ジョージ・セル談話室
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セル氏とラトル氏の火の鳥
ぜん
投稿日:2022年04月24日 00:54
No.30
皆さま、こんばんは。
先日、予約していたラトル氏とロンドン交響楽団のストラヴィンスキーの3大バレエ
音楽のディスクが届きまして、セル氏のディスク同様、今日まで仕事で聴けずにいた
のですが、ようやく休みがきたので、聴いてみることにしました。
ラトル氏のディスクを聴く前に、まず、セル氏のボックスから火の鳥を聴きました。
セル氏のストラヴィンスキーの録音は、火の鳥しかないのですね。
知りませんでした。
ペトルーシュカや春の祭典は、演奏はしたことはあるのでしょうか。
私は決してストラヴィンスキーの良い聴き手ではありませんが、セル氏の火の鳥の
録音を聴いて、その完璧さに心底感激しました。
ことカスチェイのスピード感と、それに完璧に食らいついていくクリーヴランド
管弦楽団の技量には、唖然として言葉が出ませんでした。
その後、ラトル氏のディスクを聴いたのですが、素晴らしい演奏だと思いましたが、
セル氏の演奏が凄すぎて、正直物足りなさを感じました。
ラトル氏のディスクは、3大バレエ音楽を1日で演奏したライブ録音だそうで、
オーケストラのペース配分を感じます(恐らく火の鳥が1曲目だったのではないかと
思いました)。
また、ラトル氏の火の鳥は全曲、一方、セル氏のは組曲版であり、さらにスタジオ
録音ですから、そもそも比較対象にはならないかと思いますが、それにしても、
イマジネーションのレベルの差を感じずにはいられませんでした。
セル氏は、本当に凄いです。
ちなみに、ラトル氏のディスクで一番印象的だったのは、私的にはペトルーシュカ
でした。
このリズムと声部のバランスの処理は、本当に見事だと思いました。
でも、セル氏がクリーヴランド管弦楽団ともしペトルーシュカを録音してくれて
いたとしたら、きっと言葉にならない程の演奏が聴けたのではないかと思います。
もし演奏したことがあったとしたら、ぜひ聴いてみたかったです。
別件で、tomari様が書いてくださった情報、どうもありがとうございました。
ウェルザー=メスト氏とクリーヴランド管弦楽団の演奏が聴けるのですね。
月曜の早朝はさすがに仕事があって無理ですが、オンデマンドでぜひ聴いてみたい
です。
今のクリーヴランド管弦楽団にも、とても興味を持ち始めました。
楽しみにしたいと思います。
今回の私の拙い感想の駄文、大変失礼いたしました。
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