映画同好会
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The Witch 魔女 組長 投稿日: 2023年05月17日 15:13:55 No.453 【返信】

《「新しき世界」のパク・フンジョン監督が最強アサシン少女の戦いを描き、韓国で大ヒットを記録したバイオレンスアクション。
ある特殊な施設で育てられ、8歳の時に逃げ出したジャユン。
記憶を失った彼女は、助けてくれた酪農家の娘として暮らすことに。
それから10数年後。頭に異変を感じるようになったジャユンは、その手術費用と経済状況の厳しい養父母のため、賞金目当てでオーディションを受けることを決意。
しかしテレビ番組であるマジックを披露したことから、謎の男たちに追われる身となってしまう。
出演は「嘆きのピエタ」のチョ・ミンス、「サスペクト 哀しき容疑者」のパク・ヒスン、「新感染 ファイナル・エクスプレス」のチェ・ウシク。》

続編公開に先駆け、限定上映です。
映画館では初見になります。
でもかなり忘れていました。

本作の見どころは、やっぱり切れのいいアクションです。
情け容赦なく、バッタバッタと殺していきます。
無茶苦茶強い、強すぎます。

ですから、血みどろ血だらけ。
返り血もしっかり浴びます。

そのうえ、伏線回収もしっかりあって、なるほどそういうことね。
主人公がちょっとかわいいキム・ダミ。
こんな少女が超絶アクションですから。

本作、最初からpart1「The Subversion」という副題がついています。
破壊、転覆という意味です。
これを知っていたら、ストーリーの想像はつきます。

さて、ヒロイン役も交代する続編「The Witch 魔女 —増殖-」、英題は「Part2. The Other One」となっています。
果たしてどういう展開を見せるのでしょうか。
思わせぶりなラストが気になりまず。

2018年。125分。なんばパークスシネマ。3.8。


ジュリア(s) 組長 投稿日: 2023年05月12日 10:10:19 No.452 【返信】

《ピアニストを目指す女性ジュリアの人生を、些細な選択の積み重ねによって分岐した4つの展開で描いたドラマ。
2052年、パリ。80歳の誕生日を迎えたジュリアは充実した人生に満足しながらも、自分が過ごしていたかもしれない別の人生について思いを馳せる。
ピアニストを夢見ていた17歳の秋。
ベルリンの壁の崩壊を知り友人たちとベルリンへ向かった日に、バスに乗り遅れなかった場合、本屋で運命的な出会いを果たさなかった場合、シューマン・コンクールの結果が違った場合、自分がバイクを運転していた場合。
ジュリアはそんな何気ない瞬間から枝分かれした4つの人生を思い描いていく。
「ブラックボックス 音声分析捜査」のルー・ドゥ・ラージュが主演を務め、「彼は秘密の女ともだち」のラファエル・ペルソナス、「デリシュ!」のイザベル・カレ、「オフィサー・アンド・スパイ」のグレゴリー・ガドゥボワが共演。
「ピアノ調律師」でセザール賞短編映画賞を受賞したオリビエ・トレイナー監督の長編デビュー作。》

これは面白い作品でした。
人生の選択、偶然による転換点すべてを肯定的にポジティブに描きます。
どの選択でも人生は悪くない。
どんな人生でも山あり谷あり、それなりに幸せな人生だ。

描き方が秀逸。
何かの目印のようなものはなく、ふとした瞬間に別の人生が登場します。
確かに少し戸惑うところもありますが、ここでの彼女はどの人生なのか考えながら観るのも楽しい。

職業は、
① ピアノ工房の経営
② ピアニスト→ウエイトレス
③ ピアニスト
④ 音楽教師(合唱担当)

パートナーは、
① ベルリンの彼(?)
② 実業家
③ 初恋の人
④ 母の主治医

ラストを観れば、実際の彼女はどれだかわかりますよ。

誰だって大なり小なり、自分の人生に後悔なり選択ミスなりを思います。
学校、結婚、職業、もし別の選択をしていたら。
それを言い出したら、行動できません。

すべてをひっくるめての人生賛歌。
よくできておりました。
是非ご覧あれ。

2022年。120分。シネマート心斎橋。4.1。


劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 組長 投稿日: 2023年05月10日 14:38:46 No.451 【返信】

《オペ室搭載の大型車両・ERカーで事故や災害現場に駆けつける救命医療チームの活躍を描いたテレビドラマ「TOKYO MER 走る緊急救命室」の劇場版。
横浜のランドマークタワーで大規模な爆発事故が発生した。
数千人が逃げ惑う未曾有の事態に陥る中、東京都知事直轄の救命医療チーム「TOKYO MER」のチーフドクター・喜多見は一刻も早く現場へ向かうべきだと主張するが、厚生労働大臣によって新設されたエリート集団「YOKOHAMA MER」の鴨居チーフは「安全な場所で待っていなくては、救える命も救えなくなる」と正反対の意見をぶつける。
そんな中、地上70階に取り残された193名の中に、喜多見と再婚し妊娠中の千晶もいることが判明する。
キャストには鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみらドラマ版の俳優陣が再結集したほか、鴨居役で杏、研修医役でアイドルグループ「SixTONES」のジェシーが新たに参加。》

昨日はありがとうございました。
私一人ではまず観に行かない作品です。
偏見ですが、TVドラマの劇場版はつまらないと思っておりますから。
映画にする意図がはっきりしないと、単なる便乗での利益目的としか思えません。
わざわざ観に行く意味があるのか、ということです。

私の場合はTVドラマは全く知りませんので、映画としての鑑賞です。
TVとどう違うか、TVでは制約があって表現不可能なところを描写しているか。
端的に言って、子どもには見せられない描写があるか。

本作はまあ普通に観られます。
スケールはまあまあでしょうか。
でもやっぱり、TVドラマかなあと思えるシーンがあります。

それは、俳優たちのアップが多いこと、説明セリフがやはりあること。
感想のセリフ表現は、抑え気味でした。

予定調和の展開、絶対助かる安心感。
逆に言えば、緊張感、ドキドキ感がありません。
TVドラマなら許せますが、そこをひっくり返すのが映画のいいところなんですが。

鈴木亮平、一人で頑張りすぎ。
スーパーヒーローですね。
もっと人がいるのに助けに行かないかんでしょう。

階段以外に脱出方法ないですか。
少し工夫してください。

というわけで、TVドラマの映画化としてはまずまずかなと思います。
どっか振り幅がもっとあればよかったんですが。

2023年。128分。大阪ステーションシティシネマ。4.3。



《大ヒットアニメ「名探偵コナン」の劇場版シリーズ26作目。
世界中の警察が持つ防犯カメラをつなぐ海洋施設「パシフィック・ブイ」が東京・八丈島近海に建設され、本格稼働に向けて世界各国のエンジニアが集結。
顔認証システムを応用した、ある新技術のテストが行われていた。
一方、コナンたち少年探偵団は、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていた。
するとコナンのもとへ沖矢昴(赤井秀一)から、ユーロポールの職員が、ドイツで黒づくめの組織のジンに殺害されたという知らせが入る。
不穏に思ったコナンはパシフィック・ブイに潜入するが、そこでひとりの女性エンジニアが黒ずくめの組織に誘拐される事件が発生。
そして、八丈島に宿泊していた灰原のもとにも黒い影が忍び寄る。
物語の舞台となるインターポールの海洋施設「パシフィック・ブイ」の局長・牧野洋輔役で沢村一樹がゲスト声優出演。
監督は「名探偵コナン ゼロの執行人」を手がけた立川譲。》

このシリーズは、ごく初期の何本かしか観ておりません。
でも、タイトルバックとともに大枠は説明されます。
しかし、少し早すぎてついていけませんが。

まあ、それはともかく良くも悪くも予想通りです。
子どもが大事件の渦中にいることの違和感やその推理力を誰も疑問視しない違和感。
眠りの小五郎もちょっとね。

スケールが妙に大きいわりに場所は限定的。
阿笠博士の秘密道具が都合よくありますし。

で結局、誰が味方で誰が敵かも少しわかりにくい。
シリーズを観ていたら分かるのかな?

灰原とコナンとの関係の展開もありますが、思い入れがないのでさほどの感慨もありません。
テンポはいいのですが、ある種ご都合処理。
意外な犯人もあまり説得力なしでした。

というわけで、私にはなぜこんなに大ヒットしているのかはわからないままでした。

2023年。109分。イオンシネマ高の原。4.2。



《クセが強くてワケありな銀河の落ちこぼれたちが結成したチーム「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の活躍を描く、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の人気シリーズ第3弾。
アベンジャーズの一員としてサノスを倒し、世界を救ったものの、最愛の恋人ガモーラを失ったショックから立ち直れないスター・ロードことピーター・クイルと、ガーディアンズの仲間たち。
そんな彼らの前に、銀河を完璧な世界に作り変えようとする恐るべき敵が現れ、ロケットが命を失う危機にさらされる。
固い絆で結ばれた大切な仲間の命を救おうとするガーディアンズだったが、ロケットの命を救う鍵は、ロケット自身の知られざる過去にあった。
監督・脚本はシリーズを一貫して手がけてきたジェームズ・ガン。
クリス・プラット、ブラッドリー・クーパー、ビン・ディーゼル、ゾーイ・サルダナ、カレン・ギラン、デイブ・バウティスタ、ポム・クレメンティエフとおなじみのキャストも変わらず集結。》

今回、復習しないままの鑑賞になりました。
でも心配ご無用、上記解説にある説明を読んでいればOKです。
物語は実にシンプルです。

アライグマのロケットの命を助ける、この一点です。
その随所に挟まれる彼の過去。
なぜ人間のようなアライグマになったのか。

この物語が泣かせます。
ヴィランへの怒りがほとばしります。

そのうえ、メンバー一人一人が過不足なく活躍します。
この匙加減が絶妙でぐいぐい引き込まれます。

テンポが抜群、音楽もアクションもお見事です。
そらツッコミどころはいっぱいありますが、そこはコミックですから。

で、メンバーはそれぞれ別の道に向かいます。
メンバーが一新されますが、まだ続くようです。

このシリーズは安心して観られます。
ジェームズ・ガン監督の手腕は群を抜いています。

DCに移った彼の「バットマン」やいかに?

2023年。150分。シネマサンシャイン大和郡山。4.5。



《世界的人気の任天堂のアクションゲーム「スーパーマリオ」シリーズを、「怪盗グルー」「ミニオンズ」「SING シング」シリーズなどのヒット作を手がけるイルミネーション・スタジオと任天堂が共同でアニメーション映画化。
イルミネーション創業者で「怪盗グルー」シリーズなどを送り出してきたプロデューサーのクリス・メレダンドリと、マリオの生みの親でもある任天堂の宮本茂が製作に名を連ねる。
ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージが、謎の土管を通じて魔法に満ちた世界に迷い込む。
はなればなれになってしまった兄弟は、絆の力で世界の危機に立ち向かう。
マリオとルイージに加え、ピーチ姫、クッパ、キノピオ、ドンキーコング、ヨッシーなど原作ゲームシリーズでおなじみのキャラクターが多数登場する。
監督は「ティーン・タイタンズGO! トゥ・ザ・ムービー」でタッグを組んだアーロン・ホーバスとマイケル・ジェレニック、脚本は「ミニオンズ フィーバー」のマシュー・フォーゲル。オリジナル版の声の出演には、マリオにクリス・プラット、ピーチ姫にアニヤ・テイラー=ジョイ、ルイージにチャーリー・デイ、クッパにジャック・ブラックら。
日本語版ではマリオを宮野真守、ピーチ姫を志田有彩、ルイージを畠中祐、クッパを三宅健太、キノピオを関智一が務める。》

孫たち4人と鑑賞しました。

一応ストーリーはありますが、本作はゲームをしている気分です。
失敗しても何度も何度も繰り返して突破するとか、アイテムを取って変身するとか。
そして次のステージへ向かうとか。

「ドンキーコング」や「マリオカート」とかゲームの世界をうまく取り込んでおります。
詳しくは知らない私でも、十分楽しめました。
その代わり、内容の深みはありません。
そこが批評家受けのしないところでしょう。

でも、そんなものは観客の期待するところではなく、ゲームの世界を体現するという意味では、文句なしです。
いやはや実にうまく作られております。
観客の思惑通りに映画されているという意味では最高です。

そらヒットするでしょう。
思った通りの作品で、最高の時間を過ごせるのですから。

ゲームと少し異なるのは、ピーチ姫が強すぎること。
時代が違いますから、そこは良しとしないといけませんね。

ラストを観ると次回は彼が活躍しそうです。
誰も死んでませんし、確実に続編ありですね。

2023年。92分。シネマサンシャイン大和郡山。4.1。


BLUE GIANT 組長 投稿日: 2023年02月25日 00:14:15 No.425 【返信】

《2013年から小学館「ビッグコミック」にて連載開始した石塚真一の人気ジャズ漫画「BLUE GIANT」をアニメ映画化。
仙台に暮らす高校生・宮本大はジャズに魅了され、毎日ひとり河原でテナーサックスを吹き続けてきた。
卒業と同時に上京した彼は、高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込む。
ある日、ライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会った大は彼をバンドに誘い、大に感化されてドラムを始めた玉田も加わり3人組バンド「JASS」を結成。
楽譜も読めずただひたすらに全力で吹いてきた大と、幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈、そして初心者の玉田は、日本最高のジャズクラブに出演して日本のジャズシーンを変えることを目標に、必死に活動を続けていく。
主人公・宮本大の声を人気俳優の山田裕貴が担当し、沢辺雪祈を間宮祥太朗、玉田俊二を岡山天音が演じる。
「名探偵コナン ゼロの執行人」の立川譲が監督、原作の担当編集者でストーリーディレクターも務めるNUMBER 8が脚本を手がけ、「幼女戦記」シリーズのNUTがアニメーション制作を担当。
世界的ピアニストの上原ひろみが音楽を手がけ、劇中曲の演奏も担当した。》

轟音上映で、音楽は抜群。
ある意味ライブより感動します。
暗闇ですから、音楽にのめりこめます。

一にも二にも本作は音楽です。
上原ひろみを中心としたジャズの演奏がすべてです。
極端なことを言えば、アニメは添え物にしかすぎません。
そんな作品があってもいいです。

それはともかく、本作は「FIRST SLUM DUNK」とよく似ています。

・ストーリー構成がそっくり。
 ラストまでそっくりです。
 いわゆるスポコン物、ジャズとバスケが違うだけ。
 回想をはさんだり、ここは「FIRST SLUM DUNK」のほうが長いですが。

・余計なストーリーは描かない。
 恋愛なんかなし。

・モーションキャプチャーを使ってアニメの動きを作っている。
 ただし、「FIRST SLUM DUNK」のほうがはるかに素晴らしい。

・音響が素晴らしい。
 かたや音楽、かたや文字通り音響。

やっぱり、ストーリーは単純なものがいいです。
安心して観ていられますんで。
こういう話の王道です。

鑑賞ポイントがたまっていたので、無料での鑑賞。
ただでみせてもらって、申し訳ない、最高のジャズライブでした。
日本アニメおそるべしです。
痺れました。

2023年。120分。TOHOシネマズなんば。4.3。
組長 投稿日: 2023年04月28日 09:50:01 No.443
LIVE音響上映の物凄さを満喫しました。

2時間があっという間で、もっと観ていたい、いや聴いていたいです。

塩野、土本先生にも好評でした。

座席を震わせる音楽、こういう体験はかけがえがありません。
ライブとはまた異なる体験ではあります。

アクションの轟音とはまた別で、音楽映画としてどっぷりはまり込みました。

ライブ上映やライブのみの公演も行ってみたいものです。
大阪で開催されればですが。

また機会があれば行きましょう。

なんばパークスシネマ。
組長 投稿日: 2023年05月05日 06:01:39 No.447
3回目ですが、飽きないというか、何度観ても新鮮です。

何度観てもやっぱり事故は起こってしまい、そこはつらいです。

本作も音楽に泣かされる作品です。
作中の人物たちも少し泣きすぎではあります。

なんばパークスシネマでのライブ音響上映、たぶんまた企画されるでしょうから、その際はまた鑑賞しましょう。

今回の爆音上映もいいですが、シートが震えるところまではいきませんでしたんで。

TOHOシネマズなんば。


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