ジョージ・セル談話室


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20世紀最大の指揮者の一人、ジョージ・セル。彼の音楽について語り合いましょう。
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ルイス・レーンの回想 孫弟子 投稿日: 2022年05月15日 08:36:36 No.46 【返信】

依然として発売延期でしょうか、
昔Ohioさんが訳してくださった「セル…断片的な回想」というのがあります、よろしければどうぞ。
https://ryouonjosui.web.fc2.com/partialmemoir.htm
孫弟子 投稿日: 2022年05月16日 20:20:12 No.48
その部分泣かせますね、英文はどこかに仕舞ってあるので今比較はできませんが、きっとOhioさんの過不足の無い訳も良いのでしょう。
テンシュテットのマーラーは私もよく聞きます。ロンドン・フィルもよく頑張ってます。そういえば件の書で、セルがこのオーケストラの評価をしている部分がありますね、確かライブ録音が残されている「第9」を振ったときの事でしたか、直前か直後に同じオケでジュリーニ(だったか?)も同じ曲を録音していて比較対象になっていました。
孫弟子 投稿日: 2022年05月16日 20:42:51 No.49
セルのことが出てくると、どうしても気になるtomariさんに意地悪して悩ましいお話をしましょうか。

創元推理文庫に「死の変奏曲」というスパイ小説があります。作者はCBSの名プロデューサーだったポール・マイヤーズ。マーラー他の曲名満載で、しかも巻末の解説にはセルの名前が出てきます。でも、古いから(1989年)絶版かもしれませんね。悩ましくてすみません。もしこの本をお持ちだったらもっとすみません。
ぜん 投稿日: 2022年06月06日 21:22:30 No.70
こんばんは。

tomari様仰る、セル氏が自分の死期を悟った時期、私もご紹介頂いた回想を読んでいて
似たような疑問を持ちました。

以前どこかのネット記事を見ていて、日本公演の時にはクリーヴランド管弦楽団の団員
方々は、セル氏の命が長くないのを知っていた、と書かれているのを読みました。

ですが、こちらの回想では、セル氏は日本公演の間ずっと具合が悪く、我々はそれを
知っていたが、深刻なものだとは夢にも思わなかった、とあります。
その後、クリーヴランドに戻ったセル氏は入院し、検査という検査が実施されたものの、
あまり成果はなかった、ともあります。

tomari様仰る、チャーリー氏の本(これから訳本が発売になる評伝との認識でよろしい
でしょうか)での5月7、8日のコンサートには、医師から宣告を受けていたというのが
正しいのなら、日本公演の時にはクリーヴランド管弦楽団の団員方々は、セル氏の
死期が近いのを知っていたというのは、強ち間違ってはいないようにも思えます。

チャーリー氏とレーン氏、どちらが正しいのか、疑問が湧きます。
確かに奥様がご存命でしたら、真実がはっきりしたのでしょうね。
評伝が発売になったら、ひとまずは、この辺りの部分のことは、しっかりと読ませて
頂こうと思っています。


初めて聴いたセル氏の演奏 ぜん 投稿日: 2022年04月25日 00:02:36 No.33 【返信】

皆さま、こんばんは。

私が自分からクラシックを聴き始めたのは、小学4年か5年生くらいの頃だったと
思います。
学校での音楽鑑賞の授業などを除き、自分から最初に聴いた曲はベートーヴェンの
3番でした。
クラシックに詳しかった父のお勧めでした。
それから、ベートヴェンの交響曲を一通り聴き、その次にどの作曲家を聴いたのか、
今ではよく覚えていないのですが、色々と聴いていたその最初期の頃、チャイコフスキーの
三大バレエを聴き、その時にチャイコフスキーにも交響曲があると知りました。
それで、何故だか思い出せないのですが、最初に聴こうと思ったのが、5番でした。

先ほど、セル氏の106枚ボックスから、チャイコフスキーの5番を聴きました。
ボックスからディスクを取り出し、ジャケットを見て、あれ、何だか見覚えが
あるような気がする...と。

聴き始めると、出だしから、知っているのです。
そのテンポ感や音色、雰囲気。
その後も、この先からアッチェレランドが...とか、この後はルバートが...とか。

そうです、私が初めて聴いたチャイコフスキーの5番は、セル氏の演奏だったのです!
物凄い刷り込みというか、もう恐らく40年ぶりくらいに聴いたのですが、その演奏の
細かなところまで、もう本当によく覚えていました。
あまりに懐かしくて、ちょっと泣けてきました。

小学生の頃、最初に購入したチャイコフスキーの5番がセル氏の演奏だったということは、
全く覚えていませんでした。
というか、あの頃は、演奏者には全く興味がなく、ただ、曲を聴きたいという気持ち
しかなかったので...。

タワレコのサイトを見ていて、セル氏の106枚ボックスを知り、セル氏の演奏は聴いた
ことがないし、この際だから買ってみようか、と購入し、まずベートヴェンを
聴いて感動!
これは素晴らしいという思いと同時に、何故もっと前から聴いておかなかったのかと、
自らを恥じつつ、孫弟子様、tomari様がお勧めしてくださったディスクを聴き進め
つつ、今しがた、チャイコフスキーの5番を聴いて...私はクラシックを聴き始めた
最初期に、実はセル氏の演奏を聴いていたのだと、今更ながら知りました。

今、こうして40年ぶりに再会したセル氏のチャイコフスキーの5番の演奏は、私が
この作品を知る道しるべとなってくれたと同時に、その後、色々な指揮者の演奏を
聴いてきましたが、やはり、改めて最高の演奏だと心底思いました。
こうした再会があるんですね、感激です!


ストラヴィンスキー 孫弟子 投稿日: 2022年04月24日 18:47:31 No.31 【返信】

「セルは指揮(棒さばき)が上手なほうではなかった」と何度か読んだ気がします、チェロの副首席のマザーさんもそう書いていました。そして「自分が振りたくても振れない曲はアシスタントや信頼できる指揮者に任せていた」とも読んだことがあります。「春の祭典」の1969年のブーレーズとの完璧な録音はその証明でしょう(実際この演奏をスコアと照合しながら聴くと、ある部分でトランペットが1か所間違っているだけで、リズムも常に正しく流れていることに驚きます。こんなことは他では絶対にありません。)また理由は判りませんがペトルーシカも演奏していないようです。
「火の鳥」の全曲版と組曲での大きな違いは曲の数はもちろんですが、同じ曲では「カスチェイ」でトロンボーンにグリッサンドを追加した事、終曲の最後のほうでホルン全員によるグリッサンドを何度も追加したこと効果を上げています、セルがこの曲だけ録音を残したのは、指揮の技術面と効果面で納得していて好んで演奏したのでしょうね。

別件ですが、一昨年チャーリーさんの原書を読んだ方が少し教えてくれました。京都でセルが、世話になった日本人スタッフ達を芸者さん付きの料理で接待して、その高額の勘定に驚いたことと、それ以上に、自分には芸者頭(当然ご年配)がついたが、若い芸者さんにして欲しかったと語ったとか。
ぜん 投稿日: 2022年04月24日 20:06:31 No.32
孫弟子様、こんばんは。

セル氏の棒さばきですが、先日、youtubeでベートーヴェンの5番のセル氏の動画を
拝見しました。
私的にはセル氏の作品に対してのイマジネーションは、的確に伝わってくる見事な
さばきだと感じましたが、近現代の作品の、変拍子が多く、複雑なスコアを振る技術は
また別なのかもしれないですね。
ただ、シュトラウスやプロコフィエフの録音を聴く限り、振るのはかなり難しいと
思われる録音でも、セル氏の演奏の完璧さを聴くと、棒さばきは決して上手な方では
なかったとは思えませんでした。
オーケストラを捌く棒と、作品のイマジネーションを伝える棒は、また違うとも思ったり
もします。
ブーレーズ氏の春の祭典のディスクは、私も以前に聴きましたが、あれは本当に
素晴らしかったと思っています。
まぁ、春の祭典のディスクの話になると、必ずと言っていいほど話題に上がるディスク
ですから、多くの方々が評価されていると言っても過言ではないと思います。
最近発売されたブーレーズ氏のDGボックスも先に購入していて、春の祭典の、
クリーヴランド管弦楽団との再録も、久々に聴きなおしましたが、やはり、ソニーと
録った旧録のディスクの鮮烈さは、新録があっても、未だ格別だと思います。

そして、セル氏はペトルーシュカは演奏していないようだとのことで、残念です。
もちろん、春の祭典もセル氏の演奏を聴きたかったですが、今は火の鳥だけでも録音
してくれたことに感謝するべきでしょうか。

また、セル氏の京都でのエピソード、楽しく読ませて頂きました。
伝記が来月発売されたら、もっと楽しいエピソードを、たくさん読むことが出来る
でしょうか。
楽しみに待ちたいと思います。


セル氏とラトル氏の火の鳥 ぜん 投稿日: 2022年04月24日 00:54:10 No.30 【返信】

皆さま、こんばんは。

先日、予約していたラトル氏とロンドン交響楽団のストラヴィンスキーの3大バレエ
音楽のディスクが届きまして、セル氏のディスク同様、今日まで仕事で聴けずにいた
のですが、ようやく休みがきたので、聴いてみることにしました。
ラトル氏のディスクを聴く前に、まず、セル氏のボックスから火の鳥を聴きました。
セル氏のストラヴィンスキーの録音は、火の鳥しかないのですね。
知りませんでした。
ペトルーシュカや春の祭典は、演奏はしたことはあるのでしょうか。
私は決してストラヴィンスキーの良い聴き手ではありませんが、セル氏の火の鳥の
録音を聴いて、その完璧さに心底感激しました。
ことカスチェイのスピード感と、それに完璧に食らいついていくクリーヴランド
管弦楽団の技量には、唖然として言葉が出ませんでした。
その後、ラトル氏のディスクを聴いたのですが、素晴らしい演奏だと思いましたが、
セル氏の演奏が凄すぎて、正直物足りなさを感じました。
ラトル氏のディスクは、3大バレエ音楽を1日で演奏したライブ録音だそうで、
オーケストラのペース配分を感じます(恐らく火の鳥が1曲目だったのではないかと
思いました)。
また、ラトル氏の火の鳥は全曲、一方、セル氏のは組曲版であり、さらにスタジオ
録音ですから、そもそも比較対象にはならないかと思いますが、それにしても、
イマジネーションのレベルの差を感じずにはいられませんでした。
セル氏は、本当に凄いです。
ちなみに、ラトル氏のディスクで一番印象的だったのは、私的にはペトルーシュカ
でした。
このリズムと声部のバランスの処理は、本当に見事だと思いました。
でも、セル氏がクリーヴランド管弦楽団ともしペトルーシュカを録音してくれて
いたとしたら、きっと言葉にならない程の演奏が聴けたのではないかと思います。
もし演奏したことがあったとしたら、ぜひ聴いてみたかったです。

別件で、tomari様が書いてくださった情報、どうもありがとうございました。
ウェルザー=メスト氏とクリーヴランド管弦楽団の演奏が聴けるのですね。
月曜の早朝はさすがに仕事があって無理ですが、オンデマンドでぜひ聴いてみたい
です。
今のクリーヴランド管弦楽団にも、とても興味を持ち始めました。
楽しみにしたいと思います。

今回の私の拙い感想の駄文、大変失礼いたしました。


生誕の地 ポストホルン 投稿日: 2022年04月20日 12:24:30 No.23 【返信】

件の伝記(原書)に記載されているブダペストSzell生誕の地を探して見ました。
4階建てのアパートという記載にも一致するので、当時の建物ではないかと。訪れてみたいものですね。
Nádor u. 34
https://maps.app.goo.gl/23kcxMbR1G4Vjyqh9


tomari様へ ぜん 投稿日: 2022年04月17日 20:56:01 No.22 【返信】

tomari様、こんばんは。

連続記事への返信はできないようですので、皆さま申し訳ありませんが、新規の
書き込みとして投稿させて頂ければと思います。

モーツァルトの28番ですね、心得ました。
まだ聴いていないので、この後早速聴いてみたいと思います。

ウェルザー=メスト氏の演奏は、お恥ずかしながら、私はまだほとんど聴いていない
のです。
ウィーン・フィルとのニューイヤーコンサートでの演奏を聴いたくらいでしょうか。
ですが、先日、タワレコのサイトで、トリスタンとイゾルデのウィーン国立歌劇場
ライブのCDの発売予定を知り、それを予約しているので、そのトリスタンで
ウェルザー=メスト氏の音楽を楽しもうと思っていたところでした。
ウェルザー=メスト氏は現在のクリーヴランド管弦楽団の音楽監督を務めて
いらっしゃるのですよね。
これから意識して聴いていきたいと思います。

ちなみに、私が初めて聴いたクリーヴランド管弦楽団の演奏は、マゼール氏が
振ったR.シュトラウスの英雄の生涯のディスクでした。
もう随分と昔のことですが、そのあまりに整然とした演奏に唖然とした記憶が
あります。
録音年代も、セル氏の頃からそれほど経っていなかったかと思います。
今、セル氏とクリーヴランド管弦楽団の演奏を集中して聴いていて、今更ながら
当時のクリーヴランド管弦楽団の素晴らしさを心底実感しておりますが、セル氏
亡き後、それほど時間の経っていない頃のマゼール氏の英雄の生涯での演奏も、
本当に素晴らしいものであったと思っております。
現在、ウェウルザー=メスト氏とクリーヴランド管弦楽団の演奏も、これから
意識して聴いていきたいと思っております。

今後ともよろしくお願いいたします。


ぜん様へ セルの演奏でなければ聴かない曲 孫弟子 投稿日: 2022年04月16日 16:27:26 No.17 【返信】

おそらくその集大成に入っているであろう曲で、私が他の指揮者の演奏は必要でないと思っている曲をランダムに書きますね。(セル盤が最高と思っていても他に捨てがたい演奏がある曲は除く)。 ハイドンの94番、モーツァルトの35,39,40番,フィガロ序曲、ピアノ協奏曲24番、 ベートーヴェンの交響曲1,2,4,7番、レオノーレの2番, ブラームスの交響曲4番、悲劇的序曲、大学祝典序曲、ヴァルタヴァ(モルダウ)、謝肉祭序曲、フィンガルの洞窟序曲、ハーリヤーノシュ、指環の抜粋、プロコフィエフの5番、同ピアノ協奏曲3番、スペイン奇想曲、亡き王女のパヴァーヌ、ロザムンデのバレー音楽、火の鳥、マーラーの4番、シュトラウスの無窮動、春の声、ウィーンの村燕、Rシュトラウスのティルオイレンシュピーゲル、

EMIの全集ではベートーヴェンのピアノ協奏曲1番、ブラームスのバイオリン協奏曲、ドボルザークのスラブ舞曲2曲(1970)です。以上かなり真面目に考えました。
 
孫弟子 投稿日: 2022年04月16日 16:32:35 No.18
「真夏の夜の夢」の音楽を忘れてました、追加します。
ぜん 投稿日: 2022年04月17日 02:38:09 No.20
孫弟子様、はじめまして。

tomari様と同様に、私の拙い挨拶に書き込みをくださって、本当にありがとうございます。
また、「他の指揮者の演奏は必要でないと思っている曲」という観点(この観点は私に
とっては新鮮でした!)、そして、「セル盤が最高と思っていても他に捨てがたい演奏が
ある曲は除く」という気もお使いになりながら、多くの曲を上げてくださり、そして、
拙い私のために、とても真面目に考えてくださったということで大変感激しております。
本当にありがとうございます。

孫弟子様が挙げてくださった曲の中で、私がソニーの106枚ボックスを購入してから
すでに聴いている曲は、ベートーヴェンの1、2、4、7番、モーツァルトの35、39、40番、
ブラームスの4番、フィンガルの洞窟、プロコフィエフの5番、マーラーの4番、
R.シュトラウスのティルオイレンシュピーゲル、真夏の夜の夢だけです。
もうどれも感動しながら聴いたと同時に、孫弟子様が挙げてくださっている曲で未聴の
曲がまだ沢山あるので、これからが本当に楽しみです。

上記の、すでに私が聴いた曲の中で、私にとって一番の驚きだったのはフィンガルの洞窟
でした。
メンデルスゾーンも私の大好きな作曲家の一人なのですが、今までフィンガルの洞窟だけ
は、あまりつかめない曲でした。
ですが、セル氏の演奏を聴いて、初めてこの曲が見えたというか、つかめたというか、
何というか、「ああ、いい曲だなぁ」と思いました。
なんていうんでしょう、ドラマティックでした(拙い表現しかできなくてすみません)。

あと、私個人的に上記した曲に関連した曲で、印象深かったのは、例えばベートーヴェン
では8番、ブラームスでは3番、R.シュトラウスではドン・キホーテでした(上記に関連
していない曲で、あと、ドヴォルザークの7番も印象的でした)。
どれも私自身が好きな曲ということが、その印象に対しての理由としては大きいと
思うのですが、それにしても、これらのセル氏の音楽の素晴らしさには、本当に感激
しました。
演奏の精度と温かな音色はもちろんのこと、各々の旋律のバランスであるとか...
何と言ったらよいでしょうか、曲の見通しの良さというのか、分かりやすさというのか、
そういったものが、セル氏の歌心と一緒になって溢れ出てくることに、本当に感銘を
受けました。

これから孫弟子様が挙げてくださった、まだ未聴の曲から聴いていきたいと思います。
とても楽しみです。
また、他にも思い出す演奏がありましたら、都度教えて頂ければと思います。
是非よろしくお願いいたします。


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