(大月書店19/11) 愉しい本棚 投稿日: 2019年12月20日 16:22:11 No.723

 ☆☆☆
 批評が引用等と上手くマッチしてなく、やや散漫。
〇基地反対闘争の最前線に身を置き続ける直木賞作家・目取真俊は、小説の中では本土の欺瞞を撃ち、沖縄の内なる暴力を告発してきた。その作品群と向き合いながら、本土と沖縄の関係を問い直そうとする批評集。 



 ☆☆☆
 都市計画+住宅政策の基本問題がここにある。
〇人口は減少するのに、都心では超高層マンションが林立、郊外では住宅建築が相次ぐ日本。住宅の「量」、住宅や住環境の質としての「老い」、新築住宅の「立地」の観点から、住宅過剰社会が抱える構造的な問題を明らかにする。 


『明治裏面史-隠れたる事実』伊藤 痴遊(講談社文芸文庫18/9) 愉しい本棚 投稿日: 2019年12月20日 07:14:00 No.721

 ☆☆☆
 伊藤 痴遊といえば、まだ学校にいたころに読んだ記憶がある。どこで誰に借りたかは覚えてないが。昔懐かしい一冊。
〇「政治講談」というジャンルを確立した、講談師・初代伊藤痴遊。「徳川幕府の覆滅」「明治政府の樹立」「大村益次郎の暗殺」など、維新前後から明治にかけての歴史を部分的に分けて、人物本位に著述する。


『旅の食卓』池内紀(亜紀書房16/8) 愉しい本棚 投稿日: 2019年12月11日 16:49:08 No.720

 〇忘れられない“味”がある。ぶらりと出かけてみれば、きっとたいせつな何かが見つかる。自分だけのとっておきの町。人、そして食との出会い。お金をかけない「豊かさ」へのヒントに満ちた、おとなの旅日記。
 〇目次
石狩川と鮭
庄内のドンガラ汁
最上川とそば
石巻のイカ料理
仙台のホヤ
西伊豆のおでん
八丈島と島寿司
甲州のほうとう
魚沼の食材とおやつ
越後・蒲原のハタハタ〔ほか〕
 〇池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト。主な著書に『ゲーテさんこんばんは』(桑原武夫学芸賞)、『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞)、『恩地孝四郎』(読売文学賞)など。訳書に『カフカ小説全集』(日本翻訳文化賞)、『ファウスト』(毎日出版文化賞)など。


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