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『文人たちの句境』関森勝夫(中公新書91/10) 愉しい本棚 投稿日: 2019年11月30日 19:29:04 No.712

 ☆☆☆
〇文人の俳句は面白い。なぜかといえば、発想が自在で、飛躍もあり、ものの核心を衝いているからである。彼らは佳句を作り、人と競おうという気負いはなく、肩肘はらず、しかし精神は集中させ、普段の息遣いで句作している。本書は、文人たちの秀句を任意にとりあげ、常住座臥、温故知新、哀傷・追懐、女人賛歌、存問のジャンルにわけて、悟達の境地に喜遊する、彼らの喜怒哀楽、おりおりの心の揺れをうけとめる、俳句悠遊である。

〇目次
1 常住座臥
2 温故知新
3 哀傷・追懐
4 女人賛歌
5 存問


『俳句つれづれ草―昭和私史ノート』結城 昌治(朝日文庫88/12) 愉しい本棚 投稿日: 2019年11月24日 16:28:28 No.711

 ☆☆☆☆
〇「BOOK」データベースより
40年近く前、療養所で、のちに闘病句の傑作『惜命』を発表した俳人・石田波郷と同室になったことが、著者の俳句との出会いにつながった。
昭和2年生まれの著者が、作家となるまでの半生を昭和史と重ね合わせ、そのときどきの時代相と個人史を、古今の名句をかりつつ物語る。
収録した句は芭蕉・一茶・蕪村から子規・虚子を経て現代にいたる約千句。


『徹底検証 教育勅語と日本社会』(岩波書店17/11) 愉しい本棚 投稿日: 2019年11月24日 14:55:48 No.710

 ☆☆☆
〇森友報道で再び注目された教育勅語。戦後日本では否定されたはずが折々に甦るのはなぜなのか、その背景を、教育史や思想史の研究者、ジャーナリストら多彩な論者が検証する。
〇執筆=高橋陽一、齋藤公太、長谷川亮一、井戸まさえ、斎藤貴男、原武史、辻田真佐憲、鼎談=青木理、寺脇研、木村草太。


『史記<列伝五>』(明治書院17/9) 愉しい本棚 投稿日: 2019年11月24日 14:49:40 No.709

  ☆☆☆
〇明治書院より
個人の事跡を描く「列伝」は、「史記」の中でも最も精彩を放つ部分である。大臣・将軍・学者・商人から俠客・刺客にいたるまで、様々な人間像が、司馬遷の筆によりドラマチックに活写されているからである。本書では、儒学者・酷薄な役人・游俠の徒・占者・大金持ちなどの伝記のほか、列伝の最後を締め括る、司馬遷の自伝「太史公自序」を収録した。


『史記<列伝> 1』司馬 遷/水沢 利忠/佐川 繭子(明治書院202) 愉しい本棚 投稿日: 2019年11月23日 12:08:43 No.708

 ☆☆☆
〇『史記“列伝”』は、深く歴史に関わり、後世忘れることのできない多様な人間像が、ドラマチックに描かれたものである。地位の高低、事の成否を問わず、大臣・将軍・学者・商人から侠客・刺客にいたるまで、一代で名声を馳せ、あるいは不遇に生涯を終えたとしても後世に名を残すような人物を取り上げている。
〇『史記“列伝”』は、深く歴史に関わり、後世忘れることのできない多様な人間像が、ドラマチックに描かれたものである。地位の高低、事の成否を問わず、大臣・将軍・学者・商人から侠客・刺客にいたるまで、一代で名声を馳せ、あるいは不遇に生涯を終えたとしても後世に名を残すような人物を取り上げている。 


『ひとたばの手紙から』宇多喜代子(角川ソフィア文庫06/11) 愉しい本棚 投稿日: 2019年11月18日 10:13:56 No.707

 ☆☆☆☆
〇紀伊国屋書店より
それは、硫黄島で戦死した日本兵の遺品であるひとたばの手紙を、アメリカ人の一女性から託されたことから始まった…。一少女として経験した戦争体験を綴るとともに、俳人たちが戦争といかに向き合い、いかに詠んだかをつぶさに検証する。風化させてはならない戦争の記憶を、俳壇を代表する女性俳人・宇多喜代子が、渾身の思いを込めて次世代へ語り継ぐ。
〇目次

シー・クリフの町で
竹槍訓練
大詔奉戴日
十二月八日
父の出征
出征兵士と俳句
戦争俳句
戦争と機会詩
素逝・赤黄男・桃史
長谷川素逝〔ほか〕
〇著者等紹介

宇多喜代子
昭和10(1935)年、山口県生まれ。「獅林」(主宰・遠山麦浪)を経て、「草苑」(主宰・桂信子)創刊とともに入会、長年編集長を務める。平成17年「草苑」が終刊し、現在は「草樹」所属。第29回現代俳句協会賞、第35回蛇笏賞を受賞。平成14年、紫綬褒章受章。平成18年より女性初の現代俳句協会会長


『新唐詩選続編』吉川幸次郎/桑原武夫(岩波新書) 愉しい本棚 投稿日: 2019年11月17日 08:56:37 No.706

 ☆☆☆☆
〇岩波書店より
 李白や杜甫の後も唐詩はなお隆盛を誇り,白楽天や韓退之の出現をみた.彼らの詩が,紫式部や清少納言から芭蕉や蕪村にいたる日本文学の古典に大きな影響を与えたことはよく知られている.吉川氏は,この二大詩人の詩業の鑑賞に麗筆をふるい,また桑原氏は,杜甫と白楽天の社会詩の解釈に清新な境地を開いている.
 


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