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チベットからカトマンズへ (4) ラサ
雪谷旅人
投稿日:2019年11月23日 22:30
No.7
11月23日 (土) 快晴
今日は1日ラサ観光。朝9:30に迎えの車が来た。まずはポタラ宮。駐車場に向かうと多くの巡礼者たちがポタラ宮のまわりを回っている。中にはマニ車を回したり,五体投地をしている人もいる。ラサには1日に1万人以上の巡礼者がいるという。
ポタラ宮は吐蕃王朝が7世紀に建設したが,本格的な建設はダライ・ラマ5世が17世紀に始めたという。中央の赤い建物は本堂で,左右の白い建物は行政府だった。つい最近白色の塗装を終えたばかりといい,きれいだ。高さ115mの巨大な建物だ。高山ため,階段を頂上まで登るのはかなり息が切れる。
本堂入口に入ると,ダライ・ラマ13世の像があり,さらに進むと弥勒菩薩の像。その後ろに玉座があった。さらに進むとご本尊の観音様があった。ご本尊にしてはあまり大きくない。広い部屋にはダライ・ラマ5世の像があった。全体で2時間半のコース。
昼食のあと,色拉寺へ。ラサ三大寺院の一つで,1415年建立。ベド観音が祀られている。そばには辨経場(Debating Courtyard)があり,年配の僧が若い僧を鍛えている。禅問答のようなものだというが,その動作が派手だ。正解のとき,不正解のときなど動作が決まっているという。
夕方,ジョカン(大昭寺)へ。ここは12歳の生きたお釈迦様の像があるといい,最も古く,巡礼では最も大切な寺だ。
ここでガイドはチベット仏教や五体投地の意味について詳しい説明をしてくれた。世界平和を第一に念願するチベット仏教。巡礼者は朝早く巡礼を終えるという。帰路,バザールに立ち寄った。夕食はホテルで。
チベット仏教の一端に触れる,心洗われる一日だった。