ペンギンさんがヨハン・シュターミッツの《マンハイム交響曲》を推したのを見て、メンデルスゾーンの《弦楽のための交響曲》集を思い出しました。
手持ちのメンデルスゾーン全集のボックスを開け、久々にこの曲集(全13曲)をBGM代わりに聞いてみました(暇なのではありません)。
以前に1、2曲弾いたことがあったので「軽めの作品集」というイメージがあったのですが、7、8、9、12番は20分を、11番に至っては30分を超す大曲で内容も極めて豊かであることを再認識。
その中で光ったのが9番ハ長調。29分ほどかかる4楽章は
I. Grave-Allegro, II. Andante, III. Scherzo, IV. Allegro vivace
Graveから始まる曲は他にも4、13番にあり、FMBの好みなのかも。
IはGraveからAllegroへの切り替えが鮮やか。IIは一転して美しい曲調。IIIはワルツをはさむ3部構成、IVは最終章に相応しい進行ぶり。
私が聞いたのはAmsterdam Sinfonietta の演奏ですが、この演奏も悪くありません。
I楽章
https://www.youtube.com/watch?v=HU6l0XDxC2g
II, III楽章
https://www.youtube.com/watch?v=zbqRmV6VnX0
IV楽章
https://www.youtube.com/watch?v=C5nd_2ISWU8
それにしても、この13曲を11〜14歳で作曲したのですから、ただただ驚くばかり。ジュネスではこの曲集は何度か取り上げていますか? この9番はいかがでしょう。 |