ひろば
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なぜヒトだけが老いるのか 雪谷旅人 投稿日: 2023年07月08日 09:25:26 No.1742 【返信】

小林武彦著「なぜヒトだけが老いるのか」(講談社現代新書,2023年6月刊)

生物学者の「老年人生論」。野生動物は更年期や閉経期になると,間もなく(ほとんど心不全で)死ぬか,天敵に食われてしまう(飼い犬や飼い猫は別)。例としてゾウ,イルカ,クジラなどの生態が描かれている。30~40年の老後があるのはヒト(人間)だけだ。いわば人間の特権で,それだけの価値があるし,価値を生まなければならない。

老後を価値ある「シニア」とするには,利己から利他へ,私欲から公共へとシフトしていくことが重要だ。もちろん,旅行や趣味で楽しんだり,孫の面倒を見るのはよいことだが,その一部を「公共」に使ってはどうか。教育,後輩の育成など,世の中の助けになることを見つけよう。とくに体を使う仕事は,寝たきりを防ぎ,「ピンピンコロリ」で死ぬ幸せな人が多い。

ヘミングウェイの「老人と海」では,孤独な老人が大物のカジキと三日三晩奮闘する様子が描かれている。最後は徒労に終わるのだが,その戦いで幸福感を感じる。この老人はすでに「老人的超越」の域に入っている。そのような超越は,「公共」を尽くした人に与えられる。85歳を過ぎると「老人的超越」になれるそうだ。(私はあと1年半だ---笑)




コーカサス2023旅行中の動画UP Nozomi 投稿日: 2023年07月02日 15:01:39 No.1721 【返信】

Fujizakuraさん主催のコーカサス旅行行ってきました。
素晴らしい企画の充実した内容でした。

取り急ぎ、旅行中に遭遇しました民族音楽等の動画をYoutubeに非公開(Unlisted)でUPしています。
下記のリンク先からのみ、動画視聴できます。
どうぞお楽しみください。

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コーカサス旅行2023 動画アップ
Caucasus Trip 2023

●アルメニア首都エレバンの料理・民族音楽・歌・舞踊が楽しめるレストラン「Tavern Yerevan」を訪問した際、ショーの最後の音楽とダンスです。
https://youtu.be/adaxBaPhTys

●アルメニア ゲガルド修道院の洞窟教会で聖歌
https://youtu.be/6zuDBSIzBco

●ジョージア クライシ ゲラティ修道院 ナイトによる音楽演奏
https://youtu.be/EHEfdnU-v3o

https://youtu.be/yrI53MMqeQ0

https://youtu.be/q2uf8YLF0Cg
mia 投稿日: 2023年07月02日 15:36:00 No.1722
Nozomiさん
素晴らしい映像でした、ありがとうございます。
三カ国も一度に巡ったのは初めてなので、すでに記憶が曖昧になっていましたがお陰様で思い出しました!
専門家にも一目置かれるワインの深い理解と知識だけじゃなくて、アウトプット方面も多才で敬服いたします。
引き続きのレポート楽しみにしています!
kazurin 投稿日: 2023年07月05日 18:56:24 No.1733
nozomiさん、おかえりなさい。
 なんとも贅沢な・・三ヵ国のそれぞれ特徴のある音楽の聴き比べを楽しませて頂きました。
アルメニアは世界で初めてキリスト教を国教とした国なのですね。洞窟教会で響き渡る
厳かで美しい歌声に魅了されました。美味しいワインを味わい、仲間たちと貴重な体験の
旅でしたね。第2弾を楽しみにしています。
Nozomi 投稿日: 2023年07月05日 22:42:55 No.1734
miaさん、Kazurinさん

コメントありがとうございます。
Youtube使い慣れてなくて、えいや!とやってみたら超簡単でびっくり

洞窟教会では帰ろうとしたところ、クワイヤーメンバーが洞窟に入ろうとしたので、それからまた洞窟教会に戻り、素晴らしい歌声を聴くことができました。本当にラッキーでした。

今ワイン紀行作成中です。
出来上がりましたら別途アップいたします。

訂正一件
地名 クライシ(誤)→クタイシ(正)
*編集キーを設定しなかったので、自分の掲載を編集できず、、、
雪谷旅人 投稿日: 2023年07月07日 20:03:26 No.1738
私はコーカサスへ行ったことがあるので,なつかしく拝見しました。Khor Vrapから見たアララト山は忘れることができません。民族の悲哀を感じるところです。

どなたか写真付きで旅日記かブログを書いて頂ければありがたいです。「三カ国」って,アゼルバイジャンも行かれたのですか。


ホームページの閲覧 雪谷旅人 投稿日: 2023年07月01日 10:06:31 No.1720 【返信】

昨日締め切られた「会員継続意志確認フォーム」の中に,「ホームページの閲覧は」というアンケートを入れておきました。その結果が出ましたので,ご報告します。

アンケートに回答して下さったのは52名で,回答の内訳は添付図のとおりです。「スマホの時代」と言われている中で,多くの方がパソコンで閲覧し,「スマホのみ」つまり,パソコンを見られないという方はわずか4名でした。ホームページ管理者としては,とても喜ばしく,安堵しているところです。なぜか。

もともとホームページはパソコン用にできたものです。私はSTFのホームページを発足以来ずっと担当してきましたが,9年前にはスマホが普及しておらず,当然,ホームページはパソコン用に設計しました。ところが,2020年に近づくとスマホが急激に普及し,「スマホしか使えない」人が出てきました。そうなると,スマホ用にホームページを新たに作らねばなりません。これは作成者にとって大きな負担です。

パソコン用のホームページをスマホ用に書き換えるには,文字や画像を縮小したり,記事と写真が横に並んでいるのを縦に並べたり,色々な操作が必要です。それだけ努力しても,スマホはとても見にくく,表現できるページには限界があります。「会員のプロフィール」や「ブログ」のような大きな画面はスマホでは到底見ることはできないし,検索もできません。結局,ホームページを十分活用するにはパソコンしかないのです。「主としてスマホ」と回答した方も,できるだけパソコンで見ることをお勧めします。

最近のホームページ作成には私の使っているhtml方式ではなく,オンラインで入力する方式があります。WordPressやWixなどで作れば,パソコン用とスマホ用を同時に作る技術(Responsive)もありますが,デザインが限定されます。外注すれば60~90万円かかります。そこまでして新しい技術を導入すべきとは思いません。ちなみに,現在のSTFのホームページでも,外注すれば作成に数十万円,維持に年間十万円はかかります。それを私1人がボランティアで作成,維持してきたのです。素人のデザインながら,とても見やすくよくできている,と自負しています。実は,代表を退任するとき,ホームページの外注や担当者,ソフトなどを随分当たりましたが,結局私がやるしかないという結論になりました。私ができなくなったらどうなるか,とても心配です。

ついでに言いますが,スマホでは個人情報がすべてAppleやGoogleに把握されており,個人の検索履歴や趣向が筒抜けです。パソコンもMicrosoftやGoogleに監視されていますが,こちらはせいぜいIPアドレスとメールアドレスだけで,スマホのように氏名や電話番号,住所などが監視されることはありません。その意味で,スマホはプライバシーに弱いと言わざるを得ません。

その上,スマホではURLや発信者のメールアドレスが表示されないので,そのメールやサイトが安全かどうか,見分けることがとても難しく,詐欺にかかりやすいです。なので,私はスマホをメールやサイト閲覧には一切使っていません。スマホは旅行などには便利かも知れませんが,パソコンより危ないということを認識すべきです。




エルサレムの歴史と文化 雪谷旅人 投稿日: 2023年06月29日 12:40:45 No.1719 【返信】

浅野和生著「エルサレムの歴史と文化」(中公新書,2023年5月刊)

歴史書であり,観光案内書である,素晴らしい本だ。エルサレムは三大宗教(ユダヤ教,キリスト教,イスラム教)の聖地だが,小さな町に所狭しと並んでいるユダヤ聖地,教会,モスク。その一つ一つに歴史があり,詳しい地理とともに述べている。なぜダビデが英雄として崇められるのか,なぜイエス・キリストはベツレヘムで生まれたことになっているのか,「嘆きの壁」はどのようにしてそう呼ばれるようになったのか,色々な疑問が「ああ,そうだったのか」と解消する。伝説も丁寧に検証し,どこまで信頼できるか,明らかにしている。美術や音楽との関連も詳しい。

この本が「イスラエル(+ヨルダン)の旅」の前に刊行されていたら,これを手元に見学したことだろう。残念ながら,この旅もコロナのために中止となった。現地旅行社への入金,ホテルの予約はすべてキャンセル。21名の参加者はさぞ残念だっただろう。今春から成田~テルアビブの直行便が就航しており,意外と安い(往復20万円以下)ので,STFで再度企画してはどうか。ここも日本人ガイドがいる。
http://home.t00.itscom.net/stf/contents.html/STF_T01.html

エルサレムには外国人が多いが,アルメニア人も多いことがこの本に記されている。アルメニア人の半数以上は他国で暮らしているとN0.1652で紹介した。アルメニア使徒教会の管轄もある。そういう話が「コーカサスの旅」でありましたか。




9月下旬あたりから11月中旬あたりまで Yuki 投稿日: 2023年06月24日 15:13:48 No.1714 【返信】

できれば10月が確実で、ありがたいです。
どなたか、欧州に旅行に計画している方、お邪魔虫参加させて頂けませんか。
国は問いません。盲目的にヨーロッパ崇拝主義なのでヨーロッパであればどこにでも喜んで着いていきますw。

男女混合問いません、人数問いません。
何か企画があれば知りたいです。

よろしく。
(直接メール頂ければ、二人旅とかで十分に歓迎です。)
こんなのどう? 雪谷旅人 投稿日: 2023年06月24日 16:52:24 No.1715
前に計画した「イタリア湖水地方 癒しの旅」。コロナで疲れた心を癒す。Yukiさんなら英語ができるので,幹事になれるでしょう。ペア参加が原則ですが。
http://home.t00.itscom.net/stf/contents.html/STF_T09.html
Yuki 投稿日: 2023年06月26日 11:10:42 No.1718
雪谷さん、

この企画は実行されなかったのですね? コロナのせいで残念だったのですね?

コモ湖周辺とても素敵だと思います。ゆったりと滞在しながらあちこちに足を延ばす形も魅力的。
ただ、24時間オープンとまではいかなくても夜遅くまであいているお店がちょこちょこ近くにあるような利便性の高い所が好きな私が計画するならば、ちらっと地図を見てみた感じでは滞在場所はせめてコモ市にするのではないかと。Luganoにも電車で40分ほどで行けそうだし、湖内はフェリーでちょこちょこ移動できるみたいですし。
あとせっかくミラノ空港を使うのであれば、ミラノからちょっと南下して、パルマ、 モデナ、もっとボローニャまで降りて、食通旅行も同時に兼ねてもよさげかなと。ただ折り返すのももったいないので、さらに西か東か南に足を延ばしたくなるほど、欧州は陸続きで日にちが許す限りどこまでも続きで行けるのがとても魅力的ですね。

でも、誰かが企画したのであれば、ほぼそのまま便乗してもいいくらい素晴らしい企画と思います。一点集中主義は、すでに数多く旅行した雪谷さんだからこそ考えるんだと思います。私はもっと分散かなあ、、、まだあまり経験数は多くないのでw。

あらためてmentionして頂き、ありがとうございました。


お勧めのグループ旅行 雪谷旅人 投稿日: 2023年06月22日 15:40:26 No.1713 【返信】

これから海外グループ旅行を計画するとなると,10月以降になるでしょう。10月~3月までの半年で,STFで行ったところで,とくにお勧めのところがいくつかあります。「STF 9年間の歩み」に記された多くの旅があり,これらの情報はSTFの資産です。ご活用下さい。

パタゴニア,ウユニ・アタカマ,ペルーなど,南米にはよいところがいっぱいありますが,いずれも相当の英語力が必要です。現地に優秀な日本語ガイドがいて,空港まで迎えに来てくれるなら気軽に行けるでしょう。そのような行先では次の2つがとくにお勧めです。

・アイスランド(10月or 3月)
火山や氷河など,見所が多いところですが,やはり目玉はオーロラでしょう。オーロラの活発な周期は11年といわれており,2025年がピークです。来年か再来年の春分の日か秋分の日近くに行かれるのが一番よいでしょう。前回(2017年)でも見えましたので,これからは絶好です。しかもIceland Travelの Watanabeさんという若い日本人のガイドはとても優秀で,説明がよく分かるだけでなく,シニアに優しく,危険個所などは先回りして手助けしてくれます。
ただ,今年はウクライナ戦争でロシア上空の飛行が禁止されているため,北回りの航空券は高騰しています。総額50万円を越えるでしょう(ツアーなら100万円)。今後の情勢をよく見て計画されるとよいでしょう。人数が多いほど安くなりますので(前回は16名),どなたかトップに立って募集を開始されることをお勧めします。
http://www.currentec.jp/Blog/Iceland/contents_html/Iceland_00.html

・雲南省(11月初旬)
中国の中でもとくに見どころが多く,少数民族が多いのが雲南省です。大理や麗江などの古都のほか,玉龍雪山や梅里雪山などの名山,美しい湖など。2018年のSTF自主旅行では北京で1泊したため多少トラブルがありましたが,今年は同日に到着。帰りは新幹線で昆明まで行けば成田まで直行便があるなど,さらに便利になっています(昆明からベトナム方面も便利)。ガイドは宋東昇さんという,ネイティブ並みの日本語をしゃべる人。素晴らしいです。ここも人数が多いほど安くなりますので,ぜひ企画して下さい(前回は10名)。
https://www.currentec.jp/Blog/Yunnan/contents_html/Yunnan_00.html

私はリハビリ中のため行けませんが,企画に際してはいくらでもお手伝いをします。ある程度の人数が集まれば,ホームページで広く募集するのがよいと思います。




中国拘束2279日 雪谷旅人 投稿日: 2023年06月15日 10:05:12 No.1710 【返信】

鈴木英司著「中国拘束2279日」(毎日新聞出版,2023年4月刊)

ひどい話だ。親中派で日中青年交流協会の理事長である著者が,中国内のホテルで雑談していたら,突然拘束され,懲役6年余りの刑を受ける。日本では一般に報道されていた,北朝鮮の張成沢氏の処刑について話をしていた。「中国では報道されていないことをしゃべった」だけで懲役刑だ。ホテルに公安のスパイがいたらしい。検察はストーリーを組み立て,スパイに仕上げる。

弁護士はもちろん,大使館や外務省は全くあてにならなかった。日本の外交力は地に落ちている。なかには好意的な人もいたが,力にならなかった。

同様の経験をした日本人は多く,帰国後沈黙を守っているが,著者はくじけず自らの体験を記した。今でも日中友好の方法を模索し,提案しているところが素晴らしい。中国に関心のある人は必読の書だ。




僕はこんなふうに旅をしてきた 雪谷旅人 投稿日: 2023年06月12日 11:19:28 No.1707 【返信】

下川祐治著「僕はこんなふうに旅をしてきた」(朝日文庫,2023年6月刊)

「12万円で世界を歩く」など,100冊以上の旅行記を書いた格安旅行の達人。その著書から選りすぐんでさわりだけをまとめた「総集編」だ。恐怖,食物,びっくり,ほっこり,トホホなどテーマに合わせて紹介している。東南アジアを旅行した人は思い当たることが多いはず。確かに東南アジアの人はあまりにも親切で,本当に親切なのか,金目的なのか分からないときがある。

私も読みながら若いときの旅を思い出し,とても愉快だった。とくに食べ物の話は共感を呼ぶ。韓国の飲み会,ソジュの「カンペー」連続で辟易。フィリピンのカマヤン(手で食べる)レストラン,鳳凰(ほうおう)と呼ばれる鍋を二分し,辛い方と辛くない方を同時に煮る四川料理。東莞のホテルではメニューが全く分からない。上海や北京と全く違う料理。そんな話が満載。

いつも思うのだが,下川氏は阿部というカメラマンを同行しているのだから,佳作は多いはず。ところが,彼の著書はいずれも白黒写真のみで,カラーはない。ここらでカラー写真集でも出したらどうか。


May 投稿日: 2023年06月14日 12:53:00 No.1708
面白そうな本をご紹介いただきありがとうございます。
ぜひ読んでみたいと思います。


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