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『日本語を作った男-上田万年とその時代』山口謠司(集英社16/2) 愉しい本棚 投稿日: 2020年04月06日 19:12:12 No.778

 ☆☆☆☆
 維新以降どのように日本語が作られてきたか、井上ひさしの『国語元年』にも見られる錯綜した事実を克明に追ったもの。
 〇明治にはまだ「日本語(標準語)」はなかった-。近代言語学を初めて日本に導入し、仮名遣いの統一などを通じて「近代日本語」の成立にきわめて大きな役割を果たした国語学者・上田万年とその時代を描く。上田万年年譜も収録。円地文子全集出版年まで収録あり。 
 〇<山口謠司> 1963年長崎県生まれ。フランス国立高等研究院人文科学研究所大学院に学ぶ。大東文化大学文学部准教授、博士(中国学)。著書に「となりの漱石」「ん」など。 


『江戸東京の明治維新』横山 百合子(岩波新書18/8) 愉しい本棚 投稿日: 2020年04月06日 18:50:26 No.777

 ☆☆☆☆
 旧幕臣もそうだが、遊郭・屠場などの庶民の流動化を、明治維新という舞台の影で
 追った力作。
〇維新の激動に飲み込まれた江戸。諸大名の一斉帰国で人口は一挙に激減。横行する浮浪士のテロ、荒廃する屋敷地、流動化する身分。秩序が解体してゆく東京で、時代の変化に食らいつき、必死にもがきつづけた人びとの明治維新史。 



 〇〇
 世間をかく見ることも可能。裏から眺めれば人生はこうも言える。
 風刺に満ちた世界観。


『異端の時代-正統のかたちを求めて』森本 あんり(岩波新書18/8 ) 愉しい本棚 投稿日: 2020年04月05日 13:24:53 No.775

 〇世界に蔓延するポピュリズムは民主主義の異端なのか。古代中世の神学史、丸山眞男らの議論を手がかりに、宗教・政治・文化に通底する「異端発生のメカニズム」を解明し混迷する時代の深層に迫る。正統と異端の通念を覆す洞察。
 〇<森本/あんり> 1956年神奈川県生まれ。プリンストン神学大学院博士課程修了(Ph.D.)。国際基督教大学学務副学長、同教授。専攻は神学・宗教学。著書に「反知性主義」など。 



 マルクス・ガブリエル/著  マイケル・ハート/著  ポール・メイソン/著  斎藤 幸平/編
〇我々が何を選択するかで、人類の未来が決定的な違いを迎える「大分岐」の時代。多くの人々が団結できるような新しい社会にするにはどうすればいいのか。世界最高峰の知識人たちとの対話を通じて、未来をつくる方法を探る。 



 人口減少の基本的原因について、十分に解説はされていない。しかしともかくわれわれの時代の行方は分かりそうだ。どうするかについて課題は簡単ではない。

 〇人口減少が進む日本。これからいよいよ地域差が際立ち、このまま47都道府県を維持することは難しくなってくる。人口減少社会の実情を明らかにし、厳しい未来を変えるために、私たちが成し遂げるべきことを提案する。



 ☆☆☆
〇外国人労働者が映し出す、日本社会のあり方とは? 労働力人口が減り続けている日本。安倍政権の政策のあり方を問いただし、公正と人権の原則に基づき、共に生きる隣人として外国人労働者を受け入れる方策を考える。 


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