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チベットからカトマンズへ (8) 国境越え,カトマンズへ
雪谷旅人
投稿日: 2019年11月28日 02:25:44
No.11
【返信】
11月27日 (水) 晴れ
今日はチベット・キーロンから国境を越えてネパール・カトマンズへ。朝8:30にホテルを出発,約1時間で国境に着いた。中国側の出国,ネパールへの入国でそれぞれ厳格な検査があった。私たちは日本でネパールのビザを取っていたのでスムーズに出入国。到着ビザの場合,どこで手続きをするのかよく分からない。ネパール側の建物はいずれもおんぼろで,しかもネパール語で書いてあるので何がどこにあるのかさっぱり分からない。
カトマンズまでの車(5人乗りバン2台,1人あたり$55)は前日にチベットのガイドがネパール側の提携会社と協議して予約してくれた。多くの車が駐車しており,予約がなければ相当難しい。すべての手続きが終わったのは10時半を回っていた。
車はどんどん坂道を下った。チベットの風景と全く異なり,緑が深い。道路は相当の悪路。半分を過ぎればよくなる,とドライバーが言っていたが,結局最後まで悪路の連続だった。途中,何度もパスポートと荷物の検査があった。
途中,展望のよいところで昼食。ネパール料理カレーと野菜,スープ。皆で乾杯。庭にはブーゲンブリアが咲いていた。零下8度の世界から一気に亜熱帯へ。カトマンズ市内に入ると渋滞が激しく,ホテルに着いたのは5時半すぎだった。結局,国境から9時間かかったことになる。
夕食後,街を散歩。多くの商店やレストランがあった。
チベットからカトマンズへ (7) チョモランマ
雪谷旅人
投稿日: 2019年11月26日 23:09:32
No.10
【返信】
11月26日 (火) 晴れ
チベットではエベレストのことをチョモランマという。標高8844m,エベレストの標高よりやや低い。中国では氷河分を標高に認めていないという。今日はいよいよチョモランマの新ベースキャンプを目指す。朝6:30にホテル出発。朝日を見ようと展望台へ行ったがあいにく雲に覆われ朝日を見ることはできなかった。
ベースキャンプへは専用バスに乗る必要がある。15分ほど乗ると標高5200mのベースキャンプに着いた。零下8度。とても寒い。あいにくチョモランマは雲に隠れて見えない。写真を撮ったりしている間に,チョモランマがうっすらと姿を現した。近くでみるとやはり迫力がある。
バスで駐車場に戻ったあと,キーロンへ向かう。途中,チョモランマやシチャバンマなどの名山が見える。ピクツォ湖もきれいな湖だ。やがて,チベットの峠としては最高(5228m)のコンダラ峠へ。いかにも高山の風景。18:30ごろキーロンに着き,ホテルに投宿。
チベットからカトマンズへ (6) タシルンボ寺,ティンリーへ
雪谷旅人
投稿日: 2019年11月25日 22:02:42
No.9
【返信】
11月25日 (月) 快晴
朝からタシルンボ寺へ。チベットでは最大のお寺だ。遠くから見ると楼閣が4棟並び,巨大な寺院であることが分かる。ダライ・ラマ1世によって創建され,ダライ・ラマ5世の時代にバンチェン・ラマの地位を確立。ダライ・ラマが太陽,バンチェン・ラマが付き,ガルマバが星という。バンチェン・ラマ4世の時代に全盛を迎えた。
一番左側の寺院には弥勒菩薩が祀られている。多くの信者がご本尊の前で五体投地を繰り返している。二番目の建物はバンチェン・ラマ1世が祀られている。
三番目には最も尊敬されているバンチェン・ラマ4世。文化大革命のときにはご本尊を守るため建物全体を大麦で埋めたという。(チベットの主食は大麦を粉にしたもの)その他のご本尊は悉く破壊された。(タシルンボ寺の写真はあとで補充します。)
1時間半の見学を終え,検査場へ。チベットでは入境許可証があっても何度も検査が必要だ。
昼食後,318国道を西へ。約1時間で「5000km地点」に着いた。この道は上海からカトマンズへ通ずる道で,ここは上海人民広場から5000kmの地点だ。さらに1時間で嘉措拉(ヤツダ)峠5240mへ。風が強く,いかにも高山の雰囲気。今回の旅行では最高の標高だが,だれも高山病にならなかった。STFのメンバーはすごい!下山途中,カラオケ大会。ガイドのスマホから流れる懐かしの歌謡曲を次々に歌った。
約1時間でティンリーへ。ここはチョモランマ(エベエスト)の入口だ。ホテルが数軒あるのみだが,設備は整っている。いよいよ明日はチョモランマ・ベースキャンプへ。好天を祈る。
チベットからカトマンズへ (5) ラサからシガツェへ
雪谷旅人
投稿日: 2019年11月24日 23:56:14
No.8
【返信】
11月24日(日) 快晴
今日はラサからチベット自治州2番目の都市シガツェへ。ラサからシガツェは250kmで高速道路が直通しているが,今日は山岳方面へ回るので350kmの行程。
ラサを8:40出発。約1時間でロカ地区に着いた。ここはチベット発祥の地で,7世紀に首都がラサに移行する前はチベットの首都だった。ラサ空港もここにある。
間もなく車は高速道路を降りて国道308号に入った。約1時間で雅江河谷という見晴らしのよい高台に出た。チャウチャウという毛足の長いチベット犬が「展示」されており,盛んに写真を撮れという(20元)。この犬は遊牧民によって飼われているという。とてもかわいい。
さらに40分,ヤムドク湖(標高4122m)に着いた。西チベット三大湖の一つでNo. 1。正面にこのあたりでは最高峰の雪山ネジーカンサン(標高7200m)が見える。雪山とトルコ石色のヤムドク湖が映えて素晴らしい景色だ。しばらく絶景に見とれた。
その後湖畔道路を西へ。ヤムドク湖畔にはヤクなどの「展示」があった。途中の街で昼食。雪山を鑑賞したあとカローラ(卡若拉)氷河へ。展望台は標高5020m,氷河は7191m。広大な氷河だ。
午後4時すぎにギャンツェに着いた。イギリス軍が攻撃したとき撃退したという英雄の記念碑を見たあと,白居寺へ。本堂を見学,ご本尊を拝観したあと仏塔を見学。高さ34mの巨大な仏塔だ。中には108の小仏塔があり,10万体の仏像があるという。
シガツェへの途中にドライバーさんのお宅にお邪魔した。チベット特有の居間でバター茶などをご馳走になった。このあたりでは未だに一妻多夫制が敷かれており,姓はなく数種類の名だけという。雲南省でも同様の風習を聞いたことがある。
午後7時半にホテルに到着。今日はKさんの誕生日。ディナーのあと,みんなでお祝いパーティー。華々しい花火とろうそくの付いたケーキで祝った。長く楽しい一日が終わった。
チベットからカトマンズへ (4) ラサ
雪谷旅人
投稿日: 2019年11月23日 22:30:20
No.7
【返信】
11月23日 (土) 快晴
今日は1日ラサ観光。朝9:30に迎えの車が来た。まずはポタラ宮。駐車場に向かうと多くの巡礼者たちがポタラ宮のまわりを回っている。中にはマニ車を回したり,五体投地をしている人もいる。ラサには1日に1万人以上の巡礼者がいるという。
ポタラ宮は吐蕃王朝が7世紀に建設したが,本格的な建設はダライ・ラマ5世が17世紀に始めたという。中央の赤い建物は本堂で,左右の白い建物は行政府だった。つい最近白色の塗装を終えたばかりといい,きれいだ。高さ115mの巨大な建物だ。高山ため,階段を頂上まで登るのはかなり息が切れる。
本堂入口に入ると,ダライ・ラマ13世の像があり,さらに進むと弥勒菩薩の像。その後ろに玉座があった。さらに進むとご本尊の観音様があった。ご本尊にしてはあまり大きくない。広い部屋にはダライ・ラマ5世の像があった。全体で2時間半のコース。
昼食のあと,色拉寺へ。ラサ三大寺院の一つで,1415年建立。ベド観音が祀られている。そばには辨経場(Debating Courtyard)があり,年配の僧が若い僧を鍛えている。禅問答のようなものだというが,その動作が派手だ。正解のとき,不正解のときなど動作が決まっているという。
夕方,ジョカン(大昭寺)へ。ここは12歳の生きたお釈迦様の像があるといい,最も古く,巡礼では最も大切な寺だ。
ここでガイドはチベット仏教や五体投地の意味について詳しい説明をしてくれた。世界平和を第一に念願するチベット仏教。巡礼者は朝早く巡礼を終えるという。帰路,バザールに立ち寄った。夕食はホテルで。
チベット仏教の一端に触れる,心洗われる一日だった。
チベットからカトマンズへ (3) 青蔵鉄道
雪谷旅人
投稿日: 2019年11月22日 19:26:39
No.6
【返信】
11月21日(木)~22日(金) 快晴
14:05発の西寧発西蔵鉄道ラサ行きに搭乗しょうと,朝からチケット売場へ行った。「チベット入境証」が必要とのことで,いったんホテルに帰って書類を整えた。入境証はあらゆる場面で必要で,改札や到着後の出口などで提出を求められた。
列車は定刻通り発車。2時間後には左側に広大な青海湖が姿を見せた。その後2時間あまり,ず~と青海湖。この湖の大きさが分かる。平原には多くのヤクや羊が放牧されていた。
夕方6時になると食堂車が開いた。5人で楽しい夕食。チベット料理6品を平らげ,ご満悦。コンパートメントは4人部屋で2段ベッドが両側にあった。しばらく色々なことを語り合った。8時半ごろ就寝。枕元には酸素供給口があった。朝4時まで熟睡した。
チベットの夜明けは遅い。本来は北京との時差が2時間以上あるというのに,北京時間を採用しているので,夜明けは8時半を過ぎていた。夜明けとともに雪山と大平原が姿を現し,ピンクに染まった雲が彩を添えた。感動的な一幕だ。その後素晴らしい景色が連綿と続いた。標高は4000m以上。鉄道最高地点のタンラ峠(5072m)はとっくに過ぎていた。ニュンチェンタラ峰も姿を現した。
11:20ラサ(標高3650m)着。ガイドの曲桑さんが出口で待っていてくれた。チベット特有の「歓迎」布(カタ)をかけてくれた。ホテルにチェックイン後,午後はゆっくり過ごした。
チベット~カトマンズの旅 (2) 青海湖,茶卡塩湖
雪谷旅人
投稿日: 2019年11月21日 12:31:38
No.5
【返信】
11月20日(水)
今日は西寧から青海湖,茶卡(チャカ)塩湖方面へ1日ツアー。朝8:30にホテル出発。約3時間で青海湖に着いた。
青海湖は海抜3200m,琵琶湖の6倍ある大きな塩湖だ。ここの塩分は比較的少ないので,魚も生息できる。塩湖のそばに公園があり,そこで散策しながら塩湖の景色を楽しんだ。シーズンオフなので,レストランなどはすべて閉鎖。昼食は茶卡塩湖への途中で取った。
茶卡塩湖は塩分濃度が高く,乾期には塩の平原になり,雨季には「天空の鏡」となる。ウユニ塩湖と同じだが,規模は小さく,対岸に山があるので雨季の景色は絶景。今は乾季なので塩平原。思い思いのポーズで写真を撮った。
駐車場から塩湖までは2km程度あり,バスと汽車があるか,われわれは往復歩いたので3時間程度かかった。帰路は順調だったが,ホテルに帰着したのは午後10時を回っていた。
チベットからカトマンズへ (1)
雪谷旅人
投稿日: 2019年11月20日 05:49:29
No.4
【返信】
11月19日(火)
いよいよ「チベットからカトマンズへ」15日間の旅の始まりだ。今回は男性2名,女性5名(計7名)のチーム。西寧からラサへは西蔵鉄道で22時間,ラサからネパール国境までは日本語ガイドつきの専用車で4日。国境からはタクシーでカトマンズへ。チョモランマ(エベレスト)ベースキャンプを含めて標高4000~5000mの連続だ。
朝,羽田空港に集合,8:30出発。北京到着は11:30。時差が1時間あるので,4時間のフライトだ。巨大な北京空港の第3ターミナルに着いた。バゲージ・クレームまではモノレールで10分。成田の数倍の規模だが,最近さらに大きな北京第二空港を開港したというので驚く。
16:05発の西寧行きに搭乗。1時間遅れて19:00着。西寧駅方面行きのバスに乗った。西寧はすでにチベットの一部だ。「チベット」と聞くと辺境のように思うが,西寧も大都会。高層ビルが林立している。ビル全体を電飾がケバケバしく飾り,派手に動く。中国が初めてというMさんはビックリ。西寧駅や宿泊の青海白云翔羚酒店も全面化粧。
チェックイン後,カンファレンス・ルームで特設のディナー。チベット料理のフルコースだ。中国出身のSさん(HNはMさん)がすべてセットしてくれた。実際,ここまで到達するのもSさんなしでは不可能だった。これからもずっとお世話になります。ありがとう。
ネパール ラフティングで亜熱帯のチトワン国立公園へ
すみれ
投稿日: 2019年11月17日 21:13:05
No.3
【返信】
ネパール旅行と言うとほぼ100%の人がトレッキング?と聞きます。
でもヒマラヤの峰々だけがネパールの楽しみではありません。
今回私たちはヒマラヤ山脈に端を発するトリシュリ川を1日かけてラフティングで下り、チトワン国立公園まで行ってきました。
女性3人とガイド2名でボートの縁に座り、振り落とされそうな危険な流れでは、ガイドのかけ声でボートの底に座り、投げ出されないようにロープをしっかり握っていました。
途中何度もあった急流では頭から水をかぶり全身ずぶぬれ状態でした。
そして途中地元の人々が生活用に使う高く長い吊り橋を何本もくぐり、河原の砂金とりを横に見ながら川を下り,終了の頃には腿も腕も筋肉がプルプル状態でした。
チトワン国立公園ではエレファントサファリでは見れなかった犀が、幸運にも早朝にホテルの前の川に現れて間近に見る事が出来ました。
今回の旅行では成都乗り継ぎで,その時間を利用して変面劇や本場の麻婆豆腐を楽しむ事が出来ました。
最後の楽しみだったパンダ見学は、空港近くの乗り継ぎホテルを利用したため、パンダ園までの距離が遠くなってしまい断念しました。
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